フラグちゃん達の恋人は死神である   作:ジェームズ・ヨシダ

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「だめですNo11さん、カゲチヨに繋がりません」

「クッソ、あいつどこ行きやがったんだよ全く」

 

フィーアとNo11は街でカゲチヨを探していた。何故この様な事態になったのかはことの発端はNo11がカレコレ屋に来たのが始まりだった。

 

「カゲチヨの奴まだ来ていないのか?」

「今日はまだ見ていません」

「俺はさっき来た所だ」

 

No11はフィーアとゼクスと話しているとシディがカレンダーの日付に気がついてヒサメに何の印なのかを聞いていた。

 

「ヒサメ、この印が何なのか分かるか?」

「え?私知らないけど」

「スーパーの特売日も違うな」

「アーシも違うよ」

「私も知りません」

「右に同じくというか俺は今来た所だ」

 

と皆知らない様だったので必然的にカゲチヨが何かの印をつけていたのだと思ってしまった。

 

「じゃあカゲかな?」

「恐らくそうだな、依頼も無いし休日だ丁度良いこの後昼食だ来るのならカゲチヨの分も作っておくぞ」

「分かった電話で聞いてみる、どうせ夜中までゲームしていてまだ寝ているんだろうし」

 

ヒサメは電話をカゲチヨに掛けようとして通話ボタンを押して呼び出しコールが何回かなると

 

『ただ今電波の届かない所にあるか、電源が入っていないためかかりません』

「あれ?充電していないのかな?」

「ったく何やってんだか」

「まぁいいさ、買い出しついでに迎えに行こう」

 

No11は呆れるとシディは買い出しついでにカゲチヨの部屋に行こうと言ってNo11とフィーアもついていった。

 

 

 

 

 

しかしカゲチヨの部屋に着いてチャイムを鳴らすも出て来る気配は無かった。

 

「カゲ〜起きてる?」

「カゲチヨ生きているか」

 

ヒサメとNo11は声をかけるも何の反応もなかった。

 

「まだ寝ているのか?」

「いくら何でももうお昼ですよ流石に寝過ぎでは」

 

フィーアはそう言ってドアノブに手を掛けると鍵が開いているのに気がついた。

 

「鍵が開いていますね」

「閉め忘れか?」

「もう不用心なんだから」

 

とシディやヒサメは鍵の閉め忘れかと思っていたがNo11だけは違いグロック17を抜くとフィーアに代わってもらい静かにドアを開けて部屋の中に入ると部屋は小綺麗にされており少し不気味だった。

 

「ねぇなんか部屋が綺麗じゃない?」

「それよりもヒサメあれを見てみろ」

 

シディが顔を向けた先にはカレンダーがあり日付にはカレコレ屋と同じ印が付けられていた。

 

「何かおかしいな、繋がらない電話に片づけられた部屋とあのカレンダーの印」

「まさかとは思いますが」

「まだそこまでの可能性があるって訳じゃない。それでも嫌な予感がする」

 

No11は片付けられた部屋を見て何か嫌な予感がすると言ったが何も確証は無かったので確定には至らなかった。ひとまず探し出す事が決定をしてフィーアとNo11は街中を捜索してシディはカゲチヨが行きそうな所を探してもらいヒサメは万が一カゲチヨから電話がかかってくる可能性もあるので待っていてもらう事となった。

 

 

 

「いたか?」

「いいえどこにも」

「クッソ、アイツめ見つけたら八つ裂きの刑か戦車部隊の的にしてやる」

 

フィーアとNo11は街中を探していると突然No11の電話がなり彼が出てみるとヒサメからの連絡だった。

 

「もしもし?」

『No11君、カゲのいるかもしれない場所が判明したよ』

「何だと!!それはどこだ!?」

 

ヒサメからの連絡によればシディがオーナーからカゲチヨは最近何処か景色のいい場所が無いかと話していたらしくその場所を教えたらしい。そしてヒサメがカンナカムイの能力を使いカゲチヨのアカウントをハッキングして場所も割れたので今からそこに向かうとの事だった。No11とフィーアも駅に向かい現地に車両を待たせておくと言って急いで駅に向かっていった。

 

 

 

「カゲ・・・」

「ヒサメさん、安心しなよアイツはそう簡単に死んだりはしないよ」

「そうですよ死んでも死なない様な人ですから」

 

ヒサメは元気が無い様子でいたがNo11は励ました。一応現地の場所に一個歩兵小隊を向かわせて捜索に当たらせているがまだ見つけたと言う情報は入ってはいなかった。そして現地の最寄り駅に到着をすると待たせておいた車両に乗り込むとそこに向かうことにした。

 

「ここからは歩きです。車両は通れません」

「分かった、もう帰っていていいぞここからは俺たちだけで行く」

「了解しました」

 

車両が通れる所まで来るとそこからは歩きとなったのでNo11達は車両を降りるともう夜も近い事から薄暗くなってきた。

 

「離れずに着いて来い」

 

先頭をNo11にして後ろにシディとフィーアにヒサメが続いていき山を登っていった。しばらく歩いていると草がガサガサ動き出した、一瞬動きを止めたNo11はグロック17を構えながら草を見つめるとそこにいたのは猪だった、しかもその猪が持っていたのはカゲチヨの上着でそれを見たヒサメが小さく震えていた。

 

「刺激するな、刺激したら間違いなく襲ってくる」

「あ・・・あぁぁーー!!」

 

シディは猪を刺激したら駄目だと言うもヒサメはカゲチヨの上着にしか目がいっておらず悲鳴をあげてしまった、それに驚いた猪が突進をして向かってきた。

 

「っち!!M4とか持ってくるべきだった」

 

No11は持っているグロック17では対応が出来ないがそれでも倒さないと自分達が危険だと思い照準を合わせようとするとそこにフィーアが麒麟のスピードを生かして猪を一瞬で気絶させた。

 

「大丈夫ですか?No11さん」

「あぁ済まないな助かった」

 

猪を気絶させた事で安心をしたNo11達は進んでいくと無線に通信が入った。

 

『No11さん、目標を発見しました』

「了解したすぐに向かう場所はどこだ」

 

と急いで向かうとそこは湖のある綺麗なキャンプ地でそこまでやってきたNo11達はSCP068の一個小隊によって捕らえられているカゲチヨの姿を見つけた。

 

「カゲチヨ・・・」

「カゲ」

「カゲチヨですか」

「あぁ?何でお前らここにいるんだよ、ていうかNo11助けてくれよこの人達いきなり俺の姿見つけたと思ったら目標だー!!確保しろー!!ってスッゲー怖い目つきとスピードでやってきたんだよ」

「そうだなおいお前ら離してやれ」

 

と068の兵士達はカゲチヨから離れるとNo11は助走を付けると思いっきしカゲチヨを殴り飛ばして湖まで飛ばした。

 

「うぎゃーー!!つめてぇー!!いきなり何するんだよ!!」

「それはこっちのセリフだ!!お前こんな所まできて何やっているんだよ」

「そうだよ私達物凄く心配したんだから」

 

カゲチヨは湖に飛ばされてしまったので服は濡れてビチョビチョになりヒサメは怒り出して状況は分からないカゲチヨは頭を?にさせた。

 

「どうもこうもってここでキャンプしているんだよ」

「キャンプ?」

「あぁここって知る人ぞ知る名所なんだよな」

 

とカゲチヨは説明をするとキャンプとNo11は頭の中で考え込んだ。

 

「YouTubeで最近流行っているソロキャンプ、一回やってみたくてさオーナーに景色のいい所紹介してもらったんだよ」

「だったらカレンダーにあった日付は?」

 

「出発の日、わかりやすくて良いだろ?」

「だったら何で教えてくれなかったのよ!!電話にも出ないし」

「ここ電波繋がらねぇんだよキャンプ場あるあるらしいぞ、それよりも俺ちゃんと教えたぜこの日キャンプに行ってくるって言ったぞ」

「え・・・」

「聞き流していたのかよ!!」

 

理由を聞いていたNo11は安心したのかため息をつくと068の兵士達に帰投命令を出して帰らせた。そして火を付けるとカゲチヨの服を乾かしながら座って狩ってきた猪を見せるとカゲチヨは引いていた。その後人数も増えた事でキャンプ場の管理者に人数が増えた事を伝えにいくとテントを借りたのだがカゲチヨは立てるのがめんどくさいと言うとNo11が一瞬で立ててしまいそれを見てカゲチヨ達はポカーンと口を開けていた。

 

「んー!!美味しい!!」

「まさかあの猪をほぼ食べてしまうなんて」

「今日のヒサメは昼を抜いているから無限に食べられるからな」

「ブラックホールかよ!!」

 

その後キャンプを満喫したNo11達は朝になるとカレコレ屋に戻っていった。

 




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