僕がチルドレンのママになるんだよ!   作:はっぽーしゅ

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はじめまして。正真正銘の初投稿です。

もはや何番煎じかもわからないエヴァ小説ですが、もしよろしければ暇つぶしにでもどうぞ。

(ひたすら読みづらく稚拙な文章が続きますので、どうか広いお心をもってご回覧いただけますと幸いです…汗)







えぴそ〜ど1:辞令は突然に!?保護者と化した下っ端

 

 

 

 

 

これは『もしも』の物語。

 

 

 とある巨大兵器の実験で重症を負った『第一の少女』。その兵器に誰も知り得ぬ『不具合』が生じ、少女の怪我の程度が本来の正しい歴史よりも幾分か軽い物だったら。

 

 

 世界規模で活動を進める国際組織。その本部の中枢であるスーパーコンピュータが、何の気まぐれか『ある提案』を組織に示したら。

 

 

 そして、運命に選ばれた『第一の少女』、『第二の少女』、『第三の少年』。

 

 

 残酷な運命に翻弄され、戸惑い、苦しみながらも闘いに身を投じる選ばれしチルドレン。

 

 

 そんな彼らに尽きぬ愛と打算無き献身を捧げる者————他者への愛情と庇護欲を存分に持て余した母性の化身の様な人物が、その秘密組織に所属していたら。

 

 

 ひょっとしたら、この壮絶で神話的な世界は、数ある他の世界の様に、平凡でつまらなくて都合が良くて万人向けな、穏やかな未来を迎えられるかもしれない。

 

 

 これは、そんな『もしも』で綴られる、とってもぬる〜い物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「NERV保安部、保安警備隊隊員、入江ミナト。君をファーストチルドレン綾波レイの保護監督責任者に任命する」

 

 

 「( ゚д゚)?????????????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ありのまま今起こった事を話すぜっ!(似非ナレフ)

 

 僕は今日、普段通り真面目に仕事をしてて、明日から5日間有給だわーい!とウキウキしてて、隊長が気を利かせて今日は日中勤務だけの早番にしてくれて、ありがとうございまーす!っと有り難くお言葉に甘えて下番させて貰って、よぉーし明日から愛車のカブちゃんで2泊3日のツーリングだぁ!と息巻いてて、さぁ着替えて帰ろうか今日は早く寝ないとな〜なんて考えながら鼻歌混じりで帰り支度をしていて、そしたら突然『ピンポンパンポーン♪警備隊の入江く〜ん♪ちょっち上層部から大事なお話があるからまだ帰んないでね〜ん♪』と気の抜けた声に反して恐ろしい内容のアナウンスが流れてきて、何事かと思って慌てて装備品を直していたら、そこに技術開発部のお偉いさんである赤木博士がやって来て、『碇司令がお呼びよ、ついて来て頂戴』と有無を言わさずこの部屋に連行されて、そこには初めて間近で見る怪しいグラサンのオッさんがいて、上層部って最高司令官じゃん!?上層にしたって上層すぎじゃん!?僕一体ナニされちゃうの!?とビクビクしながら直立の姿勢で司令のお言葉を待っていたら、一言目でファーストチルドレンの親をやれと言われた!どゆこと!?

 

 

 

 

「…碇。突然呼び出しておいて開口一番がそれでは、些か彼が不憫ではないかね」

 

 

 急展開過ぎてポカーンとバカみたいに口を開けて呆けている僕を見かねた冬月副司令が、いかにも上席者用らしい立派なデスクに手を組んで座っている碇司令をたしなめている。そうです副司令、もっと言ってやってくださいこの怪しいグラサンに!

 

 だが件の最高司令官は気にした様子も無く只一言、

 

 

「問題無い。そうだな、レイ」

 

 

 と迷い無く言い放つのみ。いやテキトー過ぎない!?問題しかありませんけど!?あなたホントに組織のボスですか!?

 

 しかも、

 

 

 「問題ありません」

 

 

 話を振られた件の少女も、特に思案している様子も無く全くの無表情で淡々と相槌を打つのみ。君もテキトーに返事をするんじゃありませんよ当事者でしょうが!僕を置いて二人で話を完結させないで!?

 

 

 お願いだから誰か説明を……説明を下さい………ッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぴそ〜ど1:辞令は突然に!?保護者と化した下っ端

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特務機関NERVに入って今日まで、一度も入った事の無かった『最高司令官碇ゲンドウ』の執務室。

 

 ちょっとしたホールか何かと見紛う程に広大なそこは、只々広いだけで機材も何も無いという、個人用の部屋としてはあまりに異質な空間だった。

 執務室らしい備品と言えるのは部屋の中央奥に置かれた見るからに高価そうな司令官専用のデスクのみ。その他には僕から見える限り何もなく、部屋の外周を囲む様に伸びる横長の窓から夕方の弱々しい日光(地上にある集光設備からこの地下世界に向けて反射された光だ)が差し込んでいるだけだ。

 そして床と天井には、よく分からない複雑で不可解な模様が薄っすらと浮かんでいる。アニメか漫画か何かでこんな形のイラストを見た事があるような気もするが、この部屋の主がそういった趣味を持っているとも思えない。恐らく偶然形が似ただけか、もしくは世に溢れる創作物の発想元になっているような、真に神秘的な何かなんだろう。

 

 無駄にやたらとだだっ広いこの部屋は、中央指令室や『エヴァ』のドック等を除けば、NERV本部のどの部屋よりも圧倒的に解放的な造りのハズなのに、夕暮れ時の薄暗さのせいか、それとも部屋の主が放つ威圧的なオーラからか、妙に息苦しく感じた。

 まるでこの部屋の薄闇自体が意思を持って僕の喉に両手を伸ばしていて、その手でゆるゆると少しずつ締め落としに来ているかの様だった。

 

 そんな恐ろしい場所に突然呼び出されて軽く混乱していた僕に命じられたのは、NERVの機密の中でも僕の知る限り最上位に位置するであろう重要機密、『E計画』の要となる少女、『綾波レイ』の保護者をやれ、というあまりにも唐突で予想外の任務だった。

 

 僕がこの子の保護者って……この子の親御さんは?何があったの?ひょっとして『零号機』の事故と何か関係が……って、そもそも何かあったとしても何故僕にそれを……

 

 自分の言われた事がいまいちピンと来ず怪訝な顔をしてしまう僕と、怪しく光るサングラスで表情が読めない最高司令官。その傍らに呆れ顔で寄り添う老齢の副司令官と、僕をここまで連れてきた張本人で実質組織のNo.3の地位にある白衣の女性科学者。そしてそれらをただ平然と見つめるのは、全身包帯だらけの痛々しい姿をした華奢な少女、綾波レイ。

 

 組織の末端である僕が何故こんな重要人物達に囲まれる状況になっているのか、まるで見当がつかない。この子の保護者になれとの事だが、そもそもこの少女と自分は話した事もないし、仕事中に見かけて挨拶をしても毎回無視されてしまうのがNERV本部でのお決まりの風景だ。

 

 

 『あっ、綾波さん!おつかれさまでーす!』

 

 『………』(無視)

 

 『(´・ω・`)』ショボーン

 

 

 こんな感じである。悲しみ…

 

 それでも諦めずに毎回声を掛けているが、未だにこの少女に自分が認識されている様子は無かった。

 

 同僚や先輩にロリコンだの声かけ事案だのと言われる事もあるが心外だ!同じ職場で働く仲間に挨拶をするのは当然だし、いつも頑張っている本部の方々には、少しでも気持ち良く安心して過ごしてもらいたい。そしてそういう『気持ちいい環境』を作るのは、NERV保安警備隊員としての使命だとも思っている。

 だから見かけた人達への挨拶と労いは、上席であろうと子供であろうと絶対に欠かせない。特に同伴者も連れずに一人で本部に出入りしている子供なんて!しかもその子は世界の命運を掛けた一大プロジェクトの為に、文字通り命を掛けて協力しているそうじゃないか!そんな、そんな健気な子は!労わずにはいられないじゃないか!!!!!

 

 ……でもずっと無視されてるって事はホントにウザがられてるのかな……むしろ僕に声を掛けられる事があの子のストレスに?……思春期の少年少女に無用なストレスは与えたく無いけど、でもそれを怖がって子供に向き合わないのは違うと思うし……と最近は少し悩んでおりますハイ………。

 

 ………そんな青臭く情け無い僕に、この御人達は一体何を期待しているんだろう?

 

 

 

 

 「では私から説明します。よろしいですか?碇司令」

 

 

 一人途方に暮れていた僕に、ようやく赤木博士が助け船を出してくれた。それに対して碇司令はウンともスンとも言わず、ただ沈黙を守るのみ。もう何なのこの人……。

 

 赤木博士はその沈黙を許可と受け取った様で、何故綾波レイに新しい保護者が必要なのかを説明してくれた。

 

 

 「レイには少し特殊な事情があって、両親がいないの。これまでは碇司令が面倒を見ていたんだけど、対使徒戦の準備に追われて、最近は実験以外では会うのも難しいのよ。そこで早急に新しい保護者、それもNERV内部の人間でかつ適性を持った人材が必要になった……」

 

 「……親が、居ない!?」

 

 

 なんて事だ……一人で本部に出入りしていたのはそもそも両親が居なかったからだったのか!そんな事も知らずに僕はヘラヘラと気軽に声を掛けていたんだ……!

 

 なんて、なんて無神経だったんだろう!そんな孤独な少女に対して、僕はただ挨拶をするだけで自己満足して、何もしていなかったんだ!あの子が大怪我をして数日間病室に籠っていた時もそうだった!関係者以外の面会は許可できないと言われて、簡単に諦めてしまっていた!きっとあの時もあの子は、無機質な病室でたった一人、不安と闘っていたというのに……!

 

 ……そういう事ならもうためらう必要はないよね!

 

 

 

 

 「何故自分が、と思ってるわよね。人選はMAGIが行ったの。NERVのスタッフ全員のデータを分析して、第一候補に上がったのが貴方。第二候補と大きく差を付けてね?理由は恐らく……」

 

 「引き受けます!」

 

 「…は教員免許と貴方の生い立ちが……なんですって?」

 

 

 

 

 

 赤木博士が詳しく説明してくれている中、それを遮る様に僕は声を上げた。

 

 さっきまでは説明シテー!と嘆いていたが、目の前に両親が居らず他に頼れる大人もいない子がいるんだ。ならもう僕が選ばれた理由なんてどうだっていい!

 

 

 「引き受けます!ファーストチルドレン、いえ、レイちゃんは今日からウチの子です!!!!」

 

 「そ、そう。引き受けてくれるのね」

 

 

 うん、何故か赤木博士が若干引いてる!きっと僕が博士の話を遮ったから調子がズレたんだね!ごめんなさい!でももう僕の心は決まりましたよ博士っ!

 

 

 「はい!レイちゃんの親代わりは僕がやります!朝起こしてご飯を食べさせて勉強を見てお風呂に入れて夜は寝るまで絵本を読んで休日は一緒にお出掛けして楽しい思い出をいっぱいいっぱい作ってそれからそれから……!」

 

 「わ、わかったわ入江くん。わかったから少し落ち着きなさい?」

 

 「はっ、そうだ!先ずは自己紹介しないと!こんにちはレイちゃん!僕は入江ミナトです!今日からよろしくね!あ、好きな食べ物とかある?今日はご馳走にしよう!何でも作ってあげるからね!お祝いといえばやっぱり手巻き寿司かな!?それとも洋風に七面鳥とか焼いちゃう!?デザートにケーキも買わないとね!あとシャンメリーとお祝いのプレゼントと、ってこれじゃクリスマスみたいだね!?」

 

 「聞いて?」

 

 「……七面鳥って、なに」

 

 

 いきなり司令官に呼び出されてどうなるかと思ったけど、もしかしたら今日は人生最高の日かも知れない!『とーさん』の所から独り立ちした先で、また新しい家族が出来るなんて!今度とーさんのトコの皆んなにも紹介しないとね!その前にまず今日は盛大にお祝いだ!よぉ〜しパパ今日は頑張っちゃうぞぉ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「本当に彼で大丈夫なのかね」

 

 「あぁ、問題ない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「七面鳥はね、デッカいとりにく!」

 

 「肉は、キライ」

 

 「じゃあ手巻き寿司だね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……問題ない筈だ」

 

 

 

つづくっ!!

 

 

 

 




シンゴジラもシンエヴァも面白かったから、シンウルトラマンもシン仮面ライダーも面白いに違いない!勝ったな(確信)

綾波育成計画を参考にはしてますが、ミナトくんとチルドレンが恋仲になる事は絶対にありませんのでご安心ください。あくまで保護者。大人と子供。

あと原作のNERVに保安警備隊なんて多分無いです。ミナトくんの人柄でNERVにいるとしたらどんな仕事かなって考えて、ピンと来たのが警備員でした。そしてNERVが民間の警備会社なんて雇うわけないので、保安諜報部とか実働部隊とは別に保安警備隊をでっちあげました。ゆるし亭ゆるして。

それではまた15年後にお会いしましょう!(失踪予告)

……ゆっくり少しずつ更新していきます。

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