「なるほど、この事件は市販薬メーカーのしらさぎ製薬の副作用事故ね。」
「そうだ、この事件は総合感冒薬「新ゴンザA」の副作用事件だ。」
「ああ、それか、この事件と関係してるわ。」
「その薬を飲んで副作用でなくなられた人がいたんだよね。」
「うん、この薬に問題がなったのね。」
「ああ、多分この副作用事故と殺人は関係ありそうだわ。」
と、高山は言う。
「うん、鳥取で心中未遂の人は被害者の夫の妻だろう。」
「なるほど、その奥さんも砂丘で自殺しようとしたのね。」
「うん、その夫もゴンザの風邪薬を飲んだのね。」
「ゴンザってどんな風邪薬。」
「うん、調べて見たら、糖衣錠とカプセルとシロップの総合感冒薬なんだ。」
「じゃあ、写真の素の息子さんも。」
「ああ、恐らくゴンザシロップ飲んだ直後に亡くなったんだ。」
「確か、5年前に副作用で問題になったんだよね。」
「ああ、お台場の転落死と出雲の殺人はこの副作用と関係してるんじゃないかな。」
「それに、調べて見ないとね。」
南と高山は、早速「新ゴンザA」のメーカーしらさぎ製薬に行って見た。
「公安特捜の南です。」
「同じく、高山です。」
「早速ですが、副作用事故の事で聞きたいんですが。」
「ああ、事件の事ね。」
「はい。」
そして、南と高山は案内してもらいしらさぎ製薬の塩尻社長に会った。
「ああ、風邪薬「新ゴンザA」の事ですね。」
「はい。」
「その薬は事故の後に製造中止になったんです。」
「なるほど。」
「それで、何で鉄道公安が。」
「はい、実は島根県で日御碕で女性の絞殺死体が発見されたんです。」
「被害者が持っていた写真の息子さんの事で聞きたいのですが。」
「ああ、このお子さんか。」
「はい。」
「その小学生はな、「新ゴンザA小児用シロップ」を飲んだ後に呼吸困難でなくなられたんです。」
「なるほど。」
「この事故は小児用シロップの他、「新ゴンザA」と「新ゴンザAカプセル」にも同様の副作用事故が起きたんです。」
「ほう、なるほど鳥取砂丘の心中未遂はその夫が「新ゴンザAカプセル」を飲んで副作用でなくなられた被害者って事ね。」
「そうです、その事から「しらさぎ副作用事故被害者の会」が創設されたんです。」
「ほう、今はどうしていますか。」
「現在は、「ゴンザエース」と新たに「新ゴンザ内服液」が発売されました。」
「ほう。」
「事故被害者の会か。」
「行って見ようか。」
南と高山は被害者会の様子を見ていた、その時歩夢と侑も見に来ていた。
「凄い団体ね。」
「ええ。」
「おーい、歩夢ちゃんと侑ちゃんも来てたのか。」
「ええ。」
「みんな副作用の被害者の家族達ね。」
「ああ。」
そして、南は、その被害者の方に聞いてみた。
「ええ、あの「新ゴンザA」の錠剤を飲んだ後に息子は心臓発作で死んだんですよ。」
「なるほど。」
「その後、「新ゴンザA」は製造中止になったんですね。」
「ええ。」
そして、南と高山と歩夢と侑はそう言って立ち去って行った。
そして、事件は急展開になるのだ。