孤児のシスマ   作:とんとなま

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プロファイル

 

基礎情報

【コードネーム】 オーファン

【性別】 男

【戦闘経験】 3年

【出身地】 ラテラーノ

【誕生日】 非公開

【種族】 サンクタ

【身長】 182cm

【鉱石病感染状況】

メディカルチェックの結果、感染者に認定。

 

能力測定

【物理強度】 普通

【戦場機動】 優秀

【生理的耐性】 優秀

【戦術立案】 普通

【戦闘技術】 優秀

【アーツ適性】⬛︎⬛︎

 

個人履歴

詳細不明。ロドス発足から間も無く、航行進路上で保護された。彼はラテラーノ出身であると述べたが、それを裏付ける資料は何一つ存在せず、それを仄めかすのは彼がサンクタ人である事のみである。

また、医療部門責任者であるケルシー医師の知己である事はケルシー医師本人が肯定している。

ロドス加入後、本人の意向及びケルシー医師の判断によりS.W.E.E.Pへの配属が決定した。

 

 

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は不明瞭で異常陰影も認められる。循環器系源石顆粒検査の結果においても、同じく鉱石病の兆候が認められる。以上の結果から、鉱石病感染者と判定。

 

【源石融合率】 4%

左胸部及び左前腕に集中し、結晶が見受けられる。

 

【血液中源石密度】 0.8u/L

病状は安定しており、病巣の拡大も認められない。

 

 

オーファン氏の診断結果ですか?

資料の通り、比較的軽度なものみたいですね。

今の所発作が起きている訳でもなさそうですし……。

……えぇ、そうなんですよ。実は彼の定期診断はずっとケルシー先生が単独で行ってまして。

正直何か裏があるんじゃないかって思っちゃいますよね。

いやまあ、ウチも色々事情のある人間は多いですから、詮索するもんじゃないとはわかってるんですけどね?

 

 

第一資料

オーファンは常に瞳を閉じ、多くの場合微笑を浮かべている。

いかなる原理か彼は瞼越しに視界を確保しており、調査を兼ねた2度の障害物を用いた模擬訓練で、高い成績を残している。本人曰く「見える場所なら見える」との事だが、その真意は不明。

なお視力検査では頑なに眼を開かなかったため、形式上は計測不能となった。

 

第二資料

S.W.E.E.P所属という立場上、オーファンが行動隊のオペレーターと任務に当たる事は少ない。

彼は多くのサンクタ人が持つ守護銃を所持していない。

しかし、彼が特殊なアーツを扱う事は古参オペレーターを中心に知られており、主に非合法な源石製品、活性源石を用いた兵器への対応を行なっている。

彼の任務は感染リスクや症状悪化の可能性が高いものが多く、一般オペレーターの同行は推奨されない。

 

第三資料

日陰者の集まりとされるS.W.E.E.P構成員の中でも、彼は社交性に富む。

訓練所、娯楽室、カフェテリア、医療部やエンジニアルームなど多くの施設に突然現れては、オペレーターや居住区の人々との交流を図っている。

特に、身寄りのない子供への対応は好意的だ。オーファン(孤児)を名乗る事との関連が噂されるが、詳細は不明。

人当たり自体は良好と言えるが、一方でその神出鬼没ぶりに気味の悪さを感じる者が僅かながら存在している。

兎も角、ロドスにおける彼の知名度は高い。

 

第四資料

何を憤っているのか、だと?

知れたこと!あの四六時中瞑想してるようなサンクタだ!

一体何度目だと思う?妾の企て……オホン。医療科学発展の為の崇高な研究を邪魔しおって!

この間もちょっとばかし源石サンプルを拝借しただけだというのに、どこから嗅ぎつけたのかケルシーのとこに連行されたのだ……。

あとは、アレだ。最近我々の秘密の会議、しておらんだろう?

どういうわけか会議内容まで漏れていてな。そう、尽くだ。奴め、よりによって録音しておるし、ケルシーの前で流しよったのだ!

え?この会話も聴かれているのではないか?

………………。わ、妾は何もやましい事はしておらんぞ?

 

 

――匿名で人事部に送られた音声記録

 

第五資料

【権限者記録/1093年】

私自身オーファンの素性に関して、理解しているとは言い難い。

把握している事柄として、オーファンは多くの記録を、記憶として保持している。

この様な症例……いや、現象は類を見ない。彼は確かにそこに居て、真実そこには居なかった。

推測するに、サーバー上に複数のアバターが散らばっている様なものだ。そして()()は独自のネットワークを構築、統合し、共有している。

我々が出会い、そしてロドスに存在する彼も、"本人"なのかは確証が無い。かつて私が会ってきた彼も、また然りだ。

もしかすると、彼は今も入れ替わっているかもしれない。

兎も角医学的……いや、生物学的観点から見て、アレをヒトと呼ぶのは少々憚られる。

 

幸いなことに、彼自身は悪意や野心とはまるで無縁だ。

寧ろ義理堅くすらある。

ただし、ある一点においては細心の注意を払わなくてはならない。

根本的解決に至らずとも、オーファンは感染者の……ある種の救世主に成り得る。

だが裏を返せば、それは感染者にとって破滅的な天敵にも成り得るという事だ。

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