AIに「ゴジラ対ガメラ」を書いてもらってみた   作:ギャラハガル

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第五話

リーア星人が制圧し、飛行要塞と化したインファント島は、地球の至る所を攻撃した。

都市を破壊し、人々を殺し、そして怪獣までも襲い、吸収していった。

地球はリーア星人の手に堕ちようとしていた。

だが…

「総統、いったいなにを!?」

仲間達の亡骸が転がる指令室で、リアンは呟くように聞いた。

「…リアンかい。私はずっと考えていたんだ」

「何をですか!?」

「なぜ我々リーア星人はキングギドラに勝てなかったのかだよ。ずっと劣る地球人はゴジラやガメラといった怪獣と戦い続けいるのに」

手に持っているダークリングを弄びながら総統は答える。

「何が理由だったと?」

「それはね、一つにならなかったから、団結しなかったためさ。我々にはまとまりがなかったのだ」

「それがこの惨状と何の関係が!?」

「簡単さ、分母が一になれば、意見の統一ができる」

「まさか……」

「そう、我々は一つになる必要があったんだよ! そのために必要なものが手に入った!」

総統の手にあったダークリングが強く光り輝いた。

「サルヴァトロンの下、私達は一つになった! もう誰にも負けない! もう誰も支配できない! もはや私の邪魔をするものはいなくなった!!」

「…………」

「さあ、地球を支配するぞ! リアンよ、君もついてきなさい!」

「いいえ、それは聞けません」

総統はため息をついた。

「そういうと思っていたよ。君は昔から頑固なところがあったからねえ」

「申し訳ありません」

「まあいいだろう。どうせお前にも用はない、サルヴァトロン、彼女も始末したまえ」

リアンは素早く逃げた。

「忘れたんですか総統、サルヴァトロンのAIである『GOD』を制作したのは私なんですよ」

彼女は懐から赤い球体を取り出すと、何か唱えた。すると壁が開き、そこをリアンが通り抜けると、そこは閉じた。

「ふん、逃げたか」

それでも総統は狼狽えなかった。最早自分に勝てるものはもう存在しないと確信していたからだ。

***

――とある小島

卵からモスラの幼虫が顔を出した。

ガメラが辛うじて救い出した卵が、孵化したのだ。

彼はこの時を待っていたのだ。卵のまま、この命を放置するわけにはいかなかったためだ。

ガメラは空を見る。飛び去ったインファント島は、敵に操られているのだろうというのは彼にも分かった。

彼は再び空を見上げ、そして飛んだ。

それをモスラの幼虫はただ見守っていた。

彼は日本上空にある巨大要塞目掛けて飛び続けた。

***

「くそっ…」

蛇倉…ジャグラスジャグラーはようやく戒めから逃れることができた。しかし満身創痍の彼は地べたに倒れて起き上がることができなかった。

そこに人影が近づいてきた。

「あんたか…何しに来た?」

人影の正体はリアンだった。

「俺に止めを刺すように命令されたか?」

リアンは首を横に振った。その目には涙が浮かんでいる。

「総統は乱心しました。仲間は皆殺されてしまって…」

「で、俺に何させようっていうんだ?」

ジャグラスジャグラーは冷たく言う。

「総統を止めてください。お願いします」

リアンは頭を下げた。

「断る」

ジャグラーははっきりと言った。

「俺はあいつらの敵だからな。それに今のあいつらはキングギドラより強い、下手したら俺でも倒せないかもな」

「そんなこと言わずにどうか助けてくれませんか? あなたもダークリングを取り戻したいのでしょう?」

「勿論そのつもりだ。だが手段がない。せめてコイツが万全ならな」

そういって黒い機械を取り出した。もう動かなくなってしまったダークゼットライザーだ。

「…任せてください」

そういってリアンは赤い球体を取り出した。

「おい、それは…」

「『GOD』の試作品です。私はあれの製作者ですから」

『GOD』から赤い粉が放出され、ライザーに吸収されていく。

「これで大丈夫です」

「…それで、どうやってあの島まで行くんだ?」

「円盤を一つ奪ってきています。隙をみて忍び込むことができれば…」

ジャグラーは上空を睨みつけた。

「どうやらその隙はすぐに出来そうだ」

二人の頭上を、黄金の光の球が飛んで行った。

***

空中要塞はガメラの姿を捉えた。

円盤を無数に発信させ、レーザーを放ち攻撃を開始した。

ガメラは回避しながら反撃を行う。

インファント島の数倍の大きさになった要塞に何とか上陸しようと周辺を飛び回った。

その時、要塞から大量の光弾が発射される。

避けきれずに被弾してしまった。

よろめくがなんとか体勢を立て直す。

そこへ追い打ちをかけるかのように要塞からミサイルの雨が降り注ぐ。

直撃こそ免れたものの爆発に巻き込まれてしまった。

落下しそうになるも何とか再浮上したガメラは、視界の端に蠢くものを見た。

――ギャオス

ガメラの不倶戴天の仇敵ギャオスが夥しい群れでこちらに向かってきていた。

翼竜のような姿のギャオスは、超音波メスを発射する危険な怪獣である。

そのギャオスは、ガメラを無視して上空の要塞へ殺到していった。

――この隙に!

ガメラは要塞へと突進した。

要塞の対空砲は絶えず撃ち続けられている。

それを避けながら接近していく。

ギャオス達はガメラの妨害をすることもなく、それどころか攻撃からガメラを守る素振りさえ見せた。

彼等もまた、この要塞を陥落させるために集まっていたのだ。

そしてついに要塞への着陸に成功した。

要塞内に侵入したガメラの前には、まるでビル群のような多数の柱がある光景が広がっていた。

――ここは一体…… 戸惑う暇もなく、地面から何かが飛び出してきた。

サルヴァトロンだ。

奴は大きな咆哮を上げた。

そしてそれが戦闘開始の合図となった。

サルヴァトロンは口を大きく開けてプラズマ火球を発射した。

俺はそれをかわすが、続けざまに放たれる熱線をもろに喰らう。

吹っ飛ばされて地面に叩きつけられた。

起き上がった時、目の前には巨大な影があった。

サルヴァトロンだ。

ガメラは驚愕した。自らの技を相手が撃ってきたのもそうだが、高速で接近されたと思ったからだ。

それは間違いだった。彼の背後からサルヴァトロンが接近していた。

二体のサルヴァトロンがガメラを挟み撃ちにする。

 

一方からはプラズマ火球、もう一方からは引力光線を同時に放つ。

避ける間もなく攻撃を受けてしまう。

再び地面に叩きつけられる。

ダメージは大きくはないが、今のでかなりのエネルギーを消費してしまった。

立ち上がろうとしたところに三体目のサルヴァトロンが現れた。

背中の突起物が伸びていく。

先端は針状になっていた。

そしてその針の先端から緑色の液体のようなものが噴出し始めた。

緑の液は瞬く間に広がっていき、あっという間に俺の身体を飲み込んでしまった。

全身を覆ったところで止まった。

――これは!?

慌てて引き剥がそうとするが、固まっていていてびくともしない。

三体のサルヴァトロンはガメラにケーブルを伸ばしてきた。そのまま取り込む気なのだろうか。

しかし、その時彼等の頭上に黄金の光が現れた。それは引力光線を滅多打ちにしてサルヴァトロン達を吹き飛ばした。

着陸した黄金の光の中からキングギドラが出現した。そして

――ゴジラも

キングギドラの跡に続いて現れた。

ゴジラとキングギドラもまた仇敵同士だ。しかし今、両者の思惑は一致していた。

――サルヴァトロンを滅せねば、と

同時に別のサルヴァトロンに襲い掛かった。

まず最初に動いたのはキングギドラであった。

首を振り回し、口から放射する。

対するサルヴァトロンも無数のレーザーを放つ。

両者互角の戦いを繰り広げていたが、やがてキングギドラが優勢になる。

サルヴァトロンを転倒させた。

ギドラは翼を広げ、空高く舞い上がる。

そして急降下して踏みつける。

一撃では終わらず、何度も踏みつけていった。

そして大きく翼を羽ばたかせ、衝撃波を発生させる。

そのサルヴァトロンはそこでバラバラに破壊された。

残るサルヴァトロンは二体に狙いを定めてプラズマ火球を放った。

その攻撃をかわしつつゴジラが一体のサルヴァトロンに突撃した。

渾身のタックルでサルヴァトロンを突き飛ばすと、倒れたところを尻尾で薙ぎ払った。

もう一体はキングギドラに任せるしかない。

キングギドラは空中から重力波を放ち、サルヴァトロンの動きを止めていた。

そこへゴジラが放射熱線を放つ。

――ギャオオオオン!!

サルヴァトロンはその衝撃により爆散した。

そのころガメラは自らの体を一度燃焼させて、粘液の戒めからようやく逃れていた。

だが、戦闘を終えたばかりの三匹に、今度はレーザーやミサイルの嵐が襲い掛かった。

要塞のあちこちから防衛装置が顔を覗かせていたのだ。その攻撃は三匹の怪獣達に命中した。

キングギドラは悲鳴を上げて倒れ込んだ。

ガメラは咄嵯にキングギドラの下に駆け寄ってその身を守った。

それでも防ぎきれず、何発かは被弾してしまう。

そこに円盤が一つ飛来した。

リアンが操縦するそれから、ジャグラスジャグラーが飛び出した。

飛びながらダークゼットライザーを起動させた。

「闇の力、お借りします!」

ジャグラスジャグラーの姿が怪獣ゼッパンドンに変わっていく。

「ゼッパンドンシールド!!」

ガメラとキングギドラをシールドで庇う。

一方ゴジラは放射熱線を連射して次々と防衛装置を破壊していく。

そして最後の防衛装置を破壊すると、今度はこちらの番だとばかりに放射熱線の連打を浴びせていく。

リーア星人総統が叫んだ。

――こ、こんなことが…… この圧倒的な強さ、まさにあの時と同じではないか。

そう、かつて故郷を失ったあの頃と ――まさか、また、負けるのか…

「違う、そんなことあるわけないだろう!!」

総統はダークリングを掲げた。それに引き寄せられるように『GOD』が現れた。

「さて、こういうときはこう言うんだったな――闇の力、お借りします!!」

『GOD』と総統が混ざり合い、一つになる。そして要塞やサルヴァトロン達の残骸を引き寄せて合体していく。

そして絶望の怪獣が誕生した。

それは、ゴジラ達の三倍近い大きさを持つ怪獣であった。

サルヴァトロンを更に禍々しくしたような姿だった。

怪獣の胸にはリーア星人達の顔がある。彼等の怨念を糧として誕生した怪物であることは明らかだ。

その怪獣の名は、ギガントスという。

ギガントスは口から炎を吐いた。

ゴジラはそれをかわすと、背中に飛び乗った。

そのまま首筋まで走るとその首を掴んで締め上げる。

ギガントスが苦しむ中、腹を殴ったり頭突きしたりしてダメージを与えていく。

しかしギガントスも黙っていない。口からレーザーを放ってきた。

それをまともに受けてしまい、吹っ飛ばされてしまう。

その時、上空から金色の光が降り注いだ。

キングギドラが引力光線を浴びせたのだ。

そしてその光を浴びたギガントスは苦しみ出した。

その隙を逃さず、ゴジラは放射熱線を放つ。

光線は見事命中し、ギガントスは大きくよろけた。

そこへキングギドラが引力光線を浴びせる。

ガメラが、ゼッパンドンが火球を放つ。

ギガントスは遂に爆発四散した。

これで残る敵はいないはずだった。

だが、突如地面が激しく揺れ始めた。

要塞そのものが震えているのだった。

すると突然、巨大な穴が出現した。

そこから出てきたのは、新たな巨大生物であった。

その姿を見た瞬間、誰もが絶句した。

何故ならそれは、あまりにも醜かったからだ。

全身から棘が生えており、顔はまるで龍のようであり、背びれは炎のような形をしている。

そして最大の特徴は、腹部にある禍々しい『GOD』の本体だ。

その表面にはリーア星人総統の顔がびっしりと浮かんでいる。

その威容はまさしく魔獣と呼ぶに相応しいものであった。

その名は、テラントスという。




大分AIが暴れてくれました…
ギガントスが出てきたとき「お、こいつがラスボスかな?」と思ったら瞬殺されて、前座であることが判明するという。
一方最終決戦の地を空中要塞にして「おいおいゴジラどうすんの?」ってなったところでキングギドラに運ばせるという妙案…。やってて本当に楽しかったです。
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