IS ―巻き込まれる学園生活―   作:イクス・スタンス

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はい、久しぶりの投稿です。なかなか難しい。話が纏まらない気が・・・・・・

 では、続きをどうぞ。


第4話 理不尽と事実

 さて、茂の一件が経過していく中、もう一人の男子こと織斑一夏の状況は・・……

 

 

「……いったいどこに行ったんだあいつ」

 

 一夏は窓から空を眺めながら、先程飛び降りた茂を思い返していた。

いや、流石にあれはな・……。

 

「箒も部活のようだし………茂はあの様子からしてもう帰っただろうな。残る問題は・・・…」

 

 一夏は嫌そうな顔になりながら後ろを振り返る。そこに居たのは、

 

『………』

 

 未だに痙攣しながら倒れて気絶してる女子たちであった。

 

「………これどうすれりゃいいんだ。」

 

 教師に見つかったらどう説明すればいいだよ、と額に手を当てガッツリと頭を抱えていた。

そう、あの茂の暴走(?)以降、気絶した女子の皆さんは一行に気がつく様子はなく、当の本人たる茂は完全無視で俺にISのことを教えてくれた。

 俺といえば時々皆に哀れみの視線を送ることしかできなかった。え、なんで俺は気絶していないのか?

聞かないでくれ、あれ以上の恐怖を前に体験してんだ俺は(内容は言えない)。

 

 そのためか余計な耐性がついてしまった俺。うん、実に嬉しいことか悲しいことか……。

そしてそれを引き起こした当の本人は窓からどこかに行く始末。なぁ、真面目に今日からの俺は理不尽・不幸の一直線か!?

 

「あ、織斑君まだ居たんですね、よかっ―――てぇ!!!な、何なんですか!?これは!?」

 

「あっ」

 

 そして出くわしたくない状況。先生が来てしまったじゃねぇかァァァ!!!

 

「い、いや、ち、違います!俺じゃありません!!」

 

 なんてこった、気を失ってねぇのは俺一人。災厄だァ!?しかも山田先生、俺の声聞こえてないみたいだし、気絶したみんなの方に行ってるし

 

「お、織斑君!?い、いったい皆さんに何をしたんですか!?」

 

「だがら俺は何もしてませんって!」

 

「じゃぁ何で皆さんはこうなっているんですか!?」

 

「い、いや、それは・……」

 

 茂がやったって言っても素直に信じるかどうかも………。

とにかくこの状況はヤバイ、非常にヤバイ。

 

「説明できないんですか?…………今からお説教ですね」

 

「え?、ち、違う、俺じゃ―――」

 

「はい正座!」

 

(・……理不尽だ)

 

 

 そして俺は無実の罪で山田先生に説教されてしまう。いえ、反論しましたよ。しかし、この状況じゃぁ証明するもの一つもない。加えて承認の皆さまは現在も気絶中&居ない(箒&茂)し、どうすりゃいいんだよ

 

「ちょっと!聞いてます!織斑君!!」

 

「き、聞いてます」

 

 しかももう30分近く経過している。しかも正座中。終わりそうにない。ああ、どうすれば・・・・。

 

「……全く何をしてるんだ馬鹿者共」

 

「え?」

 

 今、幻聴が聞こえたような・・・・・。

そうだよな。うん、そうだ。この状況で千冬姉が来るはずがない。寧ろ今着たら俺のライフが

 

「ほぅ?貴様は実の姉にたして何を考えているだ織斑」

 

「………」

 

 脳裏に嫌な警報が鳴り響く。現実逃避したいがそれは……………………できないんだろうな。意を決して頭を挙げるとそこには

 

「鬼神(ちふゆねぇ)、あだ!」

 

「字も呼び方を違うわ馬鹿者、ここでは織斑先生とSHRで言ったはずだ。本当に学習能力が無いなお前は」

 

「う、」

 

 しかも問答無用にこの言われよう。俺でも俺の自慢の姉さんだぜ。

 

「ほぅ?それは褒めているのか」

 

 そして毎回思う。何で俺の考えが分かるんだ?俺そんなに顔に出てる。読まれるような単調の思考してる?

 

「……まぁいい、それで山田先生。いったい何があった?いくら待っても来ないからこちらが来る羽目になったのだが」

 

 千冬姉はため息き一つ洩らすと状況の確認をする。まぁ、辺りの惨状からして俺の死亡がフラグが

 

「あ、あのですね(――――――――――前話参照)」

 

「ふん、そうか」

 

 自分が着たまでの惨状のことを説明すると、千冬姉は再び辺りを見渡すと、黒板の方に目が移った。

そしてこれまた嘆息。今度は俺の方を向くと

 

「織斑」

 

「は、はい!」

 

「………これは影宮がやったのか?」

 

「……え?」

 

 いきなり確信に続く発言。山田先生は驚いているが、何でこれだけで茂と?

 

「どうなのだ?」

 

「あ、確かに拳銃で撃ったのは茂で、実は・・・・・・。」

 

「……」

 

 漸く此処で起きたことを話すことが出来る(詳しくは前話を参照)。

そして俺の説明が納得できないかと思ったら意外や意外、千冬姉は納得していた、何故?

 

「なに、貴様が知る必要の無いことだ」

 

 その一言でバッサリ終わった。いや、追求したよ。そしたら右手の出席簿がキラン!と刀みたいに見たくない光が輝いていたんもん。命を大事にしたんだ!

 そして、

 

「それで山田先生、織斑にはどこまで話したんですか?」

 

「あ、まだ何も」

 

「ん?、話ッて?」

 

「あ、はい。織斑君の寮の部屋割を伝えに来ました」

 

 そうすると部屋の番号が書かれた紙と鍵を渡される。あれ?

 

「あれ?、聞いた話だと寮は満席だから1週間近くは自宅通いでって言われてましたが」

 

「ああ、それが政府からの緊急の伝達で無理やりにでも部屋に入れろ言われまして」

 

「なんて傍迷惑な」

 

「まぁそう言うな、お前の立場が立場なだけそれほど危険と判断したんだろう」

 

 と、千冬姉が言う。ああ、ISを起動できる希少価値の男というわけか。誘拐されて実験体(モルモット)は俺もご免だ。

ん?希少価値?

 

「あの、それだと茂は」

 

 そう、もう一人の男のIS起動者はどうなるのかと気になり聞いてみると、

 

「影宮も寮に強制だ。それを言うつもり来たのだが、あいつはどこいった」

 

「さぁ?此処の窓から飛び降りたまでは見ましたそこからは・……」

 

 なんともバカな発言だったのだろう?千冬姉は頭を抱え、山田先生は驚愕して窓から下を見下ろす始末。本当に何やってんだ茂は。

 

「それから先生、いくら俺でも、この身で一つというわけにはいかないでしょ。いったん家に帰―――(それは私が手配した、有りがたく思え)―――――え?」

 

 今、なんと言いましたか?お姉さん?

 

「だから私が手配してやっといっただろう?まぁ、着替えや携帯の充電だけで充分だろ。後必要なものがあれば外出届や休日に取りに行けばいい」

 

 確かにそうだか、そはそれで問題にならないか?ていうか部屋物色って

 

「・・…ち、千冬姉!!――あだ!」

 

「織斑先生と何度言えば分かる」

 

「い、いや、明らかに家族問題だから!部屋物色って何!?ちゃんと片づけたんだろうな!?色々面倒な家の光景になって・……ぎゃぁぁぁぁ!!!!!」

 

 今度は出席簿を5,6発叩きこんできたよ!、ていうかさっきより威力上がってるぞ!!

 

「貴様は何を考えている!それほど家に見られてほしくないものでもあるのか」

 

「違うって、千冬姉は大抵家にいるの時の家事に関して――――――ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

 またしても出席簿喰らう。しかも今度はアイアンクローであ、頭がつぶれる。

しかもこの光景を見て山田先生はおろおろしているだけで止める雰囲気ないし、マジで助けて。

 

「ふん!まぁ、安心しろ“それほどまともだ”。それと、寮で不満があれば何か言うように」

 

「りょ、了解」

 

 そう言うとアイアンクローから俺を振り落とす。うぅぅ、まだ頭がズキズキする。それでも何とか返事をした。

 

「なぁ、もしかして茂の荷物も……」

 

 あえて聞かない方針にしたいが気になるので一応聞いてみる。そうすると千冬姉はため息。あれ?

 

「いや、あいつの家には他の教師が行ったんだが…………」

 

「??」

 

 珍しく歯切れの悪い説明をしている。なんだ?何があった?まさか茂、千冬姉みたいにぎゃぁぁぁぁ!!!

 そして貴様は本当に学習能力が無いなと同時にアイアンクローを再び喰らった。何でわかるの。

更にそれを無視して話を進める。

 

「あいつの家に行った教師な・………“急遽入院(・・・・)した”」

 

「え?」

 

 今なんと言った?、入院?いや、マジで分からん。

 

「いや、なんでも“影宮の家のセキュリティー”が反応したらしく、私が付近に居たので着たら“ボロボロで頭から血が流していた挙句、左腕の骨折、足首捻挫”でな。私が変わり家に入ってたがそれでもトラップだらけでな。針の山やガスが来た時は昔の血が騒いだほどだ」

 

「………」

 

 いや、ツッコミどころ満載だが、トラップって何!?あとセキュリティーで入院って!?茂、お前いったい何をしてるんだ!!それに付近って言ったよねぇ?あいつの家、俺の近所か!?

 

「と、とりあえず、織斑君は帰るんでしたら気をつけて」

 

 山田先生は今のこの空気を脱したいのかとりあえず話を打ち切る方向へ行こうとした。

うん、それは俺も同意だ。これ以上は俺もついていけなくなる。

 

「は、はい。ありがとうございました。」

 

「さて、私は影宮を探して・………ん?」

 

 千冬姉は茂を探そうと教室から出ようとすると携帯から連絡が入る。嫌顔になりながら応答すると、やや不機嫌になりがら出て行った。

 

 

何だ?

 

PS:余談だが、気絶していた生徒は一旦目が覚めたが、俺が千冬姉にアイアンクローされているのを見てまた気絶した。その後、千冬姉が叩き起こし(物理的に)一段落ついた(?)。

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

「…………ここか」

 

 そして俺は書かれている部屋の前、1025号室の前に居る。これどうなるのか、そう考えながらドアを開けるとかなり豪勢なホテルのような部屋だった。

 

 流石IS学園。そしてベッドは二つで、さっきからシャワーの音がしてると誰かいるようだ。

まぁ、多分茂だろうと思ってそのままベッドに腰掛けようとしたが、

 

「誰か居るのか?」

 

「!!」

 

 声がした。場所が正しければシャワー室か、しかも茂の声じゃねぇ(これが本人なら引くぞ)。

一夏動揺してる中、その主が出てきたようだ。

 

「ああ、同室なった者か、これから1年よろしく頼む。私は篠ノ之――――」

 

「・・……ほ、箒」

 

 会ってしまった。現状を述べよう。

 

箒:シャワーから出てバスタオル1枚を巻いているのみ。

 

一夏:その姿に亜然し、思考停止状態で固まっている。

 

 そして約2分経過した頃、

 

「みみみ、見るな!!!」

 

「わ、悪い!」

 

箒は胸を隠し、一夏は慌てて背を向ける。

 

「な、何故貴様がここにいる!!」

 

「い、いや、俺もこの部屋―――わぁ!」

 

 箒は聞くの言葉を最後まで聞くことなく、ベッドの横に指してある木刀をとるを最速で一夏に突撃する。

 一夏は慌てて部屋を飛び出て安心すもつかの間、ドア越から顔の横を木刀が出てきた。そしてその乱れうちは続き、文句を言う一夏。

 

 そしてその騒ぎに気づき女子たちが出てきた。いや、男の俺としては実に危ない(主に理性が)。なんとか部屋を入れてもらい。線引きの話をしだし、

 

「お、お前が私との同室を希望したのか」

 

「そんばかな、お前が居ることは知らな―――どわ!」

 

 箒が問答無用に木刀で攻撃してきたので何とか防ぐ俺。しかし、それを振り払うと、

 

「バカだと!!!!貴様ァァァ!!!」

 

 物凄い瞳が殺気が満ち、いまにも斬りかかろうとする。いや、あの木刀でドアを貫通さえたんだ。俺を切れても不思議は。

 

 て、そんなこと考えてる場合じゃない!どうする!?部屋の鍵はかかったまま。誰も入れない&出れない。しかも、俺の正面で箒の後ろ。まず無理!!

 もう無理かと思いながら箒を見ると、

 

「此処で成敗してくれる!!天誅!!!!」

 

「ぎゃぁぁぁ!!!!!!!」

 

 踏み込み、一切の迷いなく突撃、そして木刀を振り上げ、叩きのめそうと振ると、

 

―弾!―

 

 いきなり箒の手から木刀が弾け跳んだ。

そして数回のノックの響く。とりあえず、カギを外してドアを開けると、

 

「いい空気のところ失礼しますよ、カップルさん」

 

 そこに居たのは拳銃(サイレンサー付き)を持ちながら平然と会話をする茂であった。

 

「ち、ちが!!」

 

 いきなりの茂の登場で助かったが、カップルじゃ―――――あだ!

振り向くと箒が木刀で俺を叩いた、痛ぇ!文句を言おうとすると顔が真っ赤のまま文句を言わせない目つき。しかも、抗議100%といえる瞳で。なんで?

 

「全く、『見るな!!』とか『成敗』とか『天誅!!』とか聞こえて何かと思えば・・・・・。まぁ自意識過剰は仕方がないとして、やっぱり箒さんは意識してるんですね。一夏さんのことを過剰に。やっぱりす(わぁぁ!!!!!!)」

 

 言いながら部屋に入り、ドアを閉める茂。そして今度は箒が全力木刀を振り回すと影宮は何と素手で掴んで止めた。あの暴走状態をよく……。

 

「て、茂、何で聞こえたんだ?確かこの寮、防音対策貼ってあるって」

 

 そうすると茂は耳に何かが入るしぐさをしながら

 

「………確かに防音対策していますが、箒さんの声がそれ以上に大きかったということですよ。もっとも、“ドアに穴が開いていなけば別”ですが」

 

 そして木刀を放すと後ろを向く。納得だ。あれ?、てことは

 

「ああ、他の皆さんには聞かれていませんよ。そうなる前に退場させましたから」

 

「………」

 

 何か狙ってないかこいつ。

 

「で、結局のところ何しに来たんだ?」

 

 箒がまだ顔を真っ赤にしながら茂に訊く。

そうすると茂は、

 

「簡単に言うなら、一夏さんに私の部屋を教えに来ただけですが?」

 

「は?」

 

「茂、お前も誰かと一緒の部屋なのか?」

 

 まぁ、数少ない男として同情したくなる気分になりながら聞く。しかし、その解答は俺の予想をはるか上に行っていた。

 

「いえ、私“1人部屋”です。」

 

「そうか、1人部屋……・……何!?」

 

 当たり前のように聞いていたが危うく流すところだった。なんだと!!!!!

 

「何で貴様が一人部屋なのだ!」

 

 箒も怒声を上げながら問い詰める。しかし、当の本人は、

 

「いえ、私も一夏さんがいるかと思ったら誰もいませんし、気になってさっき電話して確認したら箒さんと一緒と?」

 

『・……』

 

 一瞬思考が停止した。何?確認した。俺やさっきの箒の様子からして全然知らないことだぞ!?何で何も教えてくれなかったんだよ千冬姉!?

 

「まぁ、ほとぼりが冷めたらまた部屋替えになるでしょ?この時間ですしいきなりはもう無理ですしね。あ、わたしの部屋は隣の1024号なので何か相談ごとあればどうぞ、これ、携帯の番号とアドで、こっちが今日と予習がてらにまとめたノートです。では」

 

 そして部屋を出ていく茂。後には静寂にぶつけたいモノを失った互いの思いが残るのみであった。だが、此処はあえて言わせて貰おう

 

「理不尽だぁ!!!!!」

 

「!!、私と居るのがそこまで理不尽か!!」

 

 そして、箒の木刀により、俺は意識を刈り取られるのであった。

茂は部屋越しから

 

「全く、素直じゃ無い方々ですね。一夏さんもかなりの鈍感のようですし、直接言わせるよう仕組んだ方がいいですかね」

 

 茂は半場呆れながら携帯を取り出すと、電話をする。

 

「あ、もしもし千冬さん?影宮ですが……いえ、織斑先生だは分かりましたから。それよりドアの申請をしたんですがね。

 え?違いますよ。1025号室、箒さんと一夏さんの部屋ですよ。まぁ、やったのは箒さんですが。ええ、この鈍感の盛り出すバイオ・ハザード、手を打たないをドアの修理がまだ優しく思えてきますよ。はい、では」

 

 そして部屋に戻ると茂は椅子に腰をかけ、窓を眺めながら“携帯”を、

いや、“個人用通信機”で連絡をとる。

 

『やあやあやあ♪もすもすだね~♪皆のアイドル――「天然壊滅ウサギさん」―――ってシゲくんひどぉぉいい!!』

 

「……10年間バカ騒ぎをしている人に他に言いようがないでしょ?個人的には良いネーミングだと思いますが」

 

『うぅぅぅシゲ君1か月も経たない内に性格変わり過ぎだよぉぉ……』

 

「性格?はて、私はあなたに対してこのような対応はしないという風なことが一度でもありましたか?あなたのそれは身から出た錆、自業自得です。束さん。それより、いくつか聞きたいことが」

 

 どうやら天災(才)こと篠ノ之束のようだ。まぁ、茂からすれば束は、良い意味でも悪い意味でも根が深くある人物。それが何を意味しているかは定かではないが

 

『何かしらん?』

 

「一夏さんと箒さんを同室に、私を1人個室にしたのは束さんですか?」

 

『おや?何でそう(一夏さんや箒さんの関係上のことを知っているのは千冬さんとハッキングできるあなたしかいないからですよ。加えて、“私の事情”もね)―――――――いやぁ~さっすがシゲ君!でもそれだと50点かな?』

 

「まぁ、千冬さんと何らやりとりしてたのでしょ?でないと2,3時間のすっぽかしを見逃すとは思えませんから」

 

『ふーん、他には?』

 

「どこまでも欲張りですね。まぁ、“あなたが持っていたはずの夜叉を千冬さんが持っていた”時点で、“今日会った”んでしょ?千冬さんと・・…まぁ、他にもありますが語ったところでキリがありません」

 

『えぇーーー!確かにそれも正解だけど、もっと聞きたい!聞きたい!』

 

「お断ります。まぁ、強いて言うならシスコン&ブラコンは卒業をですね。まったく、それに聞きたいことが一つとは言ってませんよ」

 

『ブゥーブゥー、いけずぅー』

 

「……余り度が過ぎると“昔に戻るぞ”篠ノ之束」

 

 その瞬間、部屋の空気が重くなった。

しかも、今の茂の声はあまりにも低くドスの入った声。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「!!」」

 

「ほ、箒」

 

「な、なんだ一夏」

 

「い、いま…………」

 

「ああ、私の感じた・……なんなのだこの悪寒は」

 

 今の茂の状態、隣の部屋の一夏と箒がガタガタと震えるほどに

ちなみに、二人は今ベッド(一夏)と椅子(箒)に腰掛けている。そして気がつけば、箒が一夏の隣に身を寄せていた。

 

……・・……尚、この行動は箒の無意識によるもの。だが、一夏も何も言わない。互いに今の空気が恐かったのだから・・……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『わわわ、まっ、待って待って!!』

 

 今の空気、流石の束も焦り出す。いや、“昔に戻る”というのに反応したんだろう。これ以上マズイ展開はしたくないだろう。彼なら確実の束の居所を洗いだせるのだから

 

「……冗談ですよ。ま、箒さんと一夏さんの距離を縮めてウェリングロードさせたいのは勝手です

が、“あそこまで鈍感な一夏さん”が気づけばいいですが」

 

 ため息を漏らすといつもの口調・雰囲気に戻る茂。そして愚痴を言いだす。

そしていつもはため息・苦笑いしない束がアハハハ、苦笑い気味でいう始末。

 

『……この束さんをこんな風にさせるなんてちぃーちゃん以来だよ、流石シゲ「……ああ、気が変わって」――わぁー!待って!!!!じょーだんだよ!じょーだん!!!』

 

 

 茂は束をからかうことを楽しんでいるのか?良いように弄んでいるように見えるが、此処はあえて言おう。本気(マジ)です。

 

 

「……本題移りますよ。“白式”の準備はできるんですか?」

 

『うーん、微調整かねて1週間だね。あ、夜叉って言ってたけど貰ったんだ』

 

「おかげさまで、“彼女(・・)の我儘”には怒り通り越して呆れます。“妹”か“姉”か“母”か“彼女”か、まぁ今に始まったことではないですがね。それとデータ管理は政府に明け渡す気はサラサラ無しみたいですねあなたは。色々またハッキングして脅したんでしょ。1時間程前に確認したんですが」

 

『ふふふ、いっくんをちぃーちゃんや箒ちゃん以外に明け渡す気はないからねぇ~』

 

「依存中毒症もいい加減に、それと倉持技研も含まれます?」

 

『さぁ?』

 

 ハァ・……まぁこの人の性格を知ろうをすること事態が自殺行為なのは承知ですが、この無鉄砲さは誰に似たのやらですね。

 

『あぁぁ!!、今しげ君失礼なこと考えたでしょ!考えたよね!』

 

 そして人の思考を読む始末。全く・…・・…でも一言言わせてもらうと、

 

「考えない方がおかしいでしょ?少なからず私は情け容赦なくいきます。それから、“打鉄とリヴァイブのパーツ”要らないのでしたら貰いたいんですが」

 

『えぇ!!!なんでぇ!?―――あ、まさかしげ君、夜叉に追加する気「追加武装する気はないですよ、別件です」―――え?』

 

 問答無用の発言後、いきなりのことで茂の意図が見えず呆れ果てる束。追加武装する気が無いのなら何故?

 

「言ったでしょ、別件って。それから後でリスト送りますからそれもお願いしますね。私個人でやると一々黙らせるのが面倒なので」

 

『んー、いくら束さんでもそれは急に「一夏さんと箒さんの距離が縮まりそうな決定的瞬間の映像が“音声付き”でありますが」りょうかい♪まっかせて♪そしてそのデータ束ねさんにプリ~ず♪―――あ、それと箒ちゃんとちぃーちゃんといっくんに伝えてほしいんだけど』

 

「なんです?」

 

『愛してるよ♪~ラブリ~♪って「千冬さんにアイアンクローを――」ちぃーちゃんの愛を提供してくるの!ありがと~~』

 

 そこまで話すと通信機を切る茂。

そして全くと言いながらため息を漏らし、窓まで歩いてまた夜空を見上げる。

 

「…………“刹那の断罪”、時戻すべからずに済めばいいですが」




 次回、只今製作中。本当にどうしましょうか・・・・・・
では
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