フラグちゃん達の恋人は死神である   作:ジェームズ・ヨシダ

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最近1と2に分けて書いているから全然ダメですな。


兄弟1

「ど・・・どうしよう」

 

シロウは青ざめた顔で床を見ていた。そこには兄であるカゲチヨのスマホの画面が割れており彼はどうしようと慌てていた。

 

「か、隠さなきゃ」

 

と言いつつもシロウが隠せてもどの道すぐに見つかってカゲチヨから怒られるのは目に見えている。いつも優しい兄だが怒るととてつもなく怖いのをシロウはまだ知らない。

 

「ん?どうしたシロウ」

「っ!!カゲチヨ兄ちゃん」

 

最悪な事に隠そうとしていた矢先カゲチヨがやってきてしまった。これに驚いたシロウは慌ててスマホを体の隠すとカゲチヨは何かを探していた。

 

「に、兄ちゃん何探しているの?」

「ん?俺のスマホだよ、確かここに置いて居たはずなんだけどどこだ俺のスマホ」

 

スマホと言ったカゲチヨにシロウは体をビクッとさせた。スマホを探しているカゲチヨはふとシロウが何かを隠しているのに気づいたのか目線を彼に向けた。

 

「なぁシロウ、何か隠していないか?」

「っ!!な、何も隠していないよ」

 

カゲチヨはシロウの目の間に来ると彼の後ろに隠している物を取り上げるとカゲチヨはそれが自分のスマホだと知って固まった。

 

「お前、一体どう言うことだ」

「ご、ごめんなさい!!わざとじゃないんだよ。許して」

 

シロウは許して貰おうとするもカゲチヨは自分の血液を使ってシロウを拘束すると怒り狂った顔を彼に近づけた。

 

「ヒィッ!」

「お前な俺が許すと思っているのか?このスマホにはな大切な思い出がいっぱい入っているんだよ。ふざけるな!!ごめんなさいですむと思っているのか!!」

 

カゲチヨは怒りを露わにするとシロウは涙目になって必死にごめんなさいと謝るもカゲチヨは許す気配は無かった。

 

「出ていけ・・・」

「え?」

「出ていけって言っているんだよ!!」

 

カゲチヨの大声にシロウは驚くも拘束は解かれていて何よりも今の大声にビビったのかシロウは一目散にカレコレ屋から出て行った。

 

 

 

 

 

「うぅカゲチヨ兄ちゃん、何もあんなに怒らなくてもいいのに」

 

涙を流しながらシロウは道を歩いていた。当分帰っても許してもらえ無さそうな雰囲気だったのでどうしようかと悩んだ。あいにくシロウはまだ子供だ外で生きていくには大人の力を借りないといけない最も自分が知っているのはカレコレ屋にいるメンバーだけなので知っている人がいない外では彼1人で生きていくのには厳しい物だ。やがて泣き疲れたのと歩き疲れたのが原因で公園のベンチに座りこんだ。

 

 

 

「あれ?あの子は」

 

たまたま公園のそばを歩いていたのは某企画で働いているシャチだった。彼は今日の夜食を先輩であるペンギンに頼まれていたのでコンビニに寄った帰りでふと公演を見てみると赤髪メッシュの子供がそこにはいた。

 

「何でカゲチヨさん、子供の姿になっているんでしょうか?」

 

シャチにはカゲチヨが子供の姿になっている事に驚きを隠せないでいた。実際は彼のクローンであるシロウなのだがその事実をシャチを含めた某企画のメンバーは知らない。

 

「カゲチヨさんこんな所でどうしたの?」

 

シャチは話しかけるとシロウは驚いた、そりゃそうだ本来は海で生活をしている生物が陸上にしかも二足歩行で人間の言葉を喋っていたら誰でも驚くものだ。

 

「えぇっと僕はその」

「カゲチヨさんですよね?何で子供の姿に」

「ぼ、僕シロウって言うんだよカゲチヨ兄ちゃんの弟で」

「え!?弟君!!、カゲチヨさんに弟がいたんですね」

 

シロウはカゲチヨの弟だというとシャチは驚いた、カゲチヨに弟がいたなんて知らなかったのだから当たり前だ。

 

「自分はシャチと言います。それでどうしてここにいるんですか?シディさんもいませんし」

「それは僕が兄ちゃんのスマホを壊しちゃってそしたら怒って出ていけって言われて」

「うわぁ〜それは大変でしたね。だったら自分の会社に来ませんか?」

 

シャチの言葉にシロウはいいの?と聞くとシャチは全然構いませんと答える。と言っても彼自身こんな小さい子供が公園にいたら何かしらの犯罪に巻き込まれてしまう可能性があったのでそれだけは避けたいといった彼なりの考えだった。

 

 

 

 

 

 

 

「それで連れてきてしまったと?」

「はい、すいませんペンパイ」

 

某企画のオフィスに戻ってきたシャチはペンギンに事情を説明する。ペンギン自身シロウを見てカゲチヨに似ていると感じ取っていた。

 

「まぁいいか、しばらくしたらカゲチヨも落ち着いて迎えに来るだろう」

 

それまで某企画で預かっていればいいとペンギンは言って仕事を再開した。

 

「ねぇ何やっているの?」

「ん?ソシャゲだよ」

「仕事しないの」

 

シロウはパンダのデスクに近づくと彼が何をやっているのかと聞いた、パンダはスマホでソシャゲをしており仕事をしている雰囲気はなかった。

 

「いいのいいの僕の分はペンギンにやらせればいいから」

「ふざけるな!!、仕事をやらないのならこの子の面倒でも見ていてくれ」

「えぇーー!!このプリティで愛くるしい見た目の僕が子供の世話なんてやだよ」

「うるせぇー!!食い殺すぞこのクソパンダが!!」

「ヒィッ!!すいませんやります。やりますよ」

 

シャチはシロウの世話をしてくれと頼んだペンギンの言う事を聞かないパンダに対して脅しをかけると彼はすぐに情けない声を出してシロウの世話をやる事を強要された。

 

 

 

「お腹空いてない?笹パン食べる?」

「い、いいよ」

「だったらペンギンのデスクから掻っ攫ってきたメロンパンとアンパンは?」

「食べる」

「おいちょっと待て!!パンダ!どおりでこの前買っておいた筈の菓子パンがなくなっていると思ったらお前が取っていたのかよ」

 

ペンギンはパンダが自分の食事を勝手に取っていた事に怒るが既に菓子パンはシロウの口の中だ怒るにも怒れなかったのでペンギンは仕方ないと言って仕事を再開した。

 

「ねぇ遊んでよ」

「ちょっと待ってよ僕今ソシャゲで忙しんだから」

「いいじゃん!遊んでよ」

「っあ、ムッキー!!お前のせいで高ランクの星出なかったじゃないか!!」

 

シロウはご飯を食べ終えるとパンダに遊んでほしいとせがむもパンダ自身ソシャゲをしておりシロウに構ってはいなかった。その時ガチャのランクが出てきたのだがあまりいいのでは無くイラついたのかシロウに当たった。

 

「おいやめろパンダ」

「そうですよまだ子供なんですから」

 

ペンギンとシャチが庇うとシロウはシャチの後ろに隠れてしまう。

 

「大体僕みたいな人気者が子供の世話なんてする訳ないじゃん。子供なんか要らないんだよ邪魔なだけだよ」

 

その瞬間シロウは顔に涙を浮かべそうになるも涙を流していると悟られないように駆け出してしまった。

 

「あぁシロウ君!!」

「おいパンダ!今のは言い過ぎだろ、あの子に謝ってこい」

「ふーんだ、誰が謝るもんか」

 

ペンギンは言い過ぎだと言って出て行ったシロウに謝ってこいと言うもパンダは気にするそぶりも見せずに再びスマホを見つめた。

 

 

 

 

 

「まったく何やってんだか」

「だってぇー!!まさか本当に出ていくなんて思ってもいなかったんだから!!」

「反論はしないでください。言い訳があるのなら脳と心臓を同時に破壊してからどうぞ」

「いやそれ死んじゃうから」

「だったらシロウ君を探しに行っておいでよ連れ戻って来るまでカレコレ屋に入れないから」

 

一方のカレコレ屋ではカゲチヨがヒサメとフィーアに怒られていた、ちなみにスマホはNo11の上司である神様が作った特別な物で修理に1日欲しいと言われて今はNo11が持っている彼はため息をついて事のあらましを聞いておりフィーアの怒りは凄まじいものとなっておりまともに目を合わせられず視線を逸らしていたカゲチヨだった、ヒサメにシロウを連れ戻してこないとカレコレ屋に入れないと言われた彼はそのまま外に放り出された。

 

 

 

 

 

「ギャパパパ、オメェこんな所で何やっているんだ?」

 

秘密結社ヤルミナティのメンバーであるタブーは武器の調達を終えた帰りにシロウを見つけた。シロウは泣いていたのだがタブーに気づくと涙を引っ込めて誰と聞いてきた。

 

「ギャパパパ俺様はタブーって言うんだ」

「タブー?」

 

シロウは首を傾げる。見た所ホッケーマスクを被った豚にしか彼は見えていないのだろうが実際はそうである。

 

「とにかくこんな所にいたら危険だからな俺様についてこい!!」

 

そう言ったタブーはシロウの手を引いて歩き出していく。シロウのいた場所から少しいけば闇市が広がっている場所だそんな所に子供がいたら人身売買の売人にすぐに捕まってしまう。それをこんな子供に合わせられないと悟ったタブーはシロウの手を引くと大学にある部室に向かっていった。




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