赤き城の戦車道   作:ミヤフジ

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アニメとかではプロローグ
原作前の生徒会室


 

 

 

---学園艦廊下---

 

 

 

 

「しかし赤城提督、本当に良かったんでしょうか?」

 

 

とある学園艦、その艦内で二人の男女が歩いていく。

 

 

「何のことだい加賀?」

 

 

赤城と呼ばれた青年、しかしぱっと見は中性的で女性と間違えられやすい青年は彼の3歩後ろからついて来る少女に問いかける。

 

 

「戦車道部員の派遣の事です。わざわざこんな無名の弱小校に来なくても、黒森峰やプラウダ、聖グロリアーナにサンダース、果は知波単学園まで、提督に来て欲しいと言ってきた所はかなりあるんですよ?

しかも、提督は各校の隊長達とかなり仲が良いらしいじゃないですか。

それなのに何故?」

 

 

加賀と呼ばれた少女は赤城に向かって聞いてくる。

実はこの問答もかれこれ今日で数回目ナノダガ。

 

 

「またか。

俺達『三津戸上(みつとうえ)学園』戦車道部の信念は『義と信頼を護事 』。

今回の派遣を発表した時、この大洗が1番早く返答してきた。

これを裏切るのは俺達戦車道部の信念にそむからな。

弱小校だからと言ってやるからには全力を尽くすのみだ。」

 

 

赤城がそう語り終えた時、彼等はとある部屋の前に立ち止まった。

そこに書かれていたのは

 

 

『大洗女学園生徒会室』

 

 

 

 

 

 

 

---大洗女学園学園艦生徒会室---

 

 

 

「やーやー悪いねーわざわざ来てもらって。

本当は迎えを寄こさないと駄目なんだろうけど、色々書類が溜まっててねー。」

 

 

赤城と加賀が生徒会室に入ってからの相手の第一声がそれだった。

この話しかけてきた人物こそ、この大洗女学園を束ねる角谷杏生徒会長だ。

 

 

「別に構わないよ。

俺達は元々、この学園からは何も期待してい無いからな。」

 

 

杏の言葉にそう返し、出された紅茶に口を付ける。

因みに紅茶はダージリンだ。

 

 

「な!?貴様!!会長に対して無礼だぞ!!」

 

 

赤城の言葉に突っかかって来たのは、片眼鏡が特徴の河嶋桃だ。

 

 

「無礼なのは貴様だ!!

本来なら赤城提督率いる我々三津戸上学園は黒森峰やプラウダと言った強豪校に行くはずだったんだ。

それを仕方なく一番に名乗りをあげたからという理由で他の強豪校の話を蹴って来てやっているのよ。

寧ろ感謝して貰いたいわ。」

 

 

河嶋の言葉に今まで黙っていた加賀が口を開く。

それでも、相手からしたら正論なので何も言い返せないが。

 

 

「加賀、いい加減にしろ。

済まないな杏。」

 

 

加賀をたしなめ申し訳なさそうに杏に謝る赤城。

 

 

「別に良いよー。

ウチも河嶋が悪いしね。」

 

 

お互い似た者同士を持って苦労しているようだ。

しかし、どちらかと言うと、加賀は黒森峰のアイツに似ているのだが。

 

 

「そうだ杏。

済まないがそちらでも戦車道の受講者を集めてくれないか?」

 

 

ふと、思い出したかのように切り出す赤城。

 

 

「それは元々そのつもりだけど、どうして?」

 

 

「ウチの学園の戦車道スタイルは杏も知っているだろう。

正直な所俺達だけでも構わないんだが、大洗女学園にはこれからのためにも、大洗女学園自身の戦車道スタイルを作って貰わないと派遣、いや、この場合は救援か、救援しにきた意味が無いからな。」

 

 

赤城の言葉に納得する杏達生徒会。

先程赤城に突っかかって来た河嶋でさえどこか尊敬の眼差しで見てくる。

最も、この生徒会室で1番酷いのは加賀なのだが。

赤城をイエスキリストの様に敬い、犬ならば激しく尻尾を振ってそうな彼女を見ているとやはりと言うべきか、黒森峰の副隊長を連想する(2回目)

 

 

「なるほどー

それについては了解したよ。

全く、私もそれなりに親しいと思っていたけど、赤城は凄いね。」

 

 

どうやら表向き仕事は終わったらしく、何時もの砕けた口調になる杏。

それを見て苦笑する赤城。

 

 

「杏は変わらないがな。

どうせ干し芋ばかり食べてたんだろう?」

 

 

「まぁねー

あ、そうそう、寮の事なんだけど。

頼まれてた工事はは完了したよー」

 

 

杏の言葉に不敵に笑う赤城。

 

 

「そうか、それならもっと戦いやすくなるだろう。

済まないな杏。」

 

 

「全くだよ、三津戸上用の寮に追加の戦車格納庫、さらに大型の車輌訓練場って、ウチの予算の半分が消えたんだけど。」

 

 

「どうせウチの学園から使った分の予算は出ているんだろ?」

 

 

「あバレた?」

 

 

杏の演技にため息をつく赤城。

当の杏は愉しそうにしているが。

 

 

「バレバレだっと、そろそろ時間だ。

済まないな杏。

時間を取らせてしまって。」

 

 

時計の針が1530を示して居るのを見て帰り自宅をする赤城達。

実はたわいもない会話を合わせると、かれこれ5時間ほどここに居たのだ。

 

 

「わかったー

寮の場所はわかってると思うけど、気を付けてね。

明日は戦車道受講者を募集する日何だから遅れないでよ。」

 

 

一応確認のため言ってくる杏にわかってると伝え部屋を出ようとする赤城

 

 

「待て!!」

 

 

を止めたのは先程加賀と口論を起こした河嶋だった。

 

 

「河嶋か。

まだ何か俺に様か?」

 

 

早く帰りたそうにしている赤城を河嶋は何かを覚悟した様な眼で見ている。

 

 

「赤城、いえ赤城さん。

先程の無礼本当にすいませんでした!!」

 

 

先程の態度と真逆、しかも腰を90度曲げて頭を下げてくる河嶋にどう対応していいか困った赤城。

元々そこまで堅苦しいのは苦手な赤城はどうしていいかわからない。

しかも河嶋は一向に頭を上げないのだからなおさらだ。

 

 

「赤城提督、此処はきちんと受け入れるべきでは?」

 

 

後ろから加賀に声を掛けられフリーズしていた思考が蘇る。

 

 

「わかったよ河嶋。

だから顔を上げてくれ、正直どうしていいか分からない。」

 

 

赤城の言葉に顔を上げる河嶋。

しかしやはり何処か納得していない。

 

 

「しかし赤城さん。」

 

 

「ならこうしようか。

杏、少し河嶋を借りるぞ?」

 

 

杏に許可を聞く赤城

 

口に干し芋を加え両手で丸を作る杏

 

 

「と言うことで河嶋、今から学園を案内してくれ。

そうしたらこれでチャラって事で。」

 

 

そう言って河嶋に笑顔で言う赤城。

河嶋はそれを見て顔を赤くする。

因みに杏も河嶋同様顔を赤くし、加賀に至っては鼻を抑えている。

実は河嶋も後で聞いたのだが、赤城は容姿と相まって、笑うと下手なアイドルよりも可愛いのだ。

 

 

「わ、分かりました!!」

 

 

因みに今の河嶋は、

 

Σd(゚∀゚d)わかりますた!

 

である。

 

 

「それじゃ頼んだよ。

じゃあね杏、また明日。」

 

 

そう言って赤城達+河嶋は生徒会室から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---女子に見つかるなってスネークしろってか……

 

 

 

 

 

 







前から書こうとしていて、なかなか書けなかったのですが、白石442様が復帰なされたので触発されて書きました。
あぁ、早くマウス出したい…………
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