飛滅「ここかな」
飛滅を名乗る男はとある一軒家のインターホンを鳴らす。
?「誰ですか……」
飛滅「わざわざ探したんだよ〜近尽 解陽?だっけ」
?「セールスお断りなんで……」
飛滅「ドア閉める前に、君を騙してきた連中に復讐したくないか?」
?「……どうしてそれを…」
飛滅「こう見えて色々と偉い人だからね、調べさせてもらったよ。近尽…なんだっけ」
?「こづき でいいですよ…」
飛滅「そう、でどうする?」
近尽「……それはなんかのドッキリ…?」
飛滅「違うよ、とりあえず着いてくる?」
そう言い半ば無理やりトラックの近くに呼ぶ。
近尽「このトラックから人が出てきてリンチに……」
飛滅「はぁ…ほら、中身はただの武器だ」
近尽「武器…?」
飛滅「君には……これかな、はい」
強引にベルトを押しつける、それは横に装填する1スロットタイプのベルトと箱、強いて言うならカセットテープのような物を5つ渡された。
飛滅「君のためにボトルからディスクに変えたんだよ、白いのが変身する為のやつで他4つが特別な力を付与してくれるから、あーあと紺色のライダーに気をつけて。じゃあね〜」
近尽「は…はい……」
そう言い飛滅はトラックに乗りその場を去った。
トラックの運転中に再び近尽の資料に目を通す。
飛滅「優しい性格だったが騙され人間不信に、ねぇ……可哀想だとは思うが自分にも非があるんじゃないのかな」
……………………………………………
「…ラーのそれはなに…?」
ラー「この間生き返らせてくれただろう、しかし人の姿には戻れなかったようだ」
ラーの用紙は赤やオレンジ色の、暖色に包まれた鳥になっていた。
ホロス「俺も鳥になりたかった…よりによってなんでぬいぐるみなんかに…」
「ところで…前に裂刀を殺したやつ、あれは一体誰なんだ?」
ホロス「分からない……ただすごく知っている気がする……」
「確か裂刀はひめ…、と言ってたけど」
ホロス「…………まさかな、多分 姫 って呼ばれてるだけなんだろうな」
ラー「知っているひめ なら飛滅……シュウに分かりやすく言うなら先代のホロスだ」
ホロス「そんなはずないだろ!アイツは…!!」
ラー「落ち着けホロス、まだそうと決まった訳では無い」
「なら、直接確認しに行くか」
ラー「それも気が早すぎる、今までにないライダーシステムやそれにかなり適合している人員がいるとなるとこっちから攻めるのは分が悪い」
ホロス「…いや、俺も神楽屋に賛成だな。真実を確かめたい」
ラー「なら勝手に行けばいい、モデレイトとやらを使えば我のことも呼び出せる」
「そうか…なら行こう、ホロス」
ホロス「あぁ…!」
SRHが近づくにつれ高層ビルや人が増えていく。そんな中あるノボリが目についた。
「世界の真実に、これであなたも目覚める…?一授業10万円……」
ホロス「これ以上にないぐらい詐欺だろうな」
?「詐欺…潰す……」
ホロス「?、神楽屋今なんか言ったか?」
「いやなんも……」
再び歩み始めようとする。するとそのノボリがある建物から爆発が起こる。
「なっ…!」
ホロス「まだ中に人がいるはずだ!行くぞ!」
階段を駆け上り目覚めの部屋と書かれた場所に入る。
近尽「あんたらも人から騙し取ってるんだろ…?なんでそんな事するんだ?」
男「お前には関係ないだろ!騙されてるやつが馬鹿なんだよ!」
近尽「お前…!」
近尽はベルトを巻き白いディスクを装填する。
『grotesque! 仮面ライダーグロテクス!』
体は燃え盛り赤いアーマーがつく、その1部は焼けただれたように剥がれている。体の色は焼け焦げたような黒色に、四肢には砕けた鏡のような破片が刺さっており、顔の4本のアンテナはそれぞれ統一感のないものにだった。
グロテ「お前のその腐った性根、俺が変えてやる…!」
踏みつけられている男にグロテクスは手を近づける。
「危ない!」
咄嗟にホロスを投げつけその軌道をずらす。
グロテ「なんだ…?俺の邪魔をするのか…!」
「人を殺そうとしてんだ!邪魔させてもらう!」
ベルトに聖騎士のボトルを装填し走りながら球体を回転させる。
『レジェンドライダーTheヴァレア!』
長刀を出し相手に飛びかかる。
グロテ「動きが直線的すぎるな…」
男の顔に手を触れた後に赤いディスクをスキャンする。
『フレア!』
男は人の形が崩壊し姿はまるで牛と人の融合、ミノタウロスのようになる。
「なに…!?」
その猛々しい一撃で刀ごと吹き飛ばされた。
「ぐっ…だがその程度!」
サブスロットに審判のボトルを装填する。2つのモザイクが現れアンフィルは3体に分身した。
「これぞイリュージョン…!」
ビームソードを、槍を、ビットを持ったそれぞれのアンフィルは一斉に攻撃しミノタウロスを一瞬で撃破し、再び1人になる。
「さあこれであんただけだぞ」
グロテ「くっ……あの人これなら勝てるって言ってたじゃないか…!」
ホロス「あの人ってのと今までにないベルトからするにまたSRHの姫から貰ったのか…!」
「悪いがそろそろ終わらせてもらう、あんたは悪いやつじゃないが少々やりすぎだ」
モデレーターチェーンをサードスロットにセットする。神鳥をスキャンし球体を回す。
『ホロス×アンフィル!ガイスト!On!チェンジングライダーTheモデレイトアンフィル!』
白と黒のエネルギーを纏いモデレイトアンフィルに姿を変えた。聖騎士のボトルをスキャンしサブスロットに装填する。
『スキャン!聖騎士!』
隣には聖騎士がブラスターを持って現れる。
グロテ「まずい……なんとかしなきゃ……」
腕のバンドの形を変え以前見た銃身が長いライフルを創り出す。
グロテ「もう…!!全部スキャンしてしまえ…!!!」
「はぁー!!」
アンフィルと聖騎士から放たれた攻撃はグロテクスに直撃する。
グロテ「あ"…!」
爆発し変身が解けかける。しかしフレア、アイシクル、ウィンド、スパークのスキャンにより無理にアーマーに閉じ込められ、その上から4つのアーマーがかぶさりその見た目はチグハグの異形の化け物に変わってしまった。
「ヤケになったからそうなる…!」
ホロス「ヤツはアーマーに押し潰されそうになってる!一気にトドメを刺すぞ!」
サブスロットの聖騎士ボトルをメインに移し球体を回す。
『ヴァレア×アンフィル!ガイスト!On!エボルヴライダーTheライトニングアンフィル!』
光り輝くエネルギーがアーマーを形成する。四肢にはより美しいクリスタルが付き、赤いホルスードのような装飾が胸につき純白の翼のようなマントが生える。手元にはホロスを模した巨大な盾とレイピアが現れた。
ホロス「とうとう武器に……」
ラー「今度は我が真ん中か」
「今回は特に変化なしか…よかった…いくぞ!」
グロテ「あ"ぁ"ー!!」
腕に触手を生やしこちらに伸ばしてくる。
「その程度!」
それを盾で受けレイピアで切り裂いた。
グロテ「あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」
無数の触手や刃を飛ばしてくる。それを盾で受け止めるが反撃の隙がない。
ホロス「どうする、あんまり時間をかけてられないぞ」
「なら数で押す!」
四肢のクリスタルは光り輝く。相手に向け腕を振るうと無数の光弾が飛んでいく。
「どんどんいくぞ!」
大量に光弾を放ち触手や刃などの邪魔なものをどかす。
ホロス「今がチャンスだぞ!」
武器を背中にマウントし球体を回す。
『エボルヴ!アンフィリニング!エボリューションフィナーレ!』
脚に光を、胸からラーホルスードを放つ。光を纏った回し蹴りと同時にラーホルスードが攻撃しアーマーは消え去った。
グロテ「あ………ありがとう……」
「…あんたはこれ以上人が騙されないようにと潰そうとしたんだろ」
グロテ「……うん…」
「優しいが、やりすぎだ」
グロテ「…説教は嫌いだよ」
「そうか……まあ自分で考えればいい」
手を取ろうとグロテクスに近づこうとするとどこからか電子音が鳴り響く。
『DE!DE!DE!DECADE!!』
黄色のカードを突き破りながら突っ込んでくるマゼンタ色のそいつはグロテクスに蹴りを入れ、グロテクスは爆散した。
?「これが頼まれてたディスクだな」
「次から次へと…お前は誰だ…!」
?「さすら…通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」
「アイツにはもっと時間が必要だった…!それをお前と……!!」
ラーホルスードとアンフィルは相手に向かって攻撃を仕掛ける。
?「今はあんたらと戦うつもりは無い!」
そう言うとカードをベルトに装填しその場から消え去った。
「なんなんだ…!!この前から…!」
ホロス「過干渉は起こさないはずなのに……何故だ…!?」
後からめちゃくちゃ変える可能性もある