私たちが存在する世界が一つ消えてしまう
DMMORPG ユグドラシル
β版からのめり込むように始めたゲームが、12年ほどの長い歳月を経て終わろうとしている
大きい企業のそこそこいい役職をいただいていることもあり、多くの金と時間を費やしてきた世界が、残り10分程度で終了してしまうと思うと、感慨深いものがある。それでもゲーム内での自分容姿や、一緒に切磋琢磨してきたギルドメンバーたちと過ごす時間はとても満足していた。
2000年代に流行していたゲームやアニメ等を掘り出していた時に、fateのギルガメッシュとゆうキャラに出会った。彼の他者に物を言わせない、傍若無人な性格や、主人公を気まぐれで助けて、その姿をみて楽しんでいたかと思ったら、主人公と一緒に肩を並べて歩んだりと仲間思いの一面もある彼に私は惹かれていった
そんな彼になりきるために、ユグドラシルでも彼に少しでも近づくために様々なことをした
財を集め、数多の武器やアイテムを自分のアイテムボックスに貯蔵していった
英雄王
その称号を得て私は運営に「乖離兼エアが欲しい」と要求すると乖離兼エアとその墓に王の財宝
その二つの性能は原作と遜色がない、英雄王の名に相応しい装備だった。
王の財宝はワールド内の装備やアイテムをすべて同等の物として保存することができ乖離剣エアは、あの
そのおかげか、私に挑んで来るものがおらず、退屈な日々を過ごしていたのだが…
そんな、退屈でも楽しかった日々が今日終わってしまう、私は仕事が長引きサービス終了時間ギリギリにかつての仲間たちが来ているかもしれないと思い、急いでゲームにログインする
「………ふざけるな!」
ギルドに入って一番初めに聞いた声だった。
「どうかなさいましたか?」
「お疲れ様です
ギルさん、お恥ずかしい所を見せてしまいました」
「いえいえ、あの温厚なモモンガさんが怒っているのでビックリしましたよ」
「てっきり今日は来ないかと思いましたよ
こんなギリギリで来るんですから」
「本当はもっと早くに来る予定だったんですけど,仕事が長引いてしまいまして」
「そうだったんですか…それはお疲れ様です
ギルさんは最後まで残りますか?」
「はい!
せっかく来たので、仲間たちと作り上げたこのナザリックと最後まで残ろうかなって思っていますよ」
「じゃあせっかくなので王座の間で終わるまで、いませんか?」
「いいですね!」
「ギルさんもありがとうございました。最後まで残ってもらってギルドの維持費のためにクエストも一緒に行っていただいて」
「いえいえ、私はモモンガさんがギルメンがいつ帰っても来てもいいようにここを維持してる姿を見て助けていただいた恩がありますので
それでも、モモンガさんみたいにここに毎日は来れなかったので、私からも、モモンガさん、いままでありがとうございました」
私は本当にモモンガさんに感謝している。かけがえのない仲間とも出会えた
ユグドラシルが終わってもモモンガさんとは別のゲームでもしたいと考えていた。
もし、よかったらリアルでも会ってみたいなと思った
サービス終了まで残り数秒となったところで
「モモンガさん、ありがとうございました、また一緒に別のゲームでも探して一緒にやりましょうね」
「こちらこそありがとうござました、また別のゲームでもやりましょうね!」
「それでは、モモンガさんおやすみなさい」
「ギルさんもおやすみなさい」
そういって目を閉じて待っていると、なかなか現実の世界に戻ってこない、運営のサービス終了がうまくいってないのかなと思って、となりにいるモモンガさんに話しかけると
「終了が延期したのかな?」
こう言った瞬間、私は不思議な感覚になった
いつものコマンド画面がでてこないし、声もまるで自分の体から発せられたような感覚がある。
もしかして、ユグドラシル2でも始まるのかと思っていたら、モモンガさんが
「ギルさん、大変です。
運営とGMコールができません!」
どうゆうこと?っと思っていると意外な場所から声が聞こえた
「どうかなさいましたか?モモンガ様…ギル様」
初めて聞く、女性の綺麗な声で
私は、呆気にとられていると、そこには顔を上げたアルベドがいた
「GMコールがきかないようなのだが…」
なんとか普段どおりにふるまう事ができた
「お許しください。GMコールとゆうものに関する問いに、この私にはお応えすることができません。
どうか無知なる私に、この失態を払拭する機会をお与えくださいませ」
モモンガはギルさんを見たが
お互い何か言おうとするも、何も言えない空気がながれ、セバスの方に視線がいった
するとセバスと目が合い
「申し訳ございません、私もGMコールが何たるか存じ上げません」
まるでNPCではなく一人の生物のように違和感なく会話に参加してきた
ギルが慌てているのを見て、冷静さを取り戻す事ができ、現状の確認のため外に向かわせることにした
「セバス、そして
「承知いたしました!」
声が響きモモンガとギルに頭を下げると、セバスは
「それで、モモンガ様、私はいかがいたしましょうか」
なんで俺に聞いてくるのだ、焦りながら無意味な感想を抱くと、焦燥感はふと消えてしまった。
「今から、一時間後に第六階層アンフィテアトルムに集まるよう、各階層守護者達へ通達しろ」
「あの…モモンガさん…これからどうしますか?」
「とりあえず、今、私達が置かれている現状をいち早く知って、様々な脅威から身を守らなければなりません」
「そ…そうですよね」
「ギルさん、なんか元気ないですね…どうかされましたか?」
「いえ…素でだと上手く喋れなくて…」
「えっ
そうだったんですか! いつもは王様みたいだしリアルでも似たような感じで話していると思いました」
「やっぱり、ギルを演じていたほうがいいですかね?」
「みんなの前ではしっかりと演じてくださいね
でも、ギルさんが疲れたりだとか、素で話したいとか思ったらいつでも仰ってくださいね、その時は二人で話ましょうね
私も、威厳を出すために魔王っぽい感じでいかなければならないので」
モモンガさんはひたすらに優しい
このような非常事態にでも仲間を思い優しい言葉をかけてくれるのだから
「ありがとうございます、
モモンガさんも話したくなったりしたら言ってくださいね」
それからは、お互いは今後の方針を決める話になった時に
「ギルさんは、向こうに帰りたいですか?
私は特にあちらの世界には未練はないのでこのままここで暮らそうと思っています」
そうだった…あまりにも非現実な事が起きていたからすっかり忘れていた
でも、今更…私が向こうに帰ったところで居場所は、どこにもないわけだし…
「私も向こうにあまり未練はないのでモモンガさんやナザリックの皆さんと一緒にいたいので…」
ギルさんは、そう言ってくれたものの、複雑そうな顔をしていた
それはそうだよな…ギルさんはリアルでもいい役職に就いていると言っていたし、俺みたいな平社員とは違い上流階級の人間だ。きっとギルさんは向こうに帰りたいけど、俺に合わせているんだろうな…
やばいやばい、すごく気まずい
骸骨だから表情はわからないけど、落ち込んでいるのが目に見えてわかる
「そうだ!
スキルとか魔法等の確認するために…
早めに向かいませんか?」
私のスキルが使えないとただの身体能力の高い半神になってしまう
ギルドの紋章が描かれている<リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン>
を起動させ、二人は第六階層にある闘技場へと続く暗い廊下に移った
闘技場に入ると奥の二階から誰かが出てきた
「いらっしゃいませ!モモンガ様、ギル様
お時間までもう少しあるのですが、どうかされましたか?」
モモンガさんが早めに来た理由を話していると不思議に思ったことを聞くことにした
「アウラよ、マーレはどうしたのだ?」
アウラが素早く後ろを向き
「マーレ、早く降りてきなさいよ、御方に失礼でしょ‼」
「お、お姉ちゃん無理だよ…階段使って降りていい?」
「どれだけ待たせるつもりなの?いいから早く降りてきなさい」
マーレは意を決したように二階から飛び降り、少しヒヤヒヤしたが、私たちの元へやってきた
「お…お待たせしました。モモンガ様、ギル様」
「アウラ、マーレよさっそくで悪いのだがスキルなどを試してもよいか?
「何をおっしゃいますか、ここは至高の41人の物であり、モモンガ様やギル様がご自由にお使いください」
「そうか、ありがとう
ではさっそく使わせてもらうことにする」
モモンガさんがそう言っている間に私の元に<メッセージ>が届いた
(よかったー、この魔法はしっかり使えるみたいですね。私は召喚魔法を使おうとおもっているのですが、ギルさんは戦ってみますか?)
(そうですね….王の財宝が使えるか試したいだけなので…アウラとかにも戦わせてみせてはどうですか?)
(そうしましょうか)
モモンガさんがレベル70ほどのを召喚した
「貴様も王と名乗るのか、ならばこの私が見定めてやろう」
――――ゲートオブバビロン―――――
背後に無数の武器が現れ、モンスターに襲い掛かる
10発ほど射出したところで地面はえぐれ、体の半分が吹き飛んでいた
「こんなものか、貴様程度では王を名乗るには相応しくないようだな」
崩れた体を再生しているのだろうか…なかなかに気持ち悪く、見ているのが嫌になったので
「弱い、弱すぎる。
興が冷めた、アウラ、マーレよ、貴様らがどの程度戦えるか見せてはくれぬか
私はそれを見て楽しむとしよう。どうだ、やってくれるか?」
一瞬、何を言われたかわからないといった顔をしていたが、アウラは嬉しそうな顔をし
「本当ですか!
ぜひ私たちに戦わせてください!」
そう言ってアウラはマーレを無理やり連れていって二人で連携して戦っていた
「ギルさん、二人の戦っているのを見てどう思います?」
「二人が使っている、魔法やスキルは…
私が知っているものばかりですから
ユグドラシルの時と同じと考えていいと思いますよ」
「やっぱり、そうですよね…
あの二人は大丈夫だったんですけど、他の守護者がどうなっているか分からない、状態なのでまだ警戒はしておくべきですね」
そうだ二人は友好的に接してきてくれたが、他の者たちはわからない…
私は遠距離攻撃が主体だからシャルティアやコキュートスといったインファイター系には弱い、いくら宝具があるからといって剣などを極めた者たちにはスキルでは敵わないのだ
「大丈夫ですよ、いざとなったらアイテムなどを使って私がギルさんを守りますから」
「あっ、ありがとうございます!」
私はこの人にこういったところに憧れたんだ。助けられたあの時も私にこういった言葉をかけてくれた。たとえ、見た目が変わってもこういった優しい所は変わっていなかった
私が助けられたように、今度は私がモモンガさんを支えていかなければ
そういったことを考えてる時間になり各階層の守護者達が集まってきた
こんな感じで書いては見ましたがいかがだったでしょうか
一応、女ギルガメッシュをイメージして書いています。戦闘時の服装などは考え中で髪型はポニテにしようかと思っています。
原作にはそっていきますが、途中オリジナルストーリもできたら出していきたいです
目標としましてが週1投稿できたらいいなって考えてます