ガーディアンズ 継承   作:大2000

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本編三話「交差し交わる思惑」

 現在・・・彼らは、【ビースト】から逃げていた。

「なんか、【アレ】俺見て・・・キレてる?」

「フラッシュバンなんて投げつけたりするから、ターゲットされたんですよ!!」

とぼける彼に対して彼女はキレる。

 

 憤怒の叫びが聞こえている下町に潜み

二人は、息を整えている。

「アナタは、よく体力が持ちますね?」

苦笑いしながら言う。

「こんなこと何回も、体験したら慣れた」

その問いに驚く顔する彼女

 

 そういえば【スーツ】を着ずにここまで走って息を切らしてない?

あり得ない・・・10㎞近く走ったはずなのに・・・

私と同じスピードで・・・

「あなた・・・何者?」

「知るか」

そんな会話は、長く続かなかった。

 

 俺は、嫌な予感から上に顔を向けて確認する。

「バレたか!!」

その声と同時に空が明るくなる。

「敵さんめんどくなって、この辺一帯を焦土するつもりかな?」

【ビースト】の口に光球が集まっている。

 

 私は、悟ったある意味で、この光景は・・・

目の前の光景が、人生最後だと・・・諦めていた。

 

俺は、目の前の理不尽な怪物が嫌いだ。

圧倒的絶望それでも人は、前に進む

 

それが視界に入った。

彼女が持っていた荷物が

 

それに向かって叫ぶ

「来い!!」

今となっては、アレは偶然ではなく必然だったのだろう。

同時に、黒を纏い変わる。

 

 私が、気が付くと其処に居たのは「黒」と言うのが相応しいスーツを纏う彼だった。

間髪入れずに、双方の視線が交わるとほぼ同時に仕掛けた。

【ビースト】の大振りの腕を躱して心臓部への渾身の一撃を放つ

持っている端末が、警報音を鳴らし画面には「異常重力波を検知」と表示される。

 

【ビースト】が粒子なって飛んでいく

論文や僅かな映像資料でしか観たことない現象

【ビースト】の死

 

別の場所

 女性の笑い声が聞こえる。

「アッハハハ、アイリスの計画がこんな形で狂うなんて」

彼女が、見ているディスプレイが魅せる光景ソレは・・・

黒いOBスーツを纏うモノが、その生存本能のままに【ビースト】を屠る姿だった。

彼女は、座り笑う。

漆黒の衣装を纏う彼女は、砂粒程度の希望を我が物とするべく笑う。

 

対照的に白い衣装の彼女は、名はアイリス

計画(プロジェクト)の多少の修正が必要ですかね?」

映像からの結果に、冷淡に告げる。

彼女は、大義のための犠牲として彼を選んだ。

 全てを救うための生贄へ

だからこそ彼には、試練と力・・・絶望を与えよう。

これが私の慈悲

「全ては、世界平和の為に」

 

だが、これは彼「遠山大地」の物語である。

 

 

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