SRH職員「君のおかげでディスク?とやらをたくさん研究出来た、感謝するよ」
?「いえいえ…お気になさらず、こちらも数日間お世話になりましたし…」
SRH職員「はっはっはっ、君は礼儀正しいなぁ」
?「そういえばシェントは見つかりましたか?」
SRH職員「白髪の高身長の子だっけ、見つかりはしたんだけどねぇ……」
?「見つかりはしたけど………まさかホロス?ってやつの偽物に?」
SRH職員「そうなんだよね……ディスクも持たせたんだけどそれも壊されてね……」
?「そいつ…!神様の力を悪用しておきながらSRHさんの邪魔まで…!」
SRH職員「今はどこにいるか分かんないけど、この端末があれば出たらすぐ教えてくれるからね」
?「そんなものまで……ありがとうございます、必ず偽物を倒しますよ…この手で…!」
SRH職員「はっはっはっ!頼もしいねぇ」
…………………………
ホロス「ブワックショイ!」
「またくしゃみしてる……ライダーも花粉症になるもんなの?」
ホロス「知らん……どうせSRHの連中がまた偽物だのなんだの言ってるんだろ」
ラー「頭の固い連中だな、SRHは」
ホロス「あぁ……まったく…」
『ピンポーン』
家のインターホンが鳴る。
「珍しいな……うちに来客だなんて」
モニターを覗くと前に助けた外人みたいな人がいた。
?「すいませーん」
「えっどうする…?」
ホロス「どうするったって……出るしかないだろ…」
ラー「何をそんなに焦っておる、そんなに悩むなら我が出る」
ラーは玄関を開け外人みたいな人を出迎える。
?「赤いライダー……ひとつ聞くが、紺色の方のライダーはいるか??」
一瞬戸惑ったように思えたがすぐに切りかえ質問してくる。
ラー「あぁ、中にいる」
?「入っていいか?」
ラー「うーむ、まあホロス達も暇だろうしいいだろう」
「どうだっ……た?」
ラーが階段を上がってきたと思うと外人みたいな人まで入れ込んでいた。
?「お前がこの間俺を助けてくれた紺色のライダーか!」
「あぁ…そうですけど……」
?「そうかそうか!俺はシェントだ!よろしく!」
「あ、あぁ……よろしく………」
無理やり挨拶を交わしている時、ホロスがラーを呼んだ。
ラー「なんだ?」
ホロス「あのな……客人を入れる時は1回家主であるアイツに聞いた方がいいぞ」
ラー「そうなのか、ならば今からでも帰らせるか?」
ホロス「それは客人に失礼だろ、もう入れたからには仕方ないが、次からは気をつけるんだぞ」
ラー「連携以外にも力を合わせることが必要なのだな……」
ホロス「んで…どちらさん?」
シェント「妖精と赤いライダーは聞いていなかったのか…じゃあ改めて自己紹介を、俺の名はシェント。2000年前の戦いで眠りにつき、つい最近目覚めた、よろしく!」
「2000年前ってことは……ホロスの戦いより1121年前の人ってこと?」
ホロス「そういう訳じゃなさそうに見えるな……」
ラー「こいつは我らの歴史とは別の者、介入者だな」
「おぉ……って事はライダーになれ……前襲われてたし多分なれないよな…」
ホロス「しかしあのゲートは怪人なりライダーなり一定以上の力を持ったやつを通すはずだぞ、失礼だがそこまで力があるようには……」
ラー「おそらくライダーの近くにいたんだろうな、従者とかそんななのか?」
シェント「従者ってわけじゃないんだが……」
「だが?」
シェント「すまない紺色のライダー、どうやら俺は記憶喪失っぽいんだ……」
「そりゃ申し訳ない……こっちも自己紹介させてもらう」
ホロス「仮面ライダーホロス……だった者だ、既にその力はだいぶ弱まってしまっているがな」
ラー「ラーだ、よろしく」
「そして俺が紺色のライダーこと仮面ライダーアンフィル、そして……」
『ビィー!ビィー!』
ラー・ホロス「またか……」
シェント「またかとはなんだ?」
ホロス「いや、こっちの話」
「SRHか……シェントさんはここで待ってて、すぐ戻るから!」
そう言いホロスとアンフィルは家を飛び出した。
シェント「ラー、暇だな」
ラー「気にする事はない、直に慣れる」
現場に着くとフレアが2体居たがなにか探してるようだった。茂みに隠れ様子を伺う。
「どうかしたのかな」
ホロス「どうせボトル落としたとか、そんなんじゃないのか?」
「特になにかしてる訳じゃないし、このまま去るまで見とくか」
去るのを待っていると後ろから誰かに触れられた。
?「君…たち?でいいのかな、こんなところで何してるの?」
振り返るとシェント程ではないが高身長の男がいた。
「あぁ…いや、ちょっとかくれんぼを……」
?「そうなんだ、それにしても変なぬいぐるみ…?浮いてるけど、連れてるんだね」
ホロス「ぬ、ぬいぬい〜……」
男はSRHに教えられていたホロスの特徴を思い出した。
?「一本角に左腕のロボットアームに黒い見た目に金色の目……君がホロスで、その隣がアンフィルに変身してる子?」
「あぁ…そうだけど……」
ホロス「俺の、この姿を知ってるってことは……嫌な予感がしてきた」
「流石に警戒しすぎだって、シェントさんだってわざわざ会いに来てくれたんだし、この人もそういう感じの……」
『シェント』という単語を出した途端、相手の態度が変わる。
?「シェントが……やっぱりお前らが…!」
「え?俺がどうか……」
困惑しながら顔を上げようとした時、腹を蹴られ茂みから表に飛ばされた。フレア達が既に去っていたからすぐには追撃は来なかったが、体のダメージは中々のものだった。
「がはっ……ふっ……」
ホロス「おい!なにしやが……」
ホロスが反撃に出ようとするがその体格差では敵うはずもなく、体を握りしめられる。
?「シェントをどうした!」
ホロス「ぐっ………」
握りしめる力はどんどん強くなる。
「はぁ……っあぁ………やめろ…!」
ホロスを助けるため、ベルトと神鳥のボトルを構える。
プロジクロボトルをベルトにセットし、体につけると同時に球体を回す。
『ホロスガイスト!On!ライダーTheホロス!!』
黒いエネルギーはライダーの姿を作る。ホロスの体は金に光り、形を変えアンフィルの体の中へ入る。入ると同時に金のエネルギーが溢れアーマーを形成した。
「お前が誰なのかは知らないが、噂かなんかだけで人を蹴るようなやつはほおってはおけないな!」
?「そっちだってシェントをどうにかしておいて、そんな言い方ないだろ!」
そう言うと男は見慣れぬドライバーとあのカセットテープを取り出した。
「やっぱSRHの………やめろ!それを使うと怪人になっちまうぞ!」
?「神様の偽物はそんなしょーもない嘘もつくんだな」
「嘘じゃ…!」
その言葉を言い切る前にベルトを腰に巻き、カセットテープを起動させた。
『ヴァレアドライバー!』
「変身!!!!!」
「Variant!」
その音声とともに男の周辺には結晶のようなものが現れる。
いつの間にか黒い姿で身を包んでいた男に徐々に結晶がその体につく。白い装甲を形成した後に結晶がそのまま四肢に張り付く。
「Excellent!Judgment!Punishment!仮面ライダーヴァレア!」
その姿は怪人の醜い姿ではなく、整った装甲や見た目で仮面ライダーと思わせるものだった。
「SRHの新兵器ってわけか…!」
ヴァレア「シェントがくれたこの姿も侮辱するのか…!」
男はかけ出すと同時に白いカセットテープを読み取る。
『Sword!Armed On!』
その音声とともに右腕の結晶は形を変え、手元には長剣が現れた。
「中々に変わったライダーだが…!」
神鳥のボトルをサブスロットに装填する。
『ブレイガリマー!』
その音声とともにベルトからエネルギーが解放され、手元で鎌の形を作る。
「全力フルスイング!」
鎌を思いきり引き、相手が間合いに入る時まで待つ。
ヴァレア「そんな見え見えの攻撃にかかるほど!」
今度は赤いカセットテープを読み取る。
『Axel!Armed On!』
今度は左脚の結晶の形が変わり、赤色に光る。
「消え…!」
目の前から消えたと思わせるその速度で鎌による攻撃を避け、そのままの勢いで剣による連続攻撃が始まる。
「がっ……」
ホロス「なにしてる!反撃しろ!」
「まだ……待てよ…!!」
その攻撃を受け続け隙を待つ。相手が一瞬遅かったタイミングで救済のボトルをサブスロットに、審判のボトルをメインスロットに刺した。
『救済!』
『審判!』
その音声とともに青と黒のエネルギーが解放され、体を液状化させその連続攻撃を抜け出した。
ヴァレア「なに…!?だがずっとそうはなっていられないはず!」
敵の間合いから少し離れた場所で液状化を解除する。
ヴァレア「その距離なら届かないと、油断したな!」
「それはそっちだ!」
今度はマゼンタと黒のエネルギーが解放される。マゼンタのエネルギーは鎧を形成する。黒いエネルギーは10枚のプレートとカードになり相手の攻撃を防ぐ。
ヴァレア「なんだと…!?」
そのまま黒いプレートは一度ヴァレアを弾き飛ばしてから顔に刺さった。
「知らないのか?変身中のライダーに攻撃しちゃいけないってな」
ヴァレア「余裕ぶった口調をして…!」
「あーごめんごめん、この姿になるとなんか余裕ぶりたくなるんだよな」
ヴァレア「だけど実際そこまでの余裕は!」
再び剣を構え突っ込んでくる。
「こういう見た目のライダーも知らないようだな…!」
相手が距離を詰めるよりも早く、胸のカードを押す。
『ホロス!』
ヴァレアをアンフィルに剣を振り下ろそうとするが、剣はその手前で止まる。
2人の間に割り込む形で現れたモザイクはホロスの姿を出し、剣はロボットアームで止められていた。
ホロス「反撃といかせてもらう!」
ロボットアームをそのまま引き、剣を相手の手からぶんどる。そしてその剣で相手をきりつけた。
ヴァレア「ぐっ…!」
ホロス「このまま一気に…!」
「いや、ホロスはシェントを呼びに行ってくれ」
ホロス「あぁ…そうか、わかった」
ホロスは翼を広げ飛んでいく。
「さあ、シェントを呼びに行ったがお前はどうする?」
ヴァレア「お前の虚言など聞いていられるか」
「はぁ…ならドライブに付き合ってもらおうかな…!」
ホロスのカードを押し、隣に大きなモザイクが現れる。
『ドライビングウィンガー!』
それはもちろんホロスの方にも共有されていた。
ホロス「はぁ……変身解除させて連れていけば……あぶなっ!」
「さあ、ドライブの時間だ」
ヴァレア「付き合うはずないだろ!」
「バイクを持ってたら気づくはずなんだがな…大抵こういうのには武器がついてるって」
バイクを蹴飛ばし真っ二つに割る。
ヴァレア「とち狂ったか…!」
「だーかーらー、武器があるっての…!」
それを持ち、車輪から刃をだす。
ヴァレア「なっ!?」
その攻撃は間一髪で避けられる。
「ま、最初から当てることが目的じゃないんだけどな」
バイクをすぐに元の形に戻し、そのまま逃走する。
ヴァレア「その程度の速度ならすぐにでも!」
再びアクセルのカセットテープをスキャンし、追いついてくる。
「バイクで赤色でアクセル……どっかで聞いた事あるな」
ヴァレア「また適当な事を…!」
「いつになったら虚言癖じゃないって信じてくれるのか……信じてくれるまで追いかけっこでも続けるか!」
神鳥のボトルをサブスロットに装填し、鎌を出す。それをバイクに突き刺した。
「ちょっとくすぐたいぞ……バイクにくすぐったいもないか」
バイクの姿を変え鳥型のメカにする。するとその速度は上がっていき、閃光とも言えるほどの速さになる。
「電車よりも速いな、まあここは普通に人いるんだけどな…!」
急旋回し、その速さを活かしヴァレアにぶつかる。
ヴァレア「なっ…!?ぐわぁぁ!」
「本物の仮面ライダーはやっぱりこの程度じゃ倒せないな、本物とそれを受け継ぐ力が足りないからか?」
ヴァレア「さっきからぺらぺらと…!」
「おっと、来たみたいだぞ」
そう言うと向こうからホロスとラーとシェントが走ってくる。
シェント「おーい!悠哉ー!」
「ほらな」
ヴァレア「……ごめん、ずっと勘違いしてたみたいだ」
「いいよ、どうせSRHの連中に色々吹き込まれたんだろ?あのホロスが偽物だ、とか」
ヴァレア「あぁ…」
2人とも変身を解除する。バイクは消えホロスは妖精の姿に戻った。そして再び家に戻る。
ホロス(俺だけ2往復してるな……)
「じゃあ、改めて自己紹介でもするか」
ホロス「俺はホロス、決して偽物ではない。片割れが神になったせいでそう思われてる」
ラー「ラーだ、元神だ」
「俺は仮面ライダーアンフィル、神ではない」
悠哉「はぁ……2/3が神だったりしたなんて凄いですね……」
シェント「今度は俺たちの番だな!…そうは言っでも俺はもうしてあるが」
悠哉「僕は『結月 悠哉』、SRHの皆さんに騙されていたとはいえさっきはごめんなさい。ホロスの事を偽物とか言ったりして」
ホロス「いやいや大丈夫だ、よく言われてるし」
悠哉「はは…」
根に持ってるな、と思いつつふと窓の方に見る。
「どうかした?」
悠哉「いや…全然風景とかも違っていて……」
「そりゃ、別世界だしな」
ホロス「そういえばラー、お前はこういうのに対して厳しかった気がするが、どうだ?」
ラー「もう進化を促す役目は我ではない、無理に介入してきた訳でもなさそうだしな……」
「そういえばこれ、悠哉さんのと一緒だと思うんだけど」
そう言いなんとなく飾っていたカセットテープを悠哉に渡した。
悠哉「これは……」
何かを言おうとする前にシェントの方を見る。
シェント「俺も知らないな、このディスクは」
悠哉「そうか……記憶に関わらないディスクもあるんだな」
「記憶?」
悠哉「あぁ、説明していなかったね」
悠哉から、シェントととの出会いや記憶のこと、ヴァレアの事を聞かせてもらった。
「記憶喪失か〜…シェントって名前も悠哉さんが付けたんだな」
シェント「そうだな、あと悠哉の作るオムライスは美味しくてな〜」
「そうなんだ……1回食べてみたいもんだな」
ホロス・ラー(食えん……)
『ビィー!ビィー!』
またライダーが現れたかと端末を見るが反応はない。
悠哉「すまない……SRHの人たちからだ……」
SRH職員「どうだい?シェントって人は見つかったかい?」
悠哉「あーはい、見つかりましたよ」
SRH職員「それはよかった、で、なんでホロス様の偽物のところにいるのかな」
悠哉「!?」
SRH職員「そんな驚くことは無いだろう、君の端末を介しての位置情報の特定ぐらい簡単だよ」
悠哉「そうですか……最後に、数日間お世話になりました。けど、貴方たちのやり方は間違ってると思います、では」
SRH職員「最後まで礼儀正しいね君は、もう遅いがね」
『ビィー!ビィー!』
悠哉とSRHとの連絡が終わると、今度はこっちの端末が鳴り響く。
「場所は…この村を出てすぐ、あいつら……行こう!みんな!」
村を出てすぐには怪人とフレアがいた。
「また怪人…!?今度は誰だ…!?」
悠哉「イデアレイク……!」
フレア「そちらの世界の怪人を呼ばせてもらいましたよ、ではさっそく……!?」
イデアレイク、と呼ばれた怪人はフレアを襲い始めた。
フレア「やめろ…!お前の敵はあっちだ!おい!」
フレアの抵抗は虚しくイデアレイクはベルトと、フレアが持っていたダミーディスクを取り上げた。
フレア「それはダミーのヴァレアディスク!こいつ、最初からそのつもりで!」
フレアは敵を俺たちからイデアレイクと判断したのか、腰に装備していた銃で撃つ。しかしそれは微塵もダメージを与えず、興味すら惹けていなかった。
イデアレイクはダミーヴァレアディスクをベルトに装填し、それを腰に巻いた。
『D!Variant!』
音声とともにヴァレアの結晶を思わせるそれが出現する。しかしヴァレアのものとは違い黒く淀んでいた。
結晶がアーマーを展開すると怪人はそれに喰われるように装着された。その巨体を無理やりアーマーに押し込めたような姿は、醜い、偽のヴァレアと呼ばざるおえないものだった。
イデアレイク「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「これじゃほんとにセパレーテドだな…!」
悠哉「ヴァレアの姿を使う怪人とは…!」
そう言い俺はベルトと救済のボトルを、悠哉はドライバーとヴァレアのディスクを出した。
2人「変身!」
『Variant!』
『ホロスアーマー!』
アンフィルは救済者である姿に変え、バンドとホロスは合体しそれがアンフィルにつく。
ヴァレアは四肢に結晶を張り付けた。
ヴァレア「え?」
「あー、気にしなくていいぞ」
シェント「ライダーになるとああいうことがあるのか…?」
ラー「あれは特別だ」
「ラー!前やったやつ!」
ラー「心得た!」
ラーは自ら姿を鳥に変え、リムールフォームの上からさらにアーマーを付け加えた。
ラー「これも特別だ」
シェント「なるほど……」
アンフィルはイデアレイクの方に駆け出す。そのままパンチを喰らわせようとするが目の前から姿を消した。
ヴァレア「既にアクセルまでの力は使えるのか…!」
そう言い悠哉もアクセルを読み取り2人のヴァレアは高速戦闘を開始する。
「俺たちも速くなる能力…なんか……」
ホロス「なら審判のボトルを使え!何かしらのライダーが高速化を持ってるはずだ!」
ラー「ならそれを我の力で確実なものにする!」
サブスロットに審判のボトルを装填する。すると正面にモザイクが現れ、それは翡翠色に光り高速戦闘に参加、イデアレイクを止めた。
「あれ?俺自身が速くなるんじゃないのか?」
ホロス「ラー……確実なものにしすぎだ」
モザイクが晴れるとそこにはマゼンタ色のライダーがいた。
?「雑に呼び出すなよ、御用命なら直接来い」
ラー「すまない、これは流石に想定外だ」
イデアレイク「貴様は誰だ!」
?「行きずりのライダーだ、覚えておけ」
ヴァレア「あれも、気にしなくていいやつか?」
「あれは……どうなんだ?」
怪人との戦いは完全にマゼンタのライダーの独壇場になっていた。
?「ウォッチ抜きで作れるとはな。……中身抜きは相手したんだが。」
そう言いつつも敵の攻撃を華麗に避け確実にカウンターを決める。
「俺たち……要らないんじゃ?」
ヴァレア「確かに……」
『ATTACKRIDE SLASH』
剣先が数本に分かれ、それでイデアレイクを引き裂く。イデアレイクは吹っ飛ばされた。
ホロス「おい!突然出てきといて、やりすぎだぞ!」
?「誰かと思えば……ホロスか?神になったと聞いていたが、それがどうしてこんな姿に」
ホロス「お前の方の救済者様に聞け」
?「嫁さんに感けてるよ。覚えてるかも、怪しいね」
「あの……今更だけど貴方は?」
?「俺は東野 誠也、ディレイズで良い。お前は差し詰めアイツの後釜か」
「俺は仮面ライダーアンフィルだが……そんな言い方ないだろ」
ディレイズ「…そいつは失礼。んで……そっちの白いのは?」
ヴァレア「俺は仮面ライダーヴァレア、よろしく」
ディレイズ「初耳だな。まぁ、よろしく」
あらかたの挨拶を済ませ、怪人の方を見る。
イデアレイク「貴様ら…!」
イデアレイクはフレアのボトルを刺す。すると地面から傀儡ライダーやスパークやアイシクルが出現した。
「とうとうなんでもありって感じだな……」
ディレイズ「全く関係ない俺が出てるんだ、それも今更だろ」
「確かにな……なら!」
審判のボトルを1度抜き、メインスロットに入れ替える。抜いてもディレイズは消えない為、この世界に既に存在していると分かった。
ディレイズの真似をし、少しカッコつけて球体を回す。するとラーは追い出されるようにアンフィルから離れた。
『カメンライドホ!ホ!ホ!ホロス!ガイスト!On!レジェンドライダーTheディレイズ!!!』
その音声が鳴り響くとマゼンタと黒のエネルギーが解放される。マゼンタのエネルギーはディレイズのコンプリートと呼ばれる姿に似た形の鎧を作る。黒いエネルギーは10枚のプレートと9枚のカードになり、それぞれが体と頭に装着された。
ディレイズ「…なんだ、俺の真似か?」
「まぁ……キレてる?」
ディレイズ「いや、悪くない。…いいセンスだ。礼代わりに見せてやるさ…本物をな」
そう言うとディレイズはタブレットのようなものを出し、それを指でスライドする。すると着信音のような音が鳴り響く。
『FINAL KAMEN RIDE,DE-RAISE!』
その音声と共に何枚ものプレートがディレイズの周りを囲う。マゼンタの鎧は銀色になり胸部には9枚のカードが並ぶ。それ全てにライダーの顔が書かれており、頭部には自分のカードが装着された。
ヴァレア「なら、僕も!」
そう言いロボットアームのディスクを取り出す。
シェント「待て!そのディスクは俺の記憶にも無いディスクなんだ!リスクがデカい!」
ヴァレア「なんとかなるって!」
そう言いロボットアームのディスクを読み取った。
『Robot-ARM!Armed On!』
その音声がなると、左腕にオレンジと黒のロボットアームが装着された。
「ロボットアームなら!」
ディレイズ「これでどうだ?」
アンフィルは胸のホロスのカードを、ディレイズはタブレットのホロスのクレストを押す。
『ビーストTheディフェンス!BSTディフェンダー!!』
『KAMEN RIDE,GOD.』
アンフィルの隣にモザイクが出現し、そこからホロスBSTディフェンダーが現れる。ディレイズの胸のカードはパタパタと変わり、9枚全てがホロスに変わる。するとディレイズの隣に純白の、神の姿のホロスが現れた。
ホロス「なっ…!」
ディレイズ「……前に言ったろ。こいつは反応しないし喋りもしない…ってな。」
ホロス「だけど…!」
ホロスも驚いていたが、1番驚いていた…キレていたのはラーだった。
ラー「貴様、流石に趣味が悪すぎるぞ」
ディレイズ「そうか、ならすぐ変える」
ラー「……今回ばかりは見逃してやる」
ヴァレア「話は終わった?ならいこう!」
ホロス「……あぁ…!」
ヴァレアとホロスBSTは共に駆け出し正面に立つスパークを粉砕する。
ディレイズ「はぁ!」
ディレイズが右手をその場で突き出すと、ホロスは左手を突き出す。幻影によって巨大化したロボットアームは傀儡ライダーを一掃する。それと同時にホロスの姿が消える。
ディレイズ「氷だったら、こいつで溶かしてやるさ…!」
そういい誰かのクレストをタップする。するとラーにも匹敵しそうな程、爆熱なライダーが召喚された。
ラー「我の番といいのか、いいだろう」
そのライダーとラーは同時に火球を放ち、アイシクルを溶かしきる。するとそのライダーはモザイクとなり消えた。
ヴァレア「あとはお前だけだ!イデアレイク!」
イデアレイク「うおおおぉぉ!!!」
ヤケになったのかヴァレアの剣と酷似した武装を出し突っ込んでくる。
ヴァレア「これでトドメだ!」
『Strike Armoed On!』
ヴァレアの右足が変化する。ヴァレアは構え、怪人に蹴りを加えた。
イデアレイク「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」
ヴァレアに似た装甲は砕け、怪人は爆発した。
ヴァレア「これで一件落着だね」
ディレイズはタブレットを、ヴァレアはディスクを取りその姿から通常の姿に戻る。だがアンフィルは審判の姿を解かず、サブスロットに聖騎士ボトルを差し込む。
「悠哉ー!ハイタッチしよう!」
ホロス「…怒られても知らないからな」
ヴァレア「ん?あぁ、別にいいけど突然だね」
そう言いアンフィルはヴァレアに触れる。しかし姿は変わらない。
「あれ?」
ヴァレア「どうかした?」
「いや、なんでも……」
ヴァレア「なら……あれ?」
ヴァレアのベルトが光り出す、するとそこから3枚のカードが排出された。
ディレイズ「…なるほど、俺のと、その白いボトルとを使えば変形させられたらしいが…そうはいかなかったようだな」
「バレたか……」
ディレイズはそのカードを取り、アンフィルも通常の姿に戻る。
ディレイズ「そういえば……」
ディレイズが何かを言いかけた時だった。
イデアレイク「まだだ……まだ終わっていない…!!」
怪人が爆発した方を見るとその炎は紫に光り、その姿は巨大になる。
イデアレイク「うがぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ホロス「まずい…!こいつを放っておいたらSRHも来る……ここで全面戦争になるぞ!」
ヴァレア「なら早く片付けよう!」
ヴァレアは長剣を、アンフィルは鎌を取り出し突っ込む。
ディレイズ「力押しだけか、たまにはそういうのも…悪くない!」
紫と緑のライダーのカードを掲げ、ベルトに装填する。
『KAMENRIDE WORD!』
ディレイズの姿は矛と盾を持った翡翠の目のライダーに変わる。
「はあぁ!」
3人は長剣を、鎌を、矛を巨大化したイデアレイクにぶつける。
イデアレイク「ぐわぁぁ…!」
その攻撃はイデアレイクに膝をつかせる。
「このまま一気に倒すぞ!」
そう言い、メインスロットに聖騎士のボトルを装填し、球体を回した。
『HOLOS!Armed!On!レジェンドライダーTheヴァレア!』
白と赤のエネルギーが解放される。赤いエネルギーはラインと結晶を描きアンフィルにつく。白いエネルギーはホロスを鳥型メカの形にし、それをアーマーとして纏う。胸にはメカの顔らしきものがあり、背中には白い翼のようなマントがたなびく。
ホロス「今更変形しても胸に顔がついても気にしない!」
ヴァレア「俺も……!」
ディレイズ「いや、お前は俺に付き合ってもらう」
ディレイズはそう言いヴァレアの後ろに立つ。そして1枚のカードをベルトに装填する。
ディレイズ「少し耐えろ、すぐに済む」
『FINAL FORM RIDE VA!VA!VA!VAREA!』
ヴァレア「わっ…なにこれ!」
ヴァレアの姿はどんどん変わっていきその姿はドラゴンのような見た目になる。
シェント「あの姿は…!」
ラー「どうかしたか?」
シェント「いや……なんでもない…と思う」
『神鳥!』
サブスロットに神鳥のボトルを装填すると左腕がロボットアームに変わる。
「なんやかんや初めてだな……おらぁ!」
力任せにイデアレイクを殴る。
ヴァレア「はあ!」
ドラゴンと化したヴァレアは光を放つ。
ディレイズ「上出来だ、でやぁぁっ!」
ヴァレアの上に乗っているディレイズもイデアレイクを斬りかかる。
イデアレイク「ぐおおぉぉぉ………!」
ディレイズ「これで終わりだ」
『FANAL ATTACK RIDE VA!VA!VA!VAREA!』
ディレイズが構えるとその周りをドラゴンと化したヴァレアが舞う。
「俺たちもいくぞ!」
ホロス「あぁ!」
『ヴァレア!アンフィリウム!ヴァリアント!フィニッシュ!』
マントは広がり大きな翼のようになる。四肢の結晶がこれでもかと光り輝く。
「はぁぁぁ!!」
ディレイズは左足を、アンフィルは右足を突き出し、ヴァレアは光を纏い突っ込む。
イデアレイク「ぐわぁぁぁ!!!」
イデアレイクは光に包まれ、そのまま消滅するようにいなくなった。
全員ベルトを外す。ヴァレアは元の姿に、ホロスは妖精のような姿に戻る。
悠哉「このディスクは……」
シェント「これも俺の記憶に関わりないな…」
悠哉「そうか…今日はイレギュラーが多いな」
「そういえば、悠哉はどうやって帰るの?SRHとは揉めちゃったし…」
東野「……これも何かの縁か。少し付き合え、俺にも用事があるんだ……お前らの世界の存亡にも関わる」
「あー別にいいよ、それすれば悠哉も帰れるだろうしね」
悠哉「えちょっと」
そう言いやや強引に悠哉を引き連れ東野についていった。