IS-大地を駆る死神-   作:レイ・アリス

19 / 25
大分お待たせしました…
オリジナルだったので中々短いですが、
次話からまた原作にもどります。

2/4にて全ての話から『~話』のタイトルを削除しました。


笑顔の脅威

 

 

「おはようございます、一夏」

 

「お、おう、おはよう、レイ」

 

 

特にレイはいつもどおりの雰囲気なのに対し、

何故か戦慄している一夏。

 

理由は現在レイが眼鏡を掛けていない事に起因する。

レイの態度がおかしくなったのは昨日、そして眼鏡を唐突にやめたのは今日。

それらに関連性があり、最近あった出来事といえば一つしかない。

 

あの日の夜にした鈴との会話である。

あの会話を聞かれていたか、或いは鈴が直球で聞いたせいか、

まったく分からないが、兎も角眼鏡を既にはずしているという事は

かなり怒っているという事になる…

 

 

そう一夏は判断をし、次の瞬間机におでこが付くレベルでレイへ一夏は頭を下げた。

 

 

 

「すまんっ!!俺が不用意な陰口をたたいた。なんでもするから、許してくれッ!」

 

 

「頭を上げてください、一夏。私は怒っていませんよ?」

 

 

「…へ?」

 

 

織斑一夏が全力で謝罪をしたが、レイは笑みを崩すことなくそれを否定。

許す許さない以前に怒っていないといった。

ソレに対して一夏は素っ頓狂な声を上げてしまう。

無理難題を言われると思ったのが、想定の斜め上を突き進んだのだから仕方あるまい。

 

 

「お、怒ってないのか?」

 

 

「えぇ、怒っていませんよ。むしろ私は感謝をしています。

私は…まぁちょっととある理由で鏡をあまり見ていなかったので、

自分の見た目に関しては他の人の反応でしか把握できてなかったんです。

そんな中、まぁ陰口というのは関心しませんが、

私の見た目に関して指摘をしていた。

…だから、ありがとう、一夏。

私はキミに会えて本当によかった。これからもよろしくねっ!」

 

 

と全力の笑顔でそう告げるレイ。

 

対する一夏はまぁアレだ。

今までは眼鏡という緩衝材があったが、

現在はそれがない状態であり、その笑みは堅物である千冬を動揺させるほどの威力をもっているのだ…

つまり、その笑顔がまぶしすぎたのか否か、それは彼にしかわからないが

一ついえるとすれば、顔がりんごのように真っ赤になって気絶してしまったのであった。

 

 

 

「…って、一夏っ!一体何があった!?

い、いや、理由はなんとなく私も分かるし、油断してた。

え、えーっと、どうしようか…本音…」

 

 

「はうあっ!?」

 

 

世にも珍しい慌てふためくレイはとりあえず近くにいた本音に助けを求めるが、

そのパニック状態のレイのしぐさがやっぱりクリティカルだったのだろう。

謎の奇声をあげ、本音は机へ突っ伏した。

 

多分今は全力で顔の赤さを押さえるべく尽力しているのだろうが、

レイは一夏の件で十分パニック故、本音の事まで手が回らなかったようである。

 

 

 

その後、近くにいたクラスメイトが場の空気を和ませるべく「わ、笑えばいいと思うよ」と発言した。

一夏がこうなった要因が笑顔なのでレイがこの発言に突っ込みをいれれば全て解決する…

 

 

はずだった。

 

現在パニック状態のレイにそれが出来るはずもなく、言われるがまま再びあの満面の笑みを今度はクラス全員に向けて放ったせいで、

数名が本音ないし一夏の状態へと陥るというカオスな状況へ陥っていった…

 

 

まぁ、そんな状態となったわけだが、数分後現れた織斑先生によって収拾がついた。

具体的には、気絶した一夏へ素晴らしき指導(出席簿アタック)を叩き込んで強制的に起こしたのち、

本音にも同じく素晴らしき指導(出席簿アタック)を叩き込み、この二人を人柱として周囲を威圧したからである。

 

その光景をみて…今回ばかりは自分が原因で二人に迷惑をかけた…と凄い後悔していたそうな…。

 

 

 

 




本当に短かった。
1402文字とかこの作品中最低文字数かもしれない。
いや、数えてないから分からないけどさ。

あ、ちなみにこの作品においては一夏と鈴は「酢豚」の約束はしていません。
さてどうつなげようかのぅ…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。