IS-大地を駆る死神-   作:レイ・アリス

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サブタイトルが中々定まらぬな。
兎も角御覧あれ。
次か次にセッシー戦がかけるはず…たぶん。


最高のお嫁さん

 

「…一体何をやってるんですか?」

 

 

現在私は剣道場にいる。

 

私のISの主装備は『剣』ではないが、体を動かすにはココだと思ってきてみたが…

 

 

 

「どういうことだ」

 

 

「いや、どういうことって言われても……」

 

 

いや、どうやら二人の世界に入っている(?)ようだ。

私のつぶやきは届かなかったらしい。

 

 

まぁ推理をしとくと休み時間にオルコットと一悶着あった後に、一夏が箒を連れて出て行った。

あの一夏が束の妹という理由で篠ノ之箒に近づくとは思えない。

 

可能性としては幼馴染。

ここほど女性が多い場所はない。その中で彼が頼りに出来るのは同じ男操縦者の私か、

幼馴染である彼女だ。

 

そして一夏も決闘を受ける立場になっている。

姉という手前無様に負けたくないから、篠ノ之にISについての特訓を依頼した。

 

 

つまり、そういう事だ。

 

 

 

 

 

 

 

…と、思うんだけども…

 

 

 

「…で、改めて聞くけど、何がどうなってるの?」

 

 

「…ん?あぁクロフォードか。

いや、一夏からISの特訓をお願いされてな。

最初に一戦剣道で戦ったんだが…」

 

 

結果はこの有様と。

 

 

「どうしてここまで弱くなっている!?」

 

 

「受験勉強してたからだな。」

 

 

大変ご立腹の篠ノ之を目の前にしても尚態度を変えない一夏。

 

流石に空気の読めない男はすごいな。

 

 

「…中学では何部に所属していた?」

 

 

「帰宅部。三年連続皆勤賞だ。」

 

 

いや、多分一夏の事だから何かその言葉の裏に意味があるんだろうけど…

 

何を力強く言ってるんだか…

 

 

「――なおす」

 

 

「はい?」

 

 

「はぁ…」

 

 

ほら、お冠になった。

 

 

「鍛えなおすといっているッ!IS以前の問題だ!

これから毎日、放課後三時間、私が稽古をつけてやる!」

 

 

「え、それはちょっと長いような…な、なぁレイ助けてくれ。」

 

 

「…うーん、一夏がどれほど弱いのかこの目で見てないからなんともいえないけど

彼女がそこまで言い切るという事は相当弱いんだね。

私としては現状ISを動かしたというだけの一夏はあまりISは考えないほうがいいんじゃないかな。

どんな武器でも使い方、使う人次第だからね」

 

 

「つまり助けるという選択肢は?」

 

 

「ないね。うん、じゃあ私は職員室のほうに戻るとするよ。

買い物にいく用事があるからね。」

 

 

そう一言告げるととてもいい笑顔を向けてその場を後にした。

一瞬一夏も篠ノ之も固まっていたけど…なんだったんだろうな。

 

 

疑問は疑問のまま、理解は出来なかったが

それは以前と同じなので気にしない事にした。

 

以前と同じというのは、これを束にやると硬直して一時的にひるんだからである。

 

 

さてとそれはともかくとして職員室に急がないと今の一夏状態に私がなる。

 

無論相手は織斑先生である。

 

 

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「遅いっ!何処に行っていた、レイ」

 

 

「何処って剣道場です。まぁ織斑先生の弟さんがしごかれていましたけども…」

 

 

 

現在私は織斑先生と一緒に夕食の材料を買いに来ています。

というか名前でよぶんですね。

 

 

「何度言ったらわかる?放課後だから学校外では呼ぶといっているし

レイもまたその胡散臭い口調をやめろ。わかったか?理解したか?

したら返事をしろ。していなくても返事をしろ。

あぁ、していない場合はどうなるか…わかっているな?」

 

 

「はぁ、そんなに胡散臭いだろうか。」

 

 

というか、このやり取りを昨日やったような気がする。

 

…そんな事を思いながらレイはめがねをはずすとそれを胸のポケットに仕舞った。

 

 

「そういえば、いつも口調を変えるときに眼鏡をはずしているが

何か意味でもあるのか?」

 

 

「特にはないよ。ただこの口調はあまりにも私の容姿にそぐわないからな。

表向き用に先ほどの口調を用意しているのだ。

眼鏡はそうだな、切り替え…スイッチのような役割を持っている。」

 

 

「成る程な。意識の切り替えか。中々器用なんだな。」

 

 

突然の千冬からの賞賛に少々驚くレイ。

そんなレイを千冬が見逃すはずもなく話しかけてきた。

 

 

「なんだ?私がほめるのは可笑しいか?」

 

 

「いや、そう言うつもりはない。しかし中々うれしいものだなとおもってな。」

 

 

「そうか、まぁ私とて鬼ではない。

叱るときは叱るが、良い事やそれに順ずる事があれば褒めもするさ。

まぁ一夏にはもう少し学習して欲しいところはあるがな。」

 

 

「それは同意する。」

 

 

その後二人して『今後の一夏改造計画』を話し合いつつ夕食の購入を済ませ

帰宅した。

 

尚『改造計画』については結局のところ『一夏の学習能力の低さ』をどうにかしないと

改善ができないという結果になり、そこは千冬にすべてを託した。

果たして、学園卒業までに一夏の脳細胞は無事でいてくれるのだろうか…

 

 

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「…ありがとう、レイ。とてもおいしかった。」

 

 

「お粗末さまでしたっと。一夏とでどちらが良かったかな?」

 

 

今は食後、どうやらレイの料理は千冬を満足させられたようである。

 

 

「一夏と比べるのは野暮ってものだ。

あいつもあいつの特色がある。

料理の出来ない私にはどちらがおいしいなど比べる事は出来ん。」

 

 

「その通りだ。流石千冬だ、もしもここで比較していたら

今後料理を作るつもりはなかっただろう。」

 

 

彼はその昔、料理の師より『どちらがおいしい』という比較よりも

料理にこめる想いのほうが重要だといっていた。

『どちらが』ではなくおいしいのであれば『どちらも』であると。

 

 

「ここまでおいしいなら、最高のお嫁さんになれるな。レイ」

 

 

「いや、だから私は男だと何度言えば分かr「その容姿では説得力は皆無というものだぞ?」…ぐぬぬ。」

 

 

容姿をネタにされてはレイは反撃する事は出来ない。

それを理解しているからこそ、そこをせめる千冬。

…中々の策士である。

 

 

「そこまで言うのならば、私にも考えがあるぞ、千冬。」

 

 

「考え?なんだ言ってみろ。まぁ私はそう簡単に

折れたりはしな「最高のお嫁さんを演じきってやる」…は?」

 

 

突然の発言に千冬はつい素っ頓狂な声を上げてしまった。

 

 

「そのままの意味だ。

私の中の最高のお嫁さんというのを構築して

千冬を旦那様と仮定して対応をしようと思うが?」

 

 

「私が旦那…?」

 

 

ふと千冬は脳内でその想定を妄想してみる事にした。

 

と同時にブパッと噴出すと鼻を押さえながら

口を開いた。

 

 

「わ、悪かった。言い過ぎたな、冗談だ。

だからそれだけは勘弁してくれ、レイ。」

 

 

「あ、あぁ…わかったよ、千冬。

(…一体何を妄想したんだ…千冬)」

 

 

全力の言葉に若干びびりながらレイはそれを了承する。

尚、千冬の想像した『最高のお嫁さんバージョンのレイ』は

そのままレイが行おうとしていたものでもあったのである。

 

今回は鋭すぎるのがあだになったようだ…

 

 

とりあえず千冬は鼻血を止めるべく、ティッシュを探しに行き、

 

レイはそんな千冬を見ながら苦笑するのであった。

 

 




ありがとうございました!

最強タグが入ってるのに
未だに最強を見せていない気がする!

…最強の迷子ってオチではないよッ!
本当だよっ!!
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