ソードアート・オンライン~焔の剣聖~   作:ほにゃー

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第21話 軍事工場跡地

カイたちは隠していたジープに乗り、軍事工場跡地へと向かった。

 

工場や倉庫などが高いフェンスで囲まれた場所に、5人は踏み入れる。

 

「中々に広いな……」

 

「BoBでも屈指のフィールドだ。様々なギミックがあって、見ごたえのある戦いができる。プレイヤー側も、視聴者側も楽しめる所だ」

 

「前の大会でも、《BoB見どころランキング》ってので、一番人気はここでの戦いだったわ」

 

「それなら隠れる所もあるだろうし、奇襲には打って付けね」

 

ミトはそう言うと、カイたちに向き直る。

 

「悪いけど、ここからは私は別行動をするわ」

 

「なっ!?ミト、急にどうしたんだ!?」

 

突然、別行動をすると言い出すミトにカイは驚く。

 

「コユキは必ず、私を狙ってくる。あの子、カイを狙っているけど、もし私が1人でいれば確実にこっちに来る。死銃にジョニー・ブラック、リヒター、コユキの4人相手にするのは私たちでもキツイわ。なら、少しでも相手側の戦力を分散させましょう」

 

ミトの言い分に、カイは納得した。

 

だが同時に、ミトをあの狂人と戦わせることに嫌悪感を覚える。

 

「心配しないでカイ」

 

するとミトは、カイの手を取り握りしめる。

 

「私は大丈夫だから。それに……これは私のケジメでもあるの」

 

ミトからの強い決意に、カイはしばしの沈黙の後、息を吐く。

 

「わかった。でも、無理はしないでくれ」

 

「ええ、わかってる」

 

「なら、俺も別行動だな」

 

すると、キリトもそう言いだした。

 

「カイ、俺はジョニー・ブラックを相手してくる」

 

「キリトまで……」

 

「俺が挑発すれば、奴は確実に乗って来る。伊達にアイツと何度も剣を交えてないからな。止めても無駄だからな」

 

「止めたところで、お前は聞かないんだろ?」

 

「よくわかってるな」

 

「相棒なんだから、当たり前だろ」

 

カイはどこが呆れたように笑う。

 

「なら、ジョニー・ブラックとコユキは2人に任せる。頼んだぞ」

 

「「もちろん」」

 

ミトとキリトはそう言い、その場を離れる。

 

「JBとスノウ、この2人はミトとキリトに任せよう。俺たち3人で死銃とリヒターの2人を相手する。リンクス、シノンと一緒に狙撃での援護を頼む」

 

「1人で2人を相手できるのか?」

 

「なんとかするさ。それに、一番危険なのはあの銃の前にシノンを晒すことだ。それなら、俺が死銃たちを押えつつ、2人に狙撃で援護してもらうのが一番だ」

 

「わかった。シノン、付いて来い。高台を取るぞ」

 

「ええ。……カイ、気を付けて」

 

シノンはカイにそう言い、リンクスの後を追う。

 

「………さぁ、来いよ。お前は俺を殺したいだろ………ザザ」

 




短いですが、今回はここまで

次回からラストバトルに入ります

お楽しみに
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