バーンドヒーローZ 作:春夏の渇き
〜あらすじ〜
時は第四次デスモストラグルの真っ只中、それはオリトバースとデスモバースと称される二つの宇宙で激化する戦乱の時代であることを意味する。かつて宇宙中に拡散した小型新太陽を怪獣達が吸収したせいか、世界は更に混乱に陥れられていた。
平和を取り戻すべく宇宙の守護者であるバラディアン及びバーンドヒーローたちが宇宙中で戦うかたわら、この小型新太陽のカケラを悪用して次々に惑星を滅ぼす謎の存在が卑劣な暗躍を続けていた。 そしてその魔の手が、ついにオリトバースの「地球」に迫る。
颯爽と立ち向かうバラディアンの戦士レイヤノと、その弟子・ゼスティ! 激戦の末、ゼスティは一人で怪獣を追い、地球へと向かう――。
一方、デスモバースの地球では、第三・五次デスモストラグルを経験した影響で、日常的に出現する怪獣、異星人に対抗するための防衛軍が組織されていた。対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」。そしてそこには若き熱血漢・ナツカワ ハルキが所属していた。
地球に宇宙怪獣が襲来したその時、ゼスティとハルキは運命の出会いを果たす。 ここに、若き二人の熱血バトルストーリーが幕を開けるのであった!
〜時系列〜
バラディアン第四世代・オリト、デスモ西暦2022年以降〜2222年以前
〜用語〜
オリトバース、デスモバース
・・・合わせ鏡のように深く結ばれ繋がれた二つの可能性世界。オリトバースには超能力を持って宇宙の均衡を守る地球人の戦士・バラディアンが存在する空想科学世界。デスモバースは我々と似たような現実科学世界である。
小型新太陽
・・・オリトバースの地球の中心地に存在する人工太陽。この小型新太陽の洗礼を受けることで宇宙の守護者・バラディアンとして超能力を身に付けることができる。
第四次デスモストラグル
・・・オリトバースとデスモバースが再び交わった宇宙戦争。前回二つの世界が交わり勃発した宇宙戦争、第三・五次を経験したデスモバースの地球は、日常的に出現する怪獣、異星人に対抗するための均衡軍が組織を結成することとなる。また、この第四次ではオリトバースが持つ小型新太陽が爆発、宇宙中に拡散されてしまった。
ジュゼーレフラグメンツ
・・・かつて宇宙中に飛び散ったとされる、小型新太陽の破片。代替用に開発されたレイエネルギーによりオリトアースは最悪の事態は免れたが、今なお全宇宙を大混乱に陥れているとされる。謎の存在がこれを悪用し、怪獣の暴走や惑星の壊滅といった卑劣な暗躍を続けているという。
バラディアン
・・・オリト人(オリトバースの文明人)が「オリジン・トライ・マインド」で持ち得る固有の超能力を使用して宇宙の均衡を守る戦士/守護者。飛行・驚異的な身体能力・巨大化・テレポーテーション、寿命が物凄く緩やかに広がる等と、小型新太陽の洗礼を受けた様々な超能力を日常的に使える。
特に注目すべきは戦闘時一度しか使えない必殺技・「ラストジャッジ」。バラディアン各々が持つ特徴的な「
世代があり、継げば継ぐほど強いポテンシャルを秘めた戦士が現れやすい傾向がある。戦争ごとに区切られており、後述するゼスティは第四世代である。
また、バラディアンはデスモバースに適さない質自体が異なる存在であるため相性が非常に悪い。そのため長時間デスモバースの世界で存在を維持することが非常に難しい。その際の戦闘活動可能時間は7分。但し、神社や寺、教会などの神聖な場所はオリトバースと繋がりやすい影響があるため、そこなどでは存在を維持することがかろうじて可能。
守護快獣
・・・バラディアンが使役することができる味方の怪獣を召喚する。ウルトラマンでいうところのレイオニクス的な力をバラディアンは持っているのだ。普段はジュゼーレタイマー・エネルギーの中に封じ込められている。
バーンドヒーロー
・・・オリト人であるバラディアンとデスモ人(デスモバースの文明人)の選ばれし者が絆を繋げることで誕生するスーパーヒーロー。完全融合すると、身も心も記憶も力も全て同一の存在と化す。どっちに似るかは分からない。『インティグレート』(融合)する際や、活動時間や体力を知らせる宝石・『ジュゼーレタイマー・エネルギー』が減ったり時間が近づくと黒く穢れていく。
通常時、バラディアンは『投影』して同化先の人間とコミュニケーションを取る(ウルトラマンタイガのイメージ体のようなもの)投影状態では基本30%なら具現化、現実世界への干渉が可能である。
ストレイジ
・・・上述した第三・五次を経験したデスモバースの地球が、日常的に出現する怪獣、異星人に対抗するための均衡軍が結成した組織。地球均衡隊日本支部(GAFJ)の対怪獣ロボット部隊。創設者は日本支部長官のクリヤマ。
正式名称は『対怪獣特殊空挺機甲隊』、英語表記は『STORAGE(Special Tactical Operations Regimental Airborne and Ground Equipment)』。
『対怪獣特殊空挺機甲』(通称特空機)という巨大ロボットを駆使し、怪獣が巻き起こす災害に立ち向かう。
他国の地球均衡軍支部では航空戦力が充実しているが、地球均衡軍でロボットを保有しているのはこのストレイジのみ。また、部隊にはもAI搭載されている。
結成理由は「日本と言えばロボだろ」という鶴の一声だったとか。日米の均衡隊の歯が立たなかったナメゴンに対して前身である対怪獣空挺機甲実験団によって初投入されたセブンガーでの討伐の成功が、設立のきっかけになった事が明らかにされている。
保有戦力は以下の通り。
対怪獣特殊空挺機甲(特空機)
①特空機壱号機・・セブンガー (*初号機であるため更に二機程量産されている)
⑴セブンガー歌舞伎・・・通常型(瓦礫撤去、通常戦闘など)
⑵ セブンガー夕闇・・・夜戦特化型
⑶セブンガー拳・・・硬芯鉄拳弾特化(半ばヨウコ専用機)
⑷ セブンガー宇宙・・・真空空間特化型(二人乗り可能・現在制作中)
②特空機弐号機・・ウインダム
⑴ファイヤーウインダム・・・火炎攻撃武装型
③特空機参号機・・キングジョーシロガネ
④特空機零号機・・バラディノイド (※特機群が保有)
(それぞれストレイジが保有する対怪獣・災害兵器)
D4・・・。 次元をも操るエネルギーを破壊力として転用した、軍の異次元潰滅兵器。特機群が保有している。
ステッグ・・・ストレイジが保有する特殊車両。 ベースはトヨタ・LQ。
ストウラー・・・汎用高機動車。危険な地帯の調査によく使用される。
ライズライザーZ
・・・力を抽出する青いブレード状の装置。バラディアンの専用道具でもある。バラディアン達の力が保存されている。ライズライザーの量産型である。絆の力で認められると、保存された力が解放され、抽出。強化形態になることが可能。地球の言葉で「Z」には"最後"という意味があることから、長きにわたる争いを終わらせ、宇宙に平和をもたらす最後の勇者になれ、という願いが込められたもので、ある歴戦のバラディアンから名付けられた名である。 ライズソウルを装填するスリットが3つある。このブレードをゆっくりと扇状に展開するとライズソウルのスキャンが行われる仕組み。
ライズソウル
・・・歴代バラディアンの力を宿したメダルのようなアイテム。ライズライザーZに装填することで各バラディアンの力をライズライザーZに保存することが可能。強大なエネルギーを秘めているが、そのままでは解放することはできない。
モンスソウル
・・・怪獣や異星人の力を宿したメダルのようなアイテム。ライズライザーZに装填することで同様に能力の解放が可能。しかし本来想定されていない何者かによって違法に出回っている危険なアイテムであるため、制御が難しい。
〜登場人物〜
蛇倉 正太
・・・作戦統括・現場指揮担当。怪獣に対する作戦立案や現場での指揮を行うストレイジの隊長。 一癖も二癖もあるチームの若者たちをまとめる良きリーダーで、一見飄々としているも明るくフレンドリーなとした性格。34歳男性。しかしその正体は……。
中島 洋子
夏川 遥輝
・・・作戦班・パイロット担当。特空機を操縦し怪獣と戦う実戦部隊。ローテーション制で操縦と地上任務に分かれて行動。
洋子は高い操縦技術を持ったエースパイロットの女性。年齢は24歳。地球防衛大学を首席で卒業したエリートでもある。遥輝の先輩。軍人の家系であり枯れ専。そのため若く未熟なゼスティにはあまり快く思っていない。
遥輝は実質的なデスモアース人側主人公の男性。年齢は23歳。 明るい体育会系の青年で、何事にも一生懸命な新人パイロット。一方で繊細な一面も持っている。ゼスティと出逢い、共に戦っていく中で絆を紡いで行く。選ばれし者の資格を持つ神籬であることをまだ彼は知らない。
大田 結花
・・・科学技術兼装備研究開発班担当。特空機の装備や、対怪獣用のアイテムを開発する部門。 怪獣に関するデータの取りまとめや管理も行っている。怪獣に強い興味を持ち、より怪獣と直接かかわりたいという思いからストレイジに参加した。年齢は22歳女性。天才ならでは怪獣に対して博識な知識を持つ反面、マッドサイエンティストな一面も持つ。
稲葉 虎二郎
・・・整備班のリーダーを務める老年男性。特空機の整備を担当。昭和気質の寡黙な人物だが、ストレイジメンバーや整備班からの信頼は厚く「バコさん」の愛称で親しまれている。 年齢59歳。26歳の娘ルリがいる。過去の経歴は一歳不明。
栗山 佐武郎
・・・ストレイジを統括する地球均衡隊日本支部。の現長官。ストレイジの創設者。男性64歳。ロボットと怪獣の戦いで起こる被害と開発予算の捻出に追われ、胃痛に悩ませている。
結城 真依
・・・地球均衡隊日本支部長・作戦部長の女性軍人。ストレイジとは別に結成された『第一特殊空挺機甲群』通称「特機群」における、隊長格たる作戦部長に就任している。ストレイジに対して余り快く思っておらず、任務に忠実で冷徹な指揮官。36歳。
朝倉 陸
・・・銀河マーケットの店員。22歳。アパート「星雲荘」で暮らしている。両親は産まれてすぐに亡くなってしまった孤児だった過去を持つが、フリーター時代に出会った仲間たちに支えられ、共に前を向いて進んでいる。ジャスティニーの選ばれし者。
伊賀望 蘭
・・・レイヤノと融合している選ばれし者。世帯持ちのサラリーマン。朝倉陸とは親しい間柄。
鏑木 慎也
・・・日本支部怪獣研究センター生科学研究所、通称『怪研』に勤務する科学者。 しかし最近態度が急にデカくなり、連絡もロクにつかないと同輩から不審がられている。
ゼスティ
・・・オリトアース人側の主人公。見た目こそ15歳くらいだが、実年齢は約50歳女性。第四世代の新人バラディアン。レイヤノに憧れ、弟子入りしているが当人からは「半人前どころか三分の一人前」とされている。実技なら自信があるも勉強は苦手であり、特に言語がからっきし苦手。そのためあまりにも特徴的な喋り方をする。ハルキと出逢い、共に戦っていく中で絆を紡いで行く。固有武器に『エンシェスピアロー』と呼ばれる槍状の武器を持つ。守護快獣はゲネガーグ。
アルファエッジ
・・・ゼスティがライズライザーZで変化した形態。ロセダン、リオージ、レイヤノのライズソウルを使用。宇宙拳法バリツを得意としたスピード型の戦士。
ベータスマッシュ
・・・ゼスティがライズライザーZで変化した形態。ファスペム、ダイスト、アルフーメのライズソウルを使用。強化された筋肉を駆使した怪力と切断技に特化した戦士。
ガンマフューチャー
・・・ゼスティがライズライザーZで変化した形態。スティア、ラダシュ、フォトのライズソウルを使用。無数の幻惑を駆使し、トリッキーな戦法を得意とする超能力を使いこなすことができる神秘の戦士
レイヤノ
・・・第二・五世代のバラディアン。第二次、第三次を中心に活躍したバラディアンで、ゼスティから師匠と慕われている。ゼスティに対しては厳しい態度を取るが、内心はその身を案じている。推定227歳女性。固有武器はイージスボウとワイドアローの弓と矢である。「輝破」「燃力」「慈魔」の力を施す形態がある。
ジャスティニー
・・・第三世代のバラディアン。悪の戦士・ヴェリガの娘とも呼べるような特殊な生い立ちを持ちながらも、自信の運命を乗り越えた若きバラディアン。かぎ爪型のジャマダハルのような固有武器『レッキングクロー』を使って戦う。守護快獣はゼガン。
奈緒美オウジンプ
・・・第三世代のバラディアン、オウジンプと彼の選ばれし者である地球人の女性、夢野奈緒美が融合したバーンドヒーロー。二人はライバルであるジャングラーとの激闘の果てに絆の力を手にした。現在は第三・五次デスモストラグルにて活躍中。
陸ジャスティニー
・・・ジャスティニーと陸が融合したバーンドヒーロー。リミッター解除された脅威的な力を誇る。
蘭レイヤノ
・・・レイヤノと蘭が融合したバーンドヒーロー。
シャグラスジャングラー
・・・敵か味方か。陰で暗躍する謎の異星人。