でも、書くぜッ!
「まさか、こんな事に肉体変化を行うとはな。」
「ごめんね、レッ君。」
明らかに精神年齢と見た目が一致しない少年と、その隣に何故か兎耳をつけた女性がたたずんでいた。
「いや、束の願いであるなら、私は何であろうと手伝うさ。
…だが、それはない。レッ君はない。」
「えー…いーじゃんよー…。レイだからレッ君。
ほらっ!問題ナッシン!」
「はぁ、…まぁ束との最初の邂逅と比べればマシになったほうか。
もう私を実験材料にするつもりはないんだろう?」
「あったりまえだよー。その証拠がレッ君さ。」
つまり愛称で呼んでいる、それが証拠だと彼女は言っているのだ。
そうこの少年は『レイ・N・クロフォード』。
少々特異な体質でISに乗る事のできるようになった男の1人である。
そしてその傍らにいる女性こそ、ISを作り出し、現在指名手配的な状況下にある博士。
『篠ノ之 束』その人である。
「『織斑一夏』…女性しか扱えないIS-インフィニット・ストラトス-に乗る事のできる唯一の男性か。
彼の護衛でいいんだな?」
「うんっ!まぁレッ君も乗れるから『唯一』っていうのは違うけどね。
見た目はアレだけど、レッ君も男の子だしねっ!」
「見た目がアレっていうな。
さてと…彼の入学と共に私もIS学園に入学するが…」
「だいじょうぶっ!レッ君なら一発合格だよっ!合格しなくても私が…」
「やめろ」
そういう兎耳にチョップを繰り出すレイ。
どうせ合格できなかったら合格に無理矢理させるとか言い出しそうだからな。
「うぅ~…女の子にチョップを繰り出すって酷いッ!!」
「お前が私を信じていないからそうなるんだ。不合格?ナンセンスだよ。
束の願いを叶えるのに合格せねばならないというのならば、それは既に障害にさえ為り得ない。
最悪はアレを出せば問題は…「ダメッ!」」
レイの言った『アレ』が何か、分かったのだろう束は必死な表情でそれを止めた。
『アレ』の危険性をレイの次に理解しているからこその反応である。
「フッ、大丈夫だ。状況次第だが、基本束が使うなというのなら使わないよ。
さてと、そろそろ時間だ。束の傍らから離れるのは少々寂しいが……
……くれぐれも私が離れている間に政府などにつかまったりするなよ。」
「大丈夫だってっ!私は「はいはい、分かったから。」…むす~っ!レッ君のいじわるっ!」
ぷんすかっと怒る束。
どうやらレイはこの束の扱いを熟知しているようだ。
すると少しすると束の表情が真剣なものに……
「本当に『アレ』は使わないようにっ!」
ならなかった…。ぷんすかモードは継続中らしい。
レイは小さく溜息を吐くと、束の頭をなでた。
「分かってる。ようは『アレ』を使わなければいいだけの話だろう?
…あぁ、そうだ。束に一応確認しておきたいことがあった。」
「ん?何かな~?」
「『アレ』を使わないのはいいが、別に本気は出してしまっても構わんのだろう?」
「…レッ君、全力でッ!!…って言うと思ったッ!?」
「分かってるって、ほどほどに…だ。
だが、場合によっては本気は有り得るよ。君も一夏の護衛が雑魚などと思われるのは嫌だろう?」
「―――確かに。
よぉおしっ!!レッ君ッ!!全力全開でいっけぇぇええ!!」
どこからその元気が出て来るのか…
そしてさっきの発言はどこへ行ったのか…
「フッ、了解した。じゃあ、そろそろ時間だからな。
また会うその日まで元気でな。」
「レッ君もねっ!」
そういい二人は握手を交わすと、レイはIS学園に入学するための試験をうけに
日本へと旅立つのであった。
あ、束さんの口調がおかしいかもしれませんが、
私はアニメ版や小説はまだ読みきっていないのですよ。
なので二次小説で出てる束さんしか知らないので
もしかしたら変かもしれませんが、ご了承ください。