フラグちゃん達の恋人は死神である   作:ジェームズ・ヨシダ

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訓練

ゼクスとカゲチヨは暗い森の中をSCP068の隊員数人と共に歩いていた、歩くといっても中腰に周りに音を立てない歩き方をして進んでいくと目の前には小綺麗な別荘があり隊員が止まれの指示を出すとカゲチヨ達は止まった。

 

「よし目標に着いたな、今からこの別荘を制圧する」

「了解だ」

「了解っす」

 

ゼクスとカゲチヨは返事をするとそれぞれ武器を構えていく、ゼクスはFN SCARにホロサイトとサプレッサーにフォアグリップでカゲチヨはM4A1にダットサイトにサプレッサーを付けた小銃を構えた。そして再び静かに歩き始めると物陰に潜みながら別荘の敷地内に入ると見張りであろう武器を持った兵士が2名警戒をしていたがカゲチヨ達に気がついた様子は無かった。

 

「敵2名確認、仕留めろ」

 

隊員の言葉にゼクスはうなづくとSCARを構えてカゲチヨも同じくM4A1を構えると頭に照準を合わせた。

 

「3カウントだ、1・・・2・・・3」

 

ゼクスの合図で銃弾を放つとカゲチヨも同時に銃弾を発射すると敵は糸が切れたかの様に倒れていく。

 

「いいぞよくやった」

 

隊員はよくやったと言って移動を進める、敵はそこ以外にもテラスに数人いたが一瞬で制圧をすると別荘内部にカゲチヨ達は侵入をする。そして扉の前に来るとゼクスはケルベロスのDNAを使って中にいる人の匂いを嗅ぎ分けた。

 

「5人いるのを確認した」

「フラッシュバンを用意しろ」

 

隊員の指示でカゲチヨはポケットからフラッシュバンを用意するとピンを抜いて投擲の準備をした。ゼクスが扉を開けるとそこにフラッシュバンを投げ込むと眩しい光と音が室内に響くと一気に扉を開けて中にいる敵兵を小銃で倒した。

 

「クリア、目標はこの先だ」

 

隊員がハンドサインで道を示すとカゲチヨとゼクスは先頭を歩いていく、そして通路の先にある部屋の前に到達をするとミュートチャージと呼ばれる道具を床にセットした。その瞬間周囲の音が無くなりカゲチヨが部屋に突入をして室内にいた目標の人物を確保した。

 

「目標を発見」

「よし脱出するぞ」

 

 

そしてカゲチヨ達は静かに部屋を出て速やかに別荘を離れようとした。

 

『注意しろ、そちらに車両が数台向かっている』

「了解した」

 

無線で敵の車両部隊が向かっている事を知るとテラスに出たその瞬間に敵が到着をした。

 

「クソ、早すぎる到着だな」

「目標を守りながら進むぞ!!回収地点はこの先だ」

 

ゼクス達は物陰に隠れて射撃を行う。敵も車両から降りてきてこちらに射撃を加えてきた。

 

「カゲチヨ!!敵の重機関銃を黙らせろ」

「無理っすよそんなの!!」

「いいからやれ」

 

カゲチヨは物陰から顔を出すと敵の重機関銃を操作している兵士に向かって射撃をすると敵の重機関銃は沈黙をした。

 

「重機関銃排除!!」

「よしスモークを投げて移動をするぞ」

 

隊員がスモークグレネードを投げると煙が出てきた。そして少し待つと煙も十分に視界の妨げになったのでそのまま道路の方に移動をする。そこには既に回収用の車両がいてまず先に目標を乗せる必要があった。しかしカゲチヨが目標を車両に乗せようとしたその時目標が銃撃をされてしまう。

 

「はぁ?・・・え?」

 

カゲチヨは困惑しているとどこからかともなく銃弾が飛んできてそれは自分に当たり地面に転がっってしまうとNo11が現れた。

 

「何やっているんだよカゲチヨ、死亡だぞ目標を乗せるときには周囲の安全を確保するのが先だろ。ったく全部リセットしろ」

 

No11がため息をつくとリセットをしろといったその瞬間空に広がっていた光景がまるでパネルの様に一枚一枚消えていき目の前の光景も全て消えていった。

 

『シミュレーションをリセットをします。エキストラは全員スタートラインに戻ってください』

 

そう今までのは全て訓練だった、元々はゼクスがNo11の部下になった事がきっかけで訓練をしている時にカゲチヨにフィーアとカンナにアハトは見学に来たのだ。ちなみにシディとヒサメは他に依頼があって来てはいなかった。

 

「凄かったねぇゼクス君。アーシ見ていてかっこよかったよ」

「ゼクスかっこよかった」

 

カンナとアハトはゼクスの姿がかっこ良かったと言うと彼は赤を多少赤くしてそうかと言った。

 

「ゼクスの動きは中々良かったですよ、勿論カゲチヨも中々でした」

 

フィーアはカゲチヨとゼクスの動きが良かった事を褒めるとそこにプーニハットを被った口髭を付けた年配の隊員がやってきた、先程までカゲチヨとゼクスと共に訓練をしていた人物でそれに気がついたNo11はどうもと声をかけた。

 

「No11、見ていたがあの黒髪の若造はいい動きだったぞ。赤髪メッシュの若造は最後の所がダメだったがそれでも中々いい動きだったな」

「それはどうもブライス大尉、ちなみに赤髪メッシュの奴は俺が育てたもんだ。まぁあんな最後だったからこれからもっと鍛えてやるつもりだけどな」

「あの・・・No11さん、お手柔らかに」

 

No11はカゲチヨをもっと鍛えてやるつもりだと言うとそれに気づいたカゲチヨは恐る恐る言うとNo11は無理だとだけ言ってその後も訓練は続けられた。




長編3 予告編

ついに明かされる死神No11最大の秘密!!
何故No11は死神になったのか、彼に隠された過去とは・・・
そして明かされる死神No269との出会いとは

次回長編3 始まり



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