え?それでも遅い?
はやく他のキャラを出せ?
…その通りだと私も思う。
早く出して書きたいもの。
…というわけで今後とも宜しくお願いします。
「というわけでっ!織斑くんクラス代表決定おめでとう!」
「おめでと~!」
ぱん、ぱんぱーんとクラッカーが乱射される。
空を舞う紙テープは重力に従い織斑一夏の頭へと降りかかる。
周囲の空気はお祭り騒ぎだが、メインである彼は正反対へと走っていた。
ちなみに今は夕食後の自由時間。
場所は寮の食堂、その場所に一組のメンバーが全員揃っていた。
各自飲み物を手に持ち、盛り上がっている。
ついでに小物のお菓子がいくつか机へ並べられているが、
その殆どが織斑先生の許可を得て現在食堂の調理室を使用しているレイの作品である。
織斑千冬が絶賛するそのデザートを年頃の女の子達が食べて平然としていられるわけもなく
歓喜の声を上げながら食べていた。中々好評らしくレイもうれしそうであった。
「…………」
尤も、それは彼を除く一組のみに対してである。
「一夏、諦めろ。溜息をいくらつこうが、結果は覆らないんだ。
そんな事よりも彼女らと共に騒いでしまったほうがいくらか楽になるぞ?」
沈黙して一人空気を読めていなかった一夏にそんな声をかけてきたのは眼鏡をはずしたレイである。
以前はいろんなところで驚愕されていたが、今では当たり前の光景となっていた。
レイ曰く、『放課後は眼鏡をはずして、変な口調をやめろ』と織斑先生に言われたとのことだ。
「確かに、うじうじしてても結果は覆らないんだよなぁ。
はぁ、不幸だ。」
どこかの幻想を右手で打ち消す青年みたいな台詞を呟きながらも顔を上げた一夏。
どうやらレイの言葉でいくらか気が楽になったようだ。
「篠ノ之さんは一夏の特訓について色々と自己主張していたが、
彼女だけでは限界は早くに訪れるだろう。
そこで、一夏に聞きたい。お前はどうしたい?」
「レイやオルコットと訓練するかってことか?」
「あぁ、その通りだ。
あ、勘違いするな、別に篠ノ之さんとの訓練から切り替えろってわけじゃない。
彼女とは今までどおり訓練していてくれ。
私の現在のイメージでは、一夏は彼女から接近戦の訓練を。
IS戦の模擬戦と教導は私が受け持とう。
セシリアには射撃と遠距離主体の機体との模擬戦をお願いする予定だ。」
どうだろう?
レイは問いかける。
その問いに一夏は色々と考えた結果。
「俺は強くならなきゃいけないんだ。
レイ、宜しく頼む。」
「あぁ、任された。
さてと、強くなる事が決定した以上その足がかりとしてクラス代表を全うしよう。
だが、現在はパーティの最中で、メインはキミだ。
つまり、今一夏がすべき事は…」
「今を楽しめ、ってことか?」
「そういうことだ。半ば強制的に決定したとはいえ、みんなお前のために開いてくれたパーティなんだからな。」
そう笑顔で告げる。
一夏もそれを聞いて笑顔になる。
確かにそうだ、と。
強くなるとそう誓ったのにもかかわらず、クラス代表になった事を否定し続けるなどあってはならない。
一度自分の考えをおいといて、現在の状況を第三者の視点から考えた結果、
さっきまで自分の考えていた事がとたんにアホらしくなったようだ。
「よっし、俺も騒ぐとするかぁ」
とてもいい顔になった一夏をみてレイはほっとする。
っと、言ったところで参入者が現れた。
「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏君とレイ・N・クロフォードさんに特別インタビューをしに来ました~!!」
その言葉に周囲がオーと盛り上がる。
「あ、私は二年の黛 薫子。よろしくね。
新聞部副部長をやってまーす。はいこれ名刺」
そういってレイと一夏に渡す。
名刺まで用意するとは凄いなぁ、などとレイは思っていた。
「早速質問をしていきますね。
ではでは、ずばり織斑君!クラス代表になった感想をどうぞ!」
プロのようにボイスレコーダーを取り出すとそれをずずいっと一夏に向けた。
ついでに彼女自身も興味があるのだろう、その目は無邪気な子供同然に輝いている。
対する一夏はさっきレイからの励ましもあって質問をきき、少し考えると…
「正直、さっきまでは『なんで俺が…』と思っていました。
でも、レイの励ましをうけて分かったんです。
俺はクラス代表を全うする。自分が追い求める強さを身に付けるために。
だから今は嫌じゃないです。むしろ、ありがとう。
俺なんかをクラス代表に選んでくれて。…ですね。」
「…お、おぅ…す、すごくいいコメントですねっ!!」
とてもいい笑顔でそう語られ、一夏スマイルにあてられたであろう新聞部副部長は少々顔を赤らめつつも、
プロ根性でもって耐え切っていた。
ちなみに一組の一部はこの言葉とスマイルに当てられ、顔を赤らめて気絶していたようだが、瑣末ごとであった。
(一夏はそれらの状況を一切気付いていない)
「じゃあ次っ!クロフォードさんもコメントをどうぞっ!
そうですねぇ、学校での織斑君についてとかっ!」
「ふむ…」
そんな質問が来るとは思わな…………かったわけではないが、
寧ろその質問くらいだろうと予想していたが…
さて、どう答えたものか…
そんな事を思いながら一夏を見る。
全力で不用意な事はいわないでくれと、首を横に振っているのが見えた。
ならば私が言えることはこれくらいだろう…。
「もう少し学習能力をもってほしいものです。
まだ彼は男性操縦者であるその立場を理解できていない。
技術も、学力も、誰よりも劣っている。
…しかし、ご安心を。
先程彼と相談し、彼の教導を任されました。
いずれは誰よりも強く、誰にも負けず、己が力を理解できる、
そんな人間に育て上げる事を誓います。」
そう笑顔で告げる。
遠くでそれを眺めていた千冬はそれをみて確信した。
本気で言っているという事を。
そして間違いなく自身の弟は強くなると。
別に贔屓目で見ているわけではなく、素質があり、レイという教導者がいるのなら答えは決まったようなものである。
…尤も、織斑一夏にやる気がなければ意味はないのだが…
ついでにこの言葉に新聞部である彼女は思いもよらない爆弾を叩き落してきた。
「へ、へぇ~……流石は試験で織斑先生を倒した実力者と噂されるだけありますね…
これなら織斑君も日本代表は夢じゃないかもしれませ「ちょ、ちょっとお待ちくださいましっ!!」…ほへぇ!?」
レイの言葉に返答する薫子先輩だったが、その言葉の一部に一般生徒が知らないはずの事が混ざっていて…
なおかつ見過ごせないような重大な内容だったからか…
誰よりも早くセシリアが先輩に詰め寄った。
「先輩っ!?レイさんは、あの織斑先生に勝ったのですか!?」
鬼気迫る勢いで詰め寄ったからだろうか、先輩の顔が引きつっていた。
しかしそこはプロ根性だろうか、かろうじて返答が出来て…
「え、えっと、とあるツテからの情報で…
織斑先生が言っていたと話していたので間違いないかと……」
その言葉に、さっきまで遠目でレイ達を見ながらお茶をすすっていた織斑先生はそのお茶をコップへリリースすることとなった。
噴出さなかっただけでも僥倖だろう。
対するその場の一同はレイの方へ振り向く。
こんな重要な情報、聞いてないといわんばかりに。
対するレイはいつの間にか一夏の背後におり、まるで一夏を盾にするように立っていた。
「よし、一夏。最初の教導『耐久テスト』だ。
きっと今より私に襲い来るであろう女子の攻撃を全て受け止めろ。
最後まで立っていられたら、次のステップに向かう。」
キリッと付きそうな勢いでそう小声で一夏にささやくレイ。
対する一夏は…
「何が『よし』だッ!!
完全に情報を隠してたお前の自業自得だろッ!!
俺を巻き込むんじゃねぇぇぇぇえええ!!!」
一夏の本日の魂の声であった。
どうしてこうなった(二回目)
いや、いい感じだよ。いい意味でどうしてこうなっただよ?
タグを追加しておこうと思う。一部性格改変って。
多分原作よりも一夏は強くなるし、他のキャラにも変化はあるはずだから。
しかし、この話ではレイが中々にギャグよりなキャラになっていますが、
別に性格が安定しなかったわけではなく、
学園である程度仲良くなっている兆候です。
今まで友達?は束しかいなかったわけですから。
今後とも駄文ですが、読んで行ってくれると助かります。