【東方狂神父】アンデルセン神父が幻想入り   作:トマトマトトトママトマトトトマト

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初投稿です。
色々と拙い部分がありますが、生暖かい目で見守ってくださいね。


プロローグ

〜あの世〜

「くっそ!マジでしくじった!」

 

 ここは“あの世”。死者の魂が集まる場所である。

 小野塚小町はその魂を運ぶ死神で、三途の河の渡しをしている。

 

 普段はあっけらかんとしていて、時々サボりつつのんびりと仕事をする……が、今回だけは様子が違った。

 

「魂の数が1つ合わない!というか死者が多すぎるんだよ!」

 

 外の世界で何があったのかは知らないが、その日だけ何故か数百万単位の死者が押し寄せてきた。小町達からしてみればいい迷惑である。

 これには上層部も泡を食い、是非曲直庁の死神総動員で作業にあたれとの命令がおりた。中には休暇中に呼ばれ泣きそうだった者もいた。

 

 その甲斐あって、死者の魂は順調に処理されていったものの、帳簿に記載されていた中でも特に異彩を放っていたあの(丶丶)魂だけがどこにも見当たらない。

 

 そこへ、同僚の死神が状況報告に来た。既に参りつつあった小町は一縷の望みをかけて聞くも、現実は非情である。

 

「あの世のどこにもいない…だと……?」

 

 あの(丶丶)魂の経歴は、この世界(幻想郷)にとってあまりにも危険過ぎた。故に必ず地獄送りにするつもりだったのだが、死の直前に妙な道具を使ったせいで輪廻の輪から外れてしまった。

 

 そして、今に至る。

 

「本当に参ったねえ…四季様になんて報告すればいいのやら」

 

 これから控えているであろう上司の説教に思いを馳せながら、諦めて小町も他の魂の処理に戻っていった。

 

* * * * * *

 

 その男は、カトリックの神父だった。

 

 その男は、自分の信じる神の御心のままに、神の敵を斬り続けた。

 

 やがて、ヘルシング(異端の集まり)の切り札という吸血鬼と対峙した。

 

 男は、何度もその吸血鬼を追い詰めたが、残酷なことにその吸血鬼の命は男一人でどうこうできる数ではなかった。

 

 そしてあの日、吸血鬼は拘束制御術式零号を解放し、ただ一つの命となった。

 

 千載一遇の好機。絶対にこの機会を逃してはならない。

 

 男は死力を尽くして戦い、そして敗れた。

 

 敗因は色々あるのだろう。だが、男にとっては全てがどうでも良かった。

 

 別に自暴自棄になったわけではない。

 

 一介の神父として、その命を全うできたから。

 

 化け物に成り下がってしまった自分は、消えてなくなるだろう。

 

 それでいい。

 

 最期まで、一本の銃剣(バイヨネット)として神の敵と対峙し続けてられたのだから…………

 

 

 

 

 

 そう、思っていたのに。

 

 

 

 

 

「ここは、何処だ……?」

 

 

 

 男……アレクサンド・アンデルセンは、目覚めた。




どうも、赤い箱です。特に名前に意味はないです。
なぜか神父の幻想入りモノだけ少なかったので、作ってみました。
あとなんかハリウッド化されるらしいので。

今回はプロローグなので短めです。
いかがだったでしょうか?お気に召すと幸いです。
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