ポケモン不思議のダンジョン─星の調査隊─   作:朱薙

7 / 9
今回から第2章って感じですね。
まぁ、前回も第2章に入りかけてましたがまだ片足突っ込んだだけでした。
今回は両足どっぷりと浸かりますよ。
また、今回から原作と違う部分がかなり出てきます。
また、ゲームだからですまされていた部分を無理矢理な理由つけた部分も出てきます。
あくまで原作とは全く別の世界だと思って見ていただけると幸いです。


2人の力

次の日、研究室へ向かうとそこにはヌメルゴンも居た。

ディアンシーは2階のエントランスに居たし向こうで仕事があるのだろう。

 

「うむ、良く来たの。

まずはすぐ終わるメッソンの話じゃが。

結論から言おう。

メッソンのみずでっぽうじゃが、特徴から言って『ねらいうち』と言う技じゃと思う。

昨日聞いた状況からとくせいのげきりゅう範囲外のはずじゃ。

それなのに強いみずでっぽうだと考えると可能性はねらいうちと言う技を覚えたと言うとこじゃな。

ねらいうちはメッソンの最終進化形であるインテレオンのみが使える技じゃ。

進化前のメッソンで使えたのは不思議じゃがワシが知る技の中でお主の言った特徴と一致する技はこれしかない。

それに、この調査団にもいるのじゃよ。

進化前に進化後でしか使えない技を習得したポケモンがの。」

 

「あはは、懐かしいですねぇ。

そういえば、私がハイドロポンプを覚えたのもヌメラの頃でしたねぇ。」

 

ヌメルゴンが言った。

確かハイドロポンプってヌメルゴンが技レコードで覚える技だよな?

それをヌメラで覚えたのか?

しかも、自力で?

そんなの、ゲームじゃあり得ない話だよな。

 

「ヌメルゴンが技マシンで覚えるはずのハイドロポンプを覚えるなんて。」

 

「ふむ、良く知っておるの。

ハイドロポンプはヌメルゴンが技マシンで覚える技でヌメラでは覚えられない。

じゃが、こやつは覚え、使いこなしおったのじゃ。

そんな前例があるから、お主のそれもねらいうちでは無いかと予想が出来たのじゃよ。」

 

メタグロスが言った。

確かに、前例があるなら俺の技がねらいうちだと言う話も信じられる。

それに、ヌメルゴンがこれだけ信頼しているんだ。

メタグロスもかなり賢いポケモンなのはわかるし、メタグロスの推論が正しいと思う。

 

「じゃあ、私のマジカルシャインも?」

 

イーブイが言った。

 

「うむ、最初はワシもそう考えた。

じゃが、それじゃと不自然なのじゃ。」

 

メタグロスが言った。

不自然?

何がだ?

 

「良いか?イーブイは進化先が分岐するポケモンじゃ。

進化先は自分で選べる。

では、何故ニンフィアなのじゃ?

マジカルシャインを覚える前のお主はニンフィアの進化条件を満たしておらんかった。

幾つも分岐のある中でニンフィアが選ばれた理由が説明つかん。

それに、お主が自分のとくせいを把握していないのも、ロトムフォンでとくせいが表示されないのも気がかりじゃ。」

 

メタグロスが言った。

そういえば、ロトムフォンで見た時イーブイのとくせい出なかったな。

 

「先生、お待たせしました。」

 

そう言って部屋に入ってきたのはサーナイトだ。

 

「うむ、丁度良いタイミングじゃな。」

 

メタグロスが言った。

 

「お二人とは初対面でしたね。

私はサーナイト。

先生の研究助手とタブンネの看護師兼任しております。

メインはタブンネの方ですが、こうして不思議な事があった時にはこちらのお手伝いもしているのですよ。」

 

サーナイトが言った。

 

「こやつはトレースで相手のとくせいを調べる事が出来るのじゃよ。

サーナイト、早速じゃがイーブイのとくせいをトレースしてくれい。」

 

「はい。お任せを。」

 

そう言ってサーナイトがイーブイに触れたて目を瞑った。

少ししてサーナイトは驚いた様子で目を見開く。

 

「これは・・・

先生、この子のとくせいですが・・・」

 

サーナイトが口ごもる。

 

「この子のとくせいは『エボルブパワー』と言う物です。

戦闘中、4つ目の技が進化形の技に変わると言う効果で効果の発動条件は不明ですね。

ですが、この能力はかなり強いと思います。

恐らく、イーブイがマジカルシャインを使ったのはこのとくせいで4つ目の技がマジカルシャインに変わったからでしょう。」

 

サーナイトが言った。

そんなとくせいゲームの頃には無かった。

つまり、このイーブイ限定のとくせいって事か?

 

「ふむ、星の導きかのう。」

 

メタグロスが言った。

 

「星の導き?」

 

俺が思わず聞き返す。

 

「うむ。稀に未確認のとくせいを持って生まれるポケモンがおるのじゃ。

そう言うポケモン達をワシらは星の導きと呼んでおる。

そう言う星の元に生まれてきたのだとそう認識しておる。

それにの、この調査団には不思議なポケモンが集まるのじゃよ。

ヌメルゴンにディアンシー、マホイップも普通ではあり得ぬ力を持っておる。

ガブリアスの様にずば抜けた強さを持つものもおるしのう。」

 

やっぱり、ガブリアスは普通のガブリアスでは無かったのか。

 

「普通、ガブリアスがザシアンに勝つなどあり得ん話じゃからの。」

 

ガブリアスがザシアンに勝ったのか?

確かに地面は効果抜群だがポケダンだと伝説のポケモンってタイプ相性有利でも勝てないって位強いポケモンとして見られている。

主人公のポケモンはそれを普通に倒すが倒すと周りのポケモン達から誉めちぎられたり強いポケモンから驚かれたりと主人公だからこそ出来たと思えるくらい強い。

恐らく、この世界でもそうなのだろう。

 

「ザシアン。この大陸を守護する英雄と呼ばれているポケモンですね。

剣の王の異名を持ち、腕試しに挑んだポケモンは悉く返り討ちに合う。

タイプ相性なんてものともせず簡単に倒してしまう。

そんな伝説のポケモンですね。

私も一戦交えましたがいやはや、あれは反則ですよ。

タイプ相性が不利なのもありますけどねぇ。」

 

ヌメルゴンが言った。

ヌメルゴンも戦ったのか。

でも、ヌメルゴンの覚えている技じゃ不利だよな。

ヌメルゴンは元々耐久よりだし。

 

「そんなに強いんだ。」

 

「まぁ、ガブリアスもギリギリだったとは言ってますけどね。

勝ったと言う事実が凄いんですよ。

私もザシアンと渡り合えるガブリアスなんて始めて見ましたし。」

 

イーブイが尊敬の眼差しをしていた。

ヌメルゴンがそんなにべた褒めするんだ。

やっぱりそれだけ凄いことなのだろう。

 

「話がそれたがイーブイ、お主はそんなポケモン達に並ぶほど珍しい力を持っておる。

もちろん、メッソンもな。

故に、この先危険も伴う。

珍しいポケモンを配下に置きたがる者も多くてのう。

そう言う輩は手段を選ばぬからの。

調査団で保護してやるのじゃよ。

マホイップもその1匹じゃな。」

 

メタグロスが言った。

 

「マホイップが?」

 

「うむ。マホイップは珍しいとくせいと技を持っておってな。

それで珍しいポケモンを見世物にしておるドンカラスに捕まったのじゃよ。」

 

「それを私とディアンシーが救出して今に至ります。

まぁ、救出した時はまだマホミルでしたけどね。」

 

ヌメルゴンが言った。

 

「あのマホイップのとくせいはホイップチェンジ。

味の違うアメ細工を持って回る事で自らの姿を変え、技を変えるのじゃよ。

そして、特別な技、ミラクルホイップを覚えておる。

自身の姿によって効果の変わるホイップで対象となるポケモンを包み込む技じゃ。

戦いを好まぬ性格ゆえ戦闘に出ることは少ないがあれでもかなり強いポケモンじゃ。

まぁ、戦闘経験が少ないからレベル的にはお主らと同じくらいじゃろうがな。」

 

メタグロスが補足で説明してくれた。

それ、なんてチートなんだよ。

フォルムチェンジで技も変わるって強すぎだろ。

しかも、ゲームと違い持てるアイテムは道具箱の容量分だ。

自由自在にフォルムチェンジが可能じゃないか。

 

「ふぇぇ、マホイップってそんなに強かったんだ。」

 

「そうは言ってもレベルは高くないんですよ。

ダンジョンも1度しか入った事無いですしね。」

 

ヌメルゴンが言った。

そうか、マホイップはレベル進化じゃないからLv.1でも進化出来るのか。

 

「ワシらの目的の1つがこの星の導きの謎を解き明かす事じゃ。

ここ、調査団はポケモン達の手助けをしたり、不思議な事象を調査しておる。

その内の1つが星の導きの調査じゃ。」

 

「丁度良いですね。

2人の次のミッションはそれ関連にしましょうか。

丁度2人でも出来そうな話が入っているんですよ。

明日、ディアンシーからミッションを言い渡されると思います。

当分はそのミッションのクリアがお二人の仕事になりますね。」

 

ヌメルゴンがそう言って微笑む。

 

「メッソン、イーブイ、また何かあればワシの所へ来い。

星の導きに関してであればワシが一番詳しい。」

 

「はい!」

 

「今日はありがとうございました!」

 

俺達はヌメルゴンから自由時間を貰ったのでバザールを見て回ったりして1日を凄したのだった。

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