茂、どっちの味方なのか?
では、どうぞ
さて、今度は2時間目が終了し休み時間。まだ授業についていない俺は机に屈していた。………だって分からないだ。専門用語多過ぎて、加えて事前勉強していない上に必須の本も間違えて捨ててうつ手立てがない。しかもそれが分かって早々、
「織斑、お前教本はどうした?」
「………古い電話帳と間違えて―――ぐは!」
「必須と書いてあっただろうが馬鹿者。再発行してやるから一週間で覚えろ…………さもなくば」
ジーザス、己の過ちがこんなに辛いとは。頭を机に押さえつけられグリグリされかなり痛い。しかも一週間じゃ無理だって。
そんなことを千冬姉は読み切ってるし………しかもさもなくばって何!?掲げている出席簿なんか見たくないほど刀みたいにキラん!って輝いてるぞ!?マジで恐ぇぇぇよ!
「………まぁ、身からでは錆でしょ?一夏さん。とはいえ、機械関連詳しくない人があの本を読んでも意味がない気がしますが」
そして今の俺の状況を他所にさらり毒舌を言ってくる茂。うう、言われるとさらに傷つくから言わないでくれ………そして今度はそんな茂に歩み寄る千冬。そして茂の前に立つと、
「おい影宮、まさか貴様もこの馬鹿と同じことをしたわけではあるまい?」
やはり再度確認、いや、流石にあの本は荷が重いって、しかし、茂は千冬を見上げると意外なことを言ってのけた。
「まさか、“簡単すぎて読むのも馬鹿らしいあの本”を捨てるとでも?」
『………はい?』
………今コイツはなんて言った?なんか簡単すぎるって聞こえたが幻聴か?
「し、茂。あれが簡単だったのか?」
俺は念のため、念の為に聞き返す。さすがに今の一言は耳を疑うぞ。見た感じ分厚過ぎたぞあの本は………。ここに居る一同、誰もがそう思って仕方がない。しかしこの男、さらに驚愕なことを言い出す。
「ええ、昔からITにPC、機械工学関連などいろいろ摘みましたからね。ついで変わりにその観点の法則罰則やら裏技関連も含めて。それに比べたら、“あの本程度”は問題ないでしょ?」
『…………』
実に、他者の意見に有無を言わせずサラリと言いやがった。そこまで言い出すと何も言い出せなくなる。他のみんなもいきなりのことにポカンとなっている。今日入学したばかりであいつのことはよく知らないが、一体何者なんだ?
「影宮、一応確認なのだが、全部読んだな」
「ええ、必須と書かれている以上仕方がないでしょ。全く、復習する気にもなりませんし、元来“ISには関わりたくはありません”でしたが」
「……貴様まだそんなことを」
「まぁ、立場は分かってますよ。“悪魔で立場”は」
そんなクラス一同の状況を無視して千冬は茂と会話、というより確認か?何故か言うのも重く伸し掛りそうなこと言いながらも肩を仕組める茂と、そんな茂の言葉に半場呆れながらため息を付く千冬。
………というか、今コイツなんか言わなかったか?いかん、思考がついていけずチンプンカンプンだ。
その後も生徒の状況無視――以下同文。
「全く、でもあの本、無駄に文章長いので要訳・直訳・集約・項目分けする羽目になりましたよ。」
あの本の話題から終わりが見え始めたと思いきや、茂はまた何か言いだし、カバンから5冊のB5ノート(7ミリ)を取り出すと机どっさりと置く。そのノートには『IS要訳 No.』とⅠ~Ⅴズラリ並んでいる。
「あ、一夏さん?後で読みます。あの本よりかは解りやすくなっていますから。」
「………」
茂、なんでそこまでやる意欲があるのか?俺はまずそこを知りたい。
しかし、本人曰く『暇だったから』、いや、定番で返すな。ともあれ、千冬姉が確認すると、文句がなかった。だが、『教師の仕事を減らすなよ』と。
………とまぁ、こんな感じであった。とりあえずは後で茂か箒にでも教えてもらおう。そう考え手ながら、次の授業の準備をしていると。
「ちょっとよろしくて?」
「へ?」
声をかけられたので顔を挙げると、『いかにも』という金髪の少女がいた。
腰に手を当て、いかにも何処かの上品なお嬢様のようだ。
「訊いていますの?お返事は?」
何かムカつく。
「ああ、訊いてるよ。で、用件はなんだ?」
「まぁ、なんですのその態度。このわたくしが声をかけているのにそれ相応の態度というものがあるでしょう」
「……」
……うん、本当に腹が立つ。今の女性待遇に居そうなもっともな奴だな。ISが誕生して以降、女性の優遇性がかなりなってるからな。こういう奴は俺は正直嫌な方だ。
「それは済まないな。だけど俺、お前のこと知らないし」
「な!?、このわたくしを!この(セシリア、セシリア・オルコットさんですよ、一夏さん)・・・はい?」
俺の方向から後ろ、その、セシリアって奴からは正面。とりあえず、声のした方を振り向くと
「茂?」
「ええ。どうも」
右手を挙げながら声をかけ、こっちに来た。
「で、先も言いましたが、目の前に居るのはイギリスの代表候補生こと、セシリア・オルコットさん。自己紹介があったはずですが?」
「ああ、千冬姉の登場やその騒動で覚えてない」
「確かに、まさかあそこまで行くとは思いませんでしたね」
はははと苦笑いし同意。うん、それは俺も賛同だ。ちなみに茂、自己紹介中の際に千冬姉の登場後、親切に俺の居遇を察してくれた。ああ、それに「まぁ、苦労が絶えないと思いますが、よろしく。私のことは茂でいいですよ」って、この学園で安住が見つかった気がしたよ。それに何かとを俺に気遣ってくるからな。
けど先程まで平然と他の女子と話していたが、もうこの空気に慣れたのか、だったら俺を助けてほしい。
「ちょ!、無視しないでください!」
千冬姉のことで話題となり、スルーされたのが気に入らなかったのが怒声をあげる。なんか髪が逆毛しているような。
「あ、その前に質問いいか?」
「ふん、下々の要求に応えるのも貴族の役割ですわ。それでなんですの?」
「代表候補生って何?」
ズコ!
あ、何か物音がしたな。振り返ると、影宮は苦笑いで、それ以外全員素っ転んでいた。……何故?
「あ、あなた本気で言っていますの!?」
「ああ」
ズコ!
あ、またズッコケタ。その中、唯一平然としていた影宮が口を開くと。
「……代表候補生はそのままの意味で、それぞれの国家におけるISの国家代表の候補生です。分かりやすく言うと、以前の千冬さんが日本での国家代表。それに対し代表候補生はその国家代表を選抜する中での候補生。わかりました?」
「ああ、確かにそうだな」
「そういうことです。つまり私はエリートなのですわ!」
茂が親切に説明してくる中、そうしてまた腰に手を当てながらポーズを決めるセシリア。うん如何にもお嬢様って感じだ。
「ちなみに、あくまで候補生なので、国家代表になれずそのまま落とされることもあります。付け加えるなら、上の先輩に同じイギリス候補生の方が居ますが」
「そうなのか?」
「な、なんであなたが知っていますの!?」
「1時間目後の休憩中に先輩方に捕まりましてね。それで色々と」
『………』
ああ、お前もいろいろ大変だったんだな。同情したくなる。
「ま、まぁとにかく!ISについて何も知らないことに本当に信じられませんわ。でも、わたくしが優秀ですから、教えて差し上げてもなく――」
「あ、私は問題ないですよ。というより、先程までの授業、暇すぎて仕方かたがなかったので。」
「――はい!?」
と、さも当然のように影宮は告げてきた。いやねぇ、確かに隣見ていたけど、暇な様子じゃなかったぞあれ?、何かをノートにまとめていたような。でも、一時間だけで“ノート3冊”は書いていたような……。しかし、あの教本をまとめていたからな。有り勝ち嘘でもないかもな
「暇すぎて・・・・、ああなたいったい何を言って!?そもそも入試主席で教官を唯一倒したこのわたくしを――」
「あれ?、俺も倒したぞ教官」
「はぁ!?」
いきなり机を叩きあげる。あ、教科書が落ちただろう・・・。
「倒したっていうより、突っ込んできたのを避けたら壁当たって動かくなったけどな」
「わ、わたくしだけと訊きましたが?」
「女子ではってオチじゃ?」
そうすると、いきなりセシリアさん私を睨みつける。あれ?何故?
「それであなたはどうだったのですの!」
言ってもいいんですかね?これ・・・。まぁ、波乱起きる承知いいですか
「……私は“受けてません”よ。」
『え!?』
その言葉に傍に居た一夏さん、セシリアさんを初め、クラス中の生徒が驚愕。
「いえ、私の場合、“試験パス”されたんですよ。理由は不明ですが」
「ふ、不明ってそんなのおかしいでしょ!?」
「まぁ、落ち着いて」
「国家代表どころか候補生ですらないあなたが何故パスできますの!?、納得のいく理由を要求しますわ!」
「“本当に知らないんですよ”。ISを偶々起動させたくらいでなるはずがないのですが。まぁ、心当たりがないわけではありませんが……というより、このクラスの1か2人、その心当たりを知っているはずなんですがね?見覚えがあるんで」
『!?』
いきなりの爆弾発言に皆周りを見渡す。『どういうこと!?』とその空気は語り、物語っていた。
「まぁ、“あれ”と試験が関係してるかは知りませんが・・・・」
「なァ茂?、“あれ”って何のことだ?」
一夏さんが場の空気を代表して聞いて来る。あ、皆さんも聞き耳を立てている。
だけどそれは……
「……そのことについては―――」
「騒がしいわ馬鹿者共!とっと席につけ!―――影宮も何をしている!」
あ、ちふゆね・・・ともい、織斑先生だ。って、出席簿アタックが茂に!……あ、掴んで受け止めたよまた、何でそんな芸当できるんだ?それ今度俺に教えてほしい。そして、肝心のこの自慢子というと、
「くぅぅ!話続きはまた後ほど!」
こいつも千冬姉の攻撃を喰らったようだ。まぁ、他にすることもないしな。とりあえず頷き返した。
何かもう、どうでもよくなって――――いや、どうでもよくないか・・・・。
そして授業開始早々、IS授業で開発者こと篠ノ之束さんのことが出てくるのは必然。
「あのー先生、篠ノ之って言うともしかして」
「ああ、篠ノ之は篠ノ之 束の妹だ」
当然、箒にそれが指され騒ぎが起きる。だが、一同箒からの怒声と覇気により沈黙された。
その後授業が終了し休み時間。そして昼休みに入るや否や、影宮は千冬姉に呼ばれて教室を後にした。昼食、俺は何とか箒にISを教えて貰えることに成功。たけどすっごく恐かった。先輩が震えていたから。 その後、そのまま午後の授業に入って早々。
「では授業を始める。……その前に再来週行われるクラス代表を決めないとな」
「クラス代表?」
一夏が小言で反応する。
「それは文字道理ですよ。一夏さん」
「?」
一夏は意味が分からないようで、織斑先生がわざとらしく咳払いすると、
「クラス代表というのは、今後の―――」
「まぁ、主に学年ごとであるクラスリーグの代表や生徒会の会議での参加、他はクラスをまとめるクラス長ですね、俗に言う……必要性の理由として、現在の実力の把握や今後の向上にむけて競争性が適しているから―――」
スパ!
「私の時間に何を割り込んでいる、馬鹿者…」
説明途中で問答無用に飛び込んでくる出席簿。いえ、喰らうの嫌なので防ぎますが。
「織斑先生、先走ってしまったことは謝りますが、いきなりはこれは無いでしょう?」
「ふん、貴様……入学したての者が何故知っているのだ。……影宮?」
織斑先生は最後は笑顔になりながら確認してくる。
って、また力を込めてきた。しかも、その顔は恐いです。笑顔でも目が笑っていません。
「あ~昼休み中に先輩に訊いたもので」
気がついたら私、教壇前に移動しているし、って、何故か組み手開始!?出席簿アタック以外に回し蹴りって。ともあれ、あの威力を“知っている者”として喰らいたくない。反撃やもないですね。
とりあえず、攻撃に合わせながら、肩、脇腹、膝など、ダメージが受けやすい場所を重点的にカウンターを開始。って、それを受け止めますか?
とりあえず、こっちも避け続けますが、互いに空振り続きで約10分経過。そこで言ったん距離をとると、
「ほう、関節やら急所を狙ってくるとはいい度胸だな」
「千冬さん、何度体験したと思っているんですか。あなたとの組み手」
互いに牽制し合いながら出方を伺っていた。そして山田先生はアタフタしている中、他の生徒は
「影宮君、よくあそこまで平然よね」
「うん」
「でもあの動き、視えていないのに……そっちは視えた?」
「全然」
「わかんなったよ~」
他の皆さん、今の状況を観戦しながら驚愕&関心していた。いや、むしろ、
「でも、千冬様の今の動き……」
「うん」
『……規格外と言うか、人間の動きじゃない』
『影宮君もだけど・・・』
などと恐怖を抱きながら、女子の間でヒソヒソ話が飛び交う。あの……話すの勝手ですが、
「……あの、聞こえてますよ?私も織斑先生も」
『え?』
私の声が聞こえたのか、話していた女子たちが顔を上げると、
「ほぅ、楽しそうだな貴様等?私も混ぜてもらおうか……」
『ヒィ!』
そこには鬼神と言うべきとても満遍な笑でしかし獲物を見るような目でいる千冬がそのヒソヒソ話をしている生徒たちの目の前に立っていた。
「……先に忠告してくべきでしたね。私や織斑先生は地獄耳でしてね。ありとあらゆる不測の事態に備え、当然聴力も鍛えています。以後お忘れなく」
と、私は自分の席に戻りながらクラスメイトに告げた。まぁ、手遅れでしたが。
『先に言って!!』
は、は、は、と苦笑いを返しながら受け流した。現実は辛いことだらけですよ皆さん、後から知るということが特に定番ですから。
そして哀れ、この人にそんなことを考えり、思った時点でアウトですよ。
織斑先生、それはとても笑顔で……だが、目が笑っていない。
「特別に貴様等には私との組み手を放課後に体験させてやろう。どうだ、嬉しいだろう?」
『…………はい』
ああ、狂犬を目の前に怯える小動物に見えますよ。しかし、このままでは時間が・・・。
あえて周りを見ると、周辺の女子は……怯えていた。当然、一夏さんも。てか、皆さんは・…いや、皆さんの反応が普通なんですかね。個人的には……羨ましいですね。
ともあれ、このままいくと地獄絵になりますね。仕方ないか……、
「……はぁ、織斑先生。クラス長の選抜はいいですか?」
「ん?、ああ、そうだったな」
私の声に反応し、一旦教壇に下がった千冬さん。そしてクラスの皆さんは緊張の糸が切れたように机に倒れた………お疲れ様です。
「さて、では改めてだが、決まった者は一年は変更が出来ないためそのつもりでいろ。自薦他薦は問わない。誰かいないか」
さて、ここで問題……状況からいって、試験時の成績の良い方がなりますけど、その件ではセシリアさんが妥当ですが……。今回のクラスの状況からだと……
「はい!、織斑君を推薦します」
「私もそれがいいです!」
あ、やっぱり。しかし、このままいくと
・・・・・あれ、今、俺の名前が挙がった気がする。いや、気のせいだ。うん、きっと、同姓の者がいたのだろう。いきなり知識皆無の俺が……
「はい、織斑一夏君でお願いします!」
お、同名の者がいたか頼もしい。……て、訳がない!!!
「でも、ここは、私は影宮君に一票!」
「あ、私も!」
ワイワイ意見が飛び交い、姦しさが加速しているような・・・・。
そして当然。
「な、なんで俺が!?」
「立ち上がっては見えぬわ馬鹿者、自薦他薦は問わないと言った。だが―――」
「あ、やっぱりですか?」
「ああ」
『?』
織斑先生と私のとのやりとり、この二人だけが納得していて、他は分からないようだ。まぁ、いきなりこのやりとりは分からないのは当然ですよね。
「ああ、お前等に伝え忘れがあった。影宮の件だが、こいつは“1年全体の代表”兼“1組の副委員長”をやってもらうことになった。よって、こいつをクラス長に任命は容認できない。分かったな」
「あれ?、織斑先生、訊いていた以外の役職があるようですが、何故?」
「黙れ馬鹿者、今から説明する。」
おお、何やらややこしい展開になってきたぞ?、って、クラス副委員長……それは候補枠が俺だけに……
「ちょ、ちょっと――」
スパ!
あ、突如に出席簿アタック。見事に一夏さんの後頭部に命中!
うずくまって痛そうだ。
「黙れと言ったぞ……さて、先も言ったように影宮の件は職員会議で決まったことだ。ちなみに、1年全体の代表については、特別行事か授業の計らいで2年または3年とのトーナメントや模擬戦での特別参加枠に入ることだ。現時点での1年の実力やお前らへの課題材料に貢献していくためにも―――(納得いきませんわ!)」
突然のことにセシリアがもう抗議。
「そもそも、この代表候補生であるこのわたくしを差し置いて!実力的にもこのわたくし以外適任はいませんわ!だいだい!、何故この殿方が任命されているんですの!あなたも断ればよろしく―――」
「いえ、その件は私に拒否権ないのですが。セシリアさん」
「な!」
突如の言いだしたことに驚愕するセシリア。まぁ、反論意見をなしにさも当たり前に言う自分もあれですが。とはいえ、このまま納得するわけがないですよね。その様子からだと、とりあえず説明しないと
「いえ、昼休み一番にいきなり言われましてね。代表候補生に譲ったらどうかと言ったんですが、2,3年の教員並びに主任と織斑先生に却下されましてね。尚且つ―――」
「なんですの?」
あ、眉にヒクヒク動いています。確実にキレかかっていますね。
「……あの後“偶々居た”生徒会長と組み手をやらされましてね。逃走に移ったも空しく、織斑先生筆頭に先生方6,7人がかりの強制連行で……結局ギリギリのギリまでやって互いに一本取れないどころか、手足以外床に叩きつけることが出来なかった上で有無を言わさず確定申告されました。」
「その生徒会長という方はそんなに強いですの?」
ああ、皮肉がたっぷり込められている。あまり面倒ごとを振りかけないでくださいよ。
「……生徒会長の称号は学園最強の称号と位置付けています。」
『えっ!?』
「まぁ、織斑先生を除けばですが―――それに、あの時織斑先生も立ち会っていたので、“互いに手加減している余裕”はありませんよ。―――していたら2対1で仕留められています、私が」
『……』
流石にそこまでくると一同沈黙する。というか引いていますね・・・・。
そして同情というか哀れみな視線を送るのはやめて頂きたい。無駄に悲しむんで
「そ、それでも、このわたくし以外にクラス長の適任者はいませんわ!だいたい!授業を見たところ知識皆無なこの人にクラス長を任せられませんわ!」
カチン――そこまで言われると、流石の俺も人が出来ていないぞ。
「おい、そこまで自分を自慢したがるとは流石がご自慢国イギリスのもんだな」
「な!、あ、あなた私の祖国を侮辱していますの!?」
「まぁ、セシリアさんの言い方はかなり問題あると思いますよ」
「あ、あなたまで!」
まぁ、言い方って問題ですよ。個性とかそういうのは除外して。
そのことを説明すると、プルプル震えだし、
「そう、なら決闘ですわ!!」
「ああいいぜ、分かりやすくて」
ああ、いいように誘導されましたね。でもこの展開は・・・。
「一夏さん、それマズイですよ。」
「あ?いや、問題な――」
「問題有りまくりです。代表候補生はISの稼働時間が300時間を超えています。それに比べてあなたの場合は1時間にも満たっていない。その上で乗りこなす上での経験と感覚にかなりの差がありますよ。」
「ふーん、あなたはそれ相応に理解なさっているようですね」
その行動にセシリアは感心した。その中、他のクラスの女子は一夏への説得にあたっていた。
「ねぇ、織斑君、今の内にハンデ付けてもらった方がいいよ」
と、隣の子が一夏に提案を持ちかける。
だが、断る騒動が始まり、もう手に負えない状況に。まったく・・・・。
「仕方ないですねぇ、まぁ、手立てがないわけではありませんが・・・。」
茂はこれ異常事態が傾くのが嫌そうに割って出てくる。
「は!?、私がこの方に負けるとでも!」
「勝てる断言はありません。でも、可能性的なのは無いわけではない、ただそれだけのことですよ、セシリアさん。……もっとも、一夏さんにはそれ相応の覚悟をして頂く必要がありますが」
『・・・・・・』
そこまで言うと一同沈黙。先の様子を見る限り、窺わしいが何か納得する点があるように、様子を見ている。
「では織斑とオルコットの決定戦でお互い文句ないな。来週の月曜の放課後、アリーナで行う。各自準備をしてけ」
「織斑先生」
「何だオルコット、来週では不満か」
「違いますわ!その影宮さんの実力がどうも信用なりません。彼との決闘もさせてください!」
「・・・・・・できれば遠慮したいのですが、それにあなたと違って私専用機持ってませんよ。訓練機の使用のことやあといろいろ忙しくなると思うので――(その件で生徒指導室に来いと先に言ったただろう)――また後日・・・って、はい?」
「本当は昼休みに話すつもりだったが、お前の実力を知りたがっていた者が多くてな。それと織斑」
「へ?」
スパ!
「いってぇ!!」
ああ、また喰らいましたね。一夏さん。ここの危機察知が何故欠けてるんですかね?
「お前の機体だが、準備までに時間がかかる。」
「?」
「呼びの機体がない。だから学園で専用機を用意することになった。」
「……なるほど、状況が状況ですから、データ収集を目的とした専用機ですか」
と、一夏さんが理解できていないようなので、私が応える。……あれ?、ということは・・・・。でも、もういいですね。確認するだけ無駄な気がしてきます。
「……織斑先生、私の方は土曜日で時間作れますか?」
「土曜日、まぁいいだろう」
と、いうことでセシリアさんとの対戦は土曜日に移行した。
それまでに一夏さんをどうにかしないと。
うーん、次回どう行こうか悩みます。修正をかけながら行きますが、放課後と部屋にはいければと思いますがその後は・・・・。まとめていくのがたいへんです
では