目が覚めたら勇者に憑依していた   作:yuuyyuyuyuyuyu

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間が空いてしまってすみません!!

中々続きが書けず、うんうん唸っていたんですけど、
半分くらいかけたところで、
フレンチトースト風アイスバーを食べていたら案が浮かんでしまい、
今まで書いてた内容ほぼ消して書き直してたら結構時間かかってしまった。

そして相変わらずの5分前投稿になってしまった。


今回もゆっくりみていってね!


目が覚めたら魔法が使えなくなっていた

びくん、と自分の体が跳ねる感覚で、私は目を覚ました。

 

目に入ったのは、十数年、慣れ親しんだ白い天井ではなく、木目の入った茶色い天井。

それは、さきほどまで夢でも見ていたかのように、急にあの頃(転生する前)の事を思い出した私を、

(異世界)という現実に引き戻すには十分だった。

 

「ふぅ・・・」

 

疲れた、

 

元の世界に帰りたい、

 

諦めろ、

 

元の世界に帰る方法なんかない、

 

みっちゃんやお母さんたちとはもう会えないんだよ。

 

こちらに来てからもう何度目かもわからない自分への問答。

 

答えなんか決まっている。

 

それでも私がそれをやめないのは・・・。

 

深呼吸を何度か繰り返し、落ち着いてきたところで、身体が少し汗ばんでいる事に気付く。

 

あまり気にはならなかったけど、とりあえず、タオルで拭いておこうと思い、

ベッドから出ようとする。

 

グイッ

 

と急に体がベッドの方へと引っ張られる。

 

「どこ・・・いくの?」

 

私をベッドへ押し倒したのはリニャだった。まぁ、一緒に寝てるわけだし、当たり前だけども。

リニャは不安そうな顔で私の方を見ている。

 

「ちょっと汗かいてたから、タオル、取ってこようかなって」

「そ、そっか、ごめん私勘違いしてたみたい」

 

私がリニャを安心させるように、頭を撫でながらそう言うと、

リニャは顔を赤らめながら、恥ずかしそうに謝ってくる。

きっとリニャは私の事を心配してくれたんだろう。

 

「いいよ、心配してくれたんでしょ?」

「あっ、いや・・・」

「リニャは優しいね、ありがと」

「あうぅ・・・」

「タオル、とってくるね」

 

何故か私が喋る度、どんどん委縮していくリニャを不思議に思いつつ、

私はタオルを取りに行った。

 

ベッドに戻ってくると、リニャが、私が拭くよ!と言って私の手からタオルを取ってしまったけど、せっかく拭いてくれると言っているしそのまま拭いてもらうことにした。

 

それから朝ごはんを食べた私とリニャ。

 

今日はどうしても確認したいことがあったので、

一度部屋に戻った私は、リニャにお願いして、人の出入りの少ない、

開けた場所を案内してもらうことにした。

 

昨日は、子供たちと遊ぶため置いていった剣も持っていく。

 

私はいつものように、台に置いてあった剣を右手で持ち、

 

うっかり落としてしまった。

 

ごとっと音がして床に落ちた剣は、危うく足にぶつけるところだった。

 

「大丈夫~?」

「うん、ちょっとうっかりしてただけ」

 

物音がしたからか、出掛け仕度をしていたリニャが声を掛けてくるのに応えて、

今度は落とさないよう両手で丁寧に剣を持つと、腰に差した。

 

リニャに案内されやってきたのは、少し前まで牛舎があったという、

今は手入れされていない草の生い茂った場所だった。

何でも牛舎を建てたはいいが、日当たりが悪く動物たちの健康にも影響が出そうだったので、

すぐに移転したんだとか。

 

そんなこんなで現在は手つかずの場所と、リニャは丁寧に説明してくれた。

 

「何するの~?」

「・・・ちょっとね、確認したいことがあって」

 

不思議そうに頭を傾げてこちらを見るリニャに、一瞥して、私は左手を前に出す。

 

そして、今までと同じように、魔力を操り、

(ソフィア)が使う光属性の魔法≪ライトニング≫の行使を試みる。

 

本来であれば、突き出した手のひらから淡く光る球体が現れる。

 

普段なら、すぐに出てくるはずなんだけど・・・。

 

私の手には全く光が集まってこない。

 

やっぱり・・・。

 

一昨日あの化け物に襲われた時、私は確かに魔法を使おうとしていた。

 

魔法は出なかった。

 

あの時は焦っていたせいで上手く魔力がコントロール出来ていなかったのだと思ったけれど。

 

それ冷静に考えればあり得ないことで、

 

私は勇者として、言ってしまえもっと焦らざるを得ない状況に置かれている時も、

普段と同じように魔法を扱えていたのだから。

 

 

なら・・・、

 

なんで、

 

なんで今になって魔法が使えなくなるの?

 

魔王を倒すまで・・・っ、

 

魔王を倒すまでは、ちゃんと使えていたのに、

 

わからない、

 

わかりたくない、

 

魔王を倒したから?

 

違う、

 

パーティの三人から離れたから?

 

見当違いもいいところ、

 

魔法の鍛錬をやめたから・・・?

 

そんなはずないでしょ?

 

じゃあ・・・なんっ、

 

本当はわかってるくせに、

 

そんなこと、ない。

 

嘘つくなよ、

 

知らない、私は、わた・・しは、

 

じゃあ教えてあげる、

 

・・・、

 

勇者としての役目を放棄したから?

 

やめろ、

 

一応これも理由の一つだよね、

 

うるさい!

 

でもこれじゃない、

 

もういい、

 

本当の理由は、

 

もうやめて、

 

私が・・・

 

違う、

 

勇者を、

 

ぃやだ、ちがう、ちがう、そんな、わたしは、そんなつもりじゃ・・・、

 

ソフィアさんを拒絶したから、でしょ?

 

ぁあ・・・、

 

 

その時、私は魔法が使えなくなったことを、理解した。

 

頭が痛い、気分は最悪で、目がチカチカしてくる。

 

誰かが私のを、つばさの名前を呼んでいる。

 

やめて・・・っ、

 

いま、その名で呼んでほしくない、

 

私は、わたしは・・・っ!

 

 

 

今は、誰にも近くにいてほしくない

 

 

 

一人にしてよ・・・

 

 

 

 

声を出すことも億劫になって、

 

私は無意識のうちに、右手で腰に掛かった剣を抜き、

 

声のする方へ向けようとして・・・、

 

足元に剣を落とした。

 

「・・・ぁえ?」

 

 

 

 

 

 

 

つばさちゃんの様子がおかしくなったのは、

二人で牛舎跡地の今は誰も手入れしていない場所まで案内して少し時間が経った頃。

 

無造作にその場に立ったつばさちゃんの邪魔にならないよう、

脇に移動してつばさちゃんを眺めていると、

 

つばさちゃんは左手を突き出した状態で、真剣な顔で何かに集中していた。

 

たぶん、何かの魔法を使おうとしていた・・・のかな?

 

時間が経つにつれ、段々とつばさちゃんの顔に汗が流れ始めて、

 

どんどん顔色が悪くなっていくのが分かった、

 

つばさちゃんは手を下ろし、

リニャはすぐさまつばさちゃんに声を掛けながらつばさちゃんに近づいていく。

 

その時、つばさちゃんの右手が、腰に掛かっている剣に触れた。

 

「つばさ・・・ちゃん?」

 

つばさちゃんはそのまま剣を抜き、

 

それを地面に落とした。

 

剣の刃は危うくつばさちゃんの足を切ってしまうのではないかというほどの場所に抜き身で落ち、

リニャは、思わず声を上げ、つばさちゃんを見て、一瞬立ち止まってしまった。

 

つばさちゃん自身、何が起きているのかわからない、といったような表情で、右肩を抑えながら、

地に落ちた剣を拾おうとする。

 

そっと、大切なものを扱う様に、丁寧に柄を右手で握り、持ち上げようとして、

 

ごとりっ

 

その音と共に再び剣は地に落ちた。

 

つばさちゃんは、それを見て、もう一度、震える右手で剣を掴む。

 

今度は勢いをつけて持ち上げようとして、剣は剣先と柄の位置を入れ替えるように裏返った。

 

その様子を見て、いよいよつばさちゃんの顔から血の気が消えた、

 

身体は目に見えてガタガタと震えだし、何かを呟いている。

 

リニャは急いでつばさちゃんに手を伸ばす。

 

つばさちゃんはびくりと身体を跳ね、リニャから離れようとする。

 

「待っ・・・!つばさちゃん!落ち着いて!」

「いゃ、ぁ、ああああ!!ちがっ、あぁああああああ」

 

このままじゃ、つばさちゃんが危ない。

 

錯乱状態になっているつばさちゃんを見て、直感的にそう感じたリニャは、

つばさちゃんの体を掴み、逃げないよう押さえつける。

 

つばさちゃんの両手が、リニャから逃れようと抵抗してくる。

 

「ぅああああ!!やだっ!やめて!」

「つばさちゃ、・・・いっ!」

「・・・!」

 

左手からは驚くほどの力が入れられ、

リニャは腕を折られるかもしれないと思うほどの痛みに顔を歪める。

 

その顔をつばさちゃんが見た瞬間、目が見開かれ、

つばさちゃんの左手から力が抜け、反対に右手で懸命に抵抗し始める。

 

今度は、つばさちゃんの右腕から伝わるあまりの力の無さにリニャは驚いた。

 

いったい、どうなってるの!?

 

わけのわからない事態に、混乱しながらも、

リニャはつばさちゃんを落ち着かせられるように抱きしめる。

 

「やめっ!いゃあああ!!やめて!おね、が・・・!」

「つばさちゃん!しっかりして!」

「あぁあああ!!わ、たしは・・・そん、な。そんな・・っ!」

 

今までにないほどの錯乱状態に陥ったつばさちゃんに、今のリニャの言葉は届いていない。

リニャはそのことに歯噛みしつつも、それでもつばさちゃんに声を掛け続ける。

 

「大丈夫!だいじょうぶだから!つばさちゃん!」

 

「あぁああ、ちがっ!ああ、り、にゃぁ、やめ、やめ・・・て」

「大丈夫だよっ!私が、私がついてるから!」

 

その言葉が、彼女を余計に追い詰めていることなど、知らずに

 

 

本小説の展開について、迷走気味になってきたので、一度整理する目的も兼ねて皆様にアンケートのご協力をお願いします!といっても今後の指針を歩い程度まとめるだけなので気楽にお答えください!下記のうち上から四番目の場合今後の更新が少しペースダウンするかもしれません!すみません!

  • これまで通り主人公視点と他視点を交互に
  • 物語を進めて欲しい
  • 勇者パーティとの絡みまで早足
  • 一話の中にある程度他者視点も混ぜる
  • リニャちゃんとの絡み増やせ
  • つばさもっと曇れ
  • 百合ハーレムでもいっこうにかまわん!!
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