Rainbow Life   作:山三郎

6 / 18
他のメンバーが登場少なくて申し訳ないです
ちゃんとしたところで登場させますので!


6話 考えの先にあるもの

俺はせつ菜ちゃんのライブが終わった後に皆に大事な話をする日だ…そうやって家で考え事をしていたら一通の手紙が届いた。

正樹「誰からなんだ…?」

差出人はまさかの「中川菜々(なかがわなな)」からだった。「中川菜々」とはこの虹ヶ咲学園の生徒会長の名前だ。

正樹「中川会長からだと…?住所なんて教えたっけな…」

実際俺の家を知っているのは「龍人、エマさん、彼方さん、せつ菜ちゃん、しずくちゃん、かすみちゃん」の6人だ。だが、この6人は簡単に俺の住所をばらすとは思えなかった。

いつ、俺の家が使われていたと言うとまず「龍人」は実は大竹家とはお隣同士で大竹のご両親が仕事の関係で出張が多かったため泊まらせることがあったからだ。次に残りの5人は部室が定期点検で使えなかった日や、祝日で学校がやってない日に俺の家に集まってスクールアイドルの活動や勉強会などをしてよく使われていた。だから俺の家を他の虹ヶ咲の生徒に知らているはずがないと考えていたが

正樹(おそらく住所を知っている先生から教えてもらったんだな…生徒会がらみの話だから)

手紙に書かれてあるのを読むと…

 

水野正樹さん

突然ですが生徒会に所属していた議長さんが親御さんの事情により転校することになってしまい議長の席が空いてしまいました。

そこでお願いなのですが、あなたに議長になってほしいと思うのですがお願いできないでしょうか。

あなたの成績は常にトップで生徒会長である私よりも説得力のあるあなたならこの生徒会に務まってこの虹ヶ咲学園を変えるきっかけを作ってくれるのではないかと考えました。朝、生徒会室で待っています。

もちろん、無理にとは言いません。どうかよろしくお願いいたします。

中川菜々

 

正樹「とんでもない話だな…だがこれで何か会長が優木せつ菜に関してのことは把握しているはず…この謎を解くにはいい機会だ…」

 

~生徒会室~

正樹「失礼します。人文学科2年の水野正樹です。」

菜々「どうぞ…それであの手紙の件は…」

正樹「ぜひ、僕にやらせてください。」

菜々「ありがとうございます。では、改めてこれからよろしくお願いします。…水野議長」

正樹「はい。よろしくお願いいたします。中川会長。」

こうして俺は議長となった。優木せつ菜と出会った時からの謎を探るために…

そして、せつ菜ちゃんの最後のライブがある日でもあった…

 

~放課後 控室~

正樹「せつ菜…悔いは残さないようにな…」

せつ菜「はい…最初から最後までわがままで申し訳ないです…」

正樹「いやいいんだ、こうなったのは…いや、なんでもない。さぁ、出番だ。いってこい!!」

せつ菜「はい!!」

俺は明るくせつ菜を見送った。

 

~ライブ会場~

せつ菜(これが私の最後のライブ…ファン方もそうですが、大好き(・・・)な正樹さんに…この曲を届けたい!!)

正樹(準備が出来たようだな…)

俺は音楽を再生した。

 

走り出した~思いは強くするよ 悩んだら~君の手を握ろう

 

俺は改めてせつ菜ちゃんの歌唱力の凄さに気づいた。

ライブは大成功で終わった。

女子生徒「凄かった!!せつ菜ちゃんのライブ」

男子生徒「でも、看板では最後って書いてあったから残念だな…」

女子生徒「しょうがないよ。何か事情があるんだから」

男子生徒「ファンになったばかりだったのに、寂しいな」

正樹(大丈夫だ…俺がいる!)

???「私、ときめいちゃった~!!」

???「うん!すごかったね!!」

???「スクールアイドル同好会ってどこでやってるんだろう?」

正樹(どうやら希望はあるみたいだな…)

 

~部室~

しずく「あの…大事な話ってなんでしょうか?」

正樹「実は…せつ菜ちゃんが同好会を辞める事となった…」

エマ「そんな…」

かすみ「謝ろうと思ったのに…もう知らないです!!」

彼方「かすみちゃん」

彼方さんは察しがとても速く、帰ろうとするかすみを注意した。

かすみ「…ごめんなさい…」

正樹「それともう一つ…少しの間…同好会は休部する事となった…」

エマ「ごめんね…私たちが正樹君に頼りすぎたせいで…」

正樹「いえ…そんな事はないです…そこで一つ提案があって…」

しずく「提案?」

正樹「1週間の間…各々、違う所で鍛えてほしいんだ…」

かすみ「違う所でですか?」

正樹「あぁ…そこで自分に足りない所が見つかるはず…俺も違う所で少し頑張るよ。自分を見つめ直したいんだ…」

彼方「わかったよ」

かすみ「えっ?彼方先輩、いいんですか?」

彼方「うん。正樹君にはきっと考えがあるんだよ。それまで待ってるからね…」

正樹「はい…必ず帰って来ます…今日はこれで解散!!」

こうしてしばらく同好会を休んでそれぞれ自分たちに足りない所を見つける期間を与えた。もちろん俺自身もそうだ。

 

~生徒会室~

正樹「中川会長、しばらくスクールアイドル同好会は休部します。」

菜々「…わかりました。…優木さんから伝言を預かりました。」

正樹「伝言ですか?」

菜々「「私がいなくても頑張ってくださいね」だそうです」

正樹「…せつ菜ちゃんは必ず、同好会に戻す…自分のせいでこうなったから俺自身が彼女を迎えに行きます…はははっ、会長に何言ってんだか…」

菜々「…他の部活の報告もお願いします。正樹さん。」

正樹「はい。他の部活は……」

こうして俺は議長として新たな道へとスタートした。

正樹(待ってろよ…せつ菜ちゃん…お前を必ず同好会に戻す!!)

 




次回予告
菜々「議長になったあなたを期待してますよ」
正樹「ああ…会長の期待に応えられるように頑張るぜ!」
菜々「すごい気合いですね…」
正樹「そりゃそうだろ?こういう仕事が出来るなんてな」
菜々「あなたは本当にすごい人ですね…」
正樹「そうかな?さて、次回は?」

7話 隠された陰謀

春咲蒼さん、お気に入り登録ありがとうございます!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。