ポケモン不思議のダンジョン─星の調査隊─   作:朱薙

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のんびり更新していきます。
1話もそこまで長くないです。
ポケモン超不思議のダンジョンの次回作的な感じで剣盾のポケモンまでが登場します。
ダイマックス、メガシンカ、Z技ありです。
調査団は超不思議のダンジョンの調査団を元にしてます。
世界観的には超不思議のダンジョンの世界観が一番近いです。


出会い

「ここは・・・」

 

俺は見たことの無い景色に驚いていた。

爽やかな風が吹く草原。

見慣れたコンクリートジャングルじゃない。

どう言うことだ?

俺はデスマーチ中で今も椅子を並べて寝たはずだったが・・・

気付いたら草原。

あぁ、これは夢か。

そう思い、辺りを見回してみる。

草原だ。

うん、異世界かと思う程綺麗な草原。

傍らには溜め池の様な池もある。

自然豊かな所らしい。

そういえば、喉乾いたな。

水、飲めるかな?

そう思って池を覗き込む。

すると、そこに写ったのは見慣れた俺の顔ではなく、青い丸顔だった。

これは・・・メッソン・・・だよな?

ソード、シールドの御三家の。

俺もゲームではメッソンを選んだから間違いない。

これは、メッソンだ。

と言うことは俺、メッソンになってるのか?

それって、ポケダンみたいだな。

ポケダン最新作が出たらこんな感じなんだろうか。

ポケモンのゲームは全作プレイ済み。

アニメも欠かさず見てる。

ポケモンオタクと言うべきか。

夢でもポケモンに慣れるのは新鮮で面白いな。

 

「キャーっ!」

 

と、近くの森からそんな叫び声と共に1匹のポケモンが飛び出してきた。

茶色いボディにふわふわの尻尾。

あれは、イーブイだ!

 

「君っ!逃げて!逃げてぇ!!」

 

そう言ってイーブイが俺の傍を走り抜ける。

それと共に森から白と黒のデカイポケモンが現れる。

ゴロンダだ。

 

「ゴロンダっ!?」

 

「君、知ってるの!?」

 

イーブイは驚きながらも俺の手を引いて走り出す。

 

「兎に角、逃げなきゃ!」

 

「待てやガキぃ!」

 

ゴロンダがそう言って追いかけてくる。

 

「弱いものいじめですかぁ。

いやぁ、良くない。

ダメですねぇ。」

 

間抜けした声がした。

 

「どう思いますかぁ?副団長?」

 

「ゴロンダは我を忘れてますね。

あれが本性かどうか、定かじゃないです。

ですけど、危険なのは間違いないかと。

現に、子供が襲われております。」

 

凛としたお嬢様の様な声がする。

 

「ですねぇ。

ディアンシー、子供達を。

あのゴロンダは私がなんとかしましょう。」

 

「わかりました。

心配ご無用とは思いますが、油断はなされず。」

 

「お気遣い感謝致しますよぉ。

まぁ、問題ありませんが!」

 

2匹のポケモン。

ヌメルゴンとディアンシーだ。

ディアンシーの方は色違いにも見える。

 

「さて、子供を襲うなんて許せませんねぇ。

参りますよぉ!ハイドロポンプ!!」

 

そう言うとヌメルゴンの口から大量の水が吹き出る。

水の勢いでゴロンダは吹っ飛んで木に叩きつけられた。

 

「りゅうのはどう!」

 

ヌメルゴンがそう言って青いビームを放つとゴロンダに直撃してゴロンダの眼がぐるぐるになった。

アニメのひんしと同じ感じだ。

 

「子供達!怪我は無いですか?」

 

ヌメルゴンはそう言って俺達を見て微笑んだ。

子供達。

どうやら俺とイーブイは子供らしい。

 

「貴方達、ここら辺では見ない顔ですわね。

もしかして、旅をしていらっしゃるの?」

 

ディアンシーが心配そうに聞いた。

 

「えっと、あの・・・」

 

「私はイーブイ!調査団に入りたくてリンドウタウンを目指してたんです。」

 

俺が口ごもるとイーブイが元気一杯に言った。

 

「ほほう、調査団ですか。

それまたどうして?」

 

「調査団は世界中を調査しているって聞いて。

突然いなくなったパパとママを探す手掛かりになるかなって。」

 

イーブイが言った。

 

「ふむ、確かに。

人探しは調査団の仕事にもありますね。

良いですよ。

調査団に入れてあげます。」

 

「だ、団長!?」

 

「このまま1人で旅していてもまた襲われるかもしれない。

それとも、ディアンシーはここでこの子を見捨てるのですか?」

 

ヌメルゴンが言った。

 

「そうは言っていません!

ですが、この子はまだ子供です。

調査団の仕事は危険を伴います。

危険ですよ。」

 

「そうですねぇ。

けれど、ウチはエリート揃いですから。

子供1人護りながらでも余裕でしょう。

違いますか?」

 

ヌメルゴンが言った。

どうやらディアンシーはイーブイを心配しての事だった様だ。

 

「違わない、です。」

 

ディアンシーが言った。

ヌメルゴンの攻撃。

どれも強かった。

きっと、かなり強いポケモンなんだろう。

まぁ、ヌメルゴンって600族だしな。

影薄いけど。

 

「それで、君は?」

 

ヌメルゴンがそう言って俺を見る。

 

「えっと、俺は・・・」

 

嘘をついても仕方ない。

正直に話してみることにした。

元々人間で、気が付いたらここにいて、メッソンになっていたと。

最初は夢だと思っていたがこれは夢じゃないと思う様になってきた。

草の匂いやポケモン達の匂い、仕草。

どれをとっても夢にしては明瞭すぎる。

きっと、これほ夢じゃない。

本当に、ポケモンになっちゃったんだ。

 

「そうですか。

大変でしたねぇ。

では、貴方もご一緒にどうですか?

調査団なら元に戻る方法が見つかるかもしれませんよ。」

 

ヌメルゴンは疑いもせずそう言って微笑む。

 

「信じるんですか?」

 

「嘘、なんですか?」

 

俺が聞くとそう聞き返してきた。

 

「ほ、ほんとの事です!」

 

「でしょう?

なら、信じますよ。」

 

ヌメルゴンはそう言って微笑んだ。

 

「私達はポケモン調査団。

こちらは団長のヌメルゴン。

そして、私が副団長のディアンシーです。

基地に戻ったら他の仲間も紹介致しますわね。」

 

ディアンシーがにこりと微笑む。

ドキッとした。

ポケモンだからだろうか?

ディアンシーを見てこんな気持ちになるのは始めてだ。

俺達はヌメルゴン、ディアンシーに連れられてポケモン調査団の基地へ向かうことになった。

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