AIに「ゴジラ対ガメラ」を書いてもらってみた   作:ギャラハガル

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第三話

先の戦いで荒廃した東京では、空中要塞サルヴァトロンの残骸の回収が行われていた。

一部のパーツはリーア星人の二人が誰にも気づかれずに持ち出していたものの、その他のパーツは順調に集まりつつあった。

「よし、これで最後だな」

隊員が最後のパーツを拾い上げる。

捥げたキングギドラの首や、ネオガイガンの残骸も同時に回収され、それらは海底要塞ギャラクシアへと輸送されることになっている。

「あとは怪獣達がみんないなくなればいいんだけどな」

「おいおい、そんなことになったら俺達はみんな路頭に迷っちまうぜ」

「そりゃそうだ」

彼らは笑い合った。

こうして、彼らの作戦は成功に終わったのである。

しかし、まだ彼らがこの作戦の本当の目的に気づいている様子はなかった。

地球侵略を企むリーア星人の魔の手は着実に迫ってきているのだ。

 

***

 

ギャラクシア内部では、海軍指揮官と、リーア星人の女科学者――リアンが密談していた。

「計画を前倒ししたい、だと?」

海軍指揮官がやや驚いた様子でリアンに問いかけた。

「はい。自衛隊内部に、我々以外の不穏分子が紛れ込んでいました。こちらの同胞が二人死に、ゲソラとガニメも失ってしまいました」

「なるほど、確かに憂慮すべき事態だな。だがキングギドラの排除は出来ておらず、ゴジラとガメラの行方もつかめていない」

「それについては考えがあります。まずは私達だけで、キングギドラを排除します」

「……できるのか?相手はあの三頭竜だぞ」

「えぇ、そのための準備も整っています。今すぐにでも出撃できますよ」

「そうか。ならばやってみるといい。我々は君の計画が成功したら、すぐにでも事を起こそうじゃないか」

そういって彼はほくそ笑む。まもなく我らの悲願は達成されるであろうと確信していた。

「了解しました。では早速準備に取り掛かりましょう」

その時、彼らの背後にある通信機から声が聞こえてきた。

『司令!緊急事態です!』

「なんだ、どうした!」

『東京湾にゴジラが出現しました!!』

「何!?また来たのか!!」

「……まさか」

リアンの顔色が変わった。そして、彼女は確信する。

「サルヴァトロンを完全に破壊する気ね……」

 

***

「ギャオオオォゥン!!!」

東京湾上で、一頭の巨大な獣が吠えた。

全長50メートルにも及ぶ巨体。その全身を覆う皮膚には無数の傷跡が残っている。

ゴジラは先の戦いの跡地へと猛進していた。

あの兵器には何か良くない気配がする。そう彼の直観は告げていたのだ。

なのでそれを完膚なきまで破壊すべく、彼は戻ってきたのだ。

みるとサルヴァトロンの残骸は一つに纏められていた。好都合だった。

ゴジラは背びれを光らせると、その塵芥の山へ熱線を放った。

次の瞬間、轟音とともに、それは大爆発を起こした。

爆風によって海面が激しく波立つ。

ゴジラは満足げに鼻息を吐いた。

だが、爆炎が晴れるとそこには、異形の者が立っていた。

ゴジラに似た体系の怪獣。だがその頭は、空中要塞サルヴァトロンにあった守護龍の像そのものである。

体はほとんど機械でできているが、生身の部分にはキングギドラの黄金の鱗が生えている。

そして背びれ代わりに青い結晶が並んでいた。

新生サルヴァトロンが咆哮を上げた。

 

***

 

「AI『GOD』の再起動が間に合いました。本当はここで起動させるつもりでしたが仕方ありません」

リーアはそういってため息をついた。本来の計画では要塞ギャラクシアにてGODを起動し、要塞を巻き込んでサルヴァトロンを復活させるつもりだったのだ。

「まあ仕方がない。サルヴァトロンを強化すると共に自衛隊の首脳部も全滅させるつもりだったのだがね」

海軍指揮官はそういって椅子に座った。

「まあ、今のままでもゴジラ一匹、捻り潰してくれるだろうよ」

 

***

東京湾に再び姿を現した怪獣王と、空中要塞改め人工守護神は、東京で対峙していた。

両者は睨み合うと、同時に動いた。

まず先に仕掛けたのはゴジラの方であった。

猛然と突進すると、尻尾を振り回してサルヴァトロンを破壊しようとした。

しかし、サルヴァトロンはそれを素早くかわすと、ギドラのような翼を広げて空へと舞い上がった。

上空からの攻撃を行おうとしているのだ。

だが、ゴジラは首を曲げると、口から放射熱線を発射した。

炎の渦が、サルヴァトロンに迫る。

しかしそれは、サルヴァトロンのシールドに阻まれてしまう。

嘗てはゴジラに破られたシールドだが、強化されたようである。

サルヴァトロンは、天空よりゴジラへ攻撃を開始した。

背中の羽から無数の小型ミサイルが発射された。

ゴジラは、それらをすべて熱線で撃墜した。

だが、その隙にサルヴァトロンは、地上へ降り立った。

そして、今度は無数のケーブルを伸ばして、ゴジラの身体に巻き付けた。

電撃が走る。ゴジラの肉体が痙攣する。

だが、それだけである。

ゴジラは力任せに引きちぎると、そのまま反撃に移った。

放射熱線が、サルヴァトロンを襲う。

しかし、再びシールドで防がれてしまった。

両者は再び距離を取る。

 

片や全長50メートルを超える巨躯を誇る怪獣の王たる存在。かたやその全身を機械で覆われた謎の人工生命体。

両者ともに相手を脅威と認識していた。

ゴジラは目の前の存在が何者であるか理解できなかったが、本能的に危険を感じ取っていた。

一方、サルヴァトロンもゴジラの戦闘能力の高さを看破したようで、油断なく相手を観察していた。

次に先手をとったのはサルヴァトロンだった。

全身から空中要塞の時の装備である砲門を展開し、ミサイルやレーザーを乱射し始めた。

対するゴジラは、熱線を吐き続ける事でそれらをすべて撃ち落していく。

両者の攻撃はほぼ互角であったが、次第に徐々に均衡が崩れ始めた。

ゴジラが劣勢になり始めていたのだ。

理由は簡単だ。

先ほど受けた雷撃の影響が抜け切れていないのだ。

己の不利を悟ったゴジラは、最後の手段に出た。

彼は熱線を止め、攻撃の雨の中を突進し始めた。

当然、無数の砲撃を食らってしまう。

しかし彼は怯む事無く突き進んでいった。

やがて彼の眼前に、サルヴァトロンの姿が現れた。

サルヴァトロンは砲撃からケーブル攻撃に切り替えるとともに、シールドを展開した。

しかし、ゴジラは尻尾を振るい、シールドごと、その機体を引き裂いた。

まるで紙のように引き裂ける装甲。

だが、その瞬間、機体内部に格納されていたものが飛び出した。

それは、先の戦いで破壊されたはずのキングギドラの首の一体であった。

それは生きているのと同じように動き、ゴジラに巻き付いてきた!

そして、首の先端にある口器で、ゴジラの肉を食い千切った。

血飛沫が上がる。

ゴジラの顔にも苦悶の色が見える。

だが、それでも尚、首は離れようとしない。

ゴジラは地面に倒れ込んだ。

サルヴァトロンは胴体前方にあるハッチを開いた。そこから無数のケーブルが飛び出してきた。

それがゴジラに巻き付いていく。

倒れ伏したゴジラの上に乗りかかり、サルヴァトロンはゴジラを体内に収めようとしていた。

同化して力を増そうというのだろう。

しかし、ここでゴジラの背びれが光り輝いた。

そしてなんと、その背びれから無数の細かい放射熱線を発射したのである。

 

放射熱線は、サルヴァトロンの体内に侵入していき、回路が次々と焼き切られていく。

慌てたサルヴァトロンはゴジラの拘束を解くと、空へと飛び立った。

しかし攻撃を受けてしまった影響か、飛行速度は鈍っているように見えた。

ゴジラが再び熱線を放った。

放射熱線の直撃を受けたサルヴァトロンは、ついに墜落した。

落下してきたところを、ゴジラは尻尾を巻き付けてサルヴァトロンの動きを完全に封じた。

そして、尻尾を振り回してバラバラに破壊してしまった。

中からは赤い球体が転がり出てきた。

それは素早く飛び去って行った。残骸もそれに追随する形で飛び去って行った。

満身創痍ながらもゴジラは立ち上がった。

彼がこの戦いに勝利したのだ。

だが、彼も相当のダメージを受けており、その顔には疲労が色濃く出ていた。

だが、まだ戦いは終わっていない。

サルヴァトロンはまだ活動しているのだ。

***

「どうするのだ。サルヴァトロンは大破。修復には時間がかかるぞ」

海軍指揮官がそう問いかける。

「問題ありません、ゴジラを排除することこそできませんでしたが、今のパワーでゴジラ相手に対抗できました」

リアンは誇らしげに返す。

「サルヴァトロンは進化する兵器です。GODの演算能力も加わり死角はありません」

「……ならばいいのだがな」

「ええ、ところでそちらの準備はどうなのですか?」

「ああ、いつでも実行できるそうだ。我々はただ待つだけだ」

「わかりました。では引き続き計画を進めてください。必ずや勝利を掴み取って見せましょう!」

「うむ、頼んだぞ。」

***

総司令官は頭を抱えていた。

「なんなんだあの怪獣は!?ゴジラでさえ厄介なのに、それと互角とは…」

「さて、今の段階ではなんともいえませんな」

海軍指揮官が白を切る。

「くそっ、奴らがこちらを狙っている以上、こちらも手を打たねばならん。何としてでも、この事態を収拾しろ!これは命令だ!!」

「……了解しました」

陸軍指揮官が力なく答える。

その横で、対怪獣特殊兵器部隊隊長の蛇倉が発言した。

「あの物体は南西の方角へ去っていきました。あの先に何があると思います?」

「何か分かったのかね蛇倉君!?」

蛇倉は立ち上がって言う。

「あの機械の怪物はネオガイガンの残骸やキングギドラの千切れた首を巻き込んで誕生しました。おまけにゴジラを取り込もうとした。奴は怪獣を食べて自らの力にできるのでしょう」

「なるほどな、だがそれがどうしたというのかね?」

「分かりませんか?あいつが飛び去った先にあるでしょう、怪獣の住処が」

「…インファント島!奴の次の狙いはモスラか!」

総司令は叫んだ。

「今すぐ艦隊を派遣しろ!全速力で向かうのだ!急げ!!」

***

南太平洋・インファント島の洞窟で、一匹の巨大な生物が眠っていた。

巨大な蛾の怪獣、モスラである。

彼女はまだ、東京での戦いのダメージが回復していなかった。

しかし、敵が来ていることを感じ取り、本能的に覚醒しようとしていた。

傍らには彼女が産み落とした卵があった。彼女は次の戦いで己が命が尽きることを覚悟した。

せめて卵を守ろうと決意した。




お読みいただきありがとうございます。
以下蛇足です。

リーア星人が増えすぎたため女科学者をネームドにしました。
今回はあまりAIが暴れなかったのでスムーズに書き上げることができました。
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