約一年、になるのでしょうか。
剣士よ往け、再会です。
長い間お待たせして本当に申し訳ありません。様々な事情と私的理由により、こんなに遅れてしまいました。一時期、更新を永遠に諦めようとした時期もありました。ですがそれでは更新を待ってくれているすべての読者に示しが付かないと思い、こうして立ち上がった次第です。
再スタートに相応しい─────かは分かりませんが、2022年11月6日 13:00……SAO始まりの日に投稿させていただきます。
────走る、走る。
広大な草原の真ん中を、レベル1の
視界右下に表示される時刻は六時を回り、空は鮮やかな夕焼けを彩っている。やや冷たい仮想の空気を肌で浴びながら、ミトはひたすらに前を向く。
【1】
世界初のフルダイブ型VRMMORPG《ソードアート・オンライン》にミトが心惹かれた理由は、骨の髄まで、細胞の隅々まで染み込んだネットゲーマーとしての好奇心ではあるが、それ以上に仮想世界はミト────深澄が己に抱いていた筆舌に尽くし難い忌避を忘れられる場所でもあったからだ。
ベータテストが始まったあの日、深澄が屈強な男性アバターを選んだ理由は二つある。
一つ目は、MMORPGでどうにも悪目立ちする女性プレイヤーという立場にいたくなかったこと。二つ目は、性別も外見も声までも、なにもかも違う、そんな自分になりたかったこと─────。
心の奥底でいつも渇望し、憧れていた理想像。鎌を携え、己の力のみで見知らぬ大地をどこまでも駆ける。それは現実世界の兎沢深澄では決して手に入らない、指先一つ届かなかった強さだった。
だが、ほんの数分前。
SAO開発者茅場晶彦の手によって、一万のプレイヤーはただ一人の例外もなく、その姿を現実世界の容姿そのものに変えられた。
その瞬間にミトのアバターを脳天から深く貫いたのはデスゲームと化したこの世界への恐怖でも、茅場の宣言に対する反駁でもなく、理想像の皮を破かれ《深澄》という嫌悪していた自分が晒されたことだ。
茅場から配布された手鏡に映った自分の姿を見た時、瞬く間に動揺と恐怖の味が口内を満たし、初めて鎌を持つ手が震えた。
にも関わらず、驚くべき早さで思考を動揺から冷静さへと転換できたのは、視界の端で人混みを避けながら《はじまりの街》の外へ出ようとする数名のプレイヤーを視認したからだ。
それらは気が狂い自暴自棄になり、死に場所を求めて彷徨っているのではなく、即座にこの現状を飲み込み腹に収め、本格的なサバイバルを目指そうと奮起した者たちだ。
喚き呆けるよりも、生存を優先する。今はそれが最善だと悟り、スッと頭の芯で疼いていた熱が引いたミトは、瞳に絶望の色が染み出しているアスナの手を取り、否応なく告げた。
────すぐに街を出よう。このゲームを一刻も早くクリアするために、私たちは強くならなくちゃいけない。
MMORPGというのはリソースの奪い合いでそしてそれらは全て早い者勝ち、というのが原則だ。世界初のVRMMORPGたるソードアート・オンラインもその例外ではなく、ベータテストの頃、ミトはその事実を認識するのが遅れたばかりにスタートダッシュから踏み外し、どうにか最前線に追いつくまで血反吐を撒き散らすような挽回に身を捧げた。
同じミスを正式サービス─────それもトライ&エラーという従来のルールが崩壊した今のSAOで犯せば、おそらく遅れを取り戻すのは文字通り命がけだ。あまりにもリスクが大きすぎる。
ミトは直感と経験から、はじまりの街周辺はモンスターがすぐ狩り尽くされ、大勢のプレイヤーが《湧き待ち》を強いられ、レベル一つ上げるのもままならなくなる状況の予測がついていた。
故に生存、そしていつかのゲームクリアという未来を本気で目指すのであれば、街に留まるより先に村へ向かうべきだ。とくに北西ゲートを抜けたずっと先にある《ホルンカの村》なら、序盤の拠点として申し分ない。ゲーム初心者のアスナにこれらを一言一句そのまま伝えても、彼女に更なる混乱を与えるだけと判断したミトは掻い摘んで説明した。
それでもアスナは何一つ飲み込めていなかったが、詳細な説明は後でもできる────と考え、ミトは否応なしに掴んだままのアスナを引っ張り、はじまりの街北西ゲートを抜け、ホルンカの村を目指した。
フィールドへ飛び出してから三分ほど経ち、ミトは鎌を両手に持ち戦闘体勢へ移行した。1メートルほど先の草むらに、狼型モンスター《ダイアー・ウルフ》が二匹POPしたためだ。
はじまりの街周辺のモンスターには
「アスナ、下がって!」
モンスターを凝視し、ミトは技を起こす。鎌の刀身が淡い紫色に迸り、独特な高音と共にアバターが半ば勝手に動く。ソードスキルのシステムアシスト独特の動きだ。下手に流動に逆らわないよう、そっとアシストに乗っかる。
大鎌の基本技《モーアー》はダイアー・ウルフの内の一体の首を断裂させ、その体躯をポリゴンの欠片へと変える。
────仕留め損ねた……?
あり得ない、どうして、と繰り返しミトは脳内で自問自答する。ベータで幾度となく繰り返したこの基本技でミスを犯すなど考えられなかった。
数秒思考して、ようやく気づく。ベータでミトが使用していた屈強な男性アバターと、今の華奢な女性アバターでは、視点の高さも身体の動かした方もまるで異なることに。
そのミスを悟った時には、もう遅かった。仕留め損ねたダイアー・ウルフはミトの鎌の間を縫うようにすり抜け、少し後ろで無防備に立ち尽くしているアスナへ白い牙を剥く。
「アスナ!」
咄嗟に振り向き、親友の元へ駆ける。既にアスナの首元に狼の牙が食い込み、ダメージエフェクトを散らしながらHPが緩やかに減少している。
────間に合って!
祈りを込め再び《モーアー》を発動させる。間一髪、アスナのHP全損寸前でダイア―・ウルフを吹き飛ばした。アスナのHPは全体の残り一割、危険域まで減っていた。
「……怖い思いさせてごめんね。さぁ、行こう?」
地に膝をつき、俯いているアスナに右手を差し伸べるが、震えてるだけで反応がない。「どうしたの」と尋ねるより先に、アスナは差し出された手を払い除けた。
「なんなのこれ……ぜんぜんわからない……ゲームから出られないなんて、そんなことがあり得るの? もうすぐ受験なのに、どうしてこんなことに……」
「い、今はそんなこと言ってる場合じゃ────」
「私はこのゲームのことなんかなにも知らないの! 先に進みたいなんて言えるのは、ミトがゲーム上手いからでしょ……! 私は違うの! もう放っておいてよ!」
「…………あ、あ…………あ」
恐怖で錯乱したアスナの口から飛び出した拒絶の言葉に、ミトは惨めな声を漏らすことしかできなかった。脳髄を氷のナイフで抉られるような鋭い痛みがズキズキと響く。閉じかけていた傷口を無理やり切開されるような感覚と共に溢れ出してくるのは、一瞬でも思い返したくない────しかし鮮明さはいつまでも衰えぬ記憶だった。
【2】
「深澄ちゃんはゲーム上手だから楽しいかもしれないけど、いつも一人だけ生き残るんだもん」
「私たちのことはもう放っておいてよ」
それがミト─────深澄が親友に告げられた、突然の絶交宣言だった。もう六年以上前のことになるというのに、その記憶は今も決して色褪せることがない。
あの瞬間をやり直すことができないのなら、せめてこの痛い思い出を忘却の彼方に投げ捨ててしまいたい……。そう何度も願った。しかし二人の親友が背を向け去る間際に深澄へ向けた失望と嫌悪の表情は深澄の眼に灼きつ付けられ、どれだけ激しく目を擦ってもこびり付いたものは取れなかった。
以来、深澄は親友と袂を分かつ原因となった《協力プレイ》の名を冠するゲームは、どれだけ話題になっていても絶対に手を出さなくなった。ゲームそのものから身を引くことも一度は考えたが、別の趣味などない深澄にとって幼い頃から人生の支柱だったゲームへの執着・依存をかなぐり捨てることはどうしてもできなかった。
それからは、以前は大してプレイしなかった対戦格闘ゲームや対人要素の強いMMOに激しくのめり込むようになり、顔も名も知らない他人を自ら叩きのめし、それをひたすら繰り返し続ける毎日─────。
しかしどれだけそれを繰り返しても、六年前からずっと渇き続けていた心は少しも潤うことも傷が癒えることもなかった。
─────彼女と出会うまでは。
「……兎沢さん、だよね?」
結城明日奈。深澄が彼女と出会ったのはエテルナ女学院中等部二年生になってしばらくが経過した頃だった。
その日、深澄は行きつけのゲームセンターで対戦型格闘ゲームの店舗内大会に参加していて、これといった苦戦・辛勝もなく順調に連戦記録を伸ばしていた。いっそ店舗の最大連勝記録を塗り替えてやろう……と心を滾らせていた深澄だったが、天運は深澄に予想だにしなかった事件をもたらした。
ちょうど十七連勝を達成し、次の試合までに設けられた五分間のクールタイムの中でスポーツドリンクを口に運んでいた時だった。深澄はここでようやく、以前までは設置されていなかったカメラの存在に気づく。この店舗は店外に大型モニターが設置されていて、大会の様子が外に中継され、それを通行人たちや鑑賞目的で来た人々に見られることは深澄も承知していた。だがそれはあくまでプレイ映像のみを中継しているだけであり、しかしこのカメラの配置はどう見てもゲーム画面でなく《プレイしている人間》を画角に収めている。嫌な予感がした深澄は近くにいた店員に「このカメラはなんですか」と問いただした。店員は笑顔で「今大会からプレイヤーの姿を中継するカメラを設置したんですよ」と返した─────その瞬間。深澄は大会レコードを放棄し、駆け足でゲームセンターを出た。
─────まずい。見られたら、まずい。
周囲を見渡し、エテルナ女学院の関係者────特にクラスメイトがいないかどうかを確認する。深澄が焦燥に駆られるのも無理はなかった。
いわゆる《お嬢様学校》のエテルナ女学院には、ゲームセンターに関係する施設への出入りが固く禁じられており、万が一それが発覚した場合、問答無用で生徒指導対象なのだ。中等部二年────つまり初等科から数えてエテルナ女学院八年目となる深澄は当然その規則は知っていた。だから万に一つバレないよう最大限の注意は払ってきたし、格好も校内とはまるで別人の容姿にしている。
しかし。それでも顔だけは変えようがない。もし───もし、大画面に映った自分の顔をたまたま通りかかったエテルナ女学院の生徒に、或いは教師に見られでもしたら────?
「い、た……!!」
こうして、少女────結城明日奈と深澄は出会った。
今にして思えば、この日深澄の姿を見たのが後にも先にも明日奈ただ一人であったのは不幸中の幸いだっただろう。翌日、明日奈を放課後に呼び出し「昨日のことは黙っていて」と懇願した際、なんの迷いもなく対価も要求せず笑顔で応じてくれた時、深澄は初めて……否、数年ぶりに人の温かさというものを感じた。もし目撃者が明日奈とは全く別人だった場合、速攻で学院に報告・通達され翌日に深澄は晒し首同然の処遇を受けていたかもしれない。
意外といえば意外だったのは、明日奈は《対価》こそ要求しなかったが《お願い》をしてきたことだった。曰く、私にゲームを教えてほしいと。
正直に言って、その時深澄は彼女が冗談を言っているとしか思えなかった。結城明日奈といえばエテルナ女学院で最も有名な女子生徒と言っても過言ではない生徒。《超優等生》という肩書きが学院で最も相応しいのは間違いなく彼女だ。そんな人間からゲームを教えて欲しい、などとせがまられて即「うん、わかったよ」と応じることのできる人間など、少なくともこの学院にはいない。
この場で仮に断ったところで、明日奈が「じゃあ兎沢さんのこと、みんなに言っちゃうよ」などと半ば脅しのようなセリフを繰り出してくるようには思えなかったが────正確にはその展開を恐れていたという気持ちも僅かに含まれるが、恩義ある彼女の願いを無下にするのはどうにも深澄なりの仁義に反した。
その日から、深澄は明日奈と放課後に屋上でこっそり、携帯端末用ゲームに明け暮れるという日々が日常となっていた。誰かと肩を並べてゲームに興じることは深澄にとって実に数年ぶりで、故に初めは恐怖もあったが、しかしゲームのジャンルはあくまで対戦型だったということ、そして明日奈の包み込むような笑顔が、いつからか深澄の苦手意識を削ぎ落していった。
明日奈は、深澄がどれだけ一方的な試合をしても心の底から褒めてくれた。ただの一度も深澄に嫌悪の視線や表情を差し向けることなく、親身に接してくれた。
「ねぇ、明日奈……その、私たちって、友達で……いい?」
「─────ふふっ。親友、がいいなぁ」
親友と呼べる存在に再び巡り会えたことが嬉しくて、中等部三年に上がる頃には、深澄にとって明日奈はかけがえのない人生の一部にまでなっていた。
────そんな大切な親友を、深澄/ミトは泣かせた。
【3】
アスナが突きつけてきた言葉は、全てが真実だ。アスナはVRMMOどころか携帯端末用RPGゲームさえ触れたことのない初心者。そんな彼女を否応なく連れ出し、あまつさえ死の片鱗へ追いやった全ての責任はミトにある。
ミトには自信があった。
ベータテストで知識と経験を培ったミトは、低層に限定するならこのゲームの殆どを知り尽くしている。たとえアスナがソードスキルさえ発動できない状態だとしても、彼女を抱えながら草原を突き抜け、《ホルンカの森》を抜けた先にある《ホルンカの村》まで辿り着くことは容易いと高を括っていた。
しかしそれは、甘い考えでしかなかった。現実は、初歩的なミスでアスナを危険に晒したという────あまりにも愚かで惨めな結末。アスナ一人なら確実に守れるなどと、思い上がりも甚だしい。
今アスナを支配している恐怖は、本来なら────少なくとも《はじまりの街》にいれば味わうはずのなかった、必要のない感情だ。……そうだ、その選択肢もあったのだ。クリアを目指すだけなら、無理にアスナまで巻き込まずミト一人だけで先行して、生活に必要な物品または資金をアスナに配分すればいい。ただ時間が惜しかったという理由だけで、怯える彼女をフィールドの外に連れ回していい理由にはならない。
────今からでも遅くはない。引き返そう。
街へ引き返し、アスナをどこかの宿屋に泊めて、自分一人だけでも先行する。空腹感を解消させるための食事に必要なコルだけは、全て自分が提供する。それがアスナをこれ以上の危険に晒さない最善の策だ。この時のミトは、本気でそう思っていた。
────なにを、言ってるの?
アスナを巻き込んだのは誰?
この世界にアスナを誘ったのは?
アスナをデスゲームに巻き込んだのは?
全て、“私”でしょ?
「……!!」
瞬間的に脳裏によぎった自問自答に、ミトの揺らぎかけていた意思が形を取り戻す。そう、アスナを置いていくなどという選択肢が、ミトに許されるはずがないのだ。
アスナをソードアート・オンラインへ手引きしたのはミト。そしてデスゲームに巻き込んだのもミト。然らば、街にアスナを置き去りにするなどもってのほか。ミトにはアスナを最後まで守る責任と義務がある。たとえ一瞬でも、彼女から目を離すなど許されざる行いだ。
────そう自覚した瞬間。気づけば、アスナの震える身体をミトは抱き締めていた。
「お願いだから、そんなこと言わないで……。ソードアート・オンラインのことは、私が全部教えるわ。だから……一緒にクリアを目指そう……そして、一緒に帰ろう?」
一度アスナを殺しかけておいて、なんと身勝手で利己的な言葉なのだろうと、ミトは激しく自己を嫌悪する。
だが、もう止まる気はない。拒絶されてもいい。突き飛ばされても、罵られても、アスナから離れる気はない。彼女を守り抜くことが、この世界でミトに課せられた、唯一にして最大の使命なのだ。
「……うん、うん……!」
どれだけの間、そうしていただろう。やがて涙を止めたアスナは、それでもまだ弱々しい声でミトに微笑み返す。
「私のゲームの腕前、知ってるでしょ? 絶対にアスナを守るから」
コクリ、コクリとアスナは頷き返してきた。立ち上り、ミトはシステムウインドウを操作して《パーティー申請》の項目をタップする。ミトはベータでもずっと────ではないが基本的にはソロで活動していたので、この機能を活用したのは精々フロアボス攻略が殆どであった。
例外で暫定的なパーティーを組むことはあったが、いずれにせよ目先の目標のための一時的共闘に過ぎなかったため、こうして長期的な視野を見据えてのパーティーを提案及び申請するのは……少々ドキドキする。だが、迷いは決してない。
「……なにこれ」
「こっちでの友だち同士の証、みたいなものかな」
「ふふっ、ゲームって変なの。こんなことしなくても友だちなのに」
涙を拭いながら、アスナはおどおどした手つきでOKボタンをクリック。立ち上がった彼女に、ミトはゆっくりと手を差し伸べる。
「これで私たちはパーティーメンバー。改めてよろしくね」
華奢な手の平から伝わる強い握手を仮想の肌で感じながら、ミトは笑顔で応じた。
さて─────。
ひとまずアスナのHPをこのまま放置するのはあまりに危険なので、一度はじまりの街へ戻りポーション類のアイテムを補給、及び迅速に拠点を取り決める必要がある。だが、その前に、ミトには決して無視できない懸念点があった。
「そこの草むらにいる人、いつまでそうしてる気?」
「あっ─────怪しい者じゃないぞ」
拳銃を突きつけられ、両手を天に掲げたが如きポーズをしたまま、草むらから少年がにょきっと飛び出してきた。この少年を、ミトは知っている。正式サービスが始まってからというものの、現在含めて三度、ミトはこの正体不明・目的不明の男性プレイヤーと遭遇しているのだから。
草むらに誰かが潜んでいるのは、プレイヤーの靴が地面を蹴る音ですぐに分かったが、流石に顔までは分からなかった。
敵意はないように思えるが、しかしずっと草むらに身を潜めていたという事実にはそこはかとない怪しさがあり─────ミトは数秒、本気で思考を巡らせ、なんとか言葉を捻り出した。
「……ストーカー?」
後に─────本当に後になって、この少年はミトに言ったものだ。
アレは本気で傷ついたよ、と。
いや─────話ほぼ進んでねえじゃん!!!
もう少し話の展開をスムーズに進めたいですね……
ようやくカルヤはミトと本格的に接触。第一印象(正確には第三?)が地の底になってますが、今後この二人がどう関わり合うのか、お楽しみください
次回の話は……できれば来週中に……!