某DMMORPGを全力で楽しむスレPart.67 作:美味しいラムネ
「おぉ、久しぶりのカッコつけギルマスだ。だせえ」
「てめえ握撃喰らわせてやろうかぁ!?あぁん!?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「いやぁ、モモンガさん。車窓から見た景色だけでもやばいのがわかりますね。一個の都市攻め落とそうとするだけでも相当な労力入りますねこれ。それこそ近代兵装で固めた魔術師の師団の軍隊とかと戦うことでも想定してるんじゃ無いかって感じでしたね。戦闘機が飛んできてももう驚きませんよ私。」
「流石にそれは無いんじゃ無いんですかね…?」
「あ、モモンガさん見てください。ワイバーンに乗った騎士が手を振ってますよ。隣ではパワードスーツの一段が変態飛行してますね。」
「…実質戦闘機みたいなもんじゃ無いですかやだー…」
途中、様々な街を通り抜けながら、列車は進む。
あたり一面に広がる小麦畑だったり、要塞化された様々な都市であったり、さまざまな魔獣が飼育されている牧場だったりを通り抜けて行く。
途中、明らかに何かの実験の末に生まれたであろうとにかくいろんな空間がごちゃ混ぜになったような──溶岩地帯と氷山地帯が隣接していたり、何か大きな力で捻じ曲げられたような木々の生えた森や、七色に輝く泉などが狭い空間に押し込められている──絶対に立ち入りたく無い場所であったり、地面や、森までもが結晶化した空間も通った気がしたが気にしない。気にしてはダメなのだ。敵感知にちょっとしたミニボスの反応があるとか気にしてはダメなのだ。
「あ、モモンガさん見てくださいよアレ」
ヘロヘロがプルプルしながらモモンガに話しかける。
その間も体の一部はお菓子を食べ続けていた。…一体体の構造はどうなっているのだろうか。どうやって声を出しているのだろうか。体全体が発声器官だったりするのかな?などと思いながらモモンガは応える。
「…ヘロヘロさん、もう私は何を見ても驚きませんよ…って、どんだけお菓子食べてるんですかあなた。お腹壊しますよ。」
「いやぁ、美味しくてつい…モモンガさんも食べます?この饅頭。なんだったかな…白金の竜王お墨付きの味だとかなんだとか。…ってそれよりもモモンガさん、アレ見てくださいあれ。多分目的地の法国首都じゃ無いですか?」
ヘロヘロに釣られて窓の外を見る。
この列車の旅で幾つもの都市を見ていて慣れていたつもりだったが、それを超えてくる圧巻のスケールの都市がそこにはあった。
超大型巨人でも想定してるのかこいつらと言った具合な白亜の城壁に囲われた都市。
表面にはうっすらとルーン文字のような紋様が浮かんでおり、「私は魔法対策の結界です」とアピールしているようにも見える。その上空には六属性を象った巨大な水晶が──どこかで見た事があると思ったら、これ四色のクリスタルだ。それの六色版だ。どこで見た事があるかというと
城壁の周りにはこれまたお前は何と戦うことを想定しているのだと言いたくなるような兵器が顔を覗かせている。一体何が法国をそこまで駆り立てるのか。プレイヤーか、プレイヤーなのか?そして門の両脇に鎮座しているゴーレムはなんだ。というかよく見たら城壁の上の飾り、全部ガーゴイルじゃねえか!?
思わず心の中で叫んでしまうような、攻める気の失せる要塞を見てモモンガの精神が沈静化される。
「うわっ…今までの都市の中でも特にやばいですね。今までの都市は防空網掻い潜って正直無理やり超高高度からソウルイーターでも落下させとけばなんとかなりそうでしたけどこれは無理ですね。落下しきる前に蜂の巣にされますね。まぁ多分紅蓮連れてきたら一発でしょうが。」
「これが首都じゃなかったら逆に困りますね〜」
自分から話を振ったくせにまるで他人事のようにお菓子をもしゃもしゃしながらヘロヘロが応える。だってしょうがない。お腹が減っているんだもの。地球で完膚なきまでに破壊されたヘロヘロの精神には甘いものが必要なのだ。
「良かったですねヘロヘロさん。ここが俺たちが居候させてもらっていた、おそらくこの世界で最も未来にいる国
──スレイン法国首都、神都ですよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『終点、神都南前〜、神都南前〜、お出口は、左側です。都内電車への乗り換えは改札を出て右側です。ご乗車お疲れ様でした。』
別にアンデッドの体だから、体が凝り固まるとかそう言ったことはないのだが、思わず癖で、伸びをしながら列車を降りてしまう。
この体にもどこか人間だったころの残滓が残ってるんだなぁ、などと思いながら、ペロロンチーノに案内されて、駅の外の、ちょっとした広場になっているところへ出る。
駅の出口から見えた景色は、地球の都市とも、こちらの世界のどの都市とも違った異質なものであった。
中世の街並みかと聞かれればそうではなく、ではアーコロジー内部の街のようかと聞かれればそうでも無い。ゲームや映像記録で見たことのあるどの世代の街並みとも違う、そんな異質な国。科学だけでなく、魔法というという技術が発展したことによって生まれた風景。
清らかではあるが、無菌室のような一切の汚れを形容しない清浄さではなく、人の営みが確かにそこにはある。
…あまりにも高い城壁を見た時は、日照権大丈夫なのかとか思ったが杞憂だったようだ。謎の超技術で太陽の光が城壁を貫通している。
仕組みとしては幻術…空間湾曲?確か第四位階に片面だけ透過させるわけのわからない魔法があったな。などと益体もないことを考えながら前へ一歩踏み出す。
その時、モモンガの探知魔法が、上空から高速で何かが落下してきているのを検知する。
「!ヘロヘロさん、上!」
上を見上げると、白金のような鱗を持った竜から、背中に光輪を背負った女が落下して来るのが見えた。
縦に回転を繰り返しながらふわっと着地。全くよろめかず、ピタッと止まったその様は、文句なしの10点満点だ。
そのあとを追うように、蝙蝠のような羽を使って、自分よりも大きい銃を背負った女が滑空して来る。
おもわず拍手をしてしまうが、ふと我に帰る。
親方ぁ、空から女の子がぁ!?
まさか生きているうちにかの有名なシーンを実体験するとは思っていなかったモモンガは思わず心の中で叫ぶ。
いや、そういえば俺不死者だった。死んでるじゃないか!
脳内モモンガがハリセンで自分の頭を叩く。ギリギリ沈静化されない程度の混乱だったためそんな訳の分からないことをしてしまった。
着地し終えた女性が、埃を払いながらこちらに顔を向ける。その後ろには銃を背負った女悪魔が控えている。
「…やぁ、よく来たわね。かの有名な、アインズ・ウール・ゴウンのギルドマスター、モモンガ。歓迎するわよ。」
うわぁこいつ善神装備してるよ、とか思いながらモモンガも答える。
「──さん、久しぶりですね。貴方達からすれば、100年ぶりになるんですか。不思議ですね。私からすれば、最後にあったのがつい昨日のようなのに。」
「えぇ、不思議。本当に不思議ね…」
何かを懐かしむような顔で、女は空を眺める。
それに釣られてモモンガも空を眺める。白金の竜王が空を旋回していた────────
321:異世界を股にかける名無し
さーて始まりましたギルマスとAOGの接触!不安しかない!
323:異世界を股にかける名無し
ということで今日の朝刊を見てみましょう!
えーっとまずは…『一部地域で大規模なラジオでの電波障害、原因はおそらく冷気系魔法の同時行使か』『異例の大ヒットを記録した書籍がついに映画化!滅多に映画声優はやらないことで有名なラジオ声優のぶくぶく氏が主演声優を務めるとして話題に。『魔法少女…』『ちくわ大明神』『カッツェ平原での異常、未だ原因解明できず。専門家のツアー氏をお呼びしたところ「なーんにもわかんないね」とのこと…』
うーんプレイヤーのプの字もないね!
324:異世界を股にかける名無し
>>323 まぁ多分乗るとしても夕刊からだし多少はね?
328:異世界を股にかける名無し
ところでさ、モモンガさん達にアカデミア見せるの?見せるなら何人か拘束したほうがいい生徒いるよね?
330:異世界を股にかける名無し
あっ
331:異世界を股にかける名無し
デデドン(絶望)
332:異世界を股にかける名無し
大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ!多分平気!
335:異世界を股にかける名無し
そしてあいつらは兵器(白目)
338:異世界を股にかける名無し
>>335 お前人の心とか無いんか?
342:異世界を股にかける名無し
というかさ、カッツェ平原は大丈夫なん?なんかこの100年の経験からするに、盛大なフラグにしか見えないよ?
343:異世界を股にかける名無し
まぁニグンさんが言ってるし大丈夫でしょ。あの人主天使ぐらいなら数体同時召喚できるし。
346:異世界を股にかける名無し
それでも漆黒には入れないというね。やっぱ漆黒みんなバグだよ。
348:異世界を股にかける名無し
魔法少女クレマンティーヌ…))ボソッ
350:異世界を股にかける名無し
>>348 その話はもうやめるんだ!
353:異世界を股にかける名無し
やめて差し上げなさい!あれ使えば滅茶苦茶強くなるけど本人嫌がってるんだから!
357:異世界を股にかける名無し
羞恥心の塊装備だしねぇ…
358:異世界を股にかける名無し
そういえば隊長がさ、この前WIの力を消費せずに引き出す必殺の技!とか言って槍からビーム出してたね。
そのあと反動で死にかけてたけど。
360:異世界を股にかける名無し
まぁ自分の垢消滅無しにロンギヌス打てたらチートだし多少はね?
結局ただの高火力技でしかなかったけどね。召喚モンスターとかは消せるっぽいけどそれ退散で良くない?って話だし
361:異世界を股にかける名無し
隊長、番外ちゃんに勝とうと頑張ってるけどいつも軽くあしらわれてるかならなぁ…番外ちゃんは楽しんでるみたいだけど。
364:異世界を股にかける名無し
あまりにも慣れすぎてるから言うけどさ、この低レベル世界の中で最初っからPKできる可能性を秘めてるってだいぶ番外ちゃんバグだからね?
368:異世界を股にかける名無し
ま、まぁ竜王‘sの方が十分やばいし
371:異世界を股にかける名無し
というか白金さん、マジで何やってるんだろうね。ギルマス背中に乗せて登場ですか。
まぁギルマス、騎竜持ってるし乗り慣れてるし多少はね?マジックアイテムもちゃんとあるし
373:異世界を股にかける名無し
本当に何やってるんだよ、何やってるんだよギルマス!
376:異世界を股にかける名無し
なんだよ…結構当たるじゃねえか
379:異世界を股にかける名無し
>>376 それはアカンやつなんよ
382:異世界を股にかける名無し
いやぁ、いつもならギャグ補正的うっかりで地面に足から突き刺さるのに、たまたまそこが防御魔法の強い広場でよかったですね。
385:異世界を股にかける名無し
…あれ多分ギルマス足首ジィんってなって痛み堪えてるぞwww
387:異世界を股にかける名無し
クッソわろた。まぁ上空百メートル近くから落下したら普通の生物ならミンチだし、それでちょっとジィんってするだけならいい方だし多少はね?
390:異世界を股にかける名無し
本当にこの先どうなるんだろうか、
不安でしかない
391:異世界を股にかけるギルマス
足痛いぽ(´;ω;`)
393:異世界を股にかける名無し
>>391 カッコつけようとするからwwwwwwはよ戻らんかいwww
397:異世界を股にかけるギルマス
はい(´・ω・`)
399:異世界を股にかける名無し
クッソわろたwww
ーおまけー
「 ところで、貴方達、本当にNPCを連れずに
モモンガは瞬時に気付く。
あ、これバレてるわ、と。
心の中でため息を吐きながら、影の中にいる、
「はぁ、パンドラ、出てきなさい。」
影の中からヌルッとニンジャが出てくる。
そしてそれの体が溶けたかと思うと、埴輪顔の軍服姿の生物が出てくる。
「ふぅん、やっぱ影の中に隠してたんだ。どうりで揺らいでると思った。…まぁ、ヘロヘロさんから聞いてたんだどね。」
いたずらがバレた後の顔のように小さく舌を出して笑う。
「ちょ、ヘロヘロさぁん!?」
「だって言わないと不法入国で国際問題じゃないですか。」
そんなやりとりをしている間、法国の──すくつのギルドマスターは、パンドラの顔をじっと見ていた。
「へぇ、話には聞いていたけど、彼が貴方の作ったNPCなのね。…ということは、ちょうどこの場に両ギルドのギルマスの作ったNPCが揃ったってわけね。」
「と、いうと?」
「察してると思うけと、私の隣にいるこの悪魔が、私の可愛いNPCよ。あと嫁でもあるわね。」
隣にいた悪魔の女の二の腕に抱きつきながら、女は言う。
……自分のNPCを嫁にするのはなかなか業が深いな…などと思ってふと思い出す。俺もアルベドの設定いじったじゃん、と。
ないはずの心臓が痛み、胸を押さえてしまう。
これを見てパンドラが駆け寄ってきたのは語るまでもないことだろう─
「霧が、強いな……」
「デスナイトも討伐しましたし、何が起きてるんでしょうね、この辺りに。」
「何だ、この音は。
竜の、咆哮………?」
──────────────────────
感想、評価などありがとうございます!励みになります!
この時期は異常に忙しく、ストーリーもほぼ進みませんでしたが、ご容赦ください……
書いたつもりで書いてなかった、映画の話。
映画は送信する必要がなく、投影さえできればこっちのもんなので、大体原作開始1年前ほどに現代レベルのものが完成していたという
って設定の書いた資料が見つかったのさ。テレビはまだまだ時間がかかる。
どんなに防備頑張ったところで、紅蓮とガルガンチュア、おまけにルベド連れてきて、オメガの指揮官バフ持って突撃させたら一気に突破される可能性が十分にあるという現実。やっぱAOGバグなんよ。
紅蓮はどうやって連れて来るかだっけ?簡単なことだ。超位魔法さ。
この作品はあと10話以内に一旦完結するが、そのあとどうするか
-
綺麗に完結しましょうや
-
続き書きましょう(一応ネタはある)
-
敵対ルートあくしろよ
-
ちくわ大明神