『CHAOS:WOLF』-混沌とした人狼遊戯- 作:兎々乃 まりぃ
ここは狼が生き延びているという呪われた村…。
人狼を探し当てなくては。このままでは全滅だ。
================
スバル 「…で、全員をここに呼び出した訳。」
カズマ 「はいはい、そんなのいるわけないですよーっと。」
ベル 「でも、本当にいるんだとしたら…。」
リムル 「人狼ゲームの通りなら、人狼に殺されればリタイアだ。」
キリト 「そうだな。出来るだけ少ない日数で絞りこまないと…。」
アズサ 「なんだか、ちょっと怖いような…うう、早く帰りたいー!」
メイプル「私もイベントの続きがあるんだけどね…アハハ…。」
ターニャ「そこ。…腑抜けていると、あっという間に殺されるぞ。」
エミリア「でも、誰が人狼さん?なのかな。」
アクア 「目撃情報なんてないわよ?あと、女神が殺される訳ないじゃない!」
ターニャ「女神女神…くそっ、苛立たしい。」
アズサ 「とりあえず、目撃したら報告。それでいいんじゃないかな?」
エミリア「わかった。出来る限り早く見つけないと。」
スバル 「オッケー!エミリアたんがそういうなら!」
メイプル「それじゃあ、一旦解散で!」
ベル 「わかった。みんなも気を付けて。」
_投票が行われませんでした。
『1日目:夜』
ターニャ「人狼ゲームなど何年ぶりか。私は『人狼』。」
ターニャ「…とても馬鹿馬鹿しい。こんな茶番に本気になる奴もいる。」
ターニャ「この世界はぬるすぎる!勝つのもそう遠くないだろう…!」
ターニャ「目標補足。この距離なら、殺せる…!」
アクア 「カズマさーん!ジャージ忘れてるわよー!」
ターニャ「後悔などしない…存在Xへの報復だ!」
(ターニャが引き金を引く。)
アクア 「銃声?どこから__。」
_犠牲者二名。
アズサ・アイザワとアクアが死体で発見されました。
================
『2日目:朝』
キリト 「やっぱり。人狼がいるのは確定だな。」
ベル 「そんな…じゃあ、アズサさんとアクアさんはもう…。」
カズマ 「アクア…あいつがそう簡単に死ぬはずないだろ?終わればまた会える。」
ターニャ「ほう?仲間の死を目にしても、動揺すらないとは。」
カズマ 「これは所詮ゲームだろ?そうだよな。」
キリト 「…ゲームだからこそ、なめてかかってはいけないんだ。」
リムル 「さて、そろそろいいかな?会議を始めよう。」
『2日目:昼』
リムル 「司会は前日と同じ、スバルに任せたいんだが…いいか?」
スバル 「ああ、こうなったら死ぬまでやってやる。これ以上の犠牲を出してちゃ、全滅もあり得る。」
カズマ 「わかった。本気でこのゲームに勝つぞ!」
ターニャ「威勢がいいじゃないか。まずは役職の確認だ。宣言はあるか?」
キリト 「はい。」
メイプル「はいはーい!」
スバル 「キリトから。宣言を頼む。」
キリト 「俺は『預言者』だ。メイプルは?」
メイプル「わ、私も『預言者』です!」
エミリア「あれ?確か、預言者は一人しかいないはずじゃ…?」
ターニャ「ふむ…どちらが偽っているな。二人は誰を占った?」
キリト 「俺は「ベル」を占った。結果は[白]だ。」
ベル 「ありがとうございます、キリトさん。」
メイプル「ええ?!私は「ベルさん」を占って[黒]だったよ?!」
リムル 「なるほど。これはどちらかが狂信者の可能性が高いな。」
キリト 「…俺が嘘をついているように見えるか?」
リムル 「…どちらかと言えば「キリト」が怪しく見える。」
リムル 「恐らく狂信者か妖狐、村陣営以外が生き残る手段として白と言ったように聞こえてね。」
スバル 「そう言われればそうだな。もし妖狐だったら、明日生きているはずだからな。」
カズマ 「俺は「メイプル」が怪しいと思うぞ。なんにせよ、今日はキリトに投票しとくか。」
ベル 「…いや。僕はキリトさんより「メイプル」さんの方が気になる。」
ベル 「キリトさんは僕を[白]と言った。後から[黒]といったメイプルさんの方が、僕からは怪しい。」
スバル 「わかったわかった。じゃあ、各々投票ってことで。」
エミリア「うん、わかったわ。」
キリト 「5対3…俺の負けだ。」
エミリア「…ごめんなさい。あなたが人狼ならって考えたの。」
スバル 「俺も同じ。メイプルに投票した奴が少し怪しいが…。」
カズマ 「俺はまだ疑ってるからなメイプル!」
メイプル「私は本物ですから!」
リムル 「…キリト。壇上に。」
キリト 「ああ、分かってる。」
キリト 「最後に。俺は人狼なんかじゃない。ただの『狂信者』だ!」
_キリトが処刑されました。
『2日目:夜』
ベル 「よし。二人とも怪しまれませんでしたね。」
ターニャ「予定通りだ。メイプルに[黒]と言われたのは、少し動揺したかと思ったんだが。」
ベル 「動揺はしました。でも、リムルさんが逸らしてくれたお陰です。ただ…。」
ターニャ「…ただ?」
ベル 「…キリトさんが『狂信者』を名乗っていましたよね。本当なら、協力者がいなくなったことに…。」
ターニャ「ああ、しかし結果的には人狼の存在をうやむやにできた。リムルよ感謝するぞ…!」
ターニャ「お陰で今日の狩りは安心できる…!」
ベル 「ですね。…ターニャさんは今日誰を…?」
ターニャ「ああ、今日は…エミリアだ。」
ベル 「…わかりました。僕はメイプルさんを。」
ターニャ「了解。無事を祈る。」
エミリア「…キリトさん、ごめんなさい。」
エミリア「悪い人なら、私のやった事は間違ってない。そうだよね…。」
ターニャ「夜分遅くに失礼する。エミリア、そこにいるか?」
エミリア「ターニャちゃんね、今開けるから。」
(エミリアが扉を開く)
エミリア「どうしたの?何か用が__。」
(ターニャが斧を振り下ろす)
ターニャ「ここはアタリか。さて、ベル・クラネルの方がどうだか。」
_エミリアとメイプルが死体で発見されました。
================
『3日目:朝』
スバル 「…二人、いないか。」
リムル 「ああ、残ったのは5人だ。」
リムル 「スバル、カズマ、ターニャ、ベル、そして俺、リムル。」
ベル 「人狼が二人なら…今日で決着が着く。」
『3日目:昼』
スバル 「会議、始めよう。さっさと人狼を炙りだそう。」
ベル 「…わかった。これ以上誰かを死なせてはならない。」
カズマ 「よくその口で言えたもんだな?ベル・クラネル!」
ベル 「カズマさん…どういうことですか…?」
カズマ 「俺は『預言者』だ!メイプルもキリトも、偽物だったんだよ!」
ベル 「そんな!メイプルさんが預言者で、…だから人狼に殺されたんじゃ!」
カズマ 「いーや。俺はメイプルを占った。そして今日死んでいる。…つまり、あいつは『妖狐』だったんだよ!」
カズマ 「それにだ!誰も「メイプルが預言者」なんて言ってない!ベル、お前がメイプルを[預言者]だと思って殺しにいったんだろ!」
ベル 「違います!僕は人狼じゃない!信じてください!」
ターニャ「…そうだな、ベルは黒寄りの黒だ。これは信じてあげるしかない…!」
ベル 「…!」
リムル 「あー俺からも報告だ。俺は[霊能者]。んで、キリトは『狂信者』だ。」
カズマ 「俺からも一応。初日にスバルを占って[白]だった。」
スバル 「リムル、ありがとう。お陰で決着がつきそうだ。」
スバル 「今日の投票先は…ベルだ。」
ターニャ「満場一致だな。」
ベル 「嫌だ…嫌だ!死にたくない!」
リムル 「…言い残すことはあるか?」
ベル 「僕は、僕は最後の人狼じゃない!まだここに_。」
_ベル・クラネルが処刑されました。
スバル 「ああ、分かっている。明日で決着だ。」
『3日目:夜』
ターニャ「ベル・クラネル。あそこでしくじるとは…!」
ターニャ「だが!預言者さえ潰してしまえば!存在Xに負けず劣らずの奇跡が起きるやもしれん…!」
================
『4日目:朝』
リムル 「予想的中。預言者宣言したら、そりゃ殺される。」
スバル 「カズマ、お前は十分、いやそれ以上に貢献した。後は任せろ。」
_サトウ・カズマが死体で発見されました。
『4日目:昼』
スバル 「集まったのは3人。だが…話し合いは終わりだ。」
ターニャ「ほう?人狼がわかったのか?」
リムル 「…ああ。」
スバル 「お前だよ。ターニャ。」
ターニャ「何を言うかと思えば。スバル…いや、人狼の戯言か?」
スバル 「…俺は預言者に[白]って言われてるもんでな?残念ながら人狼じゃない。」
ターニャ「なるほど?つまりは『妖狐』と自白していると?」
リムル 「それも違うな。メイプルは[妖狐]だ。俺は霊能者だからな。」
スバル 「つまり、人狼は俺でもリムルでもない、ターニャってことだ!」
ターニャ「やはり、こうなったか。」
スバル 「…遺言はあるか。」
ターニャ「ああ、あるとも。おめでとう、村陣営の諸君。」
_ターニャ・デグレチャフが処刑されました。
おめでとうございます。村陣営の勝利です。
================