フラグちゃん達の恋人は死神である   作:ジェームズ・ヨシダ

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今回はアハトの幼児化のお話です。


アハトの幼児化

「一体どう言う事なんだ?」

 

ゼクスは目の前に広がる光景にため息をつきそうになったカンナの腕の中にすっぽり収まっているアハトに似ている少年がいて状況が飲み込めないでいた。

 

「実はカゲチヨが上のリサイクルショップから持って生きた幼児化の薬をアハトが間違えて飲んでしまったんだ」

「うわぁーーんヒーちゃんごめんよー!!」

「ヒーちゃん言うな!!」

 

シディはゼクスに説明をするカレコレ屋の上はリサイクルショップとなっておりよく分からない物も多くあるのでカゲチヨ達はたまにそのトラブルに巻き込まれるのも少なくは無い。現にアハトが小さくなったのもカゲチヨが持ってきた幼児化の薬だ、ちなみにカゲチヨはヒサメに怒られており涙目で謝っていた。

 

「元に戻す方法はないのか?」

「解毒薬があるのだが今はオーナーがいなくてな明日には戻って来るそうだ」

 

シディは解毒薬がある事を説明したのだが今はリサイクルショップのオーナーはいないので解毒薬は手に入らないその事実にゼクスは頭を抱えそうになった。

 

「ところで誰が面倒を見るのですか?」

 

フィーアは疑問を口に出した今日は依頼が立て込んでいるので誰がアハトの面倒を見るのかで悩んだ。

 

「それについてだったら大丈夫だよアーシ達が見るから」

「ん?カンナの他に誰がいるんだ」

 

シディはカンナが自分達で面倒を見ると言って他に誰がいるのかと考えているとカンナはゼクスの方を向くと笑みを浮かべた。

 

「ゼクス君が手伝ってくれるから」

「はぁ!?おい俺はいいと一言も」

 

ゼクスは反論をしようとしたのだがカンナの腕の中で眠るアハトを見てため息をつくと分かったと言い了承をした。

 

「済まないが電話をかけさせてくれないか?」

「良いですけど誰にですか?」

 

フィーアはゼクスが誰に電話をかけるのか疑問に思っているとゼクスはNo11に電話をかけた。

 

「すいませんNo11さんゼクスです。今日の訓練ですが休ませていただきたくて・・・え?理由ですか?いえ体調不良とかではなく実はカゲチヨが持っていた幼児化の薬をアハトが謝って飲んでしまった様で・・・はい、分かりました。・・・許可は取れた」

 

ゼクスは電話を終えると許可を取れたと言ってカンナと共にアハトの世話をする事となった。

 

 

 

 

 

「それにしてもどうやって世話をしたら良いものか・・・」

「子供だし遊んでやったほうがいいんじゃない?」

「だけどアハトは物静かな子だ公園とかで遊ぶとかはないだろう」

 

ゼクスはアハトが物静かな子であると告げる。現に今でもアハト自身カンナとゼクスを見ておりどう言った行動に出るのか分からないでいた。

 

「何で僕小さくなっているの?」

「カゲチヨが幼児化の薬を持っていてなそれを謝ってお前が飲んでしまったんだ」

「ふぅ〜んそうなんだ」

「アハト、驚かないんだね」

 

アハトは何故自分が小さくなってしまったのか問いかけるとゼクスが説明をするとアハトは特に驚きもせずにふぅ〜んとだけ言っていた。

 

「別に小さくなっても問題はないよジャックオランタンもいるから何かあれば彼らを頼ればいい」

「別にアーシとゼクス君を頼っても良いんだぞ」

 

カンナはアハトの頭を撫ぜてあげた、ボーッとしていたアハトは意味もわからず首を傾げていた。

 

「それじゃあご飯だね、美味しいのを作るから待っていてね」

 

カンナはキッチンに向かっていき食事を作り始めた。待っている間は暇だったのかアハトはゼクスの顔を見上げた。

 

 

「どうしたんだ?」

「ゼクス、すごく大きいね」

 

ゼクスの身長の高さに関心を持ったアハトは近づいてきたのでゼクスは彼を抱っこした。

 

「僕もゼクスみたいに大きくなる」

 

と言ってきたのでゼクスはそうかとだけ言った。カンナが食事を持って来るとゼクス達は食事を取ったアハトは美味しいと言ってくれたのでカンナは喜んだ。食事を終えると今度はカンナがアハトを遊ばせようとしていた。

 

「いいよ僕に構わずズィーベンは自分の好きな事をしていたらいいよ」

「アーシはアハトと遊ぶのが楽しみなんだよ」

 

と笑っていたのでアハトは変なのと小声でいった。遊ぶのはトランプのババ抜きに決まりカンナはウキウキで手札を取るとゼクスのトランプを引いた。

 

 

 

 

 

「あぁー!!また負けた!」

 

カンナは悔しそうに頭をテーブルにつけるとアハトはまた負けたと小声でいった。

 

「アハト、もう一回もう一回やろうよ!!ね!!」

「ズィーベン、もうこれで3回目だよ流石に飽きた」

 

アハトは3回も続くババ抜きに飽きてしまう、ゼクスは2回目で終わるとお茶の用意をしておりそれをテーブルの上に置いてカンナの方を見た。

 

「ズィーベン、流石にもう良いだろう。お茶の用意をした一旦休憩にしたらどうだ?」

「ゼクス君がそう言うのなら」

 

カンナは残念そうにババ抜きを一旦終えると用意されたお茶を一口飲んだ。

 

「美味しい・・・」

「No11さんがくれたんだ。美味しい茶葉が手に入ったからぶん投げられて渡された」

「何だろう容易に想像が出来るよ」

 

ゼクスはNo11から貰ったと言うとカンナはどうやって渡されたのか容易に想像できてしまい苦笑いをした。そしてお茶も飲み終えるとカンナはコップを洗いに行きアハトは眠いのかゼクスに近寄ってきた。

 

「眠いのか?」

「うん・・・」

「一緒に寝るか?」

 

眠い事を告げたアハトに対してゼクスは一緒に眠るかと言う提案に対してアハトはうなづくとゼクスは布団を用意して一緒に眠った。

 

「ん?・・・」

 

カンナはゼクス達の所に戻って来ると彼らが眠っているのを発見する。それを見た彼女は起こさない様にしてスマホで写真を撮ると静かに自分も一緒の布団に入って眠った。

 

 

 

 

 

「いやぁ〜アハト、元に戻れてよかったねぇ」

「別に不自由はなかったから良いよ」

 

次の日にはヒサメがリサイクルショップのオーナーから解毒薬をもらってくるとアハトにそれを飲ませてあげた、元の姿に戻った彼はいつも通りだるそうにして昼寝をしようとした。

 

「アハトは小さくなくても昼寝をしますね」

「まぁ良いだろう、眠るのは良いことだ」

「あれ?そういえばカゲは?」

「え?あいつなら・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「ヒィィーー!!何で俺がこんな目にあうんだ!!」

『ほら頑張れカゲチヨ、フル装備でのマラソンはあと50週だぞ。ゼクスが昨日の訓練休んじまったから代わりにお前がやれ』

「理不尽だー!!」

『文句を言ったな!!あと10週追加だ!それが終わったら射撃訓練の的にでもなれ』

 

No11の訓練に連れてこられたカゲチヨは訓練が終わるまで何度も死ぬ思いをしたとか

 




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