「No11ちょっといいか?」
「ん?生存フラグかどうした」
死神No11は部屋にいてくつろいでいると生存フラグがやってきて声をかけてきた。
「死亡フラグがどこにいるか知らんか?」
「しーだと?いやぁ知らないな」
生存フラグは死神No269がどこにいるか知らないかと聞いてきたが彼は知らないと答えた。
「なんか約束でもしているのか?」
「いや数日前から部屋から戻ってきていないと聞いてな貴様が何か知らないかと思い声をかけたのじゃが」
「あぁ?数日前からだと」
死亡フラグがいない事に気がついた生存フラグは独自に探すも見つける事は出来なくて最終手段として死神No11に声をかけたのだという。
「もしかしたらまだモブ男の仮想世界にでもいるんじゃないのか?」
No11の一言により死亡フラグ達が普段使っている仮想現実の世界を探す事になった2人は早速モブ男のいる世界に飛んでいった。
「邪魔するぞモブ男」
No11と生存フラグはモブ男のいる部屋に入ると彼は快く招いてくれた。
「あれ?生存フラグさんはともかく君が来るなんて珍しいね」
「ちょっと用事があってなしーをみなかったか?」
「フラグちゃん?あれそういえばここ数日会っていないなぁと思っていたんだけど天界に帰っていないの?」
No11は死亡フラグを見なかったとモブ男に聞くと彼は最近会っていないと言うと何か知っていそうだったのでNo11は話を進めた。
「最後に見たのは?」
「最後に見たのは帰ろうとした時にカレコレ屋のヒサメさんから連絡が来たって言っていてそれ以来会ってはいないからね」
「だとしたらすぐにカレコレ屋に向かうべきじゃろうな」
「ここがカレコレ屋か」
「始めて来たな」
「あれ?2人はあんまり来た事なかったのか」
「俺は初めてだよ」
「わしもじゃ」
「そうなのか俺はちょくちょく来ていたけどな」
カレコレ屋の前に着くとNo11はモブ男と生存フラグが始めてカレコレ屋に来た事を知った。そうしている間にもNo11は地下にあるカレコレ屋の階段を降りていったのでモブ男と生存フラグはついていった。
「よぉ」
「おぉ久しぶりだなNo11」
カレコレ屋の扉を開けるとそこにシディがいてNo11に声をかけた。カゲチヨはソファーに座っており彼もNo11達に声をかけた。
「あれ?お前達が来るなんて珍しいな」
「ちょっと用があってね」
ソファーで対面をした5人だったが早速生存フラグが話題を切り出した。
「死亡フラグが最近帰って来てはおらぬのでな、モブ男曰くヒサメから連絡が来たと言っていたらしい」
「そういえばヒサメもここ数日連絡が取れていなくてな俺たちも探していたんだ」
どうやらカゲチヨ達もヒサメを探しているようでNo11は考え込んだ。
「もしかしたら何か事件にでも巻き込まれた可能性があるな」
「その可能性もあるな」
「早速調査だ」
シディが言った一言にNo11やモブ男は調査をすると言ったのでカゲチヨや生存フラグもそれに乗った。
これが後に他のチャンネルを巻き込むハメになるとは誰も知りはしなかった。
某企画と呼ばれる会社のオフィスでは上司(かど つかさ)が部下のペンギン達に押し付けていた仕事を回収して自分のデスクに持っていっていた。
「さてと次はどの仕事をアイツらにやらせようかなってん?誰だ」
上司は次の仕事をペンギン達に持っていこうとすると突然携帯が鳴り出したので上司は携帯を手に取ると電話ではなくメールだった。
「ん?・・・これは」
「ペンギン!!パンダ!!緊急の出張に行って来てくれ」
「何だ唐突に」
「嫌ですよ、働きまくって疲れているんですから」
「パンダさん何もしてはいないでしょ」
「ソシャゲばっかしていたからな」
上司から緊急の出張に行ってくれと言われるもペンギンは唐突すぎると答えてパンダは働きまくって動けないと言うも2人の後輩であるシャチはパンダさんは何もしていないと言う。それにペンギンが携帯ばかりいじっていた癖にとツッコミを入れた。
「安心しろ手当は出すぞ」
「本当ですかー!!それじゃあ行ってきまーす」
「早い身の変わりよう」
手当を出すといった上司にパンダは先ほどまでの態度を一変させてすぐにオフィスから出ていった。ペンギンはパンダの身の変わりように呆れていた。
「それじゃあ自分も行って来ますね」
「おい待てシャチ、お前は残って仕事をしてもらうぞ」
「そんなー!!」
シャチはペンギンと共に出て行こうとしたが上司はシャチに仕事をしろと言って残らせた。ペンギンは行ってくると言ってオフィスから出ていった。
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