「これがロリロリの実だ」   作:神谷涼

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見苦しい描写が続いていて申し訳ありません。
自分なりに気持ち悪いロリコンを描写してるので、気持ち悪いは誉め言葉です。



「きみはじつにばかだな」

 三日後。

 鏡を船長室に持ち込み、食事もジャンゴ改めみさきに運ばせながら。

 C・クロは幼女化した己をひたすら堪能していた。

 

 フッ、と“抜き足”で消えたゴスロリドレスの幼女が。

 鏡の前に、鏡の前へと再び姿を見せる。

 

「荒れた海に舞い降りた、至高の黒真珠クロネコ!!」

 

 しゅばっ、と鏡の前でポーズをとる。

 再び“抜き足”で消え。

 

「青き海原の園に咲く、麗しき一輪の薔薇、クロネコ!!」

 

 くるっ、とポーズをとりながら出現。

 クロネコとは、ロリロリの実を手に入れた時から決めていた幼女化後の名前。

 実を喰わずとも……と、海賊団の名前にも使った愛着ある名前だ。

 

「やっぱりちょっと背伸びしてる感を出してこそ幼女ね! 媚び媚び口調もそれはそれで悪くないけど! つり目なんだし、ツンデレ風味とオトナの真似してる感じを出さなきゃ……それにしても」

 

 じっと鏡を見る。

 

「あああああ~~♡ かわいい! かわいいよぉ♡ 私ってばかわいすぎるぅ~~!!!!」

 

 照れた顔でいやんいやんしているゴスロリドレスの幼女。

 その女子口調は、みさきの催眠術により完璧だ。

 ついでに当のみさきも女子口調に催眠で変わっていた。

 ナズーリンは笑い方を矯正されただけである。

 

「ほわぁああああ!! 仕草かわいいいいいい!!!! ハァハァ……やばいよぉ♡」

 

 鏡に映る姿に興奮して息を荒くすれば。

 当然ながら、鏡には目を潤ませた発情顔の幼女。

 

「ぴゃあああああああああああ!!!! 幼女がそんなはしたない顔しちゃいけないわ!! アヘ顔寸前じゃない! そんな顔してる子は何されても文句言えないのよ!! 誘ってるの!? 誘ってるのぉ!?  ああ、LOの神様! こんな美幼女が期待した顔で私を惑わすの! あんなコトやこんなコトしちゃっていいのかしら!!!?」

『イイヨ』(裏声)

「いいのねえええええええええええええ!!!? よぉし!! じゃあ、尿意もでてきたし、三点倒立!!!!」

 

 その場で瞬時に頭と手を床につけて三点倒立するC・クロ改めクロネコ。

 ゴスロリドレスのスカートがめくれ、下腹部が露になる。

 幼稚園くらいまでは微笑ましいが、小学校中学年以上だと親も心配するポーズだ。

 しかも、たびたび失禁したり食べたりするため、下着をつけていない。

 

「かーらーのーーーーー!!」

 

 “計画”通りに計算された位置。

 横にあるベッドに尻の後ろをもたれさせ。

 片手でそっと、顔にかかるスカートの裾を寄せ。

 股間と顔の間にある遮蔽をなくす。

 

 そして。

 

――コンコン

――ガチャ

 

「クロネコちゃーん、さすがに物資補給しないと厳しいんだけど~」

「私の軍船も数日程度の航海予定だ。保存食はともかく、酒や生鮮品はほとんど――」

 

 みさきとナズーリンが返答を待たず、船長室に入ってくる。

 

「「「あ」」」

 

 声と同時に、クロネコの尿道がゆるんだ。

 

 

 

「信じらんない……親が見たら泣く……親じゃなくても泣いちゃう……」

「キミは実にバカだな……」

 

 床を拭きながら。

 情けなさで半ば涙ながらに、みさきとナズーリンは呟いた。

 

「いやいやいや、あなたたちが来なかったら全部飲めたでしょ」

 

 一方のクロネコは、スカートの中をごそごそと拭きながら胸を張る。

 

「「そうじゃない」」 

 

 二人の呼吸はピッタリと合っていた。

 

「このロマンがわからないなんて……んぐ……ぢゅば♡ ごきゅ♡」

「拭いた紙を食べるな!!」

「もうやだ……この船……」

 

――げぷっ♡

――はぁ

――うぅ

 

 三人の溜息がもれる。

 まあ内一人は、臭そうなげっぷだったが。

 

「ふぅ……とにかく補給だっけ。せっかくだし新生クロネコ海賊団のお披露目に行く?」

「どっか町を襲うってことー?」

「元海軍大佐の前で堂々と言わないでほしいんだが……」

 

 軽く思案するように、クロネコが掌底へ顎を乗せる。

 

「私さ。海軍に追い掛け回されるのも疲れたし。周りはバカばっかだし。もう、適当な島で金持ちの財産でも奪って平和に暮らそうと思ってたのよね」 

「クロネコちゃんほどのバカはこの船にいないと思うなー」

 

 みさきの相槌に、ナズーリンも無言で頷くが。

 クロネコ、これをスルー。

 

「そうして地元の人と平穏でぬるま湯な関係を築いて、オスガキをいなしつつ、クールなお兄さんとして幼女に慕われる生活を手に入れたかったの。ほら『将来はクロさんのお嫁さんになる!』なんて言われてね。ふふ……まあ、将来になる頃には私の守備範囲外なんだけど」

「真面目な顔で言ってるけど、最低だぞキミ」

 

 今度はみさきが無言でうなずいた。

 

「そうして適度な幼女が量産される程度に世帯数があって、ほどよい金持ちのいる辺鄙な島をリストアップもしてたんだけど……」

「「してたんだ……」」

 

 ツッコミを入れる気力も出ない。

 クロネコは、ぴょこぴょことアニメ的効果音と共に船長室を歩き。

 机の引き出しからリストを取り出し。

 

「私自身が理想の幼女になった以上、必要ない」

「「……ッ!!」」

 

 そのままランプの火で燃やす。

 びっしりと字で埋まったリストが、燃える。

 その小さな体から、冷酷で邪悪なオーラがあふれた。

 不意に表れた、冷酷な海賊の相に二人は息を飲むしかない。

 

「この体になった以上、こんな安全な獲物じゃなく……もっと上を目指さなきゃ」

「えっ……適当に気楽にやってくんじゃないの?」

「そ、そうだぞ! 海賊だってリスクマネジメントありきだ!」

 

 さっき己の股間を拭いたチリ紙を食べた同一人物とは思えぬ、底冷えする視線が二人を見る。

 

「うん。リスクマネジメントのために、これからはしっかり皆殺しにしないとね……幼女は保護してあげてもいいけど」

「ッ……ほ、本気かい?」

「さ、さすがに皆殺しにしたら海軍だって黙ってないんじゃ……」

 

 なんでもないように呟かれる、恐ろしい言葉に。

 相当な悪人である二人が戸惑う。

 

「安心して。生き残りもしっかり、あなたにダウジングしてもらって……目撃者も残さず殺すから」

「ひっ」

 

 幼女に似合わぬ冷たすぎる目に、ナズーリンはびくりと身を跳ねさせた。

 

「言っとくけど、あなたたちだって他人事じゃないわ。“裏・悪魔の実”は世界政府の秘中の秘。食べた者は別世界の如き美少女の姿を得る……こんな美少女、見たことある?」

「そりゃ、ないけどぉ……」

「キミが無理やり食わしたんじゃないか!」

 

 抗議の言葉をクロネコ、またまたスルー。

 

「これはまさに次元が違う美少女よ。見る者が見れば、実を食べたって気づかれる……賞金首として写真を撮られたら一瞬で、私たちの身柄を求めて政府の暗部が動き出すわ」

「だ、だったらなおさら手下を動かして、私たちは表に出ないようすべきだろう!」

「そ、そうそう! 私の催眠術ならあの子たちだって、けっこう強いんだし!」

「バカ言わないで。一生この船から出ないつもり? 船ごと沈められたら? あの連中が裏切ったら? いえ、裏切らなくたって補給時に漏らす可能性は高い……」

「そ、そんなにまずいのかい?」

「ななな、なんでそんなの、私に食べさせたの!?」

 

 既にみさきは目に涙を溜め、ナズーリンもパニック寸前だ。

 

「ナズーリンは名前くらい知ってるでしょ……CP9、新聞にも名前が出ない政府の暗部組織。かつてこの“裏・悪魔の実”を守ってたのはその一人」

「CP9……待て、知ってるぞ……まさか7年前の!」

「えっ? 何? 何?」

「そう、全ては7年前。私の……かつての体がまだ一介の村人だった時に起きたこと――

 




このまま回想に入ります。
まあ7年前って時点で、原作詳しい人はどうなるか予想できるでしょうけれど。
感想等でのネタバレはひとまずご容赦を。

シロップ村に行くルートは完全に消えました。
カヤとは顔も合わせません。
高みを目指すとか言ってるけど、グランドラインにもたぶん行きません。
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