IS-大地を駆る死神-   作:レイ・アリス

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タイトルはいつも適当。つまり内容との関連性は皆無とまではいかないですけど
関係はないです。


迷子マスターに矢印は効果がない。

 

~日本~

 

 

「ここが…IS学園。」

 

 

ヤバイな、迷子必至な場所じゃないか。

だが、恐れるなかれ、

『試験会場はこっち』という矢印があった。

これだけ大きければ私でも迷わないさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……迷いました。

 

 

矢印の方向へ歩いてたはずなんだけどな…。

 

 

「おい、お前。こんな所で何をやっている。」

 

 

「ん?あぁ、すみません。迷子になりまして。」

 

 

 

そこにいたのは乱暴な口調だが、黒いスーツをきた女性である。

多分教師だろう。

 

 

 

「迷子……というと今日の試験を受けにきたのか?

矢印どおりに進めば迷うはず無いだろう?」

 

 

「全く、ちーちゃんの言うとおりだな。

私とてなぜ迷子になったのかわからないんだからな。」

 

 

 

「…おい、貴様。今なんて言った?」

 

 

「…やべっ」

 

 

『お前』から『貴様』にランクアップしたのは良いとして、

今更だが、自分の失言に気付いたレイ。

 

 

「はっはっは、では私はこれで試験もありますしっ!」

 

 

そう告げて颯爽と逃げるべく、その女性に背を向けた瞬間。

 

 

「まぁ待て。今から試験会場に戻っても、ここまで迷子になったお前が辿りつけるとは思えん。

お前の試験は私が受け持ってやろう。その代わり色々と話してもらうぞ?」

 

 

そういいつつ、肩を掴まれた。

 

 

逃げるのは容易い。

しかし、逃げても試験が受けられなければ意味が無い。

確かに到達できない可能性もある。

ならばこの女性に…織斑千冬直々に試験を受け持ってくれるというのなら

問題はあるまい。

第一に束の信頼している一人だからな…

 

 

などと考えながら、レイはがっしりと肩を掴まれ、そのまま空きのアリーナへ連行されたのであった。

 

 

 

-------------------------------------

 

 

~空きアリーナ~

 

 

そこに投げ出された私は暫く待機を喰らった。

どうやらISを装着しているようである。

 

 

と、出てきた千冬は『打鉄』を装着した状態で現れた。

 

 

「お前が束の言うレイで間違いないか?」

 

 

「成る程、束から話がいっていたか。

あぁそれで間違いはないよ、織斑千冬。

そして先程は失礼した。あまりにも相方がその名を使うものだから。

咄嗟に使ってしまった。申し訳ない。」

 

 

「安心しろ、どうせそんなところだろうと思っていたからな。

話は変わるが、お前は男……でいいんだよな?」

 

 

「……どうせ女顔ですよっ」

 

 

束や千冬の目を持ってしてもやはり男性とは言い切れない見た目らしい。

本人もその辺は諦めているらしい。

束曰く『十人中十人が女性と答える』見た目らしいのだ。

その上声も男性よりは高いので、男だといわれても正直納得しづらいのだ。

 

 

「あ、いや、別に責める為に行ったわけでは…すまん」

 

 

「別にいいですよ。もう慣れました。

では試験でしたね、……それで行くのか?」

 

 

ソレは『打鉄』の事である。

モンド・グロッソ優勝をしたブリュンヒルデの称号をもつ織斑千冬は無論専用機の『暮桜』を持つ。

 

レイが言いたいのは『そんな訓練機で大丈夫か?』という意味である。

 

 

「お前はどこと無く口調が安定しないな。

ソレは兎も角、試験だからな。それに機体性能だけが全てじゃない。

それはお前も良く分かってるんじゃないか?」

 

 

「ははっ、良く分かりましたね。

しかし伝説の『暮桜』と試合が出来ないのであれば…

私も相応の力を出すだけになりますね。」

 

 

「相応もなにも、本気で着てくれて構わんぞ?

お前もさっさと『打鉄』に乗って…「いえ」……?」

 

 

「私に『打鉄』は動かせません。

正確には私が動かせるISは彼女だけですよ。」

 

 

そういうとレイはそのISを展開する。

 

 

IS名:【紅き傷跡】(スカーレット・リリス)

 

その名に反して、紅い部分は少なく、ほぼ黒で統一されたISであった。

 

 

「残念ながら私は本気を出す事を束から禁止されているからさ。

だが、まぁ一瞬であれば見せる機会もあるだろう。」

 

 

「なら、その力みせてもらおうっ!!」

 

 

こうして、明らかに試験の試合とは思えない戦闘が始まったのであった。

 

 

 




ありがとうございましたっ!
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