目の前の光景は、幻想的で白昼夢を見ている感覚だった。
彼が、緊張の糸が切れたのか倒れるのを見て我に返るのだった。
「大丈夫?!」
「怪我は無いわね!!」
「スーツが解除されない!!」
「どうなってるの!!・こ・れ・・を」
そんな声が聞こえるが俺の意識は、深い所に沈んで行った。
あの頃の夢を見ている。
婆さんに育てられて、サバイバル・善意と悪意・現実の脆さを教えられた。
ただ最後に婆さんが、笑って言った言葉の意味が解らない
「夢は叶わないわ・・・遠回りをしても進み続けなさい」
「それが■■■■として証明よ」
目覚めると水中だった。
彼が気絶した直後
携帯端末を操作して、彼の生存を確かめる方法を試す。
「強制解除コードを受け付けない!!」
「バイタルチェック機能とか繋がるけどそれ以外は、コマンドを受け付けない?」
「なんなの・・・これ・・・」
未知と言う「恐怖」が彼女を襲い始める。
同時に、強制緊急通信が鳴る。
『現在位置から動かないでください・・・救助部隊が間もなく到着します』
空中から、ウイングチームが降りてくる。
「四条アカネ博士をですか?」
私は、頷く
隊員は、観たままの光景を淡々と無線をする。
「
「現状の状態は?」
「対象の外傷無し・護衛部隊は、負傷有りですが全員保護」
「但しイレギュラーが発生」
割り込むように返答がされる。
「全隊員へ警戒状態は維持」
「輸送車両を手配あと2分前後で到着予定」
「全員を回収そして、撤収しろ」
その通信に、隊員は疑問を呈する。
「所属不明者が居りますが?」
「・・・回収する」
隊員が悪態をつく
「お言葉ですがこれは、何処までがシナリオだったのですが?」
その言葉に、動揺をしつつ倒れている彼のバイタルチェックを進める。
「想定外が起きただけだ」
「車両がもうすぐ到着だ・・・身支度を済ませろ」
隊員のすぐに返答する。
「了解」
その後に事態は、一時的な収まりを見せ始めた。
私は、本部から次の日には辞令を渡されていた。
四条アカネ殿
原時刻をもって、スーツ研究員から新設試験チーム技術士官への転属を任命する。
それからの私は、自分がいる組織に疑問を持ちながら試験チームで研究をしている。
私を救った彼は、液体型メディカルポットに入れられそれを見守る日が続いてる。
『削除されたメール』
試験チーム・所属
技術士官・
空戦技術隊員・ジョンラッセル
救助技術隊員・
特殊技術隊員・
上記4名をこの待遇で招集
【ビースト】対策班を創設しろ
【コア】が動き出した。
黒姫より