機動戦士ガンダムSEED 未来を担う剣   作:Please

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終末の光

フューチャーを発進させ、ミーティアを装備したキラのフリーダム、アスランのジャスティスの二機と一緒にヤキン・ドゥーエを目指していると、ジェネシスが再び発射され、地球軍の拠点である月面基地を壊滅させてしまう。

 

月基地を破壊されたとなると、地球軍は残った戦力でザフトと戦う事になる。

 

更にザフトがジェネシスを撃ったのなら、地球軍も核を使って報復するに違いない。

急がないといけない。

 

 

『ダン!アスラン!』

 

 

俺と同じ考えか、キラは俺とアスランの名を呼ぶ。

 

 

『分かってる、急ごう!』

 

「キラとアスランは先に行け。俺もすぐ後を追う」

 

『うん。気を付けてね、ダン』

 

 

ミーティアを装備して高い機動力を持つフリーダムとジャスティスを先にヤキン・ドゥーエに向かわせ、エターナル、アークエンジェル、クサナギの進路を確保する為に、フューチャーで既に周囲で交戦しているザフトと地球軍のモビルスーツ部隊の対処を開始する。

 

 

 

 

先陣を切って敵モビルスーツを無力化させている最中、一機のM1アストレイがザフトのモビルスーツ・ゲイツに2連装ビームクローで貫かれそうになるところを目撃する。

 

コックピットのモニターで確認すると、マユラ・ラバッツが操縦するM1のようだ。

 

既に70式ビームサーベルで迎撃に出ようとしているが、今からでは間に合わない……。

 

 

 

 

そう思った俺は全速力でマユラ機の方に向かいながら、ルプス・ビームライフルでゲイツのビームクローを展開している腕を狙い撃ち、素通りするようにゲイツの頭部と武装をラケルタ・ビームサーベルで斬り裂いて無力化させる。

 

すぐにマユラ機の隣に近付いて通信を繋ぐと、コックピットのモニターにマユラ・ラバッツの姿が映し出される。

 

 

『ダンくん!』

 

 

俺の姿を見て、安心したような笑みを見せながら俺の名を呼ぶ。

 

 

「大丈夫か?」

 

『うん。なんとかね』

 

 

モニターに移るマユラ・ラバッツは激戦を目にして不安に襲われている。

 

 

「状況は見ての通りだが、最後まで諦めるな」

 

『……ありがとう、ダンくん』

 

 

俺は自分なりに彼女を勇気付ける為に激励の声をかける。

 

 

「先に行っている。無茶はするなよ」

 

『うん。君もね』

 

 

俺との通信でマユラ・ラバッツの様子はさっきより落ち着いてきたようだ。

それを確認した俺は、笑みを彼女に見せてから通信を切り、フューチャーで周辺でM1部隊と交戦している敵モビルスーツを無力化させながらヤキン・ドゥーエへ急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラ達と合流を果たした俺は、ヤキン・ドゥーエで戦闘を行っているザフトと地球軍のモビルスーツ部隊と艦隊を無力化している。

 

俺はフューチャーの機動力を活かしたビームサーベルによる素通り斬りとハイマット・フルバーストで敵モビルスーツを次々と無力化させていく。

 

キラ達の方を確認すると、フリーダムはミーティアによる一斉射撃で複数のザフトのモビルスーツを無力化し、ジャスティスはミーティアのビームソードで地球軍の戦艦のメインブリッジを叩き斬って撃墜し、カガリが乗るストライクルージュとディアッカが乗るバスターも数機のザフトと地球軍のモビルスーツを撃ち墜としていく。

 

 

 

 

『ドミニオン、他数隻転進します!』

 

『ナタル!』

 

 

アークエンジェルから突然の報せを聞いた俺、キラ、アスラン、ディアッカの4人は驚きを隠せなかった。

 

 

『くそ!プラントか!?』

 

『追います!エターナルとクサナギはジェネシスを!』

 

『解った!』

 

 

バルトフェルド隊長とラミアス艦長のやり取りを確認した俺達は、ドミニオンをアークエンジェルに任せてジェネシスに急行する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェネシスを目指している最中、俺達はある光景を目にして驚愕する。

 

それは核を装備したメビウス部隊がプラントに向けて進行している光景であった。

 

 

『あの部隊は!』

 

「まだ懲りずにプラントを…!」

 

『やらせるか!』

 

 

再びプラントに向けて核攻撃を行おうとするメビウス部隊を止める為、俺はキラと一緒に急いでプラントに急行する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達がプラント付近まで来た時は、メビウス部隊がプラントに向けて核を発射したところである。

 

 

『何故そんなことを!平然と出来る!』

 

「どいつもこいつも…!」

 

 

それを見たキラはかなり激昂している。

俺もキラと同じ気持ちだ。

 

すぐにフューチャーのマルチロックオンシステムを作動させ、プラントへと放たれた多数の核に狙いを定め、フルバーストで次々と撃ち落とす。

 

 

フリーダムとジャスティスもミーティアの一斉射撃で核を迎撃していく。

 

それでもメビウス部隊は懲りずに再びプラントへ核を発射してくる。

 

ジャスティスが迎撃に向かおうとするが、そこへ邪魔が入ってしまう。

 

 

 

 

連合の鎌持ちモビルスーツがジャスティスに襲いかかって来たのだ。

ジャスティスがビームソードで鎌持ちを迎撃している最中、メビウス部隊が放った核がジャスティスの横を通過してしまう。

 

しかし、その核をストライクルージュがビームライフルでいくつか撃ち落とす。

 

まだ交戦中のジャスティスの代わりにフューチャーのフルバーストでプラントに向かっていた核を全て撃ち落としていく。

 

その最中に敵と交戦しているM1部隊の援護も行い、少しでも自軍の被害を最小限に抑えるように戦い、両軍の敵モビルスーツと核を相手にしながらも、俺はキラと一緒にこの死地を乗り越える為に奮闘する。

 

 

 

 

フューチャーとフリーダムで核を迎撃していると、連合の黒いモビルスーツが妨害するように2連装の防盾砲による高速弾を放ってくるが、それを回避する。

 

 

「この忙しい時に…!」

 

『アスラン!』

 

 

キラの呼び声に応えるようにジャスティスがビームソードで黒いモビルスーツを攻撃するが、回避されてしまう。

再び攻撃を行うジャスティスだが、これも回避される。

 

ジャスティスの援護の為ビームライフルで黒いモビルスーツに追い打ちをかける。

 

 

『なんなんだよ!お前達は!』

 

 

その時、アスランではない別の少年のような叫び声が通信を通して響いてくる。

 

まさかあの黒いモビルスーツ、俺達と同じ年齢の少年が乗っているのか?

 

しかし、戦闘中である為一旦考えるのを止め、黒いモビルスーツとの戦闘に集中する事にした。

 

ジャスティスはミーティアのミサイルを発射して攻撃するが、高速弾によって全て迎撃されてしまう。

 

 

『なに必死にやってんだ!』

 

 

追い打ちをかけられてイラついたのか、再び通信で荒い口調で煽るように叫びながら頭部からエネルギー砲を放ってくるが、それを回避する。

まるで駄々をこねる子供みたいな奴だ…。

 

 

『お前達こそ何だ!一体何のために戦っている!』

 

 

黒いモビルスーツのパイロットの言葉に憤りを感じたのか反論するアスラン。

 

ジャスティスは再びビームソードで黒いモビルスーツに斬りかかるが回避されてしまう。

 

 

『そんなこと俺は知らないね!やらなきゃやられる、そんだけだろうが!!』

 

 

黒いモビルスーツは左手に持つ破砕球を俺達に向けて飛ばしてくるがそれを回避し、ビームライフルで反撃するが回避されてしまう。

 

 

『やられないけどね』

 

 

腹立つ口調で煽ってくるが、感情に流されては向こうの思う壺だ。

 

 

 

 

そう思い冷静に黒いモビルスーツと交戦している最中、核を迎撃しているストライクルージュに向けて鎌持ちのモビルスーツが誘導プラズマ砲を放とうとしているところを目撃する。

 

モビルアーマー形態になって突っ込んでくる黒いモビルスーツを上昇して回避した後、クスィフィアスレール砲を頭上から撃ち込んで怯ませた隙を突いてストライクルージュの元に急行する。

 

今にもプラズマ砲を発射しようとしている鎌持ちを蹴り飛ばし、ストライクルージュへの不意討ちを阻止する事に成功する。

 

 

『ダン!』

 

「ここは任せろ。先に行け」

 

『わかった』

 

 

俺に気付いたカガリを先に行かせた後、すぐに鎌持ちを警戒する。

 

体勢を立て直した鎌持ちは、今度はこっちにプラズマ砲を撃とうとしているが、それを阻止するようにビームが鎌持ちの方に飛んでいくがビームを曲げられて防がれてしまう。

 

ビームが飛んできた方を見ると、アサルトシュラウドを装備したデュエルがビームライフルを鎌持ちに向けて構えていた。

 

デュエルの介入に少し驚いていると、黄色のビームが鎌持ちに向かって飛んでいく。

 

おそらくバスターの超高インパルス長射程狙撃ライフルによる遠距離からの攻撃だろう。

鎌持ちはそのビームを防ごうとするが、耐えきれずにバランスを崩す。

 

それを見ていたデュエルはビームサーベルを抜いて突っ込み、鎌持ちは迎撃しようとプラズマ砲をデュエルに向けて発射する。

デュエルはビームを耐ビームシールドで防ぎ爆煙が広がる。

 

 

「(イザーク…)」

 

 

イザークの身を案じていると、爆煙からアサルトシュラウドを外したデュエルが姿を現し、二刀流のビームサーベルで再び鎌持ちに突っ込んでいく。

 

鎌持ちがデュエルにプラズマ砲を撃とうとした為フューチャーのレール砲を撃ち込んでバランスを崩させる事によってそれを阻止する。

そして、デュエルはバランスを崩した鎌持ちの両腕をビームサーベルで斬り落とし、もう一本のビームサーベルで鎌持ちのコックピットを貫いた。

 

デュエルに貫かれたコックピット部分から火花を散らして爆散する鎌持ち。

 

厄介だった連合の三機の内の一機を討ち取る事に成功する。

 

それを確認した俺は残っているイザークとディアッカの事を気にしながらも、フューチャーの機動力を活かしてフリーダムとジャスティスの元に急行する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラ達がいる宙域に到着すると、フリーダムとジャスティスが緑のモビルスーツと交戦している最中であった。

 

緑のモビルスーツがフリーダムのビームソードを回避した隙を突き、ラミネートアンチビームシールドを一旦手放し、ビームライフルを腰に仕舞った後両手にビームサーベルを持った状態で緑のモビルスーツに迅速に近付き、緑のモビルスーツが持っていたバズーカ砲と背中の2連装ビーム砲を切断する。

 

二刀流による素通り斬りの為か、完全に避けきれずにバランスを崩した緑のモビルスーツをジャスティスがビームソードを背後から叩き込んで真っ二つに両断する。

 

斬られた緑のモビルスーツは一瞬だけ火花を散らして爆散し、これで残る連合のモビルスーツは後一機となった。

 

 

「仕留めるぞディアッカ!」

 

『了解』

 

 

その最後の一機である黒いモビルスーツをフューチャーとバスターのコンビネーションの射撃で攻撃するが、全て回避される。

 

しかし、一瞬の隙を突いてビームサーベルで黒いモビルスーツの鉄球を装備した腕を切断する。

 

斬られた黒いモビルスーツは距離を空けるが、逃がさないようにレール砲で追い撃ちをかけ、回避した瞬間を狙ってビームライフルで残った腕と右足を狙い撃つ。

 

バランスを失った黒いモビルスーツのコックピットをバスターが超高インパルス長射程狙撃ライフルで狙い撃って撃墜する。

 

 

 

状況は緊迫しているが、俺達は奮闘して敵モビルスーツと敵戦艦を次々と撃破していく。

戦況が少し落ち着いた内に俺達はアークエンジェルの近くに寄る。

 

 

『マリューさん!』

 

『必要な機体は補給を!ドミニオンは抑える!ジェネシスへ!!』

 

「了解!」

 

 

ラミアス艦長の指示を受けた後、イージス、バスター、そして何故か残っているデュエルにアークエンジェルの守備を任せ、フリーダム、ジャスティス、ルージュの三機と一緒に既にジェネシスに向かっているエターナル、クサナギと合流に急ぐ事にした。

 

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