桜才学園での生活   作:猫林13世

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京都のお土産かー……高校で京都って変ですよね?しかも私立で。


お土産と新発見

先輩たちが京都から帰ってきて、再び4人で生徒会の仕事をする事になった。

 

「修学旅行のお土産だ」

 

「ありがとうございます」

 

 

あれ?昼休みに呼ばれたのって、お土産を渡すためだったの?

 

「それで、津田になんだが……その、異性にお土産を渡すのが初めてでな。君の好みにあうかどうか……」

 

「別に気を使わなくとも、心が篭ってればなんでも良いですよ」

 

 

異性だからって別段気にしなくても良いのに……会長も意外と初心なんだな。

 

「そうか。ならこの、『舞妓のおしろいは白濁液』と言う小説を……」

 

「悪意が篭ってますね……」

 

 

何の嫌がらせなんだか……

 

「それじゃあ津田君、これは私からのお土産よ」

 

「ありがとうございます」

 

 

七条先輩から手渡されたのは紙袋……何でこれだけで嫌な予感がするんだろうか……

 

「えーっと……布?」

 

「それは、私が修学旅行初日につけてたブラジャーとパンティーよ」

 

 

これをもらって如何しろと?

 

「シノちゃんの小説でムラムラして、私の下着でスッキリしてね♪」

 

「さすがアリアだ。お土産にもユニークさを忘れないとはな!」

 

「あんたら順番に説教だよ!」

 

 

当然受け取れないので返した。……萩村の視線が鋭くなってるのは気のせいだと思いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みは津田君に怒られちゃったけど、私はしっかりと見ていた。私のブラジャーをまじまじと見ていた――

 

「大きかったですね……」

 

「ああ、初日に見てへこんだぞ……」

 

 

――スズちゃんとシノちゃんの姿を!

 

「そう言えば私たちが居ない間、何も無かった?」

 

「七条先輩から預かった鍵がこの部屋のじゃ無かったので、それぞれの家で仕事しましたが、それ以外は大した事は無かったですね」

 

「スズちゃん、本当?」

 

「……ええ///」

 

 

スズちゃんの顔が赤くなった。これはつまり……

 

「津田君!」

 

「はい?」

 

「私たちが居ない間、スズちゃんと何があったの!?」

 

「萩村と?……まぁ、萩村の家には行きましたが」

 

 

お家に行ったですって!?

 

「ナニをしたの?」

 

「はい?」

 

「ナニをしたの!?」

 

「さっきから『何』のイントネーションおかしくないですか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書類の整理をしていたら畑さんがやってきた。

 

「記事用の写真が余ったので献上しにまいりました」

 

「見せて見せてー」

 

「私も見たいです」

 

 

七条先輩と萩村が畑さんに近づいていく……俺の腕を引っ張って。

 

「えっと、何ですか?」

 

「ん?如何したのかな?」

 

「いや……萩村も如何した?」

 

「何がよ?」

 

「だって、2人とも俺の腕を引っ張ってるし……」

 

「「あっ!」」

 

「……もしかして無意識だったんですか?」

 

 

俺に指摘され慌てて手を離す七条先輩と萩村……これは無意識っぽいな。

下手に意識するのもアレなので、俺も写真を見ることにした。え~っと……

 

「会長は何処に写ってるんですか?」

 

「此処に居るではないか」

 

「何処?」

 

「ほら、此処に」

 

 

会長もこんな風に笑えるんだなー……てっきりドS風かドM風にしか笑えないと思ってた……意味はよく分からないが、柳本がそんな事を言っていたのを思い出したのだ。

 

「あっ、会長が寝てる」

 

「こら!人の寝顔を勝手に見るとは何事だー!」

 

「スミマセン!」

 

 

写真を捲ってたら出てきたんだけど、確かに勝手に見ていいものでは無かったな……

 

「そうよ、それは有料よ」

 

「え?」

 

 

まさか、この人商売してるんじゃないだろうな……

 

「ちなみにどれくらい売れました?」

 

「ざっと50は行きましたかね」

 

「よし押収だ!」

 

「新聞部で売ってたんですか?それとも貴女個人で売ってたんですか?」

 

 

萩村も畑さんの尋問に加わってくれた。正直俺1人では荷が勝ちすぎていたからな……萩村が加わってくれて心強いな。……なんだか俺って情けない。

 

「うわーん!せっかく売れたのにー!!」

 

「正直に白状すれば予算カットだけは勘弁してあげますよ?」

 

「1人1人にお金を返してくださいね」

 

「それで、写真の方は……」

 

 

萩村と目を合わせて頷きあう……

 

「「そのままに決まってるでしょうが!」」

 

「うわーん!焼き増し代掛かってるのにー!!」

 

 

畑さん、赤字決定の瞬間だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑さんを追い出し、置いていかれた写真を見る。

 

「やはり、清水寺に行けなかったのが心残りだな」

 

「シノちゃん高いところ苦手だもんねー」

 

 

そう言えばそんな設定あったな……清水寺は思いのほか高いところに建っているし、会長は駄目だったのか……

 

「でも、そんなに高いところ駄目なんですか?」

 

「高いところに行くと、身体の力が抜け、全身が震えだすんだ」

 

「そうなんですか、大変ですね」

 

 

此処で会話を終わらせないと、何か面倒になりそうな気がしたので、強引に終わらせようとしたが……

 

「それはまるで、常に絶頂状態!」

 

「それはそれで良いんじゃない?」

 

「良くねぇーよ!」

 

 

この2人には俺の気持ちなど分からないか……せっかく強引に終わらせようとしたのにな。

 

「本当、アンタは良くやってるわよ……」

 

「うん、同情ありがとう……」

 

 

萩村に慰められてしまった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シノちゃんがお土産を渡した相手から感想を聞いている。スズちゃんには生八ッ橋、横島先生には木刀、後輩Aには携帯ストラップ……など、シノちゃんは沢山の人にお土産を渡していたのだ。

それにしても、木刀って何処のお土産屋さんでも見かけるけど、使い道ってあるのかしら?

 

「七条先輩、何してるんですか?」

 

「あっ、津田君。私のあげたお土産は如何?」

 

「……返しましたよね?」

 

「コッソリと鞄の中に入れたの!」

 

「は?……うわっ、マジで入ってるよ!」

 

「それを被って津田君が……」

 

「被んねぇよ!」

 

「じゃあ穿くの?」

 

「穿きもしねぇっての!」

 

「………」

 

「七条先輩?」

 

「何か、罵倒されるのも悪く無いわね」

 

「……処置無しだな」

 

 

津田君は紙袋を置いていって何処かに行っちゃったけど、津田君になら私、罵倒されても良いかもしれないわね。

 

「しかも、津田君ってMだと思ってたけど、意外とSなんだな~。これは新たな発見かも♪」

 

 

私はどっちでもいけるし、津田君が望むなら何でもするつもりよ。……やっぱり津田君の事を考えると濡れるわね。




完全にアリアとスズはタカトシを意識してます。
もう少しでシノフラグも建つかな?

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