翌日、南と高山は歩夢としずくと侑に会った。
「ほう、山陰の連続殺人の写真か。」
「はい。」
「出雲行った後に起きたんだな。」
「ええ。」
「これで、第一の事件の被害者か。」
「はい、日御碕で女性の絞殺死体が侑ちゃんが発見したの。」
「ほう。」
「それで、死因は?。」
「恐らく、絞殺と思われるわ。」
と、しずくは言った。
「なるほど。」
「それで、歩夢としずくが鳥取で心中を目撃したんだな。」
「ええ。」
「恐らく、ある製薬会社の薬の副作用と関係してるんじゃないかな。」
「なるほど、すると歩夢ちゃん達は山陰の殺人とお台場の転落死と関係してるって訳だね。」
「はい、この事件は製薬会社の薬に関係してるんじゃないかなって。」
「わかった、早速公安隊の方でも捜査してみます。」
南と高山は、歩夢としずくの情報のもとにして捜査をすることにした。
「出雲の殺人と、鳥取の心中未遂、お台場の転落、これは恐らく製薬会社の事件と関係がありますね。」
「うん、早速島根へ向おう。」
「ええ。」
南と高山は山陰の事件と製薬会社のトラブルの関係を調べる為、島根へ向かった。東京駅から午前7時00分発の新幹線「ひかり1号」に乗って、岡山まで行き、岡山からL特急「やくも」に乗り換えて島根県の松江へ向かった。「ひかり1号」が岡山に到着したのは10時50分、10時52分発の特急「やくも3号」に乗り、松江に到着したのは13時29分である。
「あっ、南公安官と高山公安官ですね。」
「はい。」
「島根県警の安来です。」
「公安特捜班の南です、同じく高山です。」
「お待ちしていました、こちらへ。」
と言って、南と高山はパトカーに乗って本部へ向かった。
「どうも、出雲署の山根です。」
「早速ですが、事件の事で話を聞かせて下さい。」
「はい、現場は日御碕で女性の絞殺死体が発見された、死亡推定時刻は午前10時25分頃と考えられます。」
「死因は、絞殺ですか?。」
と、高山は言う。
「どうして、それを。」
「ええ、ある女子高生の探偵から話を聞いたんです。」
「ほう、ああ、あの発見者が。」
「はい。」
「それで、被害者が持っていた写真の方は。」
「ええ、調べたところ、佐伯 緑の息子・佐伯亘輝君7歳だ。」
「死因は。」
「ああ、調べて見ると風邪薬の服用後に呼吸困難により死亡したものと思われます。」
「えっ、呼吸困難!。」
と、南と高山は驚く。
「もしかしたら、歩夢ちゃんと侑ちゃんとしずくちゃんが言っていた製薬会社の事件って。」
「ああ。」
「でも、どうしてそれを。」
「実は、お台場のマンションで転落死があったんです。」
「恐らく、事件と関係ありそうと。」
「なるほど。」
と、山根刑事は言う。
「それで、犯人は確保されたんですか。」
「いやー、それが任意同行したのですが、アリバイがあったんです。」
「事件当日は、寝台特急「出雲」に乗っていたんだと言ってるんだ。」
「本当なんですか。」
「ええ。」
島根県警では、任意同行されたのは久保田 敦也、彼は事件当日は寝台特急「出雲」に乗っていたと言う。
もう1人は、製薬会社の役員皆川 秀樹52歳、出雲大社へ行った後は日御碕へ行き、その後は玉造温泉へ行ったと言っていた。
「なるほど。」
「完璧なアリバイですね。」
帰りは、17時24分発の寝台特急「出雲4号」に乗って東京へ帰京した。
そして、この事件には裏があった
しかし、アリバイと列車トリックを解くことが出来るのか?