赤き城の戦車道   作:ミヤフジ

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原作開始!
原作だと第一話


 

 

 

 

 

―――大洗女学園体育館―――

 

 

 

 

 

「遅かったじゃん赤城〜」

 

 

今現在体育館では戦車道受講者を集めるためのプレゼンテーションが行われていた。

当然、赤城もそこに隊長として、提督として出席しないと駄目なのだが、赤城がきた時には既に開始から15分も経過していた。

 

 

「済まないな杏。

予定どうり寮を出たんだが、道に迷ってしまってな。

流石に生徒に聞くわけにもいかんしな。」

 

 

「赤城さー

昨日かーしま(河嶋)に案内してもらったじゃん?」

 

 

「流石に1日で覚えることは出来ないっつーの…………」

 

 

昨日、河嶋に頼んで学園を案内してもらった赤城だが、まだ生徒達には赤城のことは秘密にしてあるため、部活動などで多くの生徒が残っている場所には行けなかったのだ。

なので、案内されたのは戦車格納庫とそこに繋がる寮、戦車訓練場のみに終わっていた。

 

 

「それにしても…………」

 

 

赤城は舞台裏、ちょうどスクリーンが影になる形で集まっている生徒達を一瞥する。

その目はまるで上空から獲物を狙う鷹のように鋭くなっており、知らない人が見ればその眼光に恐怖を抱くほどだろう。

幸い、生徒達は赤城に気付かずスクリーンに流れるプロモーションビデオを見ているが。

 

 

「それにしても、変わった生徒が多いな。」

 

 

赤城はプロモーションビデオを見ている生徒達を見てため息をつく。

赤城がため息をつくのも仕方ないだろう。

まず前提として戦車道をやった事があるものが居ないのだ。

それどころか戦車のせの字も知らないヒヨッコばかりなのだから。

 

 

「あの肩までで髪を切っていて活発そうなやつ。

学年からして2年生だろうが、あいつが今の所一番ましだな。

戦車には乗ったこと無いだろうがそれなりに知識が有るみたいだしな。

だが他はダメダメだ。」

 

 

赤城が辛辣に感想を述べる。

赤城自身まだ口に出して居なかったのだが、先程一応戦力になると言った生徒の近くにいる生徒、特に茶髪ロングで前髪ぱっつんなイギリス眉毛の生徒なんかは戦車道のプロモーションビデオを見てうっとりしている。

三津戸上でもいたが、ああ言う奴は大体『戦車道をやるとモテる』と考えている奴らだ。

そういう奴らは大体戦車道の訓練が始まると直ぐねを上げて逃げ出すのだ。

 

 

「まあまあー

もともと20年近く戦車道やってなかったし、仕方ないんじゃない?

それに、少しは赤城も手伝ってくれるんでしょー」

 

 

横で干し芋を齧りながら赤城にそう聞く杏。

赤城は杏を見ると、杏の持っていた干し芋の袋から干し芋を取り齧る。

杏も杏で呑気に河嶋の入れたお茶で干し芋を流し込んでいる。

 

 

「…………ング…………そうだな、一応教官がきた時についでに少ししてやるさ。

最も、それで上手くなるかは別だがな。」

 

 

干し芋を食べ終わった赤城が杏の言葉にそう返す。

もっといえば、人数が揃うかすら微妙なのだが。

 

 

「まあねー

そこはなんとかするよ赤城」

 

 

「そうか…………それと杏」

 

 

また杏から干し芋をもらいながら赤城が口を開く。

 

 

「昨日戦車格納庫に行ったとき、一隻も戦車が無かったんだが?

俺達三津戸上の戦車は自衛隊の教官がきた日に届く事になっているが、大洗もそうなのか?」

 

 

赤城が気になっている事、昨日河嶋に案内してもらった時、一隻も戦車が見当たらなかったのだ。

昨日は時間が押していたため聞けなかったが、やはり赤城に気になるらしく、杏に質問してきたのだ。

 

 

「違うよー

ていうかそもそも戦車道やってたのが20年近く前だからね、費用の問題で売れる戦車は売ったらしいんだよ。」

 

 

「…………それは、間に合うのか?

仮にも教官が来るのは来週だぞ。」

 

 

「明後日には受講者集まるからその時に学園に残っている戦車を探す予定だよ。」

 

 

「そうか、わかったよ。

戦車を見つけたら言ってくれ、俺達三津戸上も手伝おう。

と言っても、戦車を運ぶくらいしか出来んがな。」

 

 

「ん…………頼りにしてるよ赤城。」

 

 

そんなこんなで干し芋を齧りながら会話をしている二人を河嶋、加賀の両名が同時に思ったこと、それは

 

 

『まるで姉妹だな(ですね)』

 

 

だった。

杏はその背の低さから、赤城も見た目美少女でしかも二人並んで干し芋を齧っているので傍から見たら姉妹のそれと変わらなかった。

まぁ、本人達は否定するだろうが。

 

 

「それじゃあ杏、また明後日だな。

と言っても俺たちはする事は殆んど無いが。」

 

 

「別に構わないよー

赤城はウチの最大戦力だしね。」

 

 

「そう言って貰えると助かる。」

 

 

そんなこと言っているうちにプロモーションビデオも終わったらしく、河嶋が舞台で何か言っている。

 

 

「そんじゃ赤城、私の出番みたいだし、ちょっち行ってくるねー」

 

 

杏はそう言って最後の干し芋を食べ終わると、ダッシュで舞台へ上がって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――単位とか遅刻とか、そんなんで良いのか大洗ぇ……

 

 

 

 

 

 






干し芋祭りだワッショイワッショイ!!∩(´∀`∩) ワッショーイ ワッシ ∩( ´∀` )∩ ョーイ ワッショーイ (∩´∀`)∩
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