大乱闘スマッシュブラザーズ Histoire Artificielle   作:蘭沙

1 / 157
戻ってまいりました。
ハッピーホームパラダイスやってる作者でごさいます。
前作以上にフリーダムな展開になりますが、よければこのままお読みください。



プロローグ First File
オープニング


大戦場。

数多の戦士が凌ぎを削ったこの場所で、またいつものように戦いが繰り広げられていた。

 

この世界は創造の化身マスターハンドによって造られた世界。世界を救い誰もが憧れる英雄が、全ての光を許さない絶対的な悪が、またはそれに対し奇想天外な技で立ち向かう一般人が、同じ目線で戦う世界だ。

彼らはスマッシュブラザーズ。何度も開催されていたこのイベント。今までのファイター全員と今まで以上の追加メンバーを増やした今回は究極で特別なものとなっていた。

 

 

 

聖痕を目に入れた女剣士が、自分の得物よりも遥かに大きい剣を持つ男性に斬りかかる。それをかわした男は凶の字を書くような斬撃を繰り出す。それをいなした女は頭上から剣を振るった。全身全霊の力を込めた刃は拮抗し、止められる。

 

2人に飛びかかるのはまた2人だった。防寒着を着込んだ2人で1人のファイター。登山により鍛えられた見た目以上の力は木槌を通じて大地に直接伝わった。かわされたのだ。

 

2人の間に投げ込まれたのは赤い剣。それはひとりでに回転し炎を噴き上げる。シールドで耐え切り、その方向を見ると赤い髪をした少女がその剣をキャッチする。そして瞬きの間に短めの炎のような髪は輝かしい光のような長髪に変化していた。その少女はまるで未来を見ているかのように背後の敵を感じ取った。

 

一撃をかわされた少年は、剣の力を引き出し自身の攻撃力を上昇させる。そのまま少女に斬りかかろうとしたところで足に何かが巻きついた。何かの刃のような。

 

その先には藍色の髪をした男がいる。蛇腹剣で巻きつかれ、この男に引っ張られたのだ。しっかりと巻きつかれた剣は外部からの干渉なしには取れないだろう。しかし、それは思わぬ形で訪れる。

 

炎の剣を携えた赤髪の少年。その少年が男のいる場所へ斬りかかったのだ。荷物になる少年は切り離すしかなかった。空中へ逃げた男を少年は追いかける。剣と剣がぶつかるたびに火花と炎が飛び散る。

 

その戦いに横槍を入れたのは子供のように小さな宇宙飛行士だ。でもその顔には貫禄があり、決して身長通りの年齢ではないだろう。黄色の動植物を男性に投げ、赤色の動植物を少年に投げた。叩く動植物に地面に落とされた2人はそれを振り払うしかない。

 

 

殺伐とした戦いにも思える。だがそこに血は流れない。屍となる者もいない。平和の名のもとに行われる戦い。

 

その戦いの本当の開戦を知らせるかのように、空中に現れた虹色に輝くボール。それを視認した戦士達は我先にと手を伸ばした─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………

 

 

………………おっ…と。

 

 

やあ。

 

 

君達がここにいるってことはこれで合ってるってことだよね。

 

 

 

意味がわからない? そりゃそうだよ、まだ始まってもないんだから。むしろ理解されちゃあ困るよ。

 

 

ふふふ。

 

 

それじゃあ、またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。