フラグちゃん達の恋人は死神である   作:ジェームズ・ヨシダ

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兄弟2

タブーはシロウを連れてヤルミナティの部室に戻ってくると最初に見たキリンは驚いた。

 

「うぉ!!タブー!何だよその子供は?」

「ギャパパパ、闇市の帰りに見つけてなあの辺りにいたら何かしらの犯罪に巻き込まれる可能性があるからな連れてきたんだ」

「家出か何かっすか?」

「多分な」

 

シロウは怯えた様子でいて落ち着きがない様子だった。それを見たハックは大丈夫っすかと声をかけた。

 

「大丈夫だよ」

「そういえば名前は何て言うんすか?」

「シロウ」

「シロウ君っすか、俺はハックって言うっすよろしくっす」

 

ハックは自己紹介をするとシロウは多少落ち着きを取り戻したのか笑みを浮かべた。

 

「ギャパパパ、腹減ってねぇーか?冷蔵庫にプリンあるけど食うか?」

「プリン!!食べる」

 

タブーはプリンが冷蔵庫にあると言うとシロウは顔をパァァとさせてプリンが欲しいと言う、タブーはちょっと待っていろと言って冷蔵庫にあるプリンを取りに行った。少しするとタブーは小皿とスプーンを持って戻ってきた。

 

「ほらよプリンだぜ」

「いただきまーす」

 

スプーンでプリンをすくうと一口食べた。美味しいと言って喜んだ。それを見たタブーはうまいかと言ってもっと食えと言って食べさせた。

 

「珍しいっすねタブーさんが自分のプリンを上げるなんて」

「何だよ別にいいだろ」

「俺にも間違ってプリンを食べちまった時にもその優しさがあってくれればな」

「ギャパパパ!キリンの場合はわざと俺様のプリン食っちまうだろ」

 

キリンは自分がプリンを食べてしまっても怒らないでいて欲しいと言うもタブーはわざとお前が食べるからだと言って取り合わなかった。

 

「にしてもこのガキ、カゲチヨに似ていねぇか?」

「そういえばそうっすね。兄弟とかかっすか?」

 

キリンとハックは素朴な疑問を口にした。カゲチヨに似ている子供シロウはその事を聞かれると兄弟だよと言った。

 

「へぇー兄弟か、どおりで似ているわけだ」

 

キリンは関心を示すも興味はないのかスマホをいじり出した。

 

「ご馳走様!!美味しかったよタブーお兄ちゃん」

「そ、そうか旨かったか!!」

 

タブーはシロウの笑顔を見たのか顔を赤くして旨かったと聞いた。

 

「そういえばハック、最近エキサイティングゥ〜な情報はないのか」

「無いっすよ仮にあっても今は子供がいるんっすから」

 

キリンはハックに何か情報は無いのかと問いかけるもハックは何も無いと言った、それに今はシロウがいるから危ない事には首を突っ込めなかった。

 

「しょうがないなぁ〜だったら今日は帰ってAVでも見るか」

「だったら今日は誰がシロウ君の面倒を見るんっすか?」

「ギャパパパ。俺様の部屋は子供には悪影響だからな」

「かといってキリンさんの所には行かせられないっすね」

「おい!!それどう言う意味だよ!!」

 

今日はする事がないので解散だといい各自家に帰ろうとする、するとハックは誰がシロウの面倒を見るのかと言ってきた。タブーは自分の部屋はさまざまな剥製を飾っているので子供には悪影響だと言った。かと言ってキリンの部屋にはエロ本やAVが大量に置かれておりそれこそ子供に悪影響が及んでしまう。

 

「俺の部屋ならどうっすか?」

「「え!?」」

「何か問題でもあるっすか?」

 

ハックの言葉にキリンとタブーは驚いた。何故ならハックは料理の腕が壊滅的にダメなのだしかも驚いた声を上げてしまったのか表情を暗くして問題でもあるのかとハックは問いかけてきた。2人は何の問題もないと言うとハックはシロウを連れて自分の家に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

一方のカゲチヨはNo11のスマホにペンギンからの連絡があった事を知ると急いで某企画にやってきた。

 

「悪いがシロウ君はいないぞ」

「はぁ!?さっきNo11のスマホに某企画にいるって連絡があったじゃねぇか」

「ついさっきまではな、パンダが怒らせて出て行ってしまった」

「よしパンダ、剥製かパンダ肉にされるのかどっちがいい?」

「ヒィッ!!だ、だって元はと言えばカゲチヨ君がスマホを壊されてそれで出て行けって言ったのがいけないんでしょ?」

「うっ!!そ、それは・・・」

 

カゲチヨはパンダを剥製かパンダ肉にしてやろうかと言うとパンダは驚いたが元はと言えばカゲチヨのせいだと言うそれにカゲチヨは言葉が出なかったのか言葉を濁らせてしまった。

 

「お前は本当にあの子の事を大切だと思っているのか?」

「あぁ、それは本当だあいつは可愛くて無邪気でいつも俺の後ろをついてくるそんな奴だ。何で出て行けなんて言っちまったのか俺は馬鹿だと思っている」

「だったら仲直りでもして来るんだな。ついでにパンダお前も行けよ」

「えぇ〜嫌だよ。僕は食べモグを見るので忙しいから」

 

ペンギンの言葉にカゲチヨはシロウの事を言った。カゲチヨにとってシロウは可愛い弟だそんなあの子に出て行けって言ってしまった事を後悔している。それを知ったペンギンは仲直りをしてくるんだと言ってついでにパンダも行くように言うがパンダ自身食べモグを見るのに忙しいと言って余り取り合おうとは思わなかった。

 

「この近くにいないか探してくる」

 

そう言ってカゲチヨは飛び出していくのをペンギン達は見届けると仕事を再開した。

 

 

 

 

 

 

「さぁ〜ついたっすよ」

 

ハックはシロウを連れて帰ってくるとシロウは家の中に入った。部屋はきれいに片付けられていて荷物を置いたハックはキッチンで夕飯を作ろうとした。

 

「カレーでいいっすか?」

「う、うん」

 

シロウはカレーでいいかと聞くと頭をうなづかせて答えた。そしてハックは鼻歌を歌いながら料理を作り出来上がると更に盛ってシロウに渡したのだがカレーはイカ墨のように黒くなっていてそれを見たシロウは顔を硬らせた。

 

「どうしたっすか?カレーやっぱり嫌いだったすか?」

「え?ううん大丈夫だよ」

 

ハックは心配そうな顔で見つめてくるとシロウは苦笑いをして大丈夫だよと答えてスプーンを持つと一口食べた。

 

(あ、味的には美味しくない。これだったらシディお兄ちゃんの作ってくれたカレーの方が美味しいよ)

 

シロウは食べた感じとしては何物にもいえない味だったようでこれだったらシディの作ってくれるカレーの方がまだ美味しかった。

 

「お、美味しいよ」

「おぉ!!それはよかったっす。おかわりもあるっすからドンドン食べてほしいっす」

 

シロウはお世辞で美味しいと言うとハックは笑顔になりおかわりもあると言って食べるように言った。その時家のチャイムがなってハックは玄関に向かうとそこにはいつもハックを付け狙っているメンヘラ女がいた。

 

「フフフ、ハックきゅん」

「メ、メンヘラ女さん」

 

ハックは驚いた、彼女はハックの事をいつ付け狙う女性でストーカー行為をいくつ繰り返しておりハックはこれまで幾度となく被害に遭ってきたのだ。

 

「フフフ、今日はハックきゅんのために夜ご飯を作って来たから食べましょう」

「い、嫌いいっすよ。カレーがあるっすから」

 

ハックは丁重に断ろうとしたと言ってもこのメンヘラ女の事だ何か碌でもない物が入っているに違いないその恐怖を感じ取ったハックは夜ご飯はいらないと言った。

 

「何よそれ、ハックきゅんがいらないって言っても私が食べさせてあげるんだから」

 

メンヘラ女は無理やりハックの家に入るとそこにいたシロウと目があった。

 

「何よあの子、あんたハックきゅんの何なのよ!!」

 

メンヘラ女の声に驚いたシロウは体をビクッとさせて壁際に寄り添った。

 

「まあいいわ、私とハックきゅんの愛の生活を邪魔する人は誰であったって許さないんだから!!」

 

メンヘラ女はそう言うとどこからか取り出したのか包丁を取り出すとそれをシロウに向けてきた。

 

「シロウ君!!逃げるっす!!」

 

ハックは自分の体でメンヘラ女を押しのけるとシロウに逃げるように言った。しかしシロウは逃げようにも体が震えていて逃げられなかった。メンヘラ女はハックに邪魔をされるも笑みを浮かべていた。

 

「もうハックきゅんったら大担なんだから、だけどね少しだけ待っていてねすぐにこの子を殺して私とハックきゅんの愛の生活を始められるようにするから〜」

「シロウ君!!」

 

メンヘラ女には何を言っても通じる気配がなく包丁を持ったままシロウに近寄ってきた。ハックは駆け寄って助け出そうと駆け出したその時・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何子供に手ェ出してるんだよパァーン!!」

「痛っ!!誰よ一体!!」

 

そこに現れたのはパンダだった。メンヘラ女はいきなり現れたので驚いていると血液で突然拘束をされた。

 

「動くなよ、もう警察は呼んだから大人しくしておくんだな」

「何よ、私の邪魔をするな!!」

「ふざけるなこっちは弟傷つけられそうになったのに黙って見ていられるか」

 

カゲチヨも駆けつけると既に警察は呼んだようで邪魔をされたメンヘラ女は抵抗しようとするも血液の拘束は抜けられる筈も無かった。邪魔をするなと言うもカゲチヨは怒りの顔をメンヘラ女に向けるとその顔に彼女はびびってしまった。その後やってきた警察に彼女はあっさり捕まってしまった。

 

 

「カゲチヨ兄ちゃん」

 

シロウはカゲチヨの顔を見るとカゲチヨは勢いよく抱きしめた。

 

「ごめんな!!ごめんな!!シロウ怖い思いさせて」

「に、兄ちゃん」

「兄ちゃんが悪かった。出て行けって言った事も謝るからカレコレ屋に戻ってきてくれないか?」

 

カゲチヨはシロウに謝るとカレコレ屋に戻ってきて欲しいと頼んだ。その事に関してシロウはいいよと言った。実際彼もカレコレ屋に戻りたいと思っていたのだそしてパンダの方を向いた。

 

「パンダのお兄ちゃん何できたの?」

「え?何でってお腹すいちゃってねぇコンビニ行こうとした矢先に声が聞こえて何事かと思ったら君が危ない目にあったから助けただけだよそれとごめんね」

「いいよ、助けてくれてありがとう」

「別にいいよ、さてとコンビニ行って何か買って帰ろうかな」

 

パンダはスタスタと歩いてコンビニに向かっていき姿を消した。シロウはカゲチヨの手を握ると今度はハックの方を向いた。

 

「ハックお兄ちゃん、僕帰るね」

「分かったっす、また今度遊ぼうっすね」

 

ハックはまた今度遊ぼうと言って手を振るとシロウも手を振りかえしてカゲチヨと一緒にカレコレ屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

「あれ?ペンギン、どうしたの」

「・・・コンビニはこっちじゃない、この先は住宅地の筈だろ」

 

パンダは角を曲がるとそこにはペンギンがいて手にはコンビニの袋が握られていた。ペンギン曰くハックの家の方角にはコンビニは無く住宅地が広がっているだと言った。

 

「何だ、バレていたのか」

「お前がコンビニ行くって言った時点でおかしいと思って付いていったらこれだったな、あの子に謝ったのか」

「まぁねそれより何買ったの?見せてよ」

 

パンダはコンビニで何を買ったのか見せて欲しいと言うとペンギンは缶コーヒーのブラックを取り出してそれをパンダに投げた。

 

「何だコーヒーか甘い物でも買ってきて欲しかったよ」

「贅沢言うなさっさと帰って仕事だぞ」

「はいはい」

 

パンダは暖かい缶コーヒの温もりを感じながらペンギンの隣を歩いて行き某企画に戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま〜」

「おぉ帰ってきたか」

 

カレコレ屋にカゲチヨ達は着くとシディ達が待っていてヒサメがシロウ君!!と抱きしめた。

 

「ヒサメお姉ちゃん」

 

シロウも抱きしめ返すとシディはお腹が空いていないかと言ってカレーを出してきたので先程のハックのカレーの味がシロウの頭を過って苦笑いをした。

 

 

 

 

 

 

天界では神様がNo11から預かっていたスマホの修理を終えて電源ボタンを入れると機能が無事に動くか確かめた。

 

「ん?これは・・・」

 

神様の視界にはカゲチヨやヒサメにヒサコとシロウが写った写真を見て神様の顔は真剣な顔つきとなった。

 

「まさか・・・」

「なぁ穀潰し、カゲチヨのスマホの修理終わったか?」

 

丁度その時No11が神様のいる部屋に入ってきてスマホの修理が終わったのか確認に来た。

 

「あぁ死神No11、丁度良い所に来てくれたね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話があるんだ」

 




[長編2 予告編]

突如として現れた並行世界のカゲチヨ、彼は自分の世界にいたヒサメやシディと決別をすると彼らを倒してこちらの世界にやってくると最初にヒサメやフィーアに襲いかかり重傷を負わせてしまう。カゲチヨは被害を止めようとするも並行世界のカゲチヨは他のプロットアニメにも被害を出してしまう。これを知った死神No11はカゲチヨと共に並行世界の彼を倒すために奮闘をする。果たしてNo11達は並行世界からやってきたカゲチヨを倒す事が出来るのか!?


「俺は並行世界からやってきた」
「チェックメイトです」
「あのクソ陰キャの為に動くとでも?」
「さとし君・・・逃げてください」
「ブラック!!」
「どうやってこちら側にやって来た?」
「俺はお前を殺す!!」

次回 長編2 並行世界からやってきた男

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