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その結果…
「…ははっ、どうやらお前は秘蔵っ子で間違いないようだな。」
「流石に凄いな、織斑千冬。
こちらとて本気ではないにせよ、ここまでとは…
いやはや、先程までの無礼謝らせてもらおう。」
そういい謝罪を述べるレイ
「いや、結局お前の本気というのを拝めていないからな。
だが、負けても清清しいというのは久々だ。
此方こそ礼をいおう。」
「いや、それをいうならば此方こそだ。」
そういうとお互い握手を交わした。
これが男同士であれば友情が芽生えたのだろうが…
見た目は女同士、性別は異性同士である。
「試験の結果は追って連絡する。
といっても、うちの弟同様にお前はISを操縦できる男だ。
合格の有無はもはやあってないものだろう。」
「そうかもしれないな…あぁそうだ。
できればここの地図ってないか?迷子にならないためにも知って置きたい。」
「そうだな。では、発表よりも早いがこれをお前に渡しておこう。
合格者に配られる入学前の参考書だ。読んでおけ。」
そういって渡されたのは『あなたの街の電話帳』レベルの厚さを誇る本であった。
「私は地図だけを頼んだはずなんだけどな…。」
「どうせ後で見ることになるんだ。今見たところで変わらないだろ?」
「それもそうか。手間をかけるな、織斑「千冬」……?」
そういったところで、言葉を挟まれた。
それによりどういうことなのかと、レイは首を傾げ織斑千冬の方へ向いた。
「お前は私に仮にも勝ったからな。そう呼ぶ事を許可しよう。
だが、学園の中では『織斑先生』だ。それとその口調も却下だ。
いいな?」
「分かったよ、千冬。」
「……!///」
どうでもいいが、レイはちょっと困ったところがある。
恥じらいがないのだ。
許可があれば下の名前を恥ずかしがる事も無く言い放つ。
笑顔で。
この笑顔が重い。
尚、今でこそ仲がいい束とレイだが、初対面時は今とはまったく正反対といっていい状況だった。
まぁ、この笑顔との付き合いから、知らないうちに束がレイに好意をもっていったと言ったところである。
この笑顔は含みがない純粋なものであるため、老若男女だれであろうとも向けられれば
たちまち紅潮してしまうのである。
ただし、当の本人は無意識の行為であるため、
それが引き起こした事を理解しないという性質の悪さである。
正直、女だらけの学園に放り込んではいけない人第一位と束はいうだろう。
そして千冬は全力で同意するだろう。
つまりはそういうことである。
『織斑一夏』という人物がISを操縦する事がなければ、
束はレイをIS学園へ送ることもなかったのだが、
何故か一夏が乗れるようなってしまった後にレイと出会っているのだから
仕方ないのだろう。
……本人曰く、『唯一の失敗』と言葉を残している。
こうして二人は別れた。
数日の時を持って、レイの元には合格証と『あなたの街の電話帳』がやってきた。
「もう一度読み直せという意味か………千冬。」
正確には手配ミスなのだが、疑わないレイはそのまま読み続けたのは言うまでも無い。
え?戦闘の描写がないのは何故って?
千冬さんの戦闘がわからないからですよ。
そもそも戦闘描写が苦手なので…でも近いうちに書くでしょう。
セッシー戦あるからね。