大乱闘スマッシュブラザーズ Histoire Artificielle   作:蘭沙

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やっちゃったね。

まさかこんなエンディングになるとは……

 

 

──────────。

 

 

ああ、君は知らないか。

でも盟友は何回目だって話だからさ、

 

僕はそういう存在だって思ってくれないかな?

ジョーカーこと、雨宮蓮。

もしくは来栖暁? それともそれ以外?

 

まあ、君であることに間違いはないか……

 

 

──────────。

 

──────────。

 

 

何か知っているのかって?

そりゃまあ全部見てるから。知らないこともあるけどさ。

 

伏線もヒントもあって、結局ルフレ以外気づかなかった。

 

まあ君達にはわからないか。

 

何が起きたかも……

 

 

じゃあ、説明しようか。

 

 

 

 

 

ダブルは元々ドッペルゲンガーの力を受け継いだ普通の子供だ。そしてその力の核は死にたくない、寿命が欲しいという願いからだ。

 

 

それに答えた結果、力は状態の共有により人の寿命を奪っていくものになった。

だからダブルが状態の共有が可能なのは、本名と顔を知っていて、生きている存在に限られていた。

 

 

だからこそ、マスターハンド。

君にジョーカーの存在をおすすめしたんだ。ジョーカーに力を託せと言った。

 

ファイターとしての知識しか共有できていない彼らは、君をジョーカーとしてしか知らないからね。

 

 

──────────。

 

 

彼は非常に不安定だ。

力を受け継ぐ代償に今までの記憶、趣味趣向、人格に至るまで全てを失った。生きるために全てを失い、自己がない彼はとても不安定だった。

 

僕は未来の僕から伝えられたことがある。

だからこそ、ダブルがガラルに行くことを知っていて、ボディのオリジナルであるルフレを無理やりそっちに送った。ダブルの心を揺らすために。

 

 

彼を、最後に君達に立ち塞がるラスボスとして仕立て上げた。

 

 

──────────。

 

 

 

 

ちなみに、クロムとルキナに関してはパルテナが考察した通りだよ。

無理やりにでもどこかの世界に連れていかないと、二人が活躍できないから。

物語が盟友の元に届かないと思って。

 

 

──────────?

 

 

盟友って誰かって?

君自身で、君とは違う人達のこと。

 

干渉こそできないけど、僕と同じ力を持つもの。

 

 

 

 

主人公(プレイヤー)であり、観測者(読者)であるもの。

 

 

 

 

……君達には難しかったかな?

どうにかして、盟友が見るに足るような、全員が全員出番を無理くりにつくるような寸劇を披露するために。

 

何度も繰り返して頑張ってたんだよ。

まあ、ダブルの吹っ切れ方は随分予想外だったけど。まさか核となる願いを全てを破滅させる力に変えるなんてね。

 

 

 

これで生きている存在でなければ状態共有ができないという条件を破棄できた。

 

 

その後ダブルはナカツナの力を使って自身の存在を曖昧にした。ファルコのボディだけど顔として通るらしいね。

 

 

存在が曖昧になったドッペルゲンガーは、彼が名前と顔を知る全ての存在だと言ってもいい。

人やマスターハンドなんかの記憶を辿り、知らなかった本名や顔も知った。僕達も知らない……例えるならば、リュウのフルネームとかも。マスターハンド、君なら知っていたんだろう?

 

 

──────────。

 

 

つまり、あの時の彼は君達を含めた君達の知るもの全ての存在そのものなんだ。

 

 

ダブルが誰かの状態で傷つけば、その成っている誰かも傷つく。

 

怪我した程度じゃ、全て存在と負傷を分かち合うから一人一人は全く気づけない程の怪我しかないけど… 消滅なんていう存在の根幹を揺るがす現象が起きてしまえばもうどうしようもない。

 

 

──────────。

 

 

 

ダブルの消滅と共に、彼が成っていた全ての存在もまた消滅した。

 

フィギュア化で回避した君を除いてね。

 

 

──────────。

 

 

──────────?

 

 

え、僕?

 

ダブルの条件を知ってて本名を伝える訳がないだろう!

 

実際は本名なんて忘れてしまったが正しいんだけどさ。

 

 

正直本名を知ってても僕の存在はないも等しいし、状態もなければ寿命もない。ボディがなきゃ顔らしい顔もない訳だし、その能力が効くかどうかは怪しいところだけどさ。

 

 

 

 

とまあ、そういうこと。

 

慣れないことした自覚はあるよ。

ほぼ全員を活躍させるためにあっちこっち動いて、強すぎる能力は制限させて……

 

 

──────────。

 

 

とにかく色々やりすぎて疲れたね。僕は別の世界に行くよ。終わった物語に用はないからね。

 

 

──────────。

 

 

それじゃ、盟友、ジョーカー、彼の中のマスターハンド。

 

 

また過去で会おうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────。

 

 

まだ粘ってるの?

キミ、そうとうヒマなんだね。

 

こっから先は何もありません!

大人しく別の世界を観測しに行きなよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────。

 

 

こんな結末認められない、と。

ここにいる盟友も同じこと考えてる?

 

確かに手の施しようのないバッドエンドなら受け入れられても、策が残ってるなら認められないのかもしれないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────。

 

僕は、君達のわがままに付き合う義務はありません!

 

この結末を選んだのは、演者達スマッシュブラザーズなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────。

 

 

そうか……

どうしても君達が受け入れられないというなら……

 

ジョーカーのつけている日誌のように、僕の力が必要だと言うならば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先に進んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の力で……君達も使う力で……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このエンディングを変えられる。

マルチエンディングにできる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それじゃ、行くよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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