艦隊これくしょん 放浪の艦隊   作:Aa_おにぎり

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第二十五話

日本武尊が結果を知ってから3日ほど経った夜中、その間日本武尊はずっとベットにうずくまっていた。自分の胸の部分に禍々しいものが植え付けられている事に明日には深海棲艦になってしまっているのではないかと言う恐怖感に襲われた

 

「・・・嫌だ・・・深海棲艦何かになりたくない・・・」

 

そう思って布団の中で震えていると部屋の外で三原がドアを叩いた

 

「団長、体調はどうですか?お粥をお持ちしました」

 

「・・・要らない、食欲がないから・・・」

 

そう言うと三原は少し黙ると日本武尊に語りかけた

 

「・・・団長、あなたの身体の事はようせいさんから聞きました」

 

「!!!」

 

そう言うと三原はここに至るまでの経緯を話した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡り、ようせいさんが日本武尊に診断結果を渡し、部屋を出て行った後だった

 

「・・・やっぱり、だれかにはいったほうがいいでしょうね。しれいはあまりそとにはしぶんのことをださないひとですから・・・それがげんいんですとれすがたまってしんかいせいかんかがすすむかのうせいもあるし・・・うーん、やっぱりここはくちのかたいひとにいっておいていたほうがいいでしょうね」

 

そう言うとようせいさんは口の硬い言っても大丈夫な人を考えた

 

「うーん、くちがかたくて、しれいのことをよくしってて、ひかくてきにあわせやすいひと・・・あ!!あのひとしかいない!!」

 

そう言うとようせいさんは食堂に向かった

 

 

 

 

 

食堂に入ると三原が台所で夕食の準備をしていた

 

「あら?珍しいわね。ようせいさんがこの時間に来るなんて」

 

「いや・・・ちょっとようじでね・・・みはらさん、すこしおはなししたいことが・・・」

 

そう言ってようせいさんの真剣な表情に三原は只事ではない事を察すると三原以外入れない三原の私室にようせいさんを通すとようせいさんは三原に日本武尊の現状を話した

 

「そんな!・・・団長が・・・!!!」

 

「はい、ですからあの人は自分のことをそとにださないひとです。だからよりそえるひとで、なおかつくちのかたいひとといったらあなたしかいないとおもったので・・・」

 

そう言ってようせいさんはこのことは他の人には漏らさない様にというと三原は

 

「・・・分かりました。じゃあ今日から団長の世話をしなくちゃいけないわね」

 

そう言うと三原は席を立つとようせいさんを部屋から出して早速準備の続きをした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・と言うことがあったんです。だから私はあなたのことを知っています。だから開けてもらってもよろしいでしょうか」

 

そう言うと少しして扉の開く音がするとそこから出て来たのは少しやつれた様子で、恐怖で寝られなかったのか目の周りに隈ができた様子の日本武尊が出てきた

 

「・・・入って」

 

そう言って日本武尊は三原を部屋に入れると他に人が入ってこない様に日本武尊は鍵をかけると三原は日本武尊の肌の色の殆どが白く染まり、爪の色も黒く染まり徐々に日本武尊が深海棲艦へと近づいていることを実感した

 

「これは・・・成程、ようせいさんの言っていたことがわかりました」

 

「・・・ねえ、三原さん」

 

「はい、何でしょうか」

 

日本武尊の言葉に三原は心底驚いた

 

「もし・・・私が深海棲艦になってしまったら・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私を沈めてもらって良いかしら」

 

「え!?」

 

三原は日本武尊が言った言葉に思わず困惑してしまった

 

「団長・・・それは・・・」

 

「そのままの意味よ、私が深海棲艦になってしまったらあの子達には敵と認識されてしまう。おそらく自分である事は認知されないだろうから・・・」

 

そう言って日本武尊はあの日から毎日飲んでいる薬を飲んだ

 

「・・・団長、おそらく認知されない事はないと思います」

 

「・・・何で?」

 

「それは・・・貴方は他の全員から慕われているからです」

 

三原の言葉に日本武尊はよく分からなかった。すると三原は話し始めた

 

「もし、団長が慕われていなければ団長が帰ってこないだけで海に出て探したり、そもそも全員が付いてくるわけないじゃないですか」

 

そう言うと日本武尊は湾岸棲艦と戦った後を思い出していた。すると三原は

 

「それに、多分ですけど皆んなも気付いていると思いますよ。最近の団長の様子を見て・・・まぁ、深海棲艦になり掛けていると分かってはいないでしょうが・・・」

 

「・・・」

 

「まぁ、団長は結構顔に出ますからね」

 

そう言うと三原は少し笑っていた

 

「・・・そうか・・・そうか・・・ねぇ、三原さん。如何したら良いのかな」

 

そう言って日本武尊はどんどん変わっていく自分に如何接すれば良いのかわからなくなってしまったことを言うと三原は一言

 

「・・・じゃあ一つだけ、“いつも通りで良い”と思いますよ」

 

「いつも通り?」

 

「はい、いつも通りに朝早くに起きて仕事の割り振りをして、帰ってきたらご飯を食べて、それから遊んで、お風呂に入って夜になったら寝る・・・いつも通りに過ごす。それで良いと思いますよ」

 

「でも私は・・・」

 

「いいえ、あの子達なら姿が変わっても変わりなく接すると思いますよ」

 

そう言うと日本武尊は今まで溜め込んでいたナニカを吐き出すかの様に言葉を綴り、三原はただ寄り添う様に日本武尊を隣に座らせて話を聞いていた

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