Assault Lily 守るための戦い   作:seguraru

2 / 4
こんにちは
読んでいただきありがとうございます
仕事でなかなか更新できませんが頑張って書いていこうと思います


第二話

「工藤中尉、高松中尉まいりました」

斗真の挨拶とともに二人そろって敬礼をする。

「二人とも忙しいのに悪いな、座ってくれたまえ」

そう言って二人に座るように促した二人の所属する中隊の中隊長の山本亘少佐は、三人分のコーヒーを運び二人の体面に腰掛ける。

「少し長くなるからコーヒーでも飲みながら気楽に聞いてくれ」

「ありがとうございます。それでお話というのはどの様な?」

アスカがコーヒーに手を伸ばしながら質問する。

「まずは、私の昇進と異動が決まった。新設される対ヒュージ特務部隊の司令官に任命され大佐に昇任せよと辞令が来た。」

「それは、おめでとうございます。」

山本の言葉に祝いの言葉を述べまだ続きがあると感じたトウマはそのまま次の言葉を待った。

アスカもそれを感じ取り静かに話を聞く。

「ありがとう。と言ってもまだ創設が決まったばかりで人員も何にもかもが決まっていないので今から大変だがね。唯一決まっているのは特定のガーデンと共同で戦闘を行う部隊のモデルケースとしてガーデン内に駐屯施設を置くということぐらいだ。」

「お言葉ですが共同戦線と言っても軍の装備ではラージ級以上のヒュージには有功な攻撃は、、、現に先の戦闘でも避難誘導ですらままならなかった状態です。そのような状態では彼女たちの足を引っ張り余計な危険にさらすだけでは?」 

通常兵器ではラージ級以上のヒュージを倒すことはできずミドル級ですら小火器では倒せず戦車等の火力が必要になる。

そんな状態で共闘できるとは到底思えないと考える飛鳥の考えももっともだった。

「高松君の疑問や不安ももっともだ、これは極秘だが対ヒュージ用の新型戦闘車と試作の戦闘用骨格の試験部隊を兼ねることになっている。これは極秘情報につき他言はしないように。」

「了解しました。自分と高松中尉はその部隊に少佐とともに異動ということでしょうか?」

「話が早くて助かる。工藤トウマ中尉、本日付で特務大尉へ昇任、新設部隊の第一試験戦闘中隊長に任命する。」

「了解しました。」

「高松アスカ中尉、同じく特務大尉に昇任、同第二試験戦闘中隊長に任命する」

「了解です。」

「なお、部隊名編成含め全てが未決定かつ最重要機密につき他言は禁ずる。またそれぞれに2名分の人事権を与える。部下を二人選び三日以内に報告せよ。何か質問は?」

「「ありません。」」

「では、今日のところはこのくらいにしよう。二人とも若い上に昇任したばかりで苦労をかける。」

「自分は自分で望んで軍に入りました。対ヒュージの最前線を任せていただけるのはむしろ光栄です。」

「自分も工藤中尉と同じ意見です。必ずご期待に応えて見せます」

「よろしく頼む。」

「こちらこそよろしくお願いします。後ほど勧誘隊員については報告に伺います。」

「たのむ。」

「失礼します。」

二人は敬礼し部屋を後にする。トウマは落ち着いた態度とは裏腹に喜びの気持ちであふれていた。

(ようやく戦えるかもしれない。絶対に守る側になってみせる)

「トウマが今考えてることわかるよ。守られるだけじゃなくなるって喜んでるでしょ。」

「アスカにはお見通しみたいだな。これでも結構抑えてるんだがな。」

「幼馴染だからね。それにひと月前の甲州撤退戦の時から一番いい顔してる。」

「そりゃそうだ。ようやく夢がかなう。今度は絶対にまもるんだ。」

「折角つかんだチャンスだし頑張ろうね。」

 アスカは見るものすべてを魅了するであろう笑顔をトウマに向ける。

「そういえば、人事権なんだけどさ、アスカの分も俺にくれないか?誘いたい奴らがいるんだ。」

「たぶん私も同じこと考えてる。トウマが言わなかったら私が言い出したと思うよ。」

「じゃあすぐにでも声掛けに行ってみるか」

 二人はともに甲州撤退戦を生き抜いた戦友の下に向かうのだった。




キャラ紹介

工藤トウマ(くどうとうま) 身長175cm
 本作の主人公 18歳  防衛軍中尉~特務大尉
 15歳で防衛軍特別士官学校へ入学三年の訓練を経て今の部隊へ配属
 守られる側でなく守る側になりたいと軍人を目指すが初陣である甲州撤退戦で自分の力    不足を実感していたが試験部隊への異動を受けより一層奮起する。
 自分の表情を抑え込むのが得意で周りに感情の変化を悟らせないことが得意
 好きな動物は猫


高松アスカ(たかまつあすか) 身長152cm
 トウマの幼馴染で自称一番の理解者  18歳 防衛軍中尉~特務大尉
 トウマの支えになりたい一心で士官学校についていく
 容量はあまりよくないため斗真に助けられることが多いが、戦術指揮においては、同期の中でも一番
 金髪とサイドポニーがトレードマーク 身長に触れると怒るが本気ではなくそれもアイデンティティの一つとして受け入れている。


山本ワタル(やまもとわたる) 身長180cm
 斗真、飛鳥の所属中隊の中隊長 35歳 防衛軍少佐~大佐
 対ヒュージ新設部隊司令官に任命されるほどの実力と功績を持つがリリィを守るために命令違反を繰り返していたため昇任の機会に恵まれずにいた。
 コーヒーを淹れるのが趣味
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。