機動戦士ガンダムSEED 未来を担う剣 リメイク版   作:Please

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今回は、お気に入りの挿入歌が流れた、あの胸熱シーンです。

それでは、ゆっくりお楽しみ下さい。


暁の宇宙へ

モビルスーツデッキでフューチャーのチェックを終え、しばらく休息を取っていると、突如デッキ内に警報が鳴り響く。

 

 

《モビルスーツ群航空機隊オノゴロを目標に侵攻中!》

 

「迎撃ー!モビルスーツ隊発進急げ!」

 

 

放送後、整備員の号令でパイロット達がそれぞれの機体に向かっていく。

 

爆音が響き、既に戦闘が再開されている為、俺はフューチャーのコックピットに急行する。

 

その途中、フリーダムの近くでキラとアスランが話をしているところを目撃する。

 

俺は二人の様子を見る為に物陰に隠れる。

 

 

 

 

「この状況では、どのみちオーブに勝ち目はない。解ってるんだろ?」

 

 

確かに、オーブの技術が優れているとはいえ、兵力差では、こちらの方が不利。

 

勝つことは難しいだろう…。

 

 

「…うん。多分、皆もね。でも、勝ち目がないから戦うのを止めて、言いなりになるって、そんな事できないでしょ」

 

「キラ…」

 

「大切なのは、何の為に戦うかで。だから僕も行くんだ。本当は戦いたくなんてないけど、戦わなきゃ守れないものもあるから…」

 

 

俺は腕を組み、様子を見ながらキラの言葉を聞く。

 

キラは優しい奴だ。

友人思いで争い事を嫌いながらも、偶然戦争に巻き込まれ、生き残る為、友を守る為に、やむ得ず戦ってきたんだからな。

 

 

「ごめんね、アスラン。ありがとう。話せて嬉しかった」

 

 

話を終えたキラは昇降機に乗ってフリーダムの元へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キラ…」

 

 

キラの乗るフリーダムが発進位置に移動していくのを見届けたアスランはその場を動こうとはしない。

 

俺は物陰から出て、アスランの元へ歩み寄る。

 

 

「ダン…」

 

 

こっちに気付いたアスランに俺は声をかける。

 

 

「…キラの奴、変わったな」

 

「…ああ。昔とは大違いだ」

 

 

今のキラは、なるべく命を奪わないように、そして自分が信じているものを守る為に戦っている。

 

それは俺も同じだ。

 

ラクスに託されたフューチャーを自分が正しいと思う事の為に戦っている。

 

 

「(ラクス…。今君は、何をしているんだ…?)」

 

 

心の中でラクスの事を気にかけていると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まいったねぇ」

 

 

横から覚えのある声が聞こえてくる。

 

 

「ディアッカ…!」

 

「…お前、いつからいた?」

 

「俺の扱いひどくない!?」

 

 

ディアッカに気付き、アスランは驚き、俺は思った事を声に出し、ディアッカは俺からの自分の扱いにショックを受ける。

 

気を取り直したディアッカからの話によると、オノゴロ島の戦闘で乗っていたバスターが、敵対していた頃のアークエンジェルの砲撃を受けて損傷した為、やむ得ず投降し、捕虜にされていたらしい。

 

しかし、アークエンジェルが脱走艦となり、このオーブが戦場になるという事で釈放されたようだ。

 

 

 

 

正直、アスランの事ですっかり忘れていた。

 

 

「…ところでアスラン。お前、あのフリーダムとフューチャーの奪還命令、受けてんだろ?」

 

 

ディアッカの言葉にアスランは俯く。

 

 

「やっぱりまずいだろうなぁ。俺達ザフトが介入したらよぉ。あ、ダンはもうザフトじゃなかったっけ?」

 

「…ならどうする?今ここで俺を討つか?」

 

 

俺は目を鋭くしてディアッカを警戒しながら見る。

 

俯いていたアスランはすぐに顔を上げ、驚愕した表情で俺達を見ている。

 

アスランが不安そうに見ている中、俺とディアッカは真剣な表情で互いを見た後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…いや、やめとくよ。そんな事をしたら、ここの連中に目の敵にされるし、そんなつもりは最初からないからな~」

 

 

ディアッカはいつものマイペースな笑みを俺に見せる。

 

それに釣られるように俺もディアッカに笑みを見せて答える。

 

そんな俺達を見て安心したのか、アスランはほっとしたような表情をしている。

 

 

「それで、お前はどうするんだ?アスラン」

 

 

ディアッカに話を振られたアスランは少し驚きながらも、目を閉じて考えるように顔を伏せる。

 

 

 

 

「俺は…」

 

 

アスランはしばらく考えた後、静かに口を開く。

 

 

「俺はあいつを…あいつらを死なせたくない!」

 

「…そうか」

 

 

アスランの本心を聞いた俺は、アスランの肩に手を置き、そう言葉をかける。

 

 

「めずらしく、てか、初めて意見が合うじゃん。俺達」

 

 

俺に続いてディアッカもアスランに話しかける。

 

…確かに、ザフトにいた頃は対立する事が多かったからな。

 

まあ、ほとんどはイザークに便乗する事ばかりだったがな。

 

 

 

 

とにかく、今やるべき事を見つけた俺、アスラン、そしてディアッカの三人は、すぐにそれぞれの愛機に乗り込み、発進準備を急がせる。

 

俺が先に準備を終えた為、一足先にフューチャーで出撃する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場に到着すると、地球軍のモビルスーツ部隊がM1アストレイの部隊を撃退しながら侵攻しているところを目撃する。

 

こっちに気付いた敵モビルスーツ達がビームライフルをフューチャーに向けて攻撃してくるが、フューチャーの機動力を活かし、ビームの雨を抜けながら回避する。

 

隙を見て立体型表示パネルを起動させ、多数の敵モビルスーツをロックオンし、ハイマット・フルバーストで迎撃していく。

 

周辺の敵部隊を無力化した後、敵艦が撃ってきた複数のミサイルをハイマット・フルバーストで全て撃ち落としていく。

 

その爆煙を煙幕代わりに、素早く地球軍のモビルスーツ部隊に近付き、フューチャーの腰からラケルタビームサーベルを抜き、敵機の全武装をことごとく切り裂いていく。

 

 

 

 

数十機以上の敵を無力化させ、コックピットのモニターで周囲を警戒していると、ここから少し離れた場所で、この前戦った地球軍の新型三機と交戦しているフリーダムを目撃する。

 

敵の猛攻を回避したり、防いだりしているフリーダムだが、3対1という状況である為、かなり追い込まれている。

 

 

『ダン!』

 

 

そこへ、後から出撃したアスランの乗るジャスティスがフューチャーの横まで駆けつける。

 

 

『っ!キラ!』

 

 

アスランも苦戦しているフリーダムに気付き、驚愕している。

 

 

「急ぐぞ!」

 

『ああ!』

 

 

フューチャーとジャスティスの機動力を利用してすぐにフリーダムの元へ急行する。

 

まずフューチャーがハイマット・フルバーストで、フリーダムに直撃させないように、連合三機を狙い撃つが紙一重で回避されてしまう。

 

追い打ちかけるように、ジャスティスは肩からバッセルビームブーメランを抜き、連合三機に向けて投げるが、それも回避される。

 

しかし、フリーダムから距離を離す事に成功する。

 

 

「キラ。待たせたな」

 

『ダン!』

 

『キラ!』

 

『アスラン!どうして!?』

 

 

俺からの通信に答えたキラは、アスランの参戦に驚愕している。

 

フューチャーとジャスティスの介入に一瞬だけ動きを止めていた連合三機だが、すぐに立て直して攻撃してくる。

 

黒いモビルスーツが撃ってきたビームを回避するが、そこへ鎌持ちのモビルスーツが斬り掛かってくるが、それも回避する。

 

敵の攻撃を回避しながら、アスランはキラとの会話を通信で続ける。

 

 

『俺達にだって解ってるさ!戦ってでも守らなきゃいけないものがあることぐらい!』

 

『アスラン…!』

 

 

自分の本心を語るアスランと、それをキラに、俺は通信を繋げて話しかける。

 

 

「話したい事は山程あるだろうが、今は奴等を黙らせるぞ」

 

『…うん!』

 

『ああ!』

 

 

俺の言葉にキラとアスランが返答をした後、連合三機の攻撃を回避したのを合図に、それぞれの愛機の長所を活かした連携で敵に応戦する。

 

フリーダムは鎌持ち、ジャスティスは黒いモビルスーツ、フューチャーは緑のモビルスーツと別れて交戦する。

 

こちらに向けて緑のモビルスーツが海上からビームを撃ってくるが、フューチャーの機動力に素早さを利用して全て回避し、ルプスビームライフルで反撃するが、横に飛んで回避される。

 

 

 

 

しばらく交戦していると、緑のモビルスーツが攻撃の手を緩めるような様子を見せる。

 

 

「(まさか、もうエネルギーが…)」

 

 

新型とはいえ、フューチャーのように核で動いている訳ではない為、ビーム兵器を使用しすぎたせいでエネルギーを多く消耗したのだろう。

 

好機と見て、フューチャーで緑のモビルスーツに近付き、居合いのようにビームサーベルを抜いて斬り掛かるが、上に飛び上がって回避される。

 

そして、ジャスティスと交戦中の筈の黒いモビルスーツの上に乗り、一緒に自分達の軍艦の方へ撤退していく。

 

残るは鎌持ちだけだが、フリーダムとの接近戦で追い込まれ、二機を追うように引き上げていく。

 

 

 

 

『『はぁ、はぁ、はぁ』』

 

 

連合三機との戦闘での緊張が解けたのか、キラとアスランは大きく呼吸をしている。

 

俺もキラ達ほどではないが、肩で呼吸をして緊張を解く。

 

一度だけではなく、二度も地球軍を退く事ができたが、このまま防衛戦を続けてもキリがないだろう。

 

そう考えていると、アークエンジェルから通信が入り、ウズミ代表から呼び出しを受けた報せを聞く。

 

どうやら全員、カグヤ島に集合してほしいという事らしい。

 

カグヤ島には、宇宙に向かう為のマスドライバー施設の他、イズモ級戦艦を収納する格納庫があり、宇宙との連絡用の設備を備えられている。

 

とにかく俺達は、ウズミ代表の言う通りにカグヤ島へ急行する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カグヤ島に到着し、ディアッカと合流した後、ウズミ代表と先に着いているカガリ、ラミアス艦長、ブラガ少佐、リューグ大尉がいる指令室に向かっている。

 

指令室の近くまで来ると、ウズミ代表の話し声が聞こえてくる。

 

 

 

 

「…が、例えオーブを失っても、失ってはならぬものがあろう。地球軍の背後には、ブルーコスモスの盟主、ムルタ・アズラエルの姿がある」

 

 

その名を聞き、俺達ザフトは少し驚愕する。

 

 

 

 

ブルーコスモスといえば、反コーディネイターを掲げる政治団体だ。

 

そしてムルタ・アズラエルは噂でしか聞いた事がないが、反コーディネイター運動に最大の出資をしてきた財閥の御曹司でもある。

 

 

 

 

「そしてプラントも今や、コーディネイターこそが、新たな種とする、パトリック・ザラの手の内だ」

 

 

ザラ委員長の名を聞いた後、アスランの方に顔を向けると、険しい顔で俯いている。

 

 

「このまま進めば、世界はやがて、認めぬ者同士が際限なく争うばかりのものとなろう。そんなもので良いか!?君達の未来は」

 

 

話を続けるウズミ代表の言葉を俺達は黙って聞く。

 

 

「別の未来を知る者なら、今ここにある小さな灯を抱いて、そこへ向かえ。またも過酷な道だが、解ってもらえような?マリュー・ラミアス」

 

「…小さくとも強い灯は消えぬと、私達も信じております」

 

 

ブラガ少佐の方を見た後、返答するラミアス艦長の言葉を聞き、ウズミ代表は納得するように笑みを見せる。

 

 

「では、急ぎ準備を」

 

「は!」

 

 

ウズミ代表の指示に従い、ブラガ少佐達を連れて指令室を後にするラミアス艦長。

 

ラミアス艦長達が去った後、ウズミ代表は近くにいるカガリの頭を優しく撫でながらキラを見ている。

 

その様子を気にしながらも、俺達パイロット組もオーブからの脱出の為の準備に取りかかる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

指令室を出た後、すぐにアークエンジェルとクサナギの脱出準備が開始され、現在はアークエンジェルが宇宙へ上がる為、プラズマ・ブースターの取り付け作業を行っている最中である。

 

 

 

 

クサナギとは、モルゲンレーテ社が開発したイズモ級の宇宙戦艦である。

元はモビルスーツの運用艦であったが、M1アストレイの開発と同時に改修が加えられている。

 

 

 

 

2隻の艦が準備を終えるまで、キラ、俺、アスラン、ディアッカのパイロット組は、敵に備えて愛機と共に外で待機している。

 

 

「そりゃぁ、このままカーペンタリアに戻ってもいいんだろうけどさ、どうせ敵対してんのは地球軍なんだし…」

 

 

確かに、アスランとディアッカは俺とは違い、まだザフトにいる為、これ以上俺達に関わらずにカーペンタリアに戻れば問題ないかもしれない。

 

待機している間での会話中、アスランは何を考えているような表情をしている。

 

 

 

 

「…ザフトのアスラン・ザラか」

 

 

突然の呟くようなアスランの声に、キラ、俺、ディアッカの三人はアスランの方に顔を向ける。

 

 

「彼女には解ってたんだな」

 

「アスラン?」

 

 

アスランに声をキラだが、アスランはそのまま話を続ける。

 

 

「国、軍の命令に従って敵を討つ。それでいいんだと思っていた。仕方ないと。それで、こんな戦争が一日でも早く終わるならと」

 

 

アスランの話を、俺達は真剣な表情で黙って聞いている。

 

 

「でも、俺達は本当は、何と、どう戦わなくちゃいけなかったんだ?」

 

 

アスランの言う通り、戦う為には敵となる相手が必要だ。

だが、だからとはいえ、戦う事ばかりに執着し過ぎれば、それは戦いに飢えた獣だ。

とはいえ、戦わずに静かに過ごしても、誰かがそれを壊す可能性もある。

 

キラと俺は既に戦う覚悟はあるが、アスランは戦う事に迷いが生じ始めているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…一緒に行こう、アスラン」

 

 

沈黙を破るように、笑みを見せながら口を開くキラを、アスランとディアッカは少し驚愕した表情で見る。

 

 

「みんなで一緒に探せばいいよ。それをさ」

 

 

そう語るキラに便乗するように、俺もアスランに話しかける。

 

 

「一人で考える必要はない。焦らずに、ゆっくりと探して、見つければいい」

 

「…うん」

 

 

俺達の言葉にアスランは笑みを見せて小さく頷き、ディアッカもそれに賛同するように笑みを見せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく待機していると、突然警報が鳴り響く。

 

どうやら地球軍が3度目の侵攻を仕掛けて来たようだ。

 

オーブを完全に掌握するまで何度も侵攻する気だ。

 

フューチャーに乗り込み、いつでも出撃できるように待機していると、指令室にいるウズミ代表からアークエンジェルへの通信が入る。

 

 

『ラミアス殿!発進を!』

 

『解りました!キラ君?』

 

『発進を援護します。アークエンジェルは行ってください』

 

 

アークエンジェルとクサナギの援護の為、俺達パイロット組は愛機を起動させ、それぞれの持ち場につく。

 

 

「クサナギの方は?」

 

『すぐに出す!すまん!』

 

 

俺の確認に答えるウズミ代表。

クサナギもいつでも発進できるようだ。

 

 

『空中戦になる。バスターでは無理だ。ディアッカはアークエンジェルへ!』

 

『チッ!』

 

 

アスランの呼び掛けに舌打ちをするディアッカだが、バスターをアークエンジェルに急行させる。

 

 

 

 

 

バスターを収容した後、プラズマ・ブースターを付けたアークエンジェルは発進を開始する。

 

それと同時に連合三機が姿を現し、こっちに向かって来る。

 

 

「例の三機が来たぞ!」

 

『キラ!』

 

『発進急いで下さい!』

 

 

キラの指示に答えるように、アークエンジェルは上空に向けてローエングリンを発射する。

 

そして、それで生じたポジトロニック・インターフェアランスを利用して加速させ、宇宙へと上がっていく。

 

かなり遠くまで上がったアークエンジェルを連合三機は追撃しようする。

 

しかし、フリーダム、フューチャー、ジャスティスのビームライフルによる攻撃でそれを阻止する。

 

しばらくは射撃戦をメインに連合三機と戦闘を繰り広げていると、カグヤ島からクサナギが発進する光景を見かける。

 

 

『アスラン!ダン!』

 

『ああ!』

 

「急ぐぞ!」

 

 

キラの掛け声に答え、全速力でマスドライバー上を走っているクサナギに急行する。

 

クサナギはかなりの速さで走っている為、機動力に優れた機体でも追い付くには時間がかかる。

 

フリーダムとフューチャーはクサナギに到着し、ジャスティスも後少しのところまで来ている。

 

フリーダムとジャスティスが互いに手を伸ばし、徐々に距離を縮めていく。

 

しかし、そうはさせまいと連合三機がこっちに向けてビームを乱射しながら妨害してくる。

 

 

「ちっ!(しつこい奴等め…!)」

 

 

フリーダムとジャスティスの援護をする為、フューチャーのビームライフルで応戦し、隙を突いて連合三機のすぐ近くの海面にビームを撃ち込んで注意をそらす。

 

 

「今だ!急げ!」

 

『『うおおぉぉ!!』』

 

 

連合三機が怯んだ隙にフリーダムとジャスティスは、ようやく互いの手を掴む。

 

フリーダムがジャスティスの手を引き、三機は無事にクサナギに乗り込む事に成功する。

 

さっきの反撃に激昂したのか、連合三機は尚も俺達を乗せたクサナギにビームによる猛攻を仕掛けてくる。

 

キラ、俺、アスランの三人は通信用のモニターで合図を出すように頷いた後、追って来る連合三機付近の海面に向けて、フリーダム、フューチャー、ジャスティスの全武装による一斉射撃を放つ。

 

連合三機を退け、遂にクサナギは宇宙へと上がっていく。

 

 

 

 

徐々に小さくなっていくオーブ。

 

そしてカグヤがあったと思われる場所から小さくも、強い光が見えた。

 

まるでオーブを脱出する前に、ラミアス艦長が言っていた…

 

 

 

 

小さくても強く輝く灯のように……。




今回は、あの胸熱シーンを再現できるように、主人公組の活躍を頑張って書かせて頂きました。

ディアッカとの会話のシーンは、再会した後も考えましたが、原作でのアスランの反応を見て、こちらのイメージで書かせて頂きました。

次回から宇宙でのストーリーになると思うので、近い内に“彼女”も再び登場すると思います。

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それでは、次回もお楽しみに。

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