仮面ライダーアンフィル   作:酢トリーマー

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最終回(2)


第18話【終わり終わらせる者】

ホロス「お前…!!息子だろうと……!!お前だけはぁぁぁぁ!!!!!!」

 

ホロスの感情が高ぶっていくにつれ、神楽屋の手足の感覚が薄れていく。そして体力を使い切ったはずのアンフィルは体を起こし、リホロスを睨む。

 

飛滅「まだそんな余力を残していたとは……だけどもはや神になった俺には敵わない事……俺の邪魔はさせない…!」

 

ホロス「お前の邪魔など心底どうでもいい………お前を殺せればもはや全て知ったことじゃない…!!!!」

 

飛滅「そんな事…お前の依代はどう思う?」

 

しかし神楽屋に反応はない。

 

ホロス「こいつには悪いが今だけは好きにさせてもらう…!!!」

 

飛滅「お前……そんな感情で依代の意識を塗りつぶしたのか……言わば暴走とやらか、それほどまでの力を持っていながら…何故お前が神に!!」

 

ホロス「黙れぇぇ!!!!」

 

神鳥のボトルを手に取る。無限の輝きを放つ黄金のそのボトルは黒く淀み、底が見えない暗黒の色に変わる。上面のボタンを押し、メインスロットに差し込む。

 

『禍彌鳥!』

 

モデレーターチェインを外し、球体を回す。

 

『ホロスエグジスタンス!!ライダーTheホロス!!』

 

黒く重いエネルギーはベルトから放出されると足元に溜まる。それがアンフィルを満たす。黄金の瞳が暗黒から見えると、その姿はもはや黒いホロスそのものになる。

 

飛滅「黒いホロス…殺されて恨んでるのなら、それはもうセパレーテドのそれと変わりないかな…!」

 

リホロスは右手に偽物の剣を持ち、距離を詰める。

 

ホロス「あ"ぁ"ぁ"!!!!!」

 

獣のような雄叫びを上げ、ガクンと下を向く。

 

飛滅「どうしたぁ!」

 

剣は黒いホロスの肩に深く刺さる。しかしそれをものともせず、一切動じない。

 

飛滅「なんだ…?死んだのか…?…………ならもう俺の邪魔をするものなど!!」

 

陽が照る空へと視線向ける。しかし先程まであったはずの太陽は姿を消し、夜、それも全く灯りがない夜中とも思わせるほどの暗闇が周囲を包む。

 

飛滅「…ちっ、やはり変身しただけで死ぬほどではないか…ならばなんなんだ…この違和感は…!」

 

ふと剣が刺さっている方を向く。そこには黒いホロスはおらず、剣は虚無に刺さっていた。

 

飛滅「めちゃくちゃだ…だがさっきの聖騎士の姿の逆、闇に隠れているだけ…ならば光よりも簡単に!」

 

リホロスの装甲は黄金に、白銀に光り輝く。それは太陽と言っても遜色ないほどの光だった。だがその光は暗黒のどこにも漏れず、ただ視界が少し広がった程度の行為だった。

 

飛滅「無限に広がってるのか…?そんなはずないだろ…!」

 

リホロスは翼を広げ高速で移動する。しかしいつまで経っても暗闇は続いていた。

 

飛滅「くそ……俺なんかじゃ親に顔見せるのもしちゃいけないってのか……!?」

 

しばらく飛んでいる時、突然目の前に黒いホロスが現れる。

 

飛滅「ようやく姿を見せたか!」

 

ホロス「殺す!!!!!!!!」

 

さっきまでの理性がないように見えた行動とは真逆、研ぎ澄まされた殺意に一直線に向かってくる圧にリホロスは怯む。

 

飛滅「こんなところで止まってられるかぁ!!!!」

 

リホロスは偽物の剣を振りかざす。しかしそれよりも早く、黒いホロスの蹴りが入る。

 

飛滅「がはっ………」

 

ホロス「まだ終わらせない……陰道が味わったであろう痛みを…苦痛を……何十、何千、何億倍にして返す……お前の人生全てを果たしても!!!!」

 

飛滅「ふ……ふざけた真似を……そんな事すれば、依代も、お前の精神も全てが終わるぞ…!!」

 

ホロス「そうだとしても!!!!」

 

『審判!』

 

ホロス「俺が判決を下してやる………」

 

審判のボトルをメインスロットに刺し球体を回す。

 

『カメンライドホロス!エグジスタンス!レジェンドライダーTheディレイズ!ゲキジョウ!』

 

黒いエネルギーとマゼンタのエネルギーが開放される。マゼンタの鎧は9枚のカードがないシンプルなものになる。顔の10枚のプレートは刺々しいものになっており、翡翠の瞳は禍々しい紫色のものになっていた。

 

ホロス「死刑だ……だがそんなものでは足りない!!!!!」

 

闇が広がるだけの虚無から武器を取り出す。それはギロチンの刃の形をした長い剣の形をしていた。

 

飛滅「勝手に決めつけるな…!もうそんなのはうんざりなんだよ!!」

 

偽物の剣は青白く光り、斬撃を飛ばす。だがそれを軽々と弾き、距離を詰める。

 

飛滅「くそっ、気持ち悪いな…!!」

 

翼を広げ距離を広げようとする。

 

「ズシャ……」

 

翼が生えた背中から謎の音が聞こえる。振り返ると、地面には自分の翼が落ちおり、そこにはギロチンの刃を振り下げたであろう黒いホロスがいた。

 

飛滅「……なんなんだよ…」

 

ホロス「次は足だ……!!」

 

ギロチンの刃を横に向け、足を狙う。それを咄嗟にジャンプで避け、偽物の剣を振り下げる。だがそれは当然当たらない。

 

ホロス「お前の戦い方は翼による高機動戦闘、だが翼がない今どうする…大人しく殺されればすぐに済むというのに…!」

 

飛滅「こんなところで諦めるわけにはいかない……それは親に会うため…いや、それはもう建前だな……俺自身をこの世から救うために!!!」

 

ホロス「お前など誰も救いはしない!!なぜなら今ここで!お前を!!!」

 

『救済!』

 

救済のボトルをメインスロットに刺し、球体を回す。

 

『ホロスアーマー!エグジスタンス!!レジェンドライダーTheリムール!!ツヴァイ!!』

 

黒いエネルギーと青いエネルギーが開放される。時計のバンドは二重になり、左腕にはロボットアームがつく。胸には顔がなくなり、無機質な装甲がつく。顔のは時計は4つ針になり、青い複眼の中には赤い瞳が無数に光っていた。

 

変身と同時に一気に距離を詰める。

 

飛滅「なにっ…!」

 

人間の反応速度をはるかに超え、その速度すらも超えた黒いホロスはもはや怪人と遜色のないものだった。黒いホロスは左腕の剛腕で殴りかかる。それを偽物の剣で防ぐが真っ二つに折れてしまう。

 

飛滅「この…怪物が!!!」

 

リホロスはロボットアームで反撃に出ようとする。しかしそれは黒いホロスのただの右腕に防がれ、左腕の剛腕から痛い反撃を食らう。

 

飛滅「がはっ…………」

 

どうすることも出来ずに地面を転がる。地に突き刺さった折れた偽物の剣が壁となり止まる。

 

ホロス「これで終わらす………何もかも……お前も…!俺も!!!」

 

禍彌鳥の姿に戻り、球体を回し大きく飛び上がる。

 

『アンフィリスト!!フィニッシュ!!』

 

濁り、淀んだ穢い翼を大きく広げ右足を突き出す。

 

飛滅「くそ………もう出来るだけのものにすがるしかない……最後ぐらい望みを叶えてみせろ!!!!剣!!!!」

 

折れた偽物の剣を天にかざす。すると無限に広がっていると思われた暗黒空間を引き裂き、虹にも黄金にも見える力が剣に与えられる。それを黒いホロスに向かって投げる。それは黒いホロスの翼を引き裂き、

 

ホロス「なっ……………………………」

 

その活動を止めた。

 

飛滅「やった………やったぞぉぉ!!!!!!!」

 

 

「………一体なにがどうなったんだ……」

 

 




次がマジのガチで最終回らしいね
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