IS ―巻き込まれる学園生活―   作:イクス・スタンス

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 どうも、イクスです。少し編集しましたが、うん、タイトルがおかしい?
いえ、一応合ってますよ。一応………文才はあまりないですが、どうぞ


第1話:思わぬ広い物

(まぁ、学園生活はお前にとっては久しぶりになるだろう、気長に励んでいくといい)

 

 はぁ、千冬さんはああ言っていましたが、流石にこれでは・・・・・・ねぇ。

 今は入学式が終わって、教室で自己紹介を行っている真っ最中。だけど、生徒の名前と顔は頭に入る。

・・・・・・が、今はどうでもよくなってしまう・・・。

 

 理由は簡単、辺りを見渡すが、男子が2人だけということ。

ああ、今“その人”が苦しんでいますね。

 

「お、織斑、一夏です。よろしくお願いします。」

 

―ズコ!―

 

 あ、皆さんが崩れましたね。しかも目線が本気です。

もっと語れと言っていますね。

 

 そして今紹介された織斑一夏さん。その勢いに押され怯んでます。・・・・・・これをアウェイと世間では言うですかね?

 

 額から吹き出る汗が止まりませんね。こちらや窓ギアの生徒に助けを求めているかの如く視線が来ますが・・・・・・まぁいいでしょう。時がそれを解決しますし、

 

 

 さて、この後はどうし――

 

「――君」

 

――たのものでしょ――

 

「影宮(かげみや)君、あなたの順番ですよ」

 

「?、はい?」

 

 ふと顔を上げると、眼鏡をかけた先生。訊いていましたが、山田 麻耶先生でしたね。

それから周りからの視線が重く来るのですが?

 

「あのですね、今アイウエオ順に自己紹介しているじゃないですか?それで、オが終わったので次がカに行くんです。だから――」

 

 ああ、それで私の順番が回ってきたと……。

それなら、

 

「先生、分かりましたから、小動物みたいにオタオタしないでください。」

 

 こちらが困るので。そう、目の前にいる緑(黄緑?)色ぽいセミロングの先生こと、山田麻耶先生。

・・・・・・第一印象、性格が後手型、先同様にオタオタし過ぎですね。いつかコケますよ。

 とは言え、他人のことばかり考えていても仕方がないですし、それでは自己紹介を始めますか。

さて・・・・とりあえずは一番前なので、後ろに向いて

 

「では……影宮(かげみや) 茂(しげる)と申します。趣味らしいものは特に持ち合わせていませんが、これからよろしくお願います。」

 

 なるべく平静を装って笑顔で……って、あれ?

 何でしょうこの空気?もう終わり?、もっと言え?と言わないばかり。なるべく簡潔にことを勧めたいのですが、

 

「山田先生、何かまずいこと言いましたか?」

 

「えぇ!?、わ、私に振るんですか!?」

 

「では、一夏さん?」

 

「お、俺に振るなよ!、俺に!」

 

 とりあえず現状打破に掛かろうとまずは先生へ、しかし、脅かすことにつながり失敗。次は一夏さん、これは嫌そうな顔で拒絶。終いには何故か自己紹介から漫才の空気が流れてきた。

腕組みをしながら顎に手を当て、

 

「さいですか……。とは言っても他にないのですが(……余計重くす内容しかないしですし)。皆さんからは何か質問――」

 

-スパァァァン!!!-

 

 続きを遮るようにいきなり後頭部に向かって良い具合に振ってきた出席簿!

あ、一夏さん喰らって蹲っている。私は少し身を傾け避けましたが。

 

 とりあえず降ってきた方向に目を遣ると、

 

「満足に自己紹介もできんのか、馬鹿者共が」

 

「んげ、関羽!」

 

「誰が三国志の英雄か!馬鹿者」

 

 更にもう一度主席簿!だげど私は紙一重でかわす。

って、今度は鳩尾に向かって、て、危ないですよ!

 

 流石に今度のかわしきれないので左手で受け止める。

 

「ち、千冬さん。いきなりの登場でいくらなんでもやりす―――ぐわ!」

 

 しまった、右手のアイアンクローに捕まった。地味に痛い。

 

「黙れ馬鹿者、ここでは織斑先生と呼べ」

 

「りょ、りょ・・・かい」

 

「え?、ち、千冬ねぇ、ここの先生だったのか―――あが!」

 

 漸く復活した一夏さんですが、今度は机に頭を押さえこまれる。ここでは彼女に敵いませんね。

 

 改めて説明するが、ここIS学園はIS[正式名称…インフィニィット・ストラトス]の操縦者を育成する機関である。まぁ、2年からは整備課があるため、開発部門へ育成も関連することであるが。続きで、ISは宇宙空間での活動を想定して作られたマルチホーム・スーツである。しかし、それに進展することなく、『兵器』に、そして。飛行パワードスーツと化している。

 そして最大の問題は女性にしか扱えないこと。…………以上。

 

 まぁ、一通りの説明はこれくらいとして、漸く、アイアンクローから逃れ、溜息を漏らす私。

 

「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」

 

「ああ、山田先生。クラスへの挨拶を頼んですまなかったな。」

 

「いえ、副担任ですから、これくらいはしないと」

 

 先ほどの状況も束の間、先生は気にせず(・・・・・・いや、極力関わらないように)千冬さんに確認。

 いや、それにしては、かなりオタオタしていたような・・・・?

 それから直に、クラスの女子はちふ・・・織斑先生の存在に気づいて、

 

『キャ――――!千冬さま、本物の千冬様よ!』

 

『ずっとファンでした!』

 

 形振り構わない罵声から始まり引きますよこちらは。・・・・・・流石千冬さん、人気が高いですね~相変わらず。というより、

 

「一夏さん、いつもこうなんですか?」

 

「……いや、俺に振らないでくれ。教師やっていたこと知らないんだ。俺」

 

「なるほど」

 

 今の声に後押しされながら聞くまいと頭を伏せ耳を塞ぐ一夏さん。そしてこの状況に付いてきたくはありませんが一応一夏に確認をしようとヒソヒソ話をする影宮の一団だった。

 だが、女子はさらにヒートアップし、

 

「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から!」

 

「あの千冬お姉さまにご指導いただけるなんてうれしいです!」

 

「私、お姉さまのためなら死ねます!」

 

 おいおい、死ぬって大げさすぎますし、使わないでください。 

 

そしてあらかた叫び終わり、千冬さんが頭を抱え

 

「まったく、よくもまぁ毎年これだけの馬鹿者が来るもんだ。私のクラスにだけ集中させているのか……」

 

 何故かその声が、疑問ではなく呆れに聞こえるの私だけではないだろうか?

 

「織斑先生、ご愁傷様です。」

 

「貴様に同情されてもな。そして拝むな!使い方が間違ってるぞ!」

 

 何故か、今回は千冬さんに同情したくなった。

いや、流石にこれはね?

 

「ん、んん!!とにかく、今日からこのクラスを私が受け持つことになった。君たちには、これからISの基礎知識を半月で覚えてもらう。その後は実習だが、これも半月で馴染ませろ。いいか、いいなら返事をしろ、よくなくても返事をしろ!私の言葉には返事をしろ!」

 

『はい!』

鬼教師すぎませんか?千冬さん?……まぁ、ISのことを覚えさせる上には仕方な――

 

スパっ!―――ガシ!

 

「おい、そこの馬鹿者、いま何か考えていただろう?」

 

 いきなり問答無用に出席簿!今度は何度もう喰らうのが嫌なので掴みながら受け止める。

 何故バレてしまったのだろう……。そのまま何故か抗戦状態に入ってしまった。

 

「いえ、毎年苦労が絶えないと思っただけですよ。」

 

「ほぅ?、ならば潔くこれを喰らってくれるとありがたいな……影宮」

 

 あ、力を込めてきた。だが喰らいたくない、私は粘る。

 

「お、織斑先生、私はあなたのストレス発散台ではありません。それにまだ皆さんに言いたいことがあったのですが」

 

「なんだ?今しがた満足にできない自己紹介で終わっただろう。他に何がある」

 

 そんなの関係ないとばかりに力をさらに込めていく千冬。いえ、最初の原因を作ったのはあなたでしょ!?

 というより、クラスの皆さんに山田先生……できるなら止めてほしいのですが、この状況。

 と、周りに視線を送るが、一部は不安(若干:山田先生のみ)と哀れ(一夏のみ)、多々(一夏&山田先生以外)には期待の眼差しって、何を期待してるんですか……。

 

「言いかけたところに攻撃してきたのでしょ、っと!」

 

 なんとか振り払い、一旦停止。だけどお互いに呼吸が乱れない。

 

「そ、それで影宮君?言いたいことって?」

 

 あ、漸く仲裁に山田先生。遅いですよ。

 

「ああ、いえ、言いかけなんですが。――皆さんから何か質問はありますか?」

 

『はい!』

 

 すると一斉に女子の大半が手を挙げた…。やっぱり――。だが、それもつかの間

 

「残念だが、SHRはここで終わりだ。これから休み時間の後に授業を開始する。用のある奴は休み時間や昼休みにしろ―――それと織斑、影宮」

 

「は、はい」

 

「はい?」

 

「放課後、生徒指導室に来い。話がある」

 

「わかりました」

 

 代表して私が言った。

 

「ああ、影宮はその後私と組み手をする。そのつもりでな」

 

「…………」

 

ポンッ

 

 それを訊くと、一夏さんは私の方に手を置き同情の眼差しを、更には山田先生まで送ってくるしまつ。

 いや、送らなくても手遅れですよ……もう。

 そうして千冬さんは教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?、そういえば、織斑君と千冬様って姉弟なの?」

 

「じゃぁ、世界中で男2人しかISを起動したって事はそのため?」

 

「影宮君も親しく話したし……?」

 

あたかも疑問の視線が飛び交う。これ以上面倒事は増やしたくないので、

 

「……その追求は黙秘で」

 

 一応釘を打っておく。だが、

 

『えぇーー!!』

 

 女子からブーイングが響く。気になるのは分かりますが無理です。話せる内容でもないんですよ。

 

「説明しづらいことなので……織斑先生との面談込みでよろしければ構いませんが?」

 

「うっ、」

 

「そ、それは遠慮しとこうかな」

 

 賢明です。それに織斑先生、何故かこう言うことは鋭いんで・・・・・・。

 

 そして、1時間目が終わって休み時間、当然クラスの質問攻めが来ると思ったので、私は教室を窓から抜け出し逃走。

現在、教室には一夏さん一人。かなり死にそうな状態である(理由:授業内容が分からない=勉強不足)。

 

 そして入り口や廊下では、世界で二人しかISを動かせない男子を見ようと1,2,3年等学年問わず詰めかけている。だが、教室に居るのは一夏さんだけで、もう一人は?という話も飛び出ている。

 

 この空気どうにかならないのか・・・・。

俺はとてもげんなりする。というか逃げたい。

 

 元々、この学園には女子しかいないのだ。教職・用務・事務員を含めて。それに馴染んでいるためか、中々女子が話しかけようせず、様子を見ている。クラスの女子も同じで、『あなたが話かけなさいよ。』とか『まさか抜け駆けする気?』とか雰囲気やら話が飛び交っている。

 

 誰か助けてくれ……俺は心の底から、率直な本心から願った。影宮はすぐに居なくなりやがるし、てか、俺もあいつのことよく知らねぇな。会うの初めてだったし。

 というかHR終了と同時に窓から居なくなるってどんな奴だよ・・・。

 

「ちょっといいか」

 

「え?」

 

 突然声をかけられたので顔を挙げると、そこ居たのは、髪をポニーテールで纏めていた。

 

「……箒?」

 

「………」

 

 すると廊下に出だしたため、俺は後を追いかける、てか、声をかけるが言って気に無視され、そのままついて行くしかない。そして屋上。

 

「……」

 

「……」

 

 で、着いたのはいいが、互いに沈黙。しかも顔が合わせられない状況。

うう、何か気まずい・・・。

 

「そういえばさぁ」

 

「な、なんだ?」

 

 て、そんなに驚くなよ

 

 

「剣道の大会、去年優勝したんだってな。」

 

「な、何故そのことを知っている!」

 

「いや、新聞見てるし、それから、」

 

「……」

 

「久しぶり、こうして会うのは6年ぶりだな」

 

「あ、ああ。それにしても、よく私だとわかったな」

 

 箒が若干視線をそらし始める。それに気のせいだろうか?何かソワソワしてないか?

 

「ほら、あの時の髪型のまんまだし」

 

「あ、よ、よく覚えているものだ」

 

 それを指摘しながら言うと、今度は髪を維持ながら……顔が赤くなってる?何故だ?

それに気のせいか、顔が緩んでいるような?

 

「あのさ、箒」

 

「な、なんだい――ちか!?」

 

 振り向くと一夏の顔がいきなり近くに!!!

ち、ちかいちかいちかい!!!

 

 しかも、いきなり自分の額と私の額を合わせて―――!!!

心臓が急速に跳ね上がる。い、いかん、れ、冷静になれ、れいせ―――――

 

「おまえ、顔が赤いぞ?、熱でもあるのか?」

 

「な、な、な!!!!!」

 

 い、いかん、自分でもわかるくらいが赤くなっていく。もう湯気が出てきそうだ。

このまま行ってしまうと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「い、一夏……」

 

「ん?どうし―――!!」

 

 そのまま箒は一夏の首に腕を絡め、抱きつく。

突然のことに一夏は混乱し赤くなる。

 

「(ああ、6年合わないうち、あんなに変わるとは~そそそ、それに私好みに……)」

 

「ほ、箒?」

 

「い、一夏、わ、私は……おおおおお、お前のこと―――」

 

若干、顎を引いて上目づかいに。一夏はさらに顔が赤くなり、

 

「ああ、俺も箒のこと―――」

 

「い、一夏」

 

「「…………」」

 

そこはもう言葉はいらない。そうして二人の唇が徐々に重なって………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――き」

 

「(このまま一夏と)」

 

「―――うき」

 

「(私が)」

 

「なぁ、箒ってば」

 

「!!、い、一夏!?」

 

 気づいたら、自分の両肩に手を置き揺さぶっている一夏の姿が目に映った。

そして顔が近い。

 

「お、おう、ど、どうかしたのか?額合わせた後、いくら呼んでも返事しなかったんでな。」

 

「………あ、ああ。そうか……すまない」

 

 そのまま、一旦距離を開ける箒。

 

つ、つ、つまりあれか、おでこを当てていたのは現実で―――キ、キスをしたところは―――わ、私のもう――

 

 そうして、突然自分がしていたことを思い出して、耳まで真っ赤化になる箒。

そのまま顔を伏せてしまう、

 

「な、箒?、どうし―――ぐぇ!」

 

 混乱したまま鳩尾。ア、一夏さんうずくまった。

そのまま恥ずかくなって、全速力で教室にダッシュ!

 

「あ、ほ、箒待てって!!」

 

 一夏も急いで追いかけて行った。そして、屋上に誰もいなくなったかに見えた。

だが、

 

「うーん。屋上に逃げたまでは良かったんですが、とんだ広い物をでしたね。」

 

 と、いいながら影宮が隠れていた柱から出てくる。手元には携帯と小型の端末機が。

つまり……

 

「この“映像”、どうしたものでしょう?……束さんが見たら何かしでかしますね。確実に」

 

 と、恰(あたか)も他人事のようにつぶやく影宮だった。そしてその中身には、“屋上に来てからの一夏と箒の様子”がバッチリ録られ、中身を確認していた。

 

「取り合えず、まずは箒さんがリード……ですね。さて、奥手の方がどう動くか?」

 

 そして、影宮も教室に戻った。後、女子が質問攻めを開始しそうになったが、織斑先生の渇で鎮圧された。だが、箒はしばらく顔を赤くしたままであった。




 最後の展開、はい、難しいです。編集しながらも恋愛・ラブコメ、一夏さんのポテンシャルを考えていくの大変です。やりながらに勉強になります。

 次回、うまくいけば、クラス代表選抜に行きたい。いや、放課後編に行きたい。どこまでいけるか分かりませんが次回もよろしくお願いします。
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