No11は考えながら歩いていた。
(さて、この事態はどうなって収めるかだな奴を見つけるのが一番早いが)
彼はカゲチヨに似た人物を探し出して事情を聞くのが一番早いがそもそも逃げられた時点で見つけるのは難しい一応他のプロット世界にもSCP068の兵士達を少人数で広範囲に散らばせてはいるが今だに何の連絡もなかった。
「まぁとにかく俺も探りを入れてみるか」
No11は天界に戻ると神様のいる部屋まで直行をしてドアを足蹴りで開けた。
「穀潰し、いるか」
「ちょっと死神No11!!ドアはちゃんと開けてよそういった開け方をされるから毎回僕が修理をして強度を高めているんだから」
神様はNo11が足蹴りで開けたドアの事で何か言っていたがNo11はそれを無視して要件を伝える。
「まぁそれはいいとして話を聞け」
No11の目つきを見た神様は何かあると踏んだのかドアの事は何も言わなかった。
「それで話って何だい?」
No11は今までの状況を全て話したフィーアがカゲチヨに似た人物にやられた事をカゲチヨがそいつを探しに行った事をも言うと神様は顎に手を添えて考え出した。
「もしかしたら万が一の可能性もあるけど別の世界から来たとか?」
「別の世界だと・・・」
神様の言った言葉にNo11は予想外の答えに呆気となった。確かにフィーアに重傷を負わせたあのカゲチヨだったら別の世界からやってきていても不思議ではない、いくつか疑問も残るが神様の言う事が正しいと言うのも間違いではないだろう。
「仮にそうだとしても俺らはそいつを元の世界に戻すべきか」
No11の言葉に神様はふむと考え込む。
「戻し方は分からないけどとにかく今は見つけるのが一番じゃないかな?」
「分かっているっての、それとしー達には黙っていてくれ危険な目には合わせたくない」
「分かった、一応モブ男の世界は長期のメンテナンスになったとでも言っておくよ」
「悪いな、じゃあ俺は行くよ」
「・・・死神No11、気をつけてね」
No11は死亡フラグ達を危険な目に合わせたくないのか黙っていて欲しいと頼んだ。神様はモブ男の世界を長期メンテナンスにさせておく事にした。これで死亡フラグ達は天界にいるので危険が及び可能性は無きにしも非ずだった。No11は出て行こうとすると神様から気をつけて行く様に言われた。
某企画のオフィスではいつものように仕事に追われていたペンギン達は食事をするために仕事の手を止めていた。
「お前ら!!休むな!ちゃっちゃっと働け」
「えぇー!嫌ですよ」
「食事の時間位欲しいものだ」
「それもそうですね」
上司がやってくると食事を中断させて仕事をさせる事にペンギンは苛立ちを覚えた。
「飯なんて食う暇があtグハァ!!」
「じ、上司!?」
上司は話をしている最中に血を吐いてしまいそれを見たペンギンは驚いて上司を見てみるとそこにはカゲチヨがいて血の槍で上司を刺していた。
「カゲチヨ君!何やっているの!?」
「いつも大量の仕事を押し付けられているからついにキレたんじゃないですか?」
「それだったら俺もやる所だった」
大量の仕事を押し付けられているのはペンギン達も一緒でペンギン自身もしかしたら自分が上司を刺していたのかもしれないと言った。しかし様子がおかしいのかカゲチヨはペンギン達の姿をみると襲いかかってきた。
「ペンパイ危ないです!!」
シャチはペンギンからカゲチヨを離れさせると彼の目の前に立ち塞がった。
「カゲチヨ、一体どうした!?」
ペンギンの声にも反応をしないカゲチヨを見て何かが彼に起こったのだと思い込んのだがしかし今は逃げる事が優先だった。
「ペンパイ、自分が囮になりますので今の内に逃げてください」
「シャチ、大丈夫なのか」
ペンギンはシャチを心配するもシャチ自身大丈夫ですと言ってカゲチヨに向き合った。
「シャチ君、無理しちゃダメだよ」
「安心してくださいペンパイを食べるまでは死ねませんから」
「怖いな」
「さぁ、早く行ってください」
シャチはペンギンを食べるまでは死ねないと言う、ペンギンは身震いがしたが今だけが逃げられるチャンスだと思った彼はパンダと一緒に逃げ出した。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ、一体何がどうなっているの?」
パンダとペンギンは走って逃げると公園にやってきたのでそこにあったベンチに座り込んだ。
「それにしてもどうしてカゲチヨは上司を刺したんだ?」
「やっぱり手伝いの時に仕事押し付けられたからキレちゃったのかな?」
「やはりここはヒサメやシディに事情を聞きに行くのが一番だろう。少し休憩したら移動をしよう」
ペンギンは少し休憩をしてその後にヒサメやシディに事情を聞きに行くのが一番だろうと語った。そしてヒサメに連絡を取ると事情を話したいと言って会う約束を取り付けた。
「済まないな急に」
待ち合わせ場所の場所に行くとヒサメとシディが待っていた、ちなみにフィーアはまだ目が覚めていないのでカンナが見ており大丈夫だと言われたのでシディも一緒に着いてきたのだ。
「それで事情とは?」
「それが私達もまだ分かっていなくて」
「ねぇ、カゲチヨ君がこんな事をするのに心当たりはあるの?」
パンダは何故カゲチヨが上司を襲ったのか心当たりは無いかと問いかけた。
「それに上司を襲ったのはカゲチヨであってカゲチヨじゃない」
「っ!!どう言う事だ!?」
シディの言葉にペンギンは驚いた、確かに上司を指したのは赤メッシュの髪色をして黒フードをかぶっていたカゲチヨだった見間違える筈はなかった。
「突然私とフィーアちゃんに襲いかかってきてその時は何とかしてNo11さんとSCP068の人達が退けてくれたので助かったんだけどフィーアちゃんが重症で・・・」
「そうだったんだ」
「だけどカゲチヨじゃ無いとするとあの男は誰なんだ」
ペンギンは疑問に思った自分達の知っているカゲチヨが関わっていないとしたらあの男は誰になるのだと
「済まないがそれは俺たちにも分からないんだ」
「今No11さんとカゲが調べてくれているからそれを待つしか無いよ」
シディやヒサメも分からないと言うのでとりあえずはどこか安全な所に行くたいと言ったパンダにペンギンはそうだなと言って皆で移動をした。