『CHAOS:WOLF』-混沌とした人狼遊戯- 作:兎々乃 まりぃ
_気がつけば、見知らぬ場所で目を覚ます。
ここは狼が生き延びているという呪われた村…。
人狼を探し当てなくては。このままでは全滅だ。
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『役職振り分け』
*ナツキ・スバル=「村人」
*サトウ・カズマ=「預言者」
*ベル・クラネル=「人狼」
*リムル・テンペスト=「霊能者」
*キリト=「狂信者」
*アズサ・アイザワ=「村人」
*メイプル=「妖狐」
*ターニャ・デグレチャフ=「人狼」
*エミリア=「村人」
*アクア=「村人」
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スバル 「…で、全員をここに呼び出した訳。」
カズマ 「はいはい、そんなのいるわけないですよーっと。」
ベル 「でも、本当にいるんだとしたら…。」
リムル 「人狼ゲームの通りなら、人狼に殺されればリタイアだ。」
キリト 「そうだな。出来るだけ少ない日数で絞りこまないと…。」
アズサ 「なんだか、ちょっと怖いような…うう、早く帰りたいー!」
メイプル「私もイベントの続きがあるんだけどね…アハハ…。」
ターニャ「そこ。…腑抜けていると、あっという間に殺されるぞ。」
エミリア「でも、誰が人狼さん?なのかな。」
アクア 「目撃情報なんてないわよ?あと、女神が殺される訳ないじゃない!」
ターニャ「女神女神…くそっ、苛立たしい。」
アズサ 「とりあえず、目撃したら報告。それでいいんじゃないかな?」
エミリア「わかった。出来る限り早く見つけないと。」
スバル 「オッケー!エミリアたんがそういうなら!」
メイプル「それじゃあ、一旦解散で!」
ベル 「わかった。みんなも気を付けて。」
_投票が行われませんでした。
『1日目:夜』
スバル 「…なんだこれ。ガチで人狼ゲームじゃないかよ…。」
(小屋に置いてあるカードを見つける。これが役職を表すらしい。)
スバル 「勝手に夜になって、…それにこの眠気。ヤバいヤバい…。」
スバル 「とりあえず、俺は『村人』か。この勝負、負けるわけにゃいかねぇ!」
カズマ 「預言者預言者~っと。さて…怪しい、というか妬ましい奴からいくか。」
カズマ 「スバル許すまじ…推しと異世界とか羨ましい妬ましい許せねぇ!」
_ナツキ・スバルは[白]です。
ベル 「神様にリリにベルフさん。大丈夫かな。」
ベル 「…僕が勝てば、帰れるんだ。みんなのところに。」
ベル 「アズサさんには申し訳ないけど…やるしかない。」
リムル 「…暇だ。暇だ暇だー!」
リムル 「よりにもよって霊能者か…やることない。」
リムル 「…眠い。久々の睡眠だ…最高…。」
キリト 「『狂信者』…明日からの行動で、勝負が左右される。」
キリト 「『人狼』はベルにターニャ。なんとか気づいてくれれば。」
メイプル「私は『妖狐』!生き延びて勝つんだ!頑張れ私!」
メイプル「でもすることないなぁ。きっと他の人もそんな感じかな。よし、寝よう!」
ターニャ「人狼ゲームなど何年ぶりか。私は『人狼』。」
ターニャ「…とても馬鹿馬鹿しい。こんな茶番に本気になる奴もいる。」
ターニャ「この世界はぬるすぎる!勝つのもそう遠くないだろう…!」
エミリア「『村人』…こんな時にパックがいたら良かった。」
エミリア「…やっぱり怖い。どうしたらいいのかな。」
アズサ 「人狼ゲーム。いざ始まってみるとかなり怖い。」
アズサ 「…誰か遊びにきてくれないかなーなんて。」
(ドアのノックが響く)
アズサ 「はーい!どちら様でしょう!」
ベル 「…こんばんは、アズサさん。」
アズサ 「ベルくんだったよね?ああ、ありがとう、ありがとう!」
ベル 「え、えっと…なんで喜んで?」
アズサ 「一人で心細かったんだよ!ささ、上がってー!」
ベル 「ありがとうございます。狼は見つかったんですか?」
(ベルが入ると、ドアがロックされた。)
アズサ 「まあ、この小屋に窓なんてないし、見えるわけはないんだよね。」
ベル 「…そうですか。アズサさんが無事で良かったです。」
ベル 「…今まで無事で。」
アズサ 「え?今なんて…。」
(ベルが鉈を振り下ろす)
ベル 「この世界だったら、死んでも生き返る。」
ベル 「今まで無事で良かったですよ。僕が役立たずにならなかったですから。」
ターニャ「目標補足。この距離なら、殺せる…!」
アクア 「カズマさーん!ジャージ忘れてるわよー!」
ターニャ「後悔などしない…存在Xへの報復だ!」
(ターニャが引き金を引く。)
アクア 「銃声?どこから__。」
_犠牲者二名。
アズサ・アイザワとアクアが死体で発見されました。
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『2日目:朝』
キリト 「やっぱり。人狼がいるのは確定だな。」
ベル 「そんな…じゃあ、アズサさんとアクアさんはもう…。」
カズマ 「アクア…あいつがそう簡単に死ぬはずないだろ?終わればまた会える。」
ターニャ「ほう?仲間の死を目にしても、動揺すらないとは。」
カズマ 「これは所詮ゲームだろ?そうだよな。」
キリト 「…ゲームだからこそ、なめてかかってはいけないんだ。」
リムル 「さて、そろそろいいかな?会議を始めよう。」
『2日目:昼』
リムル 「司会は前日と同じ、スバルに任せたいんだが…いいか?」
スバル 「ああ、こうなったら死ぬまでやってやる。これ以上の犠牲を出してちゃ、全滅もあり得る。」
カズマ 「わかった。本気でこのゲームに勝つぞ!」
ターニャ「威勢がいいじゃないか。まずは役職の確認だ。宣言はあるか?」
キリト 「はい。」
メイプル「はいはーい!」
スバル 「キリトから。宣言を頼む。」
キリト 「俺は『預言者』だ。メイプルは?」
メイプル「わ、私も『預言者』です!」
エミリア「あれ?確か、預言者は一人しかいないはずじゃ…?」
ターニャ「ふむ…どちらが偽っているな。二人は誰を占った?」
キリト 「俺は「ベル」を占った。結果は[白]だ。」
ベル 「ありがとうございます、キリトさん。」
メイプル「ええ?!私は「ベルさん」を占って[黒]だったよ?!」
リムル 「なるほど。これはどちらかが狂信者の可能性が高いな。」
キリト 「…俺が嘘をついているように見えるか?」
リムル 「…どちらかと言えば「キリト」が怪しく見える。」
リムル 「恐らく狂信者か妖狐、村陣営以外が生き残る手段として白と言ったように聞こえてね。」
スバル 「そう言われればそうだな。もし妖狐だったら、明日生きているはずだからな。」
カズマ 「俺は「メイプル」が怪しいと思うぞ。なんにせよ、今日はキリトに投票しとくか。」
ベル 「…いや。僕はキリトさんより「メイプル」さんの方が気になる。」
ベル 「キリトさんは僕を[白]と言った。後から[黒]といったメイプルさんの方が、僕からは怪しい。」
スバル 「わかったわかった。じゃあ、各々投票ってことで。」
エミリア「うん、わかったわ。」
キリト 「5対3…俺の負けだ。」
エミリア「…ごめんなさい。あなたが人狼ならって考えたの。」
スバル 「俺も同じ。メイプルに投票した奴が少し怪しいが…。」
カズマ 「俺はまだ疑ってるからなメイプル!」
メイプル「私は本物ですから!」
リムル 「…キリト。壇上に。」
キリト 「ああ、分かってる。」
キリト 「最後に。俺は人狼なんかじゃない。ただの『狂信者』だ!」
_キリトが処刑されました。
『2日目:夜』
スバル 「…やっぱ、司会はリムルに任せた方がよかったか?」
スバル 「人を裁くのが、こんなにも向いてないとは。」
スバル 「…もし、もしだけど。リムルが人狼だったら?だとしたら、今日の発言そのものが…?」
カズマ 「…怪しい。メイプル、あいつがめちゃくちゃ怪しい…」
カズマ 「占って確かめてやる。そして、今日の預言者がどっちも偽物だって宣言してやる!」
_メイプルは[白]です。
ベル 「よし。二人とも怪しまれませんでしたね。」
ターニャ「予定通りだ。メイプルに[黒]と言われたのは、少し動揺したかと思ったんだが。」
ベル 「動揺はしました。でも、リムルさんが逸らしてくれたお陰です。ただ…。」
ターニャ「…ただ?」
ベル 「…キリトさんが『狂信者』を名乗っていましたよね。本当なら、協力者がいなくなったことに…。」
ターニャ「ああ、しかし結果的には人狼の存在をうやむやにできた。リムルよ感謝するぞ…!」
ターニャ「お陰で今日の狩りは安心できる…!」
ベル 「ですね。…ターニャさんは今日誰を…?」
ターニャ「ああ、今日は…エミリアだ。」
ベル 「…わかりました。僕はメイプルさんを。」
ターニャ「了解。無事を祈る。」
リムル 「さあて。いよいよ霊能者の出番だ。キリトの役職を暴くとしよう。」
リムル 「多分だけど人狼陣営なんだろうなぁ…。」
_キリトは『狂信者』です。
エミリア「…キリトさん、ごめんなさい。」
エミリア「悪い人なら、私のやった事は間違ってない。そうだよね…。」
ターニャ「夜分遅くに失礼する。エミリア、そこにいるか?」
エミリア「ターニャちゃんね、今開けるから。」
(エミリアが扉を開く)
エミリア「どうしたの?何か用が__。」
(ターニャが斧を振り下ろす)
ターニャ「ここはアタリか。さて、ベル・クラネルの方がどうだか。」
ベル 「ここにメイプルさんが…すみませーん!」
(反応は無い。)
ベル 「開けますよーって…!」
ベル 「どうなっているんだ…なんで…!」
_エミリアとメイプルが死体で発見されました。
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『3日目:朝』
スバル 「…二人、いないか。」
リムル 「ああ、残ったのは5人だ。」
リムル 「スバル、カズマ、ターニャ、ベル、そして俺、リムル。」
ベル 「人狼が二人なら…今日で決着が着く。」
『3日目:昼』
スバル 「会議、始めよう。さっさと人狼を炙りだそう。」
ベル 「…わかった。これ以上誰かを死なせてはならない。」
カズマ 「よくその口で言えたもんだな?ベル・クラネル!」
ベル 「カズマさん…どういうことですか…?」
カズマ 「俺は『預言者』だ!メイプルもキリトも、偽物だったんだよ!」
ベル 「そんな!メイプルさんが預言者で、…だから人狼に殺されたんじゃ!」
カズマ 「いーや。俺はメイプルを占った。そして今日死んでいる。…つまり、あいつは『妖狐』だったんだよ!」
カズマ 「それにだ!誰も「メイプルが預言者」なんて言ってない!ベル、お前がメイプルを[預言者]だと思って殺しにいったんだろ!」
ベル 「違います!僕は人狼じゃない!信じてください!」
ターニャ「…そうだな、ベルは黒寄りの黒だ。これは信じてあげるしかない…!」
ベル 「…!」
リムル 「あー俺からも報告だ。俺は[霊能者]。んで、キリトは『狂信者』だ。」
カズマ 「俺からも一応。初日にスバルを占って[白]だった。」
スバル 「リムル、ありがとう。お陰で決着がつきそうだ。」
スバル 「今日の投票先は…ベルだ。」
ターニャ「満場一致だな。」
ベル 「嫌だ…嫌だ!死にたくない!」
リムル 「…言い残すことはあるか?」
ベル 「僕は、僕は最後の人狼じゃない!まだここに_。」
_ベル・クラネルが処刑されました。
スバル 「ああ、分かっている。明日で決着だ。」
『3日目:夜』
ターニャ「ベル・クラネル。あそこでしくじるとは…!」
ターニャ「だが!預言者さえ潰してしまえば!存在Xに負けず劣らずの奇跡が起きるやもしれん…!」
リムル 「…対象は、メイプルだ。」
_メイプルは[妖狐]です。
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『4日目:朝』
リムル 「予想的中。預言者宣言したら、そりゃ殺される。」
スバル 「カズマ、お前は十分、いやそれ以上に貢献した。後は任せろ。」
_サトウ・カズマが死体で発見されました。
『4日目:昼』
スバル 「集まったのは3人。だが…話し合いは終わりだ。」
ターニャ「ほう?人狼がわかったのか?」
リムル 「…ああ。」
スバル 「お前だよ。ターニャ。」
ターニャ「何を言うかと思えば。スバル…いや、人狼の戯言か?」
スバル 「…俺は預言者に[白]って言われてるもんでな?残念ながら人狼じゃない。」
ターニャ「なるほど?つまりは『妖狐』と自白していると?」
リムル 「それも違うな。メイプルは[妖狐]だ。俺は霊能者だからな。」
スバル 「つまり、人狼は俺でもリムルでもない、ターニャってことだ!」
ターニャ「やはり、こうなったか。」
スバル 「…遺言はあるか。」
ターニャ「ああ、あるとも。おめでとう、村陣営の諸君。」
_ターニャ・デグレチャフが処刑されました。
おめでとうございます。村陣営の勝利です。
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『おまけ:霊界トーク』
ベル 「見事に完敗ですね…僕のせいで…。」
カズマ 「ふっふっふ…俺の推理力をなめた結果だよ!」
メイプル「推理力というか、意表を突くのがうまいっていうか?」
アクア 「まあクズマさんだからねー?」
アズサ 「なるほど…だからカスマさんと。」
カスマ 「おいそこ。誰がカスマだ!」
キリト 「いいんじゃないか?俺以上に活躍できただろ?」
アクア 「そうよクズマさん!元気出しなさい!」
クズマ 「だから!誰がクズマだ!!」
ベル 「にしても、霊界ってあるものなんですね…」
アクア 「ああ、ここは私がちょちょいと手伝ったのよ!力作でしょ?」
アズサ 「…手伝った?」
メイプル「まさか…まさかね?」
カズマ 「…お前、黒幕じゃねえか!!!!」
アクア 「ちーがーうーの!!だからゆすらないでー!!」
カズマ 「何やってんだこの駄女神!!やったこと全部吐け!!」
アクア 「私は手伝っただけー!そこのカメラだって、ヘスティアに言われてー!」
ベル 「神様?!なんで神様の名前がここで出るんですか!!」
アクア 「だってー!」
ヘスティア「悪役としてのベルくん…いいじゃないか!」
リリ 「ヘスティア様…これは一体?」
ヘスティア「これはだな!アクアっていう女神仲間に頼んで作った『人狼ワールド』!」
ヘスティア「ここからなら、「カッコイイベルくん」や「ちょい悪なベルくん」等々見れるのだよ!」
リリ 「…趣味悪いですね。」
ヘスティア「これからも定期的に使わせてもらおうじゃないの!」
リリ 「やれやれ…まだまだこれからのようですね…。」
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【CHAOS:WOLF】-混沌とした人狼遊戯-
第一回『村陣営の勝利!』END
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