転生系対魔忍のしょうもない日常   作:対魔忍ドナ

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しょうもない学生

 俺が潜入させられたのは「五車学園」。どうやらここが対魔忍を育成する学校のようだ。今日から新入生としての生活が始まる。

 そう思っていた矢先にドン、と人とぶつかった。

 

 「わわっごめんなさい!」

 

 「いや、こちらこそ…」

 

 ぶつかってきたやつの顔を見て、ぶったまげた!なんとドチャクソに可愛らしい女の子なのだ!俺はロリコンではないが、この子のせいで性癖が歪みそうになった。

 

 しかしなぜこんな子がこの学園に入り込んでいるんだ?少なくともこんなに幼げな子はいないはずだ。

 

 と、その時彼女の服装を見て気づいた。この子は男だ!いや、それ以前にここの学生だったのだ!!

 

 「だ……だいじょうぶかよ……?」

 

 いろいろと興奮している俺を現実に戻してくれたのは先ほどの彼だった。

 

 「もしかして新入生…か…?」

 

 彼は恐る恐る俺に尋ねた。もしかして上級生なのか?

 

 「はい、そうっす」

 

 「やっぱりそうか、会場はこっちじゃないぜ」

 

 「え”マジすか?すいませんっした」

 

 クソっ、初日からしくじっちまったぜ。そんな俺にも先輩は優しく声をかけてくれた。

 

 「別に謝らなくても……そうだ、時間もあるから用事ついでに連れてってやるよ」

 

 「ありがとうございまっす」

 

 先輩のいう用事がなんなのか気になりながらも俺はついて行った。

 

 「名前はなんていうんだ?」

 

 「ウッス、林根 巡(りんね めぐる)って言いまっす」

 

 「変わった名前だな……俺は上原 鹿之助(うえはら しかのすけ)だ。よろしくな」

 

 こころなしか先輩は名前まで可愛い。これがゴンスケやら、タケシやらの厳つい名前だったら先輩のかわゆさが台無しだ。

 俺は心の中で上原先輩のご両親に勝手に感謝した。

 

 しかし先輩の用事とはいったいなんだろうか?俺は聞いてみた。

 

 「ああ、友達を呼びに行くんだ」

 

 「友達……っすか」

 

 先輩の友達なら、絶対に超絶可愛いんだろうな。そんな俺の下世話な考えは5秒と持たなかった。

 

 「いたいた、おーい、ふうまー」

 

 「聞こえてるぜ、鹿之助……」

 

 先輩の呼びかけに応じて、木から降りてきたのは美少年……というよりジャ二系のチャラ男みてぇな奴だった。

ハメられたぜ!(自爆)

 

 「ところで、隣にいるのは誰だ?見ない顔だが」

 

 いつまでもショックを受けているわけにはいかないので、俺は自己紹介することにした。

 

 「うっす、新入生の林根 巡と言いまっす」

 

 「ああ、一年生か、どうりで見たことがないと思った。俺はふうま小太郎、鹿之助と同じく二年生だ」

 

 ふうま先輩は俺にさほど興味がないようだった。お前なろう系主人公みてぇだな(困惑)というか木の上で何をしてたんだ?

 

 「読書だ、俺はあまりああいう行事は苦手でな」

 

 「だからって木の上で読まなくてもいいっすよね……?」

 

 俺が呆れているその時、

 

 

 「うわぁぁぁ!生徒が暴れはじめたぁ!!」

 

 突如として叫び声が聞こえた。

 

 「なんだぁっ!?」

 

 「くそッ、会場の方からか」

 

 ふうま先輩と上原先輩が駆けだす。俺も手伝わねぇと(使命感)俺はしょうもない奴でひよっこだが、これでも一応は対魔忍だ。せめて先輩たちのサポートの一つや二つでもしないと、気持ちよくおねんねできねぇぜ!

 

 「巡、お前はそこでじっとしてろ!」

 

 ふうま先輩が俺に怒鳴る。だがじっとはしていられない。俺は頭の中にぶち込まれていた対魔忍式の走法を試す。少しぎこちないが、それでも先輩に追いつくことができた。

 

 「うっす!でも人を護るのが対魔忍の使命っす!せめて先輩たちのサポートぐらいはさせてほしいっす!」

 

 「チッ、好きにしろ。窮地になっても助けねぇからな!」

 

 ふうま先輩はドSなことを言う。しかしそういいながらも追い返そうとはしなかった。

 

 「一応俺も出来るだけ援護はするぜ」

 

 上原先輩は気を遣ってくれたのか、そんなことを言う。優しさと健気さが心に沁みるぜ。

 

 

 そう考えてる内に、会場へと着いた。

 

 そこで目にしたのは、巨大なティラノサウルスだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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